それでも前を向いて (2024.11.14)
昨年はいろいろあり過ぎたけれど
それらをなんとか乗り越え
今年はようやく落ち着きを取り戻し
なんて思っていたけれど
狭い視野
狭い範囲
狭い感覚だった
世の中はそんなに甘くは無く
親を亡くした人
夫を亡くした人
子を亡くした人
自らを亡くしてしまった人も
それぞれの思いを抱え
暖かかったり寒かったりを
繰り返しながら
霜月も半ば
もうすぐ師走を迎え
新しい年となる
だから
刻まれる時が癒しにもなるはずだから
やっぱり前を向いて
それでも前を向いて生きて行こう
清々しく II (2024.11.7)
世間は何かと騒々しい
遠い所の話しのようでもあり
案外身近なことなのかもと思ってみたり
国境や宗教がからんでいたり
政治的や経済的なこと
誰が君臨するのか
誰が支配するのか
爆撃された街並みの惨状や
豪雨が家々や人々の命を奪い
騙したり騙されたり
次々と流されて行く映像
誰が勝ったのか負けたのかなんて関係無い
平和を
笑い合える生活を
望んでいることは
そんなに難しいことなんだろうか
清々しくには
まだまだほど遠そうな現況なんだ
清々しく (2024.10.31)
欲しいものが無い
行きたいところも無い
したいことが無ければ
食べたいものも無い
欲しくはなくても買い物には…
行きたくなくても病院の予約日には…
したくはなくてもしなきゃならないことも…
食べたくなくても生きてくためには…
そんなことで生きていて
自らが望んでいなくても
やって来ることは何かとあって
なんとかこなせば
できたという喜びにつながり
そんな日はなぜだか気分が清々しく
まだ明日もやって行けるんじゃないかと
思ってしまう
明日は何がやって来るだろう
清々しく過ごせれば
それはとても
ありがたい限り
計画的 (2024.10.24)
○○的
だいたいそんな感じ
かもしれない
ん?
のような
…ね
庭木の剪定
せっせと毎日少しずつ
門扉の内側外側
フェンスの内側外側
手の届く範囲それ以上
計画的なんてほどのことはない
気の向くまま
気になる所
だいたいこんな感じ
と思いながらやっぱり
もう少しもう少しって…
やっとまァ
これくらいにしておこうってところで
そろそろ終えて
腰や背中が悲鳴の一歩手前
いつもお世話になってる先生から
しばらくはもうしないようにのお言葉
計画的にモノゴトを考えて
計画的にモノゴトを進めて
アレもやっぱり
計画的な出来事だったのかな
誰か知ってたのかな
誰も知らなかったのかな
密かに密かに進められていた?
かもしれない
のような…
いつでも大方のところ(朝〜轍) (2024.10.17)
いつでも朝から始まる
今日の一歩かまずは半歩か
すずめにご飯つぶをパラパラ
庭の水やり
ルーティンの始まり
その日により
それはそれぞれ
大方のところでヨシとする
時間に追われて慌てて出勤
なんてことはもう無いから
今はいつでも
好きなように時間を使う
大方叶えばヨシとする
一日三食
食事に関すること以外の時間は
溜まったままの過去のモノ
写真や手紙や印刷物
その他もろもろの整理や処分など
大方というにはまだまだだけど
断捨離や終活なのか
少し違う気もするけれど…
残して来たであろうその轍を
たどっているような
そんな確認作業
今日一日で言えば夕食後
人生で言えば秋も終わりに近い
昔から冬は苦手だけど
どうしたって来てしまう
気持ちよく迎えられるよう
気持ちよく向き合えるよう
大方のところで手を打って
あと少し
ぼちぼちやってかなくっちゃ
居 る (2024.10.10)
居る?
うん 居るよ
いつも居るよねー
うん いつも居るよ
ずっとここに居るよ
どこにも行かない
ずっとここに居る
ずっと前からここに居るよ
時々
心がどこかに行ってたり
頭の中が空っぽだったり
あれっ?なんてこともあるけど
大丈夫
ちゃんと帰って来て
ここに居る
私の居るここで
私と一緒に居る
なぜだろうね
自分は自分から離れられないんだものね
だから
ここに居る
ずっと一緒に居るよ
状 況 (朝〜轍) (2024.10.3)
朝からずっと降ったり止んだりの一日
布団に入った時は静かだったのに
なかなか寝付けない耳にまた
雨の音が聞こえて来た
今の状況は
身体は布団の中
外は雨
心はどこかに行ってるのだろう
今日は何をしたのか
目を閉じていても浮かんで来るものがない
無為に過ぎて行った模様
そんな日もたまにはある
そうやり過ごして
目を閉じたまま眠りには落ちず
寝返りを繰り返す
こんな日でも
時は間違いなく刻まれていて
何かのカタチ
何かの轍は残ったのだろうか
だって (朝〜轍) (2024.9.26)
全然納得がいかないよ
朝目を覚ます
当然のように
そういう生活習慣で過ごしているから
夜中まで起きていた若い頃なら
昼まで寝てる
そんなこともあったけれど
朝目を覚ましたい
一日一日を刻んで行きたい
何十年の間に残して来た轍
まだまだ続いて行くと信じたいから
だって
そうやって
来る時が来るまでは
続けて行くもんでしょ
人生ってものは
悪いと悪い? (2024.9.19)
いいといいよね
いいことが続くとなおいいよね
だけどなかなかそうとばかりも
いかないんだね
悪いこともやっぱり起きてしまう
イヤだと言っても否応無し
それぞれの選択とか決心とか
空回り
実を結ばない
いや 実を結んだ結果なのか
疑問を拭えない
何が良かったの?
それはいいことだったの?
悪いことだったの?
どっちだったとしても
想像の範囲を越えられない
悪いことだと決めつけるのも悪いような…
本当はそんな優しい言葉で
慰めたい気もなくは無いけど
空気に染められたのかなァ
染まりに行ってしまったのかなァ
悪いと悪い?
そんな疑問がまた浮かんでは消えていく
いいといい (2024.9.12)
もう何年も前のこと
台所で換気扇の掃除中
踏み外して落っこちた
グギッという音を聞いている
ヤバイやつだ
床に半分横向きで伏せたまま
しばらく考えた
エプロンのポケットに携帯電話を入れていた
これ幸い助かった
あるときはある
無いときも多々だけど
そんな些細な
些細でも無いことの繰り返しで
過ぎて行く日々
同じ過ぎて行くなら
些細なことでも
些細では無いことでも
いいことの方がいい
あれこれに頼り過ぎずに
流せることは流して
いいことだけを受け止めて
笑顔も取り戻して
またまたおまじない?
いいといい
いいといい
いいことがあるといいよね
ヒズミ II (2024.9.5)
何が原因で生じてしまったのか
知らぬ間に密かに忍び寄って来る
ぽっかり空いたクレバスのように
足を取られる
ズルズルと…
友人の家の庭は
氾濫した川が運び込んだ流木や石が占領し
業者が撤去作業中
護岸のフェンスや庭のブロック塀を
突き破ったのではなく
上から乗り越えて入って来たのだと
何かがおかしい
何かが狂っている
思わぬ所で足を引っ張り
思わぬ所に思わぬ物を運ぶ
どこに現れるのか
何を企んでいるのか
予想だにしない
ヒズミ (2024.8.29)
雨が暴れている
強く激しく
少しの間断さえ許さぬように
風がまた同乗し
僅かな隙さえ突いてくる
容赦なんて言葉は
それこそどこ吹く風
自由気ままにもほどがある
そんな時間が長く続いて
海も川も山も街も
引っ掻き回される
あれが飛ばされこれが倒され
それが押しつぶされる
見るに忍びない
そんな目の前の実像や
そんなに遠くないどこかの
次々映し出されている映像
なぜこんなに
天変地異?
あちこちで発生する地震
たびたび報道されるゲリラ豪雨
そして長居し迷走する台風
どこかに何かのヒズミ?
が生じているとしか思えない
スイッチ II (2024.8.22)
物忘れが多くてイヤになる
マァ今のところは年相応と思いたい
忘れた内容だって差し当たり
困るほどのことでもないのだし
一日の終わりに
今日何をしたっけ
思い出せないことが多々あって…
いやァ
何もしてないんじゃないか
夕方になっても気温が下がらない
あまりの暑さに
ずっと習慣にしていたウォーキングも
サボリ気味
その代わり庭に出て水撒きをしたり
家の中でも細々とした雑用をこなす
そういうことが多分イチイチ記憶に残らない
たがら
何もしていないような気になってしまうのか
それなのに時間の経つのが速すぎる
毎日毎日全速力
そんなに急いで過ぎて行かなくても…
思いっきり自分をひっぱたいてでも
スイッチを入れないと
暑さと気だるさを言い訳にして
コレっということが
何もできていないまま
まずはどこにあるのか
スイッチ探しから
何をして過ごしたのか
一日の終わりにちゃんと思い出せるよう
季 節 II (2024.8.15)
立秋を過ぎたこの季節は
そろそろ涼しく…なるはずなのだけれど
この夏は
10月くらいまで続くらしい
11月になる頃にやっと涼しくなり
短い秋とのこと
ずいぶん前だったか
季節は本来夏と冬しかなく
春と秋はその移行期だと
だから
それぞれがちょうど同じくらいの長さ
同じような間隔になるとも限らないのだろう
自然は気まま
自然は気まぐれ
うまい具合には運んでくれない
どこかの豪雨や
どこかの台風や
それも集中し過ぎ
この地はもう
1か月近く雨を見ていない
庭にホースで水撒きをしたら
七色の虹を見ることができた
暑い夏はまだまだ続くのだろうか…
注意と備えと (2024.8.8)
またもやあのイヤな音
過去にも何度も経験しているが
ちっとも慣れない
あたふたとテーブルの下へ
アッそうそうと急いで台所へ走る
以前震度6があって以降
食器棚に引っ掛ける鍵を付けている
毎晩寝る前には掛けるが日中は開いている
それを急いで閉めた
またテーブルの下へ戻り
なぜか息も潜める
居間で点いていたテレビは
あのイヤな音の後
どのチャンネルも地震のニュース
テーブルの下から見える範囲を見る
ぼつぼつ出ても大丈夫だろうか
椅子に戻るとテレビの画面よりも先に
吊り下げ型の鳥籠のような花瓶立てが
籠の中に小さな蘭を入れたまま
揺れ続けているのが目に入った
体感は収まっても揺れ続けていた
落下したモノは無し
まずはヤレヤレ
いつも注意を備えをと耳にする
揺れ続けている鳥籠を見ながら
あれも危ないのか
台所へ走ったことも
家の中でもスマホは大体身に付けているが
充電器は隣の部屋
テーブルの下では手の届くモノはさほど無い
いつまで居ればいいのか
いつも迷う
出た途端にということだって有りうる
テレビが「備えに必要なモノは何なのか」と
注意して聴かなければ
精一杯に II (2024.8.1)
ちょうど玄関ドアを開けた所に
セミがひっくり返っていた
アァまたこの季節だ
そっと手にとった
アッ ジーッジーッと動いてる
良かった良かった
すぐそばの木の枝の分かれめに置いた
つかまる力はあるだろうか
少し離れて見ていると
上を目指して登り始めた
まだ生きる力があった
今日のウォーキング途中
何やら道にモフッとしたもの
小鳥が横たわっていた
完全にダメだった
車やカラスやネコに遭遇したら…
まだ温かく柔らかかった
手に乗せ10mほど歩いた
道端の植え込みの葉陰にそっと置いた
ちょうど行き当たってしまうこと
何度か経験して来た
みんな精一杯に生きて来た証
最期にこの手に小さな命
精一杯に羽ばたくために
また生まれておいでね
真夏の青い空が夕暮れへと
変わろうとしていた
塗り絵 II (2024.7.25)
どういう時代に
どういう親の下に
どういう環境の中に
生まれて来るのか
生まれた時点で大方の枠組みって
決められている
んじゃないだろうか
自分で自分の生きる場所を求めて
飛び立つ
羽ばたく
そんな状況を敢えて作る
それも良かったのかも知れない
でも敢えて作るということをしなかったから
今ここにいる
海があり山があり
町なかや細い道や裏道にも
いろんな人やいろんな花
いろんな色との出会いがある
与えられた色みずから求めた色
取り混ぜながら悩みながら
色を足していく
まだまだ完成しそうにはない
小さな点のような存在だとしても
自分という枠の中を塗る色を
探し続けるのだろう
塗り絵 (2024.7.18)
絵を描くのは嫌いじゃないし
どちらかと言えば好きな方かも知れない
だけど
何を描けばいいかがよく分からない
あんなのを描いてみたい
こんなのを描いてみたい
でも結局決めきれず
絵筆から遠ざかってかなりの年月
机周りを片付けていると
出て来るいろいろな
手放すことができないままの画材たち
クレヨン 色鉛筆 カラーペン
ポスターカラー 水彩絵の具 油絵の具
他にも多々
絵を描くというより
色を塗るということの方が
楽しかったのだろう
だから
自主性には乏しいけど
枠のある絵
その中を好きな色で塗っていく
とりあえずそんなことのようで
あちこちで求めた大人用の塗り絵
画材には事欠かないから
ぼちぼちと塗っていこう
たっぷりの時間は無いけど
ちょっとずつちょっとずつ
絵は出来上がって
画材は減らしていって
生き方 (2024.7.11)
ロックかロックじゃないか
ポップかポップじゃないか
音楽だけとは限らない
生き方か
方向性か
インタビューに応えていた歌手の
顔に現れていた
苦悩?悶々としている?
未だ何かを追い求めているその表情
やっぱり現役を続けている以上
その道は自ずと前へ前へと
そしてずっと追い求めて行く
表現できること
その可能性
絵画を鑑賞して
その人の内側に秘められている想いを
どこまで読み取れるか
こちら側にもそれなりのエネルギーが必要
書を書くにも
本を読むだけでも
なぜそれを選んだのか
何をするにも選択があり
その連続で日々が過ぎて行く
あちこちから頂いた刺激
右に左に感謝して
これからの生き方に
少しでも反映させられれば
より良い方向性を探りながら
より良い生き方になっていけばと
いつから そして いつまでも(時計〜卵) (2024.7.4)
父か兄が時折椅子に上がって
居間の鴨居の上にかけられた柱時計の
ネジを巻いていた
どれくらいの日数が経つと巻いていたのか
チクタクチクタク健気に働いても
だんだんゆっくりになり
ぼつぼつ巻かないと
父か兄がまた椅子に上がり…
どれくらい繰り返されて来たのだろう
幼い頃の記憶
いつ頃電池式に替えられたのか
兄は自分の家族を持ち
父も母も逝き
外された柱時計は長い眠りの中にいた
実家の片付けの折
段ボール箱から出てきた
古い布に包まれて
また動くことは可能なんだろうか
修理専門店に持ち込み
外れてしまった枠や足りない小さなネジなど
様々な手当てを施されて戻って来た
父の年齢よりも十歳くらい年上らしかった
おじいさんは丁寧に説明してくれた
それから数年
実家の同じ部屋
掛けられた柱は違うけれど
ついついネジを巻き続けるということを怠り
しばしばお休み
最近はずっとお休み
柱に掛けられたまま夢でも見てる?
生まれたのは明治末か大正初め
時計になる前の細かな部品たち
一つ一つ組み立てられ
柱時計として生まれて来た
生まれる前はやっぱり卵ってことで
いいだろうか
その卵か卵にもならない頃の
明治末か大正初めの頃の…
木曜日に (2024.6.27)
毎日雨ばかり
小降りだったり大降りだったり
小止みになったりまた降りだしたり
そんなあやふやな中を
意を決してお出掛け
行かねばならぬの心持ち
結果は行って良かった
なんてことはない
ホントになんてことは無かったんだ
意を決するなんてことも無いほどに
でも待ち長かった
それくらいの時間は必要だったんだ
土砂降りに会わないために
小雨でも濡れないに越したことはない
だから傘はちゃんと持って
身を守ってくれるありがたいもの
そのうち雨も上がる
空は晴れる
その手の傘を広げてクルクル回そう
いつだって傘は用意して
今日は木曜日
ずいぶん心が軽くなった日だった
あれは何だった?(時計〜卵) (2024.6.20)
時計の針をグルグル巻き戻して
ちょっと過去に戻って来よう
なんてできればいいけど
いつ頃からだろうか
あまり悔やむことをしなくなった
だから
あれをやり直したいとか
あのことは無かったことにしたいとか
思うこともなくなった
ありのまま
あるがまま
あったことはあったこと
身体が不調でも
それなりにできること
今日できることは今日のうち
そんな感じで次の予定に向かって
少しずつでも準備を進める
猫の額ほどの小さな庭でも
この気温とたっぷりの雨
木々や草たちはあっという間に育ち過ぎ
来訪者の目にまず入る場所
枝を落としたり草を取ったり
見上げる空や足元をスッキリさせて
玄関掃除も終え部屋の片付けはまだもう少し
後は食材や生花など
何年か前のこと庭の草取り中に
片隅で見つけた伏せられた空の植木鉢
なぜこんな所に?
除けようとした時
その内側に添うように5つ6つの
ピンポン玉の半分くらいのまあるい卵
慌ててまたそっと伏せた
ヘビだったのかトカゲだったのか
無事に何かに育っただろうか
もし戻れるなら写真を撮って来て確かめたい
孵化の瞬間も目撃できたら良かったなァ
社会見学 II (2024.6.13)
美術館での展覧会
知人夫妻が出品しているとのことで出かけて来た
どの作品も大作で力作
半立体というのか
レリーフというのか
発想や着眼点が
どのように湧いて来るのか
画材やそれぞれが持つ技量
制作過程を見てみたいと思わされた
コンサートホールでの席は2階の端の方
立ち見が出るほどの観客
その名を聞けば誰もが知る歌手
何度か足を運んでいるし
耳馴染んでいる歌も多いのに
今回はほぼ知らない曲ばかりでの構成だった
それはそれでかなり新鮮
絵画も音楽も
詰め込まれた充実の一日
どちらからも新鮮な驚きと感動を頂けた
これからもそれらを受け取れるよう
心にはスペースを
観るものも聴くものもまだまだたくさんあるのだから
社会見学 I (2024.6.6)
このトシまで生きていても
世の中には知らないことがたくさん
知人にお声かけ頂いて
貨物船の新造船の見学会に行って来た
フェリーや遊覧船
湾内に停泊中の豪華客船の見学会など
何度か乗船の経験はあるけれど
貨物船って初めて
しかも新造船シンピカの匂い
ヘェ機械室こんななってんだ
ワァ貨物室すごく広い
心臓部の操舵室を見せて貰えるんだ!
知らないことを知ることができるのは
とても嬉しいし楽しい
子供の社会見学さながら
ヘェやワァやワクワクがいっぱいだった
こんなトシまで生きて来ても
楽しめることはまだまだたくさん
世の中は知らないことだらけ
窓を開けてドアを開けて
知らないことを知って行く
これからも生きてる限り
社会見学は続いて行くよ
ゼロとプラスと (2024.5.30)
今まで生きて来た年月と
歩いて来た道のりを考えると
いろいろ有り過ぎたくらいだから
決してゼロなんてことはない
だけど
明日のこと
明日からのことを考えれば
まだ何も始まって無いから
今のこの時点はまだゼロ地帯
どうにでもなるし
どうにでもできる
予定が決められているとしても
予定はあくまで予定だし
どう進めて行くかや
着地点でのことは未知数
今までの経験なんかを踏まえれば
おおよその見当くらいは付くけれど
今よりプラスになってればいい
プラスになって行く
プラスにしかならない
そうならないはずがない
そう信じて
まだまだ新しい日々を重ねて
上げて上げて (2024.5.23)
今日とある場所で
妊婦さんのお腹を
そっと触らせて貰った
口には出さなかったけど
元気に生まれて来てねと願いながら
そして
幸せのおすそ分け頂きました!
ありがとうと声にして伝えました
歯医者さんでは
いつものチェックや磨くのが終わって
目の上のタオルを外され
診療台が起こされ
瞑っていた目をじわっと開けたとき
目の前には窓があって空が見え
入るまではどんよりしていたのに
日差しが出ていて
ワァ明るいと嬉しい気持ちに
心身共に軽くなって幸せな気持ちになれたと
担当してくれた衛生師さんに素直に伝えた
その帰りすぐ近くの知人経営のカフェに寄り
アイスコーヒーでひと息
ここに在ってくれて気軽に寄れて嬉しいと
たわいないおしゃべりの合間に
今日は気分が上がってたんだろうか
というか上げていかないとね
今からますますね
感謝の気持ちは伝えていかないと
流れ II (2024.5.16)
自分1人の中にも
エントランスやフロント
導入する場というのか
まずはという部分
何事も序章がないと
いきなり本編には入れないように
まずはで何かを取り入れて
少しずつ咀嚼して奥へと誘う
導入していくという感じか
その何かを入れないことには
ちっとも進んで行かない
入れても進んで行かないんだけど
原因があるのか無いのか検査中
まずはゆっくり取り戻そう
流れ
自分の中がよどまないように
行ったり来たり II (2024.5.9)
5月ももう中旬になろうとしているけど
どこかでは雪が降ったとか霜が降りたとか
先日は夏日熱中症に注意と言っていたのに
5月って毎年こんなだっけ
季節が行ったり来たり
菜の花はもう終わってるけど
菜種梅雨に逆戻りなのか
本来の梅雨の走りなのか
雨も空と地面の間を行ったり来たり
今日は珍しく快晴だったけど
明後日はまた雨だとか
そんなに広くは無い範囲で
いくつかの所用
回る順番を考えてはいたけど
ちょっとばかり行ったり来たり
マアマアなんとか片付いて帰路へと
一つずつこなす方がいいのか
要領よくまとめてってのがいいのか
頭の中も行ったり来たり
気力体力時間と要相談
勢い (2024.5.2)
日頃は何ごともゆっくり丁寧にと
心がけているけれど
ときには勢いも必要
夫の起こした会社を
共に走り続けてくれてた後輩
夫も私も手を引いた後を
引き受けて更に走り続けている
今日創立記念日
食事会に招待して頂いた
現メンバーたちの顔を見て
胸を撫で下ろす
この人たちはそれぞれ自分の持ち場で
力を発揮し
職場を支え
共に走り続けているんだ
私たち夫婦にも30数年があった
よく走って来たな
勢いがあったなと
今頃つくづくと思っている
我が子と同様
今後も健やかなる成長を願っている
流れ (2024.4.25)
ウチのまわりでチョイチョイ見かける猫さんたち
去年クロちゃん改めロクちゃんが産んだ
ナナちゃんとチビハチちゃん改めキュウちゃん
ナナちゃんはロクちゃん同様
この辺りで暮らしているようだけど
キュウちゃんをずっと見ていなかった
そのキュウちゃんが久々に姿を現した
すっかり成長して青年な感じ
やく一年ぶり
時間が流れたんだね
オスなのかな
自分の縄張りを探して
放浪していたのかな
そんなキュウちゃんが
ナナちゃんと一緒に姿を見せた
久しぶりのキョウダイの再会
桜猫さんにできないかなと
様子見をしている
ロクちゃんと多分お父さんのハチさんは
少うしだけ触らせてくれるけど
まだまだ時間はかかりそう
ところで
去年の生活の激変からもうすぐ一年
どうなるんだろうとオロオロしたけれど
それなりに
時間は順調に流れている
と言っていいのだろう
ウォーキングをしたり
テレビを見たり
そんな普通の生活が戻りつつある
そんな日々に時折り泣きそうになる
ただただありがたい
感謝の涙だ
突然に (2024.4.18)
コトはなんでも突然に起こる
何かをしようとするときは
自分の意思があったり
突然というコトはないけれど
考えてもいない出来事は
突然と感じてしまう
エッ今?
なんで?
昨夜の速報
訳も分からずテーブルの下に潜り込んだ
あの音にはビクビクしてしまう
精神衛生上良く無い
瞬時は例え訳は分からなくても
身を守るコトが一番
潜り込むのと同時にミシミシという音を耳にし
ユラユラと横揺れ
身が縮む思い
その瞬間は成す術が無い
長いようであり
思ったより短いようでもあり
ただ身を潜めている
どのくらいかの時を経て
恐る恐る身体を椅子に戻し
突然番組の変わったニュースを
しばらく見続ける
2時間くらいは経っただろうか
身体には感じない余震は続いているようだけど
深夜になったしボツボツいいか
大丈夫とは言えないかも知れないけど
寝室に向かう
つい先日
この地でも震度6を体感した地震から
何年めというニュースを目にしたばかり
その時と同じように
服のままテーブルの下ではなく
布団に潜り込んだ
突然の出来事に
まだ身構えなきゃいけないんだろうか
言葉とその訳(魔法〜星) (2024.4.11)
午前中にウォーキング
そのついでに帰りに買い物
歩きだから重い物や大きな物は持ちたくないし
時間もあまりかけたくない
必要な物だけあればいい
午後はほとんど出かけない
だからましてや夜空なんて
長いこと目にしていない
せっかく桜が咲いても
どんよりした曇りが多く
花の色もしょんぼり見える
日中でもそんななのに
夜空に星なんてきっと影を潜めてる
なんだか気になって
夕方早々に締めた玄関の鍵を開け
顔だけ出して上を見る
やっぱりね
やっぱりなんて
いけないいけない
明日晴れる
明後日もきっと晴れる
大丈夫大丈夫
日中こま切れな時間しかなく
まとめての時間を作るのは
なかなか難しいけれど
明後日久々登山の計画に乗ってしまった
なんとか薄曇りくらいでお願いします
行ける
できる
大丈夫
おまじないというよりは
魔法の言葉
叶うと信じています
もう一度見て来よう
そして願って来よう
お星様キラっと見えますように
何回でも (2024.4.4)
おまじないを口にして
何回でも何回でも
確かめる
日々いろんなことが起こり
それに対応をして行くためには
それなりに
確認しなきゃいけないことも
日々発生してるから
何回でも口にする
あせるな
ゆっくり
ていねいに
更に追加して
手元足元ご用心
つい躓いて痛い思いをしたり
持ってるものを落として壊したり
なんてことが続くのだ
アァァと思うだけなら
まだ良いけれど
繰り返すのはやっぱり
精神的に参ってしまう
自分が落ち込まずに済むために
自分で自分に言い聞かせなきゃ仕方ない
だから何回でも口にする
あせるなゆっくりていねいに
手元足元ご用心
しばらく試してみよう
言わずに済むようになれば
とってもありがたいことなんだ
だから (2024.3.28)
地域にある公共の小さな施設で
終活ノートというのを
無償で頂けるとの情報
ずいぶん前から知ってはいたけど
まだどこか遠い感覚
今年になってすぐの頃
友人から同級生の訃報を耳に
自分にもちょっとした自覚症状もあったりして
そんなに遠い話でもないんだと
いつものウォーキングの帰り道
いつものように素通りでは無く
勇気を出して立ち寄ってみた
そして貰って来た
傍に置いておけば安心
そんな思いもまだあるけれど
せっかく手にしたのだから
何が書いてあるのか
何を書き込めばいいのか
取り敢えず開いてみよう
自由時間なんて
そんなにある訳じゃ無いんだけど
何をすれば良いのか
どう生きれば良いのか
残り時間の有効な使い方
ぼつぼつ考え始めなきゃ
有っても無くても (2024.3.21)
どうしてもこれが欲しいとか
どうしてもこれは譲れないとか
絶対右とか絶対左とか
行きたい所とか
食べたい物とか
有ればいいんだけど
無きゃ無いでもいいんじゃないか
ほぼ毎朝歩いているけれど
行き先は昨日はあっちだから今日はこっちくらいな
野の花や鳥を見たり
猫や犬やたまたまな人に話しかけてみたり
したいことが無い訳じゃ無いし
時間を持て余しても無い
そういうことが有ってもいいし無くてもいい
今は流れに任せている
気分も在り方もそのように
涙 腺 (2024.3.14)
目尻の端の端の方に
なぜか滲みを感じる
泣こうと思って無いし
泣いてるとも思って無いけど
好きな音楽のライブがちょっと続いて
いま生で聞いている
目の前で歌っている
その状況にひとりでに滲み出て来る
不安や心配事
時間的なことや気力体力
なんとかなる
そんな思いで踏み出さないと
その状況に身を置けないことを
去年は痛感したから
許されている
与えられている
大袈裟かも知れないけど
その時間をただただありがたいという思い
地震や火事のニュースも多い
大丈夫なんだろうか
どうか被害が最小限でありますように
目の端を滲ませながら
過ぎて行く今日という一日を
見送ろうとしている
思い立ったが… (2024.3.7)
世の中はいろんなものがデジタル化され
ハイレベル
ハイクオリティが当たり前
もう現役は退いた身だから
月末の締め日などに追われることも無く
何も急がなくても大丈夫
ゆっくりのんびり
過ぎて行く時間を惜しむように丁寧に
そんな中で
超アナログなことをしている
子供たちがまだ小学生や中学生だった頃
スマホもガラケーも無く
写真を撮るときはいつも手にカメラ
撮った写真はせっせとアルバムに
成長して高校生ともなると
撮る機会はめっきり減る
それでも何かの折に撮った写真
アルバムに貼られることもなく
見た後は写真屋さんの袋の中のまま
そんな写真たち
片付けで出て来たものをまとめ一箇所に
それからまたどれだけ月日が過ぎたやら
何度も出しては眺めを繰り返し
やっと上げた重い腰
年代ごとに順を追って並べ替え
ふた昔以上も前の写真の中
どこかに出かけたり
何かのイベントで
微笑んだり澄ましたりの家族や縁者
アルバムとして見られるよう
並べた順に収めて行く
ガラケーからスマホになり
撮るのが簡単
見るのも簡単
でも実際は撮るばかりでなかなか見ない
デジカメも出番無し
プリントアウトさえもしていない
まだやっと二年分
残りも頑張ってやり終えれば
一つことが片付く
思い立ったが吉日となりますように
出来上がったアルバムを片手に
ゆっくりお茶でもしましょうかねェ
おまじない (2024.2.29)
ちちんぷいぷいとか
いたいのいたいのとんでいけーとか
効くような気がしたよね
素直に信じる気持ちが大事なのね
今は
先日かけてもらった言葉が
いつも頭にあるから
何かをしようとする時
何かをし終わろうとする時
呟くような小さな声で
自分に言い聞かせたり
更に問いかけたり
あせるなあせるな
ゆっくりゆっくり
ていねいにていねいに
そうそうと自分で頷いて
ぼちぼちとでも染み込ませて行く
すごく改善したとは
まだまだ言えないからね
昨日もスマホの置き忘れ
家の中の雑用で動くときでも
いつもポケットなのに
何かの拍子に出してポンと置いたまま
娘に指摘され
あらまあ
同じ部屋の中だから問題はないけれど
自分で気もついて無いところが問題ね
な感じで
まだまだ唱え続けて前向いて
丁寧に (2024.2.22)
用心深さとそそっかしさ
どっちの面もある
用心深さはそのままに
そそっかしさは
どうにかしなくちゃ
何かにぶつかったり躓いたり
つい忘れたり落としてしまったり
そんな中でも
日々は過ぎて行くんだけど
このままじゃいけない…
それはやはり
注意や確認が足りていないから
ほんのちょっとしたことなのに…
今からでも一日一日を丁寧に
慎重に周りを確認
うっかりな行動になっていないか
注意も必要
今日
担当の療法士さんからかけて貰った言葉
日々を丁寧に
心に留めて過ごして行こう
忘れた頃に (2024.2.15)
掛かり付け医で偶然知人に会った
アァ○○さんと声を掛けられた
私もアァ○○さん
お互いすぐ名前が出て
まずはヤレヤレ
最近昨日のことでも
出かけた用事や食べたモノを
思い出せないことがあり
その知人もあちこち悪い
頭も悪くなって来たとこぼす
似たようなお年頃だから
悩みも似たようなモノだ
探しモノに費やす時間は無駄だとか
その時間がもったいないとか
耳にはするけれど仕方がない
諦めてる訳では無く
それも必要な時間だと受け入れている
ずっと探してて見つからないモノ
忘れたことをまだ覚えているから
マシな方か
忘れてたことさえ忘れた頃にでも
出て来てくれると嬉しいんだけど
足踏み (2024.2.8)
イチニッイチニッイチニッイチニッ
アレッおかしいなぁ
ちっとも進みません
取り残され感?
それはよく分かりません
足はせっせと動かしていますから
周りの景色は
ちゃんと変わって行ってるようなのです
でもいる場所が同じな感じ
アァそうか
自分の立ち位置は変わらない
ずっと今を生きているから
ずっとここでいいのでしょう
なぁんだ
なんだか分かったような
分からないような
でもやっぱり
ちゃんと動かして行かなきゃね
その前にまず検査
問題なく足踏み続けられますように
進むか進まないかはその先のこと
今は動かせることが大事です
2月 (2024.2.1)
ウォーキングの道すがら
あちこちの庭や川筋に梅の花が咲いている
草むらにはホトケノザがピンクの花を付け
オオイヌノフグリももうすぐのよう
立春が近いのを思わせる
でも
空はいかにも冬空で
朝日差しがあって川の水がキラキラしていても
午後にはもうあやしい
朝カーテンを開けてから
さほど時間が経った気がしないのに
日暮れは早く
もう閉めなければの薄暗さ
人生が2月のままってありはしないか
春はちゃんと来るだろうか
1日が過ぎるのは早いのに
なんだか
季節?気分?が足踏み中
暖かさ温かさ (2024.1.25)
ウォーキングをしていると
湯気の立つ場所が何ヶ所かある
この街特有だろうか
温泉が湧く所があるし
そのお湯を引いた共同温泉が
各町内ごとのようにあり
日常の光景
寒い時期は鍋がいい
おでん すき焼き しゃぶしゃぶ
うどんでもそばでもラーメンでも
ただお湯を沸かすだけでも
やかんや鍋から湯気が立つ
そういうことが普通じゃないんだと
思い知る
声をかけてくれる人
訪ねてくれる人のいる暖かさ
寒波の襲来だけでも辛いのに
災害に遭い避難を余儀なくされている人
帰る家の無い辛さ
寄り添ってくれる温かい人がいますように
温かい生活を取り戻せますように
温かい気持ちを持ち続けられますように
どうか早く暖かい春が
来てくれますように
見えないもの (2024.1.18)
地面の下には
どんなエネルギーがあるんだろう
突き動かそうとする機会を
伺っているんだろうか
空には太陽や月や星や雲があり
それぞれに巡り動き
いつの間にやら日が暮れ夜が明ける
風が吹き雲を運んで来る
それぞれが意思を持っているかのよう
人でさえ自分でさえ
いつ何を考えどう動くのか動かされるのか
先のことは何も分からない
今見えているのは
今までの結果
そして今の現状
誰にも分かりはしない
いろんなことが
この先どうなって行くのかなど
接 点 (2024.1.11)
一緒に暮らしている家族
離れている家族
同じ地域に住む人
学校時代の友人
仕事関係だった人
何かの繋がり
本棚に隣りどうしで並んだ本
ガラスケースに収まってる食器たち
趣味で集められた似たようなモノも
何かのご縁があればこそ
今年も
何かに接すれば点が生まれ
ご縁となって
その先へ繋がっていく
小さな点も大切にして
一歩ずつ
まだまだ時間はあると信じたい
心の置きどころ (2024.1.4)
自分自身や家族に
いろんなことが起こり過ぎて
いっぱいいっぱいになり
狭い世界で生きていた昨年
もっと広い視野を持ち
もっと世の中をしっかり見なければ
と思った矢先のこの年明け
大きな地震に飛行機の事故
相次ぐ火災
目を覆いたくなる惨状
胸がドキドキし
心をまた閉ざしてしまいそうになる
かつてこの町も震度6を体験
地震には関係ないけど
全国ニュースで取り上げられるような
大火も二度三度
心をすり減らし
時が過ぎるのを待つだけという時もあった
個人の出来事など小さなことだとしても
一つ一つに向き合い
日々を送って行かなければ仕方ない
心の置きどころを探しながら
どうかどうか
平穏な日常が戻って来ますように