工房 豆&豆 −14

真鍮や銅、天然石などを使って指輪、ペンダント、ブローチなどのアクセサリーをハンドメイドしています。
ミンネ ハンドメイドの作品は通販サイト「ミンネ」で販売しています
天気の良い日は畑で野菜作りをしています。




 夏至から梅雨へ(2024年6月23日)

夏至が過ぎた。しばらく良い天気が続き微風でベランダで干しているニンニクの 乾燥が進んでいる。南風のときは開け放った引き戸から工房で発生したほこりが すぐに外に流れ出るのでありがたい。 金属の粉はそれほど空気中に散乱しないが木工の粉末は相当飛び散っている。 防護メガネをしていても作業後は眼が赤くなる。一番低価格の目薬を何個も常備 していて目の洗浄用に使用している。本格的な集塵ツールが欲しいところではある。 これまでの制作活動の間に集めた時計のパーツ。小さな歯車がいっぱいあるが シンプルに本体をヘッドにしてみた。歯車はエポキシ樹脂で固めたようなもの を近々手掛けたいと思っている。 トンボのブローチは以前から手掛けているがレジンではなくエポキシ樹脂で ガラスビーズを固定した。エポキシ樹脂のほうが硬度がありキズがつきにく ようだ。ちょうど良い色と大きさのビーズが少なくなってきたので追加で 制作した。ガラス棒を砕いて耐熱ツールの上にのせてバーナーであぶると溶けて 表面張力で勝手に丸くなる。熱し続けると隣の玉と合体して大きな玉になる。 まるで太陽系の創成期の宇宙塵が固まって惑星が形作られていく様子が再現されて いるようだ。飽きない。 銅で小さな花を作った。花びらの上向きも作ったが実際には下向きが引っ掛かりが 少なくて良いのではと下向きの花びらも制作した。花の中心には真鍮を溶かして ボールにしてシベとした。 銅を熱して叩く。折り曲げてまた叩く。銅は比較的柔らかいので曲げやすいが 叩くとすぐに固くなり曲げにくくなる。熱して叩き、また熱して叩くの繰り返し となる。無理に曲げようとすると断裂してしまう。

 バーナーの調整(2024年3月5日)

指輪作りには無くてはならない工具であるバーナー、最近どうも点火しずらく なっていた。前回も同じく点火しずらくなったときに何も考えずに「火口」を 買い替えた。今回は調整したら修理することができた。「火口」をのぞくと 点火レバーを押したときに内部で「ミニ・カミナリ」の火花が飛んでいる。でも 点火しないので細い針の先のススを落としてきれいにして針の先の位置を微妙に 変えてみた。結果、すぐに点火するようになった。前回すぐに「火口」を買い替えた のが惜しまれる。 天然石を使わない真鍮や銅だけの指輪は加熱しなおしたり再溶接したりすることが できるのでその点気が楽だ。天然石を一度留めてしまうと再加熱はできなくなって しまう。 金属だけでオーバルヘッド、3連スパイラル、2連スパイラル、真鍮ヘッド、ダブルリングの ペンダントトップ、レンコンのペンダントトップなどを制作した。真鍮ヘッドの指輪は 真鍮と銅を溶かして冷えたら水平に削ってゆけば中から銅が現れて模様になるだろうと 思い削り込んでいった。が饅頭の餡子のように思っていたより銅が奥まったところに あるらしく表面に現れない。あまり削り過ぎるとボリューム感が無くなるので途中で 削りをやめた。結局、銅は現れなかった。 天然石の指輪ではトパーズ、赤メノウ、ムーンストーン、インカローズ、フローライト、 などを制作した。表面は自然の凹凸を残すものが多かった。

 2024年始まる(2024年1月2日)

今年に入って初めて制作した真鍮のペンダントヘッド、アップしたら即、注文が 入った。真鍮を熱して叩いてひねった。紐をとおすホールはだんだん細くして 穴がつぶれずに3mm径を保つようにひと工夫した。 ピンクオパールのハートは石を磨いていると内部に隠れていた内包物が現れたり するので均一な色合いを実現するのは難しいところもある。このような模様も 指紋のような個性と魅力と思っている。 ジャスパーやダルメシアンなど手持ちの石があったのでペンダントトップにしてみた。 銀ロウは消耗品のなかでも高価なものに入るが替わりになるものが無いので定期的に 購入している。以前よりは上手くロウ付けできるようになって無駄に消耗しなく なってきた。短くなった銀ロウは数ミリの長さにカットして容器に入れておき 「置きロウ」として使っている。