工房 豆&豆 −12

真鍮やターコイズを使ってペンダント、ブローチなどのアクセサリーをハンドメイドしています。
ミンネ ハンドメイドの作品は通販サイト「ミンネ」で販売しています
天気の良い日は畑で野菜作りをしています。




 師走(2022年12月30日)

あっという間に1年が終わろうとしている。制作三昧していると工房で使う工具もだいたい 決まってくる。最初のころはいろいろな種類を取りそろえようとしていたが適材適所、少数精鋭 で消耗品の購入もピンポイントになってきた。 天然石のモザイクも面白く異種の石を接着して形を整え覆輪留めにしていくつか制作した。 1ドット指輪も3ドットになりそれぞれ違う石をアレンジしてみた。真鍮のワイヤを捩り 石の周囲の装飾とした。 銅と真鍮を組み合わせたブローチはこれまでも幾つか作ってきたがリング状にしてロウ付けして 留め金具も自作した。

 あっという間に10月(2022年10月11日)

黒檀とカリンを貼り合わせ穴をあけてレンコンにした。穴にヒモをとおしてペンダント 金具をつけてブローチに良さそうだ。真鍮を叩いて馬蹄にしブローチを作った。最近始めた のは天然石のモザイクだ。石の小片を強力な接着剤で貼り合わせる。接合部に真鍮の微粉を 埋めて金継ぎ風にもしてみた。手持ちの象牙を指輪にした。象牙には独特な縞模様があるが 木でいうと年輪みたいなものだろうか。カンザシも作った。一本タイプと二本タイプ。 クォーツの六角形を生かして切り出し指輪のヘッドにした。ターコイズとラピスラズリを 2列配置のヘッドにしてみた。

 あっという間に8月(2022年8月2日)

今日も猛暑の予報で防災放送では不要不急の外出は控えるようにとのことだ。工房には 材料、素材はたっぷりと揃っているし、冷蔵庫には食料や飲み物もある。南風で廊下を 流れてきた風が作業で発生したチリをすぐに北側の引き戸から外に排出してくれるので 都合が良い。 ピンクオパールをシンプルに真鍮の指輪に埋め込んだり、スクエアのヘッドに3列の溝を 作り天然石をはめ込んだりした。 ピンクオイパールやクォーツ類は固いの加工に時間がかかるが覆輪留めをするときには 丈夫で安心感をもてる。フローライトは比較的柔らかい石で加工がしやすいのでスクエアの シュガーローフ風のカットにしてみた。 銅のバングルやトレイを作った。熱を加えると酸化や還元で銅の色が変わるのが やっていて楽しい。

 あっという間に3か月(2022年5月18日)

前回のこのページへのアップから3か月が過ぎ去っていた。その間に桜の季節が 過ぎ去り、車を買い替えそしてパソコンも新しくなった。 車のスマートキーやオートドアの便利さにはまだとまどうこともあるが音楽の メニューが増えたのはありがたい。パソコンは静かになって動作がはやくなって しかも安かったので100パーセント満足している。 指輪作りは、ありがたいことにコンスタントに注文がくるようになり工房にこもる時間が 長くなった。それを理由にして畑へ行く時間が短くなったので野菜は雑草の中、文字通り 「野放し菜園」になっている。 ピンクオパールはクォーツと混在しているものを好んで使っている。馬蹄は相変わらず 人気のあるモチーフだ。黒檀に真鍮を巻き付けてペンダントトップにした。 銅と真鍮のオールメタルのストライプヘッドは作っていても金属のタフさを感じられるので 安心だ。やはり天然石を組み込むと後から熱を加えられないとか力が加わって破損すること もありかなり気を遣う。 タンザナイトは透明感の少ないものも趣を感じられる。カンテラオパールは母岩に包まれた オパールが遊色効果で色が変わりきれいだ。

 立春過ぎました(2022年2月12日)

粛々と季節は進み早くも暦の上では春がやってきた。パソコンの置いてある 部屋は南側に面していて午後になると日が差し込み温室モードになるので 心地よい春を感じることができる。「工房」は北側の部屋なので作業するとき には暖房が必要だ。金属を削ったり天然石を磨いたりするので上下とも一番上 にはツルツル系の衣類を着ている。 真鍮のスクエアヘッドに溝を作り天然石をインレイすることが多くなった。 溝の幅と石の幅が違っていると隙間ができるので微調整して隙間が少ないように 心がけている。ガーネット、アマゾナイト、ペリドットなどを入れ込んでいる。 真鍮の中に銅を入れ込んで外から削ることにより「津軽塗り」のように銅が現れる のでストライプの指輪にしている。 ランダムホールの指輪も穴あけに規則性をもたせないことには結構気を遣う。

 2022年始動(2022年1月13日)

2022年が始まった。相変わらず工房にこもって指輪やアクセサリーを 制作している。天然石の種類による結晶の緻密さ、脆さの違いを削りながら 感じることができる。天然石が地表に現れるまでの途方もない時間と環境で これほどまでに多種多様な色や性質が作られる。同じ種類の石でも透明度の 違いがあり他の石が混ざっていたり、まさしく「アナログ」の世界だ。 そのような天然石を愛でながらカットしたり磨いたり埋め込んだり包んだり、 ありがたいことだ。まだしばらくは楽しめそうだ。 真鍮で馬蹄を作りターコイズを埋め込んだり、カメの甲羅にアクアマリンを 埋め込んだりした。 真鍮の針金で歪んだミニバスケット風ブローチにした。アイオライト、ガーネット、 ペリドットなどで指輪を作った。