令和6年・歳女のくろまめです。60代に難しい病に罹り、通院検査現在進行形です。 デジタル社会化して変化のスピードが「10年一昔」から「3年一昔」の括りで語られる時代になって戸惑いながらも 便利簡単情報はひとまず取り込み検証し、活用しています(^^)。病で味覚嗅覚を失いました「食」に関しては、過去の 長い暮らしの記憶が料理する私を楽しくさせてくれます。 2枚の印象派の絵画には私にとって実家の母・ケサヱ(享年92歳)と義母・達子(享年92歳)が重なってならないです。
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聖五月(2025.5.12)
ウグイスが鳴き、カエルが合唱し、ハルジオンは涼しげに揺れ、背の低い草花たちと 陰日向の時を刻んでいます。美しい五月です。 「子供の日」「母の日」子ども世代と親世代との気持ちの交換日だなぁと今さらに 思う日になりました。絆をうれしがりました。 妹たちも同じように家族との絆を深めたようです。思い出がまたひとつ。 ふとスマホの家族アルバムを開いて母の五月をみていましたら、あの大病から少しずつですが、 起きて食べれるようになり、明るいうちにお風呂に入り、しみじみとしている母・ケサエ。写真の日付と時間がその頃の妹たち、兄、父の気持ちが合わせて感じられました。妹の手作り料理。 目にも美しく食欲をそそります。母の好きな赤ワインも。なんと優しい励ましの食卓だこと。 ありがとう! 妹たちよ。兄よ。父よ! 乾杯! それから3年母はがんばりました。妹家族、孫こがやって来る日はみんなが好物の「煮しめ」 「和えもの」を脊柱管狭窄症のため椅子に腰かけて丁寧に作り、食べるようすを見ては父の そばで笑って見ています。そういった日の一コマ一コマを兄や妹が家族LINEで知らせくれた 大事な大事な宝物。 私がスローフードをタイトルにしてブログを始めたのは母あったればこそです。 義母達子さんもスローフード派でした。時間短縮する理由がなかったこともありますが、 朝のうちに、晩ごはんの献立を考えているときの横顔はそれは知的でステキでした。 テレビ「あさイチ」、朝日新聞、日野原重明編纂『食べて治す・防ぐ医学書』を参考に していました。分厚い本にはあちこちに、めくり跡(折れ)や読みじわが残り、所々に ティッシュをコヨリにしたシオリが挟んであります。 この本だけはどうしても手放す気にはなれません。 ケサエと達子さんのスローフードは、わたしたち子世代孫世代それぞれ家族への味の遺産です。 母ふたりスマホに座す(おわす)聖五月
生麹で菌活!(2025.2.20)
市販の鍋つゆを使うこともありますがパッケージに書いてある成分表示を見て、 ウームとなってしまうことがあります。手作りをする場合は、ネット検索したり、 お店で鍋つゆの中身を参考にして作っています。 生麹は塩分少な目でできますし、粘りがあります。我が家では、ニンニク醤油麹、 醤油麹、玉ねぎ麹、塩麹を欠かさないようにしています。 豆乳鍋のつゆを手作りしました。手作り塩麹+無調整豆乳+昆布出汁+すり黒胡麻 市販の煉ゴマ、ピーナッツバターとかを加えたら、若い世代には好まれるかもなぁ、 と思いながら作りました。 こってり感はふたりとも好まないので、手作りのあっさり感推しになっちゃいましたー。アハハハ。
ある日、リンコが数個残っているので内2個を鶏のササミとタマネギ、塩麹をまぶした中に 入れてみました。2日目にはやわらかくなっていました。私は食道が狭いのでトロミのある 食事を摂っています。山芋を加えたり、とうふパウダーを加えたり、ワカメを加えたり、 蒸し大豆を加えたり、野菜いろいろ加えたり、調味料は、麹のチカラで無しでも良いです。 気休めに中華にしたり、イタリアンにしたり、アジアン風にしたり、遊んでいます。ニンニク、 ショウガも使います。このやり方はくろまめ専用食です。参考にはならないと思われますが、 なんか言いたい。病にそった食事作りを続けているうちに、おもしろいことが生まれてきます。 不便と不自由があるから知恵が生まれる。繰り返し料理できていることが嬉しくて。
私のモーニングルーチンです。 手作り「梅ショウガ茶」です。 梅は塩出しして種をとっています。梅肉に削りぶし、穀物酢を加えて練っています。お茶は、 黒豆ほうじ茶です。ショウガは、ショウガは生のショウガをすったほうがもっといいかも。 梅ショウガ茶は、どなたにも合うかも〜 抗酸化作用があっていいかも〜
くろまめ流「恵方いなり」(2025.2.2)
2月2日、「節分」 遊び心が高じて「おいなりさん」を作りました♪ 市販のいなり揚げは、普段からよく使っているもので中の具材は、七福神にちなんで 昨日作り置きしていた「七目豆」です。ひとくちサイズに仕上がりましたー。 「七目豆」は、大豆、牛蒡、人参、ちくわ、糸こんにゃく、ヒジキ、干し椎茸。 ダシはイワシパウダーを使いました。 多様性かも〜 作っているうちに笑いが。久しぶりの自画自賛アハハハアハハハアハハハ(笑) 夫の「そらまめ」もつられてアハハハアハハハ(笑) ハイ! この時点で家に福来り。 お外は寒いですので鬼さんには気の毒ですが 一応「鬼は外!」と。 炒り豆を小窓開けて静かに落としました。声は出さずに優しくポーイポーイ。 「ありがとう」の気持ちがわいてきて なかなか良かったです。 基本から脱してたのしみました。この齢になると、なにかしら、普通の生活から ピョーンとジャンプして、上手くいった感が得られたら、嬉しいんだなぁ。 わ、か、る、か、なぁ(^。^)。 それからもう一つ。 昨日の骨董市で小さなガラス瓶を買いました。食用オリーブオイルを使う分だけ 入れる容器として数週間前から探していて、出会えたことも福を呼び込んだ感覚に。 薬瓶ではなく香水瓶。オイルが滴滴と蓋のガラス棒から滴り落ちるさまを見て、 良い買い物したなぁ、と。ふくふくしました。
今朝はオイルの味、香りをかいで納得!の「そらまめ」でした。納得のあとは、 ワタシ仕様の全粒粉パンに垂らしていました。2枚目は、タマネギスライス、 ピーマン、ベーコン、チーズを載せて焼いていました。 バナナとブルーベリーのヨーグルトかけて。卵スープ。 ワタシのは、全粒粉パン粥(卵1個、鶏の胸肉コンソメスープで煮る)。 バナナ、ブルーベリー、豆乳、青汁。 今年からは、食べ方が違っていいです。おもしろいです(^ ^)。
七草にこだわらなくなりました(2025.1.9)
アナログ時代は、新年になると六穴手帳の覚え書きの項だけを残して新しい スケジュール表を差し込んでいました。デジタルになり、それからは覚え書き だけを捨てずに紙のまま箱に入れています。 七日の朝、七草の揃わない粥を食べました。私はすっかりこの行事を忘れていました。 あ! いけない〜 干していた大根とベランダのニラで、だしは昆布と鰹の粉だしを使ってみました。 仕上げに溶き卵を流し入れました。トッピングはユズの味噌漬を刻んでのせました。昔の母親たちは「春の七草」を唱えながら包丁で刻んでいたようですが。私は七草の 名前がスラスラとはなりませんでした。スマホで簡単にわかりますが、あえてそうせずに、 箱に眠っていた手帳の覚え書きを引き上げて読みました。春と秋の七草を丁寧に書いた 過去の自分。懐かしさが過ぎて笑ってしまいました。春に出てくる草でなくても胃に 優しいカラダをほっこりさせてくれるお粥でした。 下の写真は、亡き母・ケサヱが植えていた植物です。食用なのか? 調べてみましたら、 「ノゲシ」 やわらかい茎先は食用。 一年中採取可能。 おひたし、あえ物、煮びたし、油炒めに適している。 だそうです。 母がのこしてくれた「ノゲシ」ですが、名前がわかってからは、YouTubeの 韓国田舎暮らしの中で、新春の山菜採りをするようすをからして、野菜の茎の 色からも韓国ではこの時期に食べる山菜のなかでもピカイチだということを 知りました。みなさんそろって名前はいっていません。 「ノゲシ」はたんぽぽではありません。違いがはっきりしています。 種から育ててみたくなりました。
では! 今年もくろまめ流なんだかんだよろしくお願いします。
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