野放し菜園日記15

リタイア後にはじめた家庭菜園。今では130坪ほどになりました。雑草と共存しながら野菜作りを楽しんでいます




        チガヤ退治(2025年4月22日)

昨日抜いたダイコンの上に放置したチガヤの地下茎が予報の雨にあたり復活 するのではないかと心配になり、一昨日、昨日と続けて畑の作業をしたので 筋肉痛がおさまらないなか、買い物帰りに畑に立ち寄ることにした。 「くろまめ」は野良着を常時車の中に用意していて変身するのがはやい。 予定では立ち寄りチガヤの根を拾いプラスチックの袋に入れる短時間であったが 実際に来てみると「本能的に」体がどんどん動いてしまう。 チガヤの地下茎は地面の下で網の目のようなネットワークを作っているので まずはそれを断ち切らないといけない。縦に掘って「防火壁」のための「掘り」 を作った。クワにメリメリとチガヤの感触。隣のエリアにも相当入り込んでいる ようだ。 大きなポリバケツがあっという間にいっぱいになった。 雨にあたっても復活しないように「おもし」ものっけた。 出てきた芽を「もぐらたたき」のように刈り取るつもりで「草刈りホー」の 刃先を砥石で研いで張り切っていたが、もっと掘り返して地下茎を引っ張り出す 必要がありそうだ。チガヤ対決、面白くなりそうだ。 3日連続の筋肉疲労、明日はリハビリの日にしよう。

       ビーツの種まき (2025年4月21日)

昨日は畑の中央の枯れ草の山を崩し均して「開拓」した。そのときの筋肉痛 はまだあるが快晴の天気。ストックしてある種袋の種たちが出番を待っている。 連日の畑行きとなった。 近くの園芸店に立ち寄りサトイモの第二弾として「石川早生」を買った。 これまでは「土垂」をつくっていたので初めての品種だ。 その後いつもの場所へヌカ調達へ。最近はヌカの人気が高まり品不足気味と 聞いていたがフタを開けてみると予想通りで溜まっていなかった。それでも 取り出し口から上半身を中に入れて底やコーナーに残っているわずかなヌカ を掻き集めた。たまたま精米の人が来なくて良かったが精米が始まると上半身 がヌカまみれになるところだった。ポリバケツ2杯を期待していたが結果は ポリバケツ半分どまりだった。 ダイコンがトウ立ちしてきたので抜いて終了。サトイモの第二弾を植えた。 ビーツの種も蒔いた。畝の上に乾燥防止のために枯れ草を被せた。 しゃがんでの作業が続いて「くろまめ」は早くもストレッチ。 キヌサヤのサヤができていた。 昨日「開拓」した場所にヌカをまく。この場所はサツマイモやカボチャ を予定している。 枯れ草の上に被っているヌカが内部に浸透するように踏んづける。 今日はインゲンの第二弾を先輩のインゲンの間に蒔いて種袋を空にした。 チゲンサイとシュンギクの種も蒔いた。 帰り際に竹林のほうを見るとこの季節らしい伸びすぎたタケノコがこげ茶色 の皮をまとって立っていた。

       畝をつくる (2025年4月18日)

本日の空模様は薄い雲がかかり青空ではないが気温がほぼ夏日まであがった。 作業予定は夏野菜用の畝の整備とニラの移植だ。作業終了後はスーパー銭湯 へ行く予定。 ニラは畑のあちこちで力強く生きている。特に畑と道路の境界あたりには 目印になるように植えてある。今回は食用にするために畝に移植することにした。 この場所は昨年「チガヤ」をのばし放題にしていたので地下茎が相当残っていて ニラには気の毒だが強い繁殖力でがんばって欲しい。 枯れ草は3か所に分けて積んであるが、そのうちのひとつをならして肥料を入れて 夏野菜用の畝にした。 「ケサエ菜」は菜の花の後に種のサヤが膨らんできた。一時は花だけ咲いて 種ができないのではとも思っていたがひと安心。 「くろまめ」が別の枯れ草置き場を熊手でかき混ぜ始めた。この作業が好きらしい。 この場所はサツマイモやカボチャを予定している。 「花壇」にも花が増えてきた。これからは移植したオルレアも咲くし秋のために コスモスの種も蒔いた。ミックス種も蒔いたのでにぎやかになるだろう。 予定になかったアジサイの枝切りや月桂樹の枝切りもやりスーパー銭湯に出かける パワーが消滅。家風呂に入ることにした。

       サトイモを植える (2025年4月12日)

食品売り場で買ったサトイモ、家で「保育」していたら立派な芽が伸びてきた。 畑に植えることにした。 サトイモは水分が好きなので畝は高くせず、芽の上に7センチほどの土を被せた。 乾燥を防ぐために枯れ草を被せた。 ジャガイモが発芽していた。 エンドウ豆に白い花が咲いていた。別の場所のエンドウも元気に紫色の花を 咲かせていた。 密集していたダイコン、先日移植した株が根付いているが形は小さい。 元々のダイコンも混んでいるので間引き第二弾をした。 ダイコン、この季節になると生長がはやい。 ひっそりと生き延びていたケール2株、移植しようと思っていたらトウ立ちして 菜の花が咲き始めた。このままにして採種することにした。 人参とネギの種を蒔いた。 「花壇」にもミックスの花の種を蒔いた。ビオラとネモフィラが咲いて周辺に移植 したオルレアが生長して背丈が伸びてきた。

        イチジクの伐根(2025年3月30日)

畑での作業を10項目メモして畑へ。春になると作業項目が増える。 今日もノコギリを持参。 「花壇」を見ると青い花が。色はオオイヌノフグリに似ているが大きさが 大きい。よく見るとネモフィラだった。種を蒔いてから時間が経ったが やっと咲いてくれた。 今日のメインイベントはイチジクの伐根だ。カミキリムシにやられていた せいか毎年実をつけるが完熟しない。あたりに漂う香りだけを楽しんでいた。 枝をカットして畑の反対側に挿し木したものが芽を伸ばしていたので元々 のイチジクは撤収、伐根することにした。 伐根の作業の大変さはいろいろ見聞きしていたが予想通り大変だった。 スコップで周りの土を掘り上げ現れた横に走る根をクワで叩き切る。 地上に出ている枝がひょろひょろしているので簡単に済むと思っていたら 地下は凄いことになっていた。クワの刃先を狙いを定めて打ち付けるが 場所がずれたり命中すると刃先が食い込んで抜けなくなり外すのにも結構な 時間がかかった。横に走る根を退治しても地下に向かって真っすぐ伸びる 主根がまたシツコイ。ノコギリでカットする方が作業がはやくなりそうだったが イチジクに対してフェアプレーではないように思えてクワでの叩き切りに専念した。 伐根で疲れたので、あとは畑の見回りでクールダウンした。 先行して植えたカルビージャガイモが発芽していた。後発の キタアカリはまだ発芽していなかった。 インゲンは発芽が見えなかったので被せてある枯れ草を持ち上げてみたら 首を持ち上げているところだった。着替え中のところを見てしまったような 申し訳ないような気持ちになった。 スティックブロッコリが鳥に食べられて葉脈だけになってしまっていたが 何とか持ち直して食べられるところまできた。収穫して撤収した。 「ケサエ菜」は花の後に若い種のサヤができていた。人工授粉の結果か 蜜蜂の仕事かは不明。多分蜜蜂の仕事。 エンドウはひと冬越したがここ数日の春の陽気で急に生長を始めた。次回は 支柱を考えよう。 当初の作業予定10項目のうち3項目しかできなかったが本日の作業終了。

        ビワの枝をカット(2025年3月27日)

畑に置いていたノコギリの切れが悪かったので家からノコギリを持って行った。 途中、苦土石灰と発酵鶏ふんを調達。 24日の畑では「ケサエ菜」の菜花の人工授粉を試してみた。アブラナ科は 「自家不稔」という性質があり、めしべには、自分の花粉と自分以外の花粉を識別 できる能力があり、自分同士で交配しない、らしい。 きれいに咲いている菜花も種ができなければもったいない。別の株の花をカットして 別の花にポンポンとはたいた。 そうしているとブーンと蜂の羽音が聞こえてきて蜜を吸いにきていた。よく見ると モンシロチョウも飛んでいて受粉は蜂にお任せすることにした。 「くろまめ」は枯れ草をかき回して畝の上にまいている。 数年前に種を蒔いたケールが細々と生き延びていた。 本日のメインイベントは肥料を漉き込んでの春の種まきの準備のつもりだったが、 ビワの枝を切り始めたら想像していたより良く切れるノコギリだったので枝切り に夢中になってしまった。ビワの木の後はローズマリーのカット。先端はか弱い ハーブ風情だが根元近くは年季の入った木になっている。枯れている枝を地表近く でカットした。あとは名前も知らない木質化した植物もカット。 普段からしゃがんでの作業は脚へのダメージが大きいのでしたくないところだが 枝をカットしてきれいになってゆく様子が面白くて深入りしてしまった。 大方の枝が切り落とされたころ、「くろまめ」はどこかで調達した畑作業用「ひざ当て」を つけて「どっこいしょ」と立ちあがった。整理整頓が家でも畑でも好きな「くろまめ」だ。 予定していた肥料投入は本日は中止。よせばいいのにニンニクの雑草取りが残っていたので しゃがんでの作業で完了。明日の筋肉痛は必至だ。

       からし菜の移植 (2025年3月20日)

一昨日移植したと思った「からし菜」、調べてみるとからし菜ではなくて野生のアブラナで からし菜ではなかった。どうりで葉をつぶして嗅いでも特有の匂いが無かったし葉の形状が おとなしかった。 ということで本日再度ポリバケツを持って以前からし菜を採取したポイントへ。自分の日記を 見ると2001年に採取したとの記録があるのでかれこれ20年以上前になる。月日の経つのが 速い。 その土手に行くと遠目にも明らかにからし菜とわかる株が生えていた。葉の輪郭はギザギザで いかにも野性味がたっぷりだ。一応匂いを嗅いでからし菜と確認。根を傷めないように気をつける。 「くろまめ」も20数年前を思い出しながらの採取。 急いで畑に戻り植え付けた。水をたっぷりとあげて枯れ草を被せた。きれいな畑に引っ越せると 思っていた「からし菜」だが土手よりも野性っぽいところへ来たと思っているかもしれない。 一昨日移植した「アブラナ」はシャンと立ちあがってきていたので大丈夫そうだ。 野性のからし菜と野性のアブラナも畑の仲間になり畑に行く楽しみが増えた。

       ジャガイモを植える (2025年3月18日)

3月に入り気温が上昇してきたので畑作業も忙しくなってきた。 昨日は病院帰りに畑に立ち寄り種まきをした畝に枯れ草を被せた。 「ケサエ菜」の菜花がどんどん伸びているので夕食の一品にするために 摘んだ。手元に袋が無かったのでビニール手袋に詰めた。 昨日めぼしをつけておいた「からし菜」の群生。畑に移植したくてポリバケツを 持って4株ほど採取した。 さっそく畑に。なるべく根のまわりの土は崩さないように気を付けたがやはり ダメージはあるようでしおれ気味。水栽培かと思われるほどたっぷりと水を与えて おいた。 今日のメインの作業はジャガイモの植え付け。半分にカットしてベランダで芽出しして おいた。切り口はコルク状に固くなり芽は紫色で見るからに丈夫そうになった。 「採光育芽」というらしい。3か所に分けて植え付けた。 ちょっと前に植えたジャガイモたち。畝の表面を見ても全く発芽の様子が見られないので 腐っているかもと思い掘り返してみた。冬眠から無理やり起こされたカエルみたいな 「表情」ではあったがちゃんと土の中で芽が伸びていた。申し訳ない気持ちでまた土を 被せておいた。 今日はランチを挟んで長い時間畑にいた。ニンニクは元気に生長しているが草取りを 丁寧にしなかった畝の雑草も伸びてきた。主に「ホトケノザ」だがこれは時期がくれば 弱ってくる。やっかいなのはイネ科の雑草だ。ニンニクに寄りそうように深い根を伸ばして いてなかなか抜けない。しゃがんでするのでシニア世代にはこたえる作業だ。 ストレッチをする「くろまめ」。

       初夏のような陽気 (2025年3月14日)

初夏の陽気だ。最近の畑行きは米ぬかの調達から始まる。毎回あふれるほどの米ぬか が溜まっていたが今回はやっとポリバケツに一杯半。稲刈り、新米の時期が終わり 精米機を利用する人も減ったのだろう。季節の移ろいを感じる。 草狩りをしているとビオラを一輪発見した。「くろまめ」が雑草と思い放り投げていた ものに花が咲いたものと思われる。ビオラの仲間のいる「花壇」に移植した。 前回ベランダの超過密状態から移植したビオラに花が咲いていた。 秋に向けてコスモスの種を蒔いた。 陽気が良いので「ツルありインゲン」の種を蒔いた。 シュンギクと青じその種を蒔いた。 フキノトウが出ていた。 水不足で大きくならなかったチンゲンサイにも春の季節がやってきた。 トウ立ちを始めたので全部収穫して「おひたし」に。ピーマンとナスは 残骸を残していたが抜いて発酵鶏ふんを入れた。 ニンニクのひと畝の雑草が伸びていたので草取りをした。やはり太陽光が 不足していたらしくニンニクの根元あたりの緑が薄かった。 ダイコンが密集していたので掘り上げてバラケさせて移植した。ダイコンのような 根の野菜は移植には向いていないらしいので根を傷つけないように細心の注意をした。 既に小指ほどのダイコンができていた。移植したダイコンは帰るころにはしおれて いたが水を多めにかけておいた。 初夏のような畑日和だった。ヌカをまいて本日の作業終了。

       春始動 (2025年3月9日)

二日ほど雨が続き今日は良い天気になった。春の陽気だ。 ベランダのビオラが密集していたが「超過密時の生態観察」などと理由をつけて 放置していたが最近花が咲き始めてさすがに気の毒になり畑に移植することにした。 新しい場所でのびのびと育ってほしい。 モロヘイヤは終了したがそのまま放置しておいた。からからに乾燥したサヤをつまむと 中に小さな種ができていた。 採種した。モロヘイヤの種を採るのは初めてだ。「くろまめ」はいろいろな野菜の採種 するのが好きだ。 紅菜苔は雨が降らない時も少ししか水をあげられなかったが復活した。 ケサエ菜の「とう立ち菜」はこの時期ありがたい。 人参も小さいながら香りが良い。 春になり虫も蠢き始めた。 春を感じて生長開始。

       菜の花の収穫 (2025年2月22日)

冬型の気圧配置が続き関東平野は乾燥しきっている。時折強い風が吹くと 乾燥しきった土ぼこりが舞い上がり雨柱ならぬ土埃柱になることもある。 先日、根付きの長ネギを買い根っこの部分を埋めておいたが中心部が少し 生長していた。 スティックブロッコリーは鳥に食べられたか「骨皮筋右衛門」の満身創痍だ。 「ケサエ菜」にどんどん花が付き始めた。本日分を収穫。 ターサイは水不足で生長が止まってしまったようだ。 チヂレホウレンソウが縮れてきた。 水は一度もあげていないがニンニクが元気だ。

       「ケサエ菜」の菜の花 (2025年1月21日)

昨日の雨でしっとりとした畑の土。気温も上昇して春の陽気。野菜たちも 久しぶりに平和を感じているようだ。 数年前に植えた麦の跡と思うが分解が進んでいなくて根もしっかりとして いる。クワでひっくり返して土をからませ分解をはやめることにした。 ニンニクは順調に育っている。 「密集エンドウ豆」がツルを伸ばし始めた。支柱で囲ってヒモをぐるりと 回した。かなりの密集度だが切磋琢磨で良い結果になるのか共倒れになるのか 要観察だ。 ターサイも密集しているので間引いて移植することにした。 ターサイは人間のカツラほどに大きくなるので間隔が必要だ。 「ケサエ菜」に今年初めての菜の花が咲いた。 今日からこの野菜の名前を「くろまめ」の発案で「ケサエ菜」にした。 これからどんどん花芽ができて食べると美味しい。最後は種を収穫する予定だ。 移植したターサイ、ホウレンソウを眺める。 「ケサエ菜」の若い葉を収穫、今晩の鍋に。

       からし菜もアブラナ科 (2025年1月19日)

昨日は珍しく畑に立ち寄ってから買い物に出かけた。いつもは夕方に畑に 立寄って帰宅するコースだが水やりが夕方だと夜中に凍ったりして良くない のではと思った。 ポリタンクの空を数個、常時車に積んでいる。途中の公園で水を補給するの だが中期高齢者ともなると18リットルの水を持つのがやっととなってきた。 今の時期、水やりをするのはホウレンソウ、チンゲンサイ、ターサイ、紅菜苔、 ダイコンなどまだ幼い伸び盛りの苗たちだ。ニンニクは放置している。 米良野菜の様子を見る「くろまめ」。先日、野生のからし菜の群生あり、掘って 持ち帰って畑に植えようか、でも同じアブラナ科なので交雑するかもと「くろまめ」 に話すと、しばらく考えて米良野菜の血筋を保ちたいのでやめるとのことだった。

       久しぶりの雨 (2025年1月4日)

暦がかわっても畑の野菜たちには特に感慨はないと思うが、昨日降った雨は 嬉しかったに違いない。午前は骨董市へ。それから買い物をして帰りに畑に 立ち寄った。いつもは乾燥しきってカサカサ音の落ち葉がしっとりと水分を 含んでいた。 紅菜苔は密集しているところと無いところがあるが特に間引きもせずに そのままにしている。特徴のある紫の茎が目立ってきた。 ダイコンも密集しているがそのままにしている。 スティックブロッコリーは虫に食べられながらもがんばっている。 撤収せずに放置しているピーマンの最後の1個が渋い色になってきた。 米良野菜の柔らかい葉っぱで当分は緑黄野菜の不足はなさそうだ。 ニンニクは久しぶりに水分補給された。 ニンニクの健康具合を確認。 「花壇」の花が枯れずに頑張っている。ネモフィラの葉も大きくなってきた。