木曜日の風のいろ13


毎日いろんなできごとがありますね。
歩き疲れたら、立ち止まって足元を見てみましょ。小さな草が風に揺れてます。
振り返って見てみれば、いつの間にやら道だってできてるはず。曲がりくねったって、
でこぼこしてたっていいのでは。ここまで来れたのだから。
今からだって、一歩ずつ、一歩がきつかったら、半歩ずつ、ゆっくり歩いて行きましょう。
相変わらず、今日は今日の風が吹く、そんな気持ちでね。

木曜日には木曜日の風のいろ。
今日も風に乗せてメールを送ります。




    思い付くままに (2022.5.19)      あの付く言葉      あいさつ 朝焼け あじさい      あっち向いてほい 甘夏 あみだくじ      ありんこ あんたがたどこさ      いの付く言葉      石けり 無花果 一時しのぎ      いっさいがっさい 犬の子 色鉛筆      イマジネーション イミテーション      意味不明      うの付く言葉      浮かない顔 浮き草 ウサギ      氏神様 うたた寝 ウチ来る?      馬の耳に念仏 うり坊      えの付く言葉      映画 エジソン 絵の具      エッチング えのころ草 エメラルドグリーン      襟をただす えんどう豆 エンドレス      おの付く言葉      おいとま 大きな古時計  置き土産      お知らせ 落ち葉 折り紙      オルゴール オレンジ色 …      おしまい
    縁 (2022.5.12)      何かしらのご縁があるのでしょう…      ウォーキングをしていると      同じ人と二度すれ違うことがある      歩き始めた場所と回るコースは違うけれど      何となく似たり寄ったり      微妙なニアミス…      知人の知人が偶然べつの場所での知人だったり…      縁者の縁者を訪ねる機会に恵まれたり…      何故?とか      たまたま?とか      不思議なご縁…      時間と場所と距離を越え      人や動植物や物      そういうモノとの垣根も越えて      いつの間にか結ばれていた縁      ただただ感謝      いつまでもどこまでも      これからも果てしなく      繋がって行きますように
    スイッチ (2022.5.5)      部屋に入るときは照明のスイッチ      掃除機をかける      洗濯機を回す      レンジを使う      パソコンを開く      それぞれみな      それぞれのスイッチ      ひとりで終わるものもあれば      終わりにまた押す必要のあるものも      私にもどこかにあるらしい私のスイッチ      私のスイッチはどうも      自動で入ったり切れたりするようなのだ      それか      私の関知しないところで      誰かに操作されている…      日頃はなんとはなしに      それらしく動いているだけなのだけれど      今は片付けのスイッチが入っているらしく      自分でも予想外の動き      そんなところまで      そんなことまで      でもこのスイッチ      いつ切れるのか      いつまで継続できるのか      自分でもハテナ?マークなのだ
    半透明 (2022.4.28)      身体が半透明になりかかっている      時々そんな気がすることがある      そのうちスーッと空気の中に溶け込んで      ここに居るのかさえ…      いつか耳にした誰かの何かの体験      自分の回りの境界線が無くなるという話      それに近いのかも…      浮遊感にも近いかも…      何かによくつまずくし      そこに有るものを手に取るし      物体は物体としてちゃんとある…      庭仕事をしていると      どこからかやって来た知らない猫一匹      何を気にするふうでも無く      足元辺りで毛繕い      ゴロゴロと寝転がったり      伸びをして日向ぼこ      壁や境界線というものを      私との間にどうも感じて無いらしい…
    この国で (少年〜空) (2022.4.21)      戦争をしない      そう決めて      そう教わって      この国はもうすぐ77年…      あちこちでの地震や      日々人数が伝えられる終息未定の感染症など      いろいろなことはあるけれど      多分戦争の心配は無い…      平和で居られることの有り難さ      今戦禍にあって      命の危機にある人たちが逃げ場を求め      この国にもやって来た      機上の人となった少年は      空の上から自分の国を      どんな思いで見つめたのだろう…      また帰れるときは来るのか      何も分からない中での空の旅      着陸のときこの国を      どんな思いで見おろしたのだろう…      知らない国での新しい生活への不安      しなくてもいい体験をし      辛い記憶を抱えて      やっとの思いで来たのだから      せっかく来たのだから      この国に居る間だけでも      前を向いて…      今からの時間が      少年にはまだまだたくさんあるのだから
    小さな会話 (少年〜空) (2022.4.14)      何気に通りかかった道で      誰かが呼んでいる      キョロキョロしながら歩を進める      ふと振り返ると      通り過ぎた家の2階の窓に      幼稚園ほどの男の子      こちらに向かって「バイバーイ」と      手を振っている      全然知らないんだけど何だか嬉しくて      「バイバーイ」と手を振り返す      たまたま生まれた小さな会話      町なかの小さなお店      入ろうと入り口に近づいたとき      ちょうど出て来た男の子      手には1本のアイスキャンディー      「あたったんだよ!もらったんだよ!」      「へェそうなの!良かったねェ!」      ニコニコ報告してくれて      こちらまで笑顔になる      日常の中の      少年たちとの小さな会話      見上げた空には      優しい光と春のそよ風      ほんのひとときの嬉しい光景
    願わくば…   (2022.4.7)      願わくば花の下にて春死なん…(西行法師)      花の時期にゆっくりゆっくり      桜の下を歩いていると      ふとこの歌を思い出す      信心とはほど遠い日常を送っているのだけれど…      この季節に桜の下で死ねたなら      どんなにいいだろう…      何も思い煩うことなく生きて      全てをお任せの心境になれて      ただただありがたく      ありのままに受け入れる      先日は川岸の桜並木      今日はどこまでも続く一面の菜の花畑      人の手が施されているとは言え      花の命は花のもの      ひたすらに咲き誇る      ただありがたくその花ばなを眺め      その下を歩く      春の一日      両側に海と山があり      目の前に川が流れ      小鳥のさえずりが聞こえている…      願わくば      こんな穏やかな春の日差しが      続いてくれればと…
     お疲れ様とありがとう (2022.3.31)      年度末になると毎年のことながら      何かしらとひと区切りな気分      今までの場所や立場を離れる人に      お疲れ様      ずっとそこに居て頑張ってる人にも      毎日々々      お疲れ様      新しいことを始めるのも      継続し続けるのもそれぞれに大変なこと      みんなみんなにお疲れ様      日々は何気に続いて行くから      気負うこともなく      こなすという認識もなく      そこに居るだけで感謝の気持ち      ありがとうを伝えたい      夫が自分で決めた退職の日を迎えた      支えてくれた人たち      これからも頑張ってくれる人たち      人に物に場所に環境に      全てにありがとう
    ひとりごと  (2022.3.24)      思想や主義主張が      みなそれぞれにあるのは仕方がないし      分からなくはない      でもそれらが通るのは      ヒトの領域には踏み込まない      ヒトの領分を荒らさない      そのうえで      最低限を守ってでなければ…      ヒトの命や土地を奪って      ヒトを不幸に陥れて      その上に成り立つ幸せなんて      自分だけが幸せなんて      有り得ない…      と私は思うのだけど
   写真の中に  (2022.3.17)      実家の片付けで出てくる膨大の写真たち      明治生まれの祖母が      結婚をした大正初期の花嫁姿      初めての子を抱いた母としての姿      何かの折りに集まっては…      移り変わる時代と状況      その場所と写っている人々      分かる顔も分からない顔も      今に繋がる何かしらの縁…      曾祖父や曾祖母      大叔父や大叔母      娘から見ればもはやそれは誰?      今はなき      懐かしい祖父母や祖父母の家      叔父叔母いとこたち      まだ若かりし両親や      幼いきょうだいの姿      いくつの時代が流れ      今に至るのか…      場面場面が切り取られ      笑顔や緊張の面持ちや…      それらの中の人たちが      今にその時々の有りようを      伝えてくれているのだろう
   あやふやな  (2022.3.10)      夢を見ていたのかも知れない      それとも過去の体験?      ノスタルジックな町並みに      来たことがあるような勝手な錯覚      真っ暗な部屋で目を閉じて      眠りに落ちる寸前      何も見えないはずなのに      何かを見ている      まなうらのあやふやなもの      確かめようもない      すがり付こうとも思わない      あいまいな意識で      心を閉ざす      静かにしていないと      朝はやって来てくれないから      やかんがガス台に乗ったまま      レンジはとっくに終了を告げている      記憶もあやしい      行き当たりばったりのウォーキング      次の角はどっちに曲がろう      どっちに曲がったとしても      行き着く所は同じだから      あやふやなままでも      マァいいか      と今日も生きている
   ミニミニ旅  (2022.3.3)      家のすぐ傍の川の下流へ上流へ      この橋を渡りあの橋を渡り      川筋を行ったり来たり      橋の形も大きさもいろいろ      白サギやカモ      ヒタキなんかもいたりして      町中はなるべく裏道を      通ったことのない路地      小さな神社や小さな公園      誰も居ない半日陰のベンチでひと休み      たまにはコーヒー屋さんで一息ついて      猫も一匹ひとり旅      懐かしい昭和の匂いのする家屋      誰も住んで居なさそうな空き家の気配      庭木は健気に息づいて      何が建っていたのかも分からない更地の場所も      いつも台所の窓から見えている      背の高いビル二つ      どこら辺りに建っているのか      距離感がよく分からない      今日はそれを確かめにひたすら山手方面へ      ちょっと意外一つはこれで      もう一つはあァあれなのか      その近くの日頃行かないスーパーで      ほんのちょっとの買い物を      お洒落な住宅街を通り抜け      あとはプラプラ下り道      いつも車でさっと通り過ぎ      見ているようで見ていない      歩いてこそのミニミニ旅      明日はどちらの方面へ出かけましょう
   坂(自転車〜水)  (2022.2.24)      このまちは坂のまち      行きは下りで帰りは上り      どこへ行っても      行きはヨイヨイ帰りはツライ      変速ましてや電動なども付いてない      子供と出かけた帰り      こぐのがツラクナルと「引っ張って」…      ママチャリと子供用を縄跳びヒモで繋ぎ      ただひたすらエッチラオッチラ      川に架かる橋を二つ渡って左に曲がると      坂はさらにときつく…      まだまだ体力があったあの頃      いつも上を向いて過ごしていた      そんな頃はあっという間に過ぎて      今はもうずっと下り坂…      だけど出かければ      家へ帰るのはいつも上り坂      まだまだ上り坂      いつの日か帰る天国へのきざはしも      上を向いて上って行かなければ
   灰赤紫の…(自転車〜水)  (2022.2.17)      玄関の引き戸を半分開けて      背をもたれかけさせ夕焼けを見ている      オレンジからピンクへ      だんだん赤くなり紫がかって      自転車で出かけた父の帰りを      待っていたのか      台所では水音      まだ水道は無くポンプの井戸水      母が野菜を洗ったり食事の支度      姉は手伝っていたのかも知れない      私は夕方の時間を持て余し      所在無さげに外を眺めている      紫がかった空は      だんだん灰赤紫へと移り変わり      夜がそこまで来ている      幼稚園にもまだ上がらない頃の      微かな      灰赤紫の…記憶
   つまるところ(自転車〜水)  (2022.2.10)      車軸を固定された自転車は      いくら漕いでも前には進めない      でも      機械で上に押し上げられて回り      空を進んでいる      飛んでいるかのように…      虹色の池には      小さな滝があり      流れ落ちる水は色を変えながら流れ続ける      何度も上に戻され終わることがない      マァきれいと立ち止まった人は      ずっと立ち止まったままに…      ここは夢の国だから      ずっとそのままだとしても      ちっとも困ることはない      つまらなければ      人は素通りしてしまうから      つまらないなんてことがないように      出し物は次々と趣向がこらされる…      ここはやっぱり夢の国      通常の日常の平常は      些細な細々としたつまらないことの繰り返し      この俗世というところ      つまるところって      つまらないことがつまっているところ
   あの橋まで(水〜自転車)  (2022.2.3)      川岸には桜並木      こんなに近かったかなァ      そんなことを思いながら      ゆっくりと桜の下を歩く      幼すぎてあの頃の記憶は      ほとんど無いのだけれど      庭や家の周り      ままごとやかくれんぼ      草の実のご飯や塀の隙間や路地      遊び場には事欠かなかった      なのに      川には行った覚えが無い…      両親がその土地を離れることを      決めたのには理由があった…      それを知ったのも理解できたのも      ずいぶん後のことだけれど      数十年も経って訪れた時      川面は春の光を映してキラキラしていた      桜は満開の時を迎えていた      だから      もういいことになったんだ…と思えた      きれぎれの記憶の中の      家も家の前の道も      見覚えのあるものは何もなかったけれど      家にあったたった一台の父の自転車      たまに前に乗せて貰えた      自分で買えたことが      嬉しかった自転車もとっくに無く      両親も今は亡く…      でも      場所は違うけれど      川は今も家のすぐ傍にあり      水面に光を映しながら      今日も静かに流れている
   台  (2022.1.27)      換気扇を磨くための踏み台      それを踏み外して…      整形外科に通ったのはもう10年以上も前      その後      自動洗浄機能付きものに買い換えた      内科や呼吸器科で      レントゲンやCTやMRI      ハイこの台に乗って      今日お世話になったのは歯科医院      高さや角度も自動調節      お任せ状態…      いろいろ乗って来た台というもの      次の段階に行くために…      必要なのはジャンプ台か…      今はホップ?次はステップ?      その先にジャンプ?      落っこちることの無いように      ヒトマカセにすることの無いように      できることなら      先の先のずっと先の方に…      自分の力だけで跳ぶ翔ぶ飛ぶ?      どんな台が待っている?
   足の向くまま気の赴くまま  (2022.1.20)      何日の何曜日の何時に      どこへ行かなければ      何をしなければ      というのは何も無い      自分で決める      ウォーキングにはなるべく行く      どっち方面へ行くかは      その日のその時の気分しだい      今日は家から見て左半分      方角で言えば北東北西      大寒だというのに…      空気は冷たいけれど風はあまり無い      小一時間も歩けばほどほどに温まって来る      課題の実家の片付け…      無人の家には足も気も本当は      あまり向かないのだけれど      そうも言ってられず…      なのでそれなりにほどほどくらいに      今日はこの辺り      このタンスこの棚この押し入れ      いっぺんには欲張らず少しずつ地道に      その内見回せばアァよく片付いた      そう言える状況になることを目指して      家一軒分はカナリノモノ…      足の向くままのウォーキングを終えて      今からは気の赴くままということにして      課題に取りかかると致しましょう
   二番め  (2022.1.13)      何番めでもいい      そう思っているのに      何だってずらっと横並べ      にやにやしたり困り顔したり      あんなことがあったな      こんなこともあったな      あれもこれも選びたい      あれだこれだと選べない…      一番めの習い事は      二番めに行った街は      三番めに描いた絵は      四番めに…      そんなことならいいのだけれど      一つひとつ数えない      数えたくはない…      二番めに居た人の名前を      思い出せないのです      忘れない      と思っていたのに      二番めと決めなければ良かった…      大切なことほど      忘れて行くのでしょうか…      何日でもいいような      暮らしぶりではありますが      一応      今日は十三番めの日です
   為すと成す  (2022.1.6)      年の初めと言えば      その年の目標なんて…      立てたことあったっけ…      それに縛られるのはイヤだから      とかそんな理由で…      でも      しなければならないことは常に      目の前にあるから      それをただ淡々とこなして行く      そんな小さな何気ない日々のことを      コツコツ為して行けば      いつかは      アァやりきった      そう思える日が来るんじゃ…      そう信じて      取り敢えずは今日のこと      1週間1ヶ月1年      それは日々の積み重ねだから      その先に      きっと成し得た喜びは待っている