工房 豆&豆 −1

1990年代頃からアフリカの原住民達が家宝として首飾りにしている原石や、
きれいなベネチアングラスを見るのが好きだった。ガラス製品の色の美しさ、
形の面白さ、何千年も昔から使われている「持ちの良さ」に魅力を感じていた。
とんぼ玉製作の実演をみてバーナーひとつでいろいろ出来そうなのでキットを購入。
作品だけではなく道具や製作過程も紹介してゆきたい。


(2005年10月30日)

鮮やかな赤にしたいがクリスタルガラスの鉛成分が溶け出し黒ずむようだ。




(2005年10月25日)

妻がイヤリングにしてみた。




(2005年10月23日)

昨日購入した赤を混ぜ込んでみたが、やはり熱で褐色に変色してしまう。





(2005年10月22日)

黒に透明をかけて白と黄の花をつけてみた。
薄い透明層があるとツヤの出具合が良いようだ。




デコボコ感(2005年10月20日)

同じ鉛ガラスでも色によって溶け具合に個性があるようだ。
ヒゴで模様をつけた後、デコボコ感を残して仕上げても面白い。




乱視?(2005年10月16日)

地玉の温度を上げ過ぎないようにしたら花が間延びしないようになった。
作っているうちに目が疲れてきたのか点がダブって見え始めた。
点を置いてゆけないので小休止。左目が乱視っぽい。




組み紐(2005年9月23日)

知合いからもらった組み紐を通してみた。




ソーダガラスは全滅(2005年9月11日)

ソーダガラスで新しい発色にトライしたがひび割れで全滅。
従来の鉛ガラスのみが残った。




にがうりがモズクに(2005年8月27日)

緑のガラスでミニにがうりを作りいぼいぼもつけて埋めてみた。
透明カラスの下で熱で溶けモズク状態に。
雲母を砕いて入れてみた。中でキラキラ輝いている。




くずガラス(2005年8月21日)

くずガラスを貼りつけてみた。鋭角な形の面白さを期待したが
あぶっているうちに角が丸くなってしまった。




青の色(2005年8月16日)

青の地色に花模様を付けその上を透明で覆ってみた。




早朝は涼しい(2005年8月14日)

早朝の涼しい時間に作る。空気も落ち着いていて風がない。
白い玉にはススが入らなくなった。バーナーの炎に空気をいっぱい入れると
よいようだ。透明系にはミルフィオリを埋め込んでみた。




暑い〜(2005年8月7日)

バーナーの炎が風でゆれると上手くいかないので戸を閉める。汗だく。
ひとりの時は何故かクーラーを入れたくないが家族がいるときは入れる。
クーラーの「風向設定」は「自動」では炎がゆれてしまうので「固定」に。




透明玉(2005年8月6日)

透明系をミックスしてみた。




まが玉の形に(2005年7月26日)

シマリスっぽい色合いのもできた。




連日のとんぼ玉(2005年7月24日)

昨日作ったとんぼ玉は友人たちに「嫁入り」したのでまたまた作ってみる。




水中花にトライ(2005年7月23日)

花びらの形の整えに時間をかけすぎると輪郭がぼやけてしまう。くっきり仕上がると気持ちが良い。
透明ガラスを上にかけると涼しげだ。レンズ効果で大きく見える。




花シリーズ・続き(2005年7月20日)

花びらの形を作るときに「ひっかき棒」の温度を間違えていた。熱してから使っていたのでガラスが
くっつき形がおかしくなる原因であった。冷たいままつかうことに「開眼〜ん」。制御できるように
なったので花びらの形が良くなった。




花シリーズ(2005年7月18日)

夏のバーナーワークは暑い。部屋の風通しを良くするとバーナーの炎がゆれて思うようにガラスが溶けない。
閉めると暑い。ベースのガラスは透明系がきれいだ。それに白の点を打って花びらにするのだが一定量の白を
置いていくのが結構難しい。うかうかしているとガラスが溶けすぎて花びらが「まのび」してしまう。
だんだん花らしくなってきた。




道具(2005年5月7日)

バーナーワークの道具一式を紹介する。青いホースの付いているバーナーに都市ガスを接続する。
ガスのコックと空気の流量を加減するコックがあり調整が微妙である。調整がマッチするとガラスが良く溶ける。
右奥のステンレス棒に溶けたガラスを巻き取ってゆく。棒の先端には離形剤という粘土のようなものを塗り固めて
おく。これが無いとガラス玉が取れなくなってしまう。コテ、ひっかき棒、ピンセットなどで形をととのえる。ガラス棒の
隣の四角い箱に入っている砂のようなものが除冷剤で、出来上がったとんぼ玉はこの除冷剤の中に突っ込み
ゆっくりと冷ます。あまり早く入れると除冷剤が付いてしまうし、遅すぎるとガラスに歪ができ割れてしまうことがある。







点打ち(2005年3月26日)

ヒゴの先端を加熱して本体の上に島を作るのだが島の大きさを一定にするのが
難しい。炎の中で作業するので溶け過ぎたり中心がずれたりする。
完成後の温度管理に気をつけているので割れなくなった。




縞をつける (2005年3月21日)

本体の玉をつくる以上に大切なのが「ヒゴ」作りだ。
買ってきたガラス棒を加熱し横に引っ張り細いガラス棒を作り上げる。
この「ヒゴ」を本体の上に貼り付ける。




3作目 (2005年3月12日)

バーナーの調節が悪いのか思ったように「トロッ」と溶けてくれない。
1作目、2作目は急に冷ましたせいか割れてしまった。