野放し菜園日記4
今年最後の畑 (2014年12月30日)
今年最後の畑だ。九州帰省の疲れもすっかりとれた。畑に車を進めると20羽ぐらいの
ムクドリが何かを啄ばんでいた。年末で人の出入りが少なくなると鳥たちの天国になるようだ。
さらに車を進めると、しょうがなさそうにムクドリたちが飛び立った。
ブロッコリーは思っていたほどできていない。ホウレン草は何株かが地面にへばり付いている。
ターサイは濃い緑で葉っぱを広げている。ニンジンの葉は鳥に啄ばまれて骨になっている。
えんどう豆は霜除けの笹の陰で元気に生長している。ローズマリーは元気だ。
ゴミ捨て場に、こぼれ種からチンゲンサイが生長していた。年末の野菜売場の高値を見た
だけに、この野菜も無駄にはできない。もちろん収穫。
ダイコンは元気。お土産用も含め収穫。サトイモも一列収穫した。
えんどう豆の種を蒔く (2014年11月13日)
昼間に肉体労働をしたあとの夕暮れは、静かに変化してゆく自然の営みを眺めていると幸せな
気分になる。赤色と青色が一緒に暗くなってゆく。今日の夕日は富士山の山頂に沈んでいった。
夏至だ秋分だと騒いでいたらもう来月は冬至だ。寒波が来ているらしく明日の朝は関東も気温
が下がりそうだ。
えんどう豆の種を蒔いた。聖護院ダイコンを2本抜いた。長ネギの間の雑草を手作業で
除いた。サトイモの生長の悪い背の丈の低いものを抜いてみた。20センチの高さしかない
ものはさすがにギンナンほどの大きさの芋しかついていないと思ったがゴルフボールほどの
芋がいくつか付いていた。さすが自然の仕組みは子孫にかかわる部分には優先的に養分を蓄
えるようだ。
畑には関係ないが留守をするときのためにベランダの鉢に水を供給するツールを購入した。
ペットボトルに水を入れておくとアイスクリームのコーンの形の素焼きの部分から水がジワ
ジワでてくる仕組みだ。
堆肥置場リニューアル (2014年11月10日)
堆肥置場のリニューアルをした。太い竹を隣の畑のNさんが用意してくれていた。ノコギリで
適当な長さに切る。地面に入る側を斜めにカットする。オノの反対側で打ち込む。Nさんも
少し手伝ってくれた。竹をカットする早さが私の5倍ぐらい速い。ノコギリが良いのか腕が
良いのか。筋交いも入れてかなりしっかりした支柱ができた。壁は次の機会と思っていたが
本日に終了させたくなり、すぐ近くのホームセンターに壁用のコンパネを2枚買いにでかける。
車に載るか心配だったがすっぽりと入った。両側の壁は今まで使っていた波型のプラスチックを
流用した。今まで置いていた固い枝状の残滓は土に還りにくいので運び出した。これからは
落ち葉も積極的に利用したい。
ブロッコリーができていた。ピーマンの白い花がまだ咲いている。ラディッシュは生長
したので全部収穫した。ニガウリやカラシ菜のこぼれ種から芽が伸びている。ニンニクや
ラッキョウの畝の中の雑草は手作業で取り除く。
隣の畑のNさんがお茶をしようとのことなので、「くろまめ」も一緒にしばしブレーク。
ニンニクの芽伸びる (2014年10月16日)
朝夕はだいぶ涼しくなってきた。長袖のシャツで作業しても暑くなくなった。作業道具入れの
「鶏小屋」に入れておいた長靴の中が湿っていた。考えてみると鶏小屋なので扉は「アミ」だ。
雨がよこなぐりに降れば濡れるのは当然。今まで全く意識していなかった。雑草を退治していると
どこからともなく「肥やし」のニオイがしてくる。見回すと近くの車の通り道にギンナンの実
がいっぱい落ちていた。
ニンニクの芽が出揃った。いつ見ても元気な芽だ。多少の風にはビクともしないような形だ。
この仲間のラッキョウも長ネギも安心して生長を見ていられる。分ケツ長ネギは5本ぐらいに
株分けしているので掘って収穫し残りをまた植えておく。
ナスはまだ花が咲いている。もう花の咲きそうも無い枝をカットする。ホウレンソウの芽の
出なかった所に追加で種を蒔く。
サトイモを試し掘りしてみる。最近雨が多かったのが幸いしたようで、ぷっくりした大きな芋
がいっぱい付いていた。
本日の畑 (2014年10月8日)
今度の台風で雨はかなり降ったが風は思っていたより強くならなかった。畑に行って見ると
作物には被害が無かった。ただ土に半分埋め込んでいた大きなポリバケツが横倒しになっていた。
チンゲンサイ、小松菜、シュンギクは大きく育ち、間引きなのか収穫なのか。インゲンは
食べ頃がいっぱいぶら下がっていて収穫。まだまだ花が咲いているし二期目、三期目があり
しばらく楽しめそうだ。ターサイ、ニンジン、ホウレンソウは芽が伸びてきた。小カブは
白いピンポン玉のようなカブが地上にせり上がってきた。ラディッシュも赤い根を膨らませている。
モロヘイヤは葉がかたそうになってきたので抜き取った。ニンニクはまだ静かだが、ちらほらと
芽が出てきていた。ダイコンは葉が15センチほどに生長した。分けつした長ネギをバラバラに
して植え直した。
シュンギクは白和えで、チンゲンサイは豚肉と炒めて中華風に、インゲンは春雨との炒め煮に
なって夕食の食卓に並ぶ。小カブはサラダに、小松菜は明日の朝食のジュースになる予定だ。
ニンニクを植える (2014年9月26日)
雨の日のあとの秋晴れ。ニンニクを持って畑へ。雨がいっぱい降ったので菜っ葉が順調に
伸びている。間引きした。ニンジンも細い芽が出てきた。ニンニクを160個植えた。
先日来インゲン第一期に白い花が付いたなと思っていたが今日見ると小さなサヤがぶら下が
っていた。まだ食べるほど大きくはない。青ジソ、赤ジソの実を持ち帰りレモン塩に漬けた。
ターサイを蒔く (2014年9月20日)
曇り。ウォーキングを兼ね畑へ。道端に彼岸花が咲いていた。野菜の苗は順調に生長していて
それぞれの特徴ある本葉が10センチほどに伸びていた。ターサイの種を蒔く。モロヘイヤは
そろそろ葉がかたくなり黒いシミが入り始めた。ピーマンとナスはまだまだ収穫できそうだ。
涼しくてまだまだ作業はできそうだったが雨がパラパラしてきた。車の場合にはすぐに退避で
きるけれども家まで歩いて30分。これから止むのか強くなるのかわからので撤収することにした。
体は多少濡れてもかまわないが、貴重品の入ったバッグとカメラはビニール袋で包んだ。来た時
よりは速足になり足の運動にはなった。種にも良い雨になった。
2014.9.20 現在
人参、二十日大根、ホウレンソウを蒔く (2014年9月15日)
薄曇で涼しい。いつもは車で畑に行っているが今日は昼過ぎから歩いて畑に行くことに。
前を行く「くろまめ」は時々立ち止まっては「かかと着地になっていない」と言う。どうも
私のカカトが地面と擦れている音が聞こえるらしい。「落ち葉を踏んだときの音だよ」などと
言い訳をしていたが、やはり気を抜くと擦ったりしていた。普段は運動していなくて家の中で
運動の真似事をやっているが、現実世界で「歩く」のは相当な運動量を感じ体に良さそうだ。
片道の2.5キロを25分で歩いた。
畑にpH計を持って行き差し込んでみた。ニンニク予定の畝は6.2、聖護院ダイコンの畝は5.2
だった。ちょっと酸性に傾いているようだ。人参、二十日大根、縮みホウレンソウの種を蒔く。
ニラの花が枯れかけて実が出来そうなのでカットした。ニラの清潔そうな匂いが漂う。サトイモ
の間の雑草もきれいにする。
帰りは自販機で買った水を飲みながらの、来る時よりはのんびりした歩きになった。
ダイコン発芽 (2014年9月13日)
ダイコンの種を蒔いて4日目であるが芽がきれいに出揃っていた。聖護院ダイコンも芽が出た。
近くの畑をやっている人は「間引くのも大変なんだよ」と1本1本育てていた。確かに種の性質が
均一で発芽率が良いので1つの方法とは思う。我が家はおろぬき大根も楽しみたいので一箇所から
5本ほどのカイワレが芽を伸ばしている。
チンゲンサイ、小松菜、カブも芽が出た。この時期の芽は皆同じような姿かたちをしている。
シュンギクの芽だけはプロペラのような特徴的な形をしている。インゲンの第三弾も芽が伸びていた。
周りの雑草がカムフラージュになってくれているのか鳥害は無いようだ。
スティック・ブロッコリーの苗を買って植えた。ニンジン、縮みホウレン草、ラディッシュの
種を買う。種を蒔くのは後日。日照りで生長が遅かったサトイモだが大好きな雨が続いたため
盛り返してきた。
ダイコンの種を蒔く (2014年9月9日)
乾いた北風がゆったりと流れる。ベランダには一片ずつバラバラにした種ニンニクが植え付けを
待っていて先端がちょっと緑になってきた。まだまだ地温が高そうで、もう2週間ぐらい待ったほう
が良さそうだ。今日は夕方からの畑行きだ。先日購入した長靴が車に積んであって本日のデビュー
となる。くろまめのはワインレッド、そらまめのは黒と緑で、両方とも上質なもので泥が入らない
ような仕組みになっている。今日は種をまくときに便利なように手の寸法を測っておくことにした。
くろまめは「田舎チョキ」の端から端まで16センチ、そらまめの手のひらで親指と人差し指の付け根
から小指の下までが10センチだった。
先日畝を作っておいたので株間30センチでビンの底で形を作り水を垂らしてダイコンの種を
4−5粒入れ土を被せた。先日植えた菜っ葉類の種はきれいに芽吹いていた。雨が結構降ったので
流された種が畝の脇で芽を出していた。トマト、キュウリ、ニガウリをお終いにして抜いた。乾燥
したキュウリのツルがネットに絡まり外しにくい。漁師が網にかかった伊勢えびを外しにくそうに
している光景であった。
隣の畑のMさんの奥さんがやってきて、くろまめとしばらく立ち話。自分のところのニラが固く
なっているとのことなので我が家のニラを持ち帰ってもらった。今ニラは花盛りだ。少し離れた
ところで作業していた「園長さん」がやってきて「聖護院ダイコン」の種が余っているというので
貰い、さっそく植えた。
我が家の夕食もニラ料理となった。漬け込んでいた大量の塩ラッキョウも甘酢ラッキョウも食べ
続けている内に残り少なくなってきた。最初は持て余し気味だったが妙に寂しいものだ。
テーブルの大きな花瓶にはニラの白い花が生けてあり良い香りを漂わせている。
2014.9.9 現在
ラッキョウを植える (2014年8月12日)
台風の直撃はなかったが外周の雨雲のおかげで久しぶりにまとまった雨が降った。午後からはまた
雨になるとのことなので畑に出かける。ベランダに吊るしておいたラッキョウは小さな緑の芽が出て
いたが風でちょっとダメージを受けたようだ。ただ丈夫なので全く問題ないと思う。畑に植え付ける。
まとまった雨だったが全く水溜りは無し。土が適度に湿っていて作業しやすい。以前の畑は水はけが
悪くてコレだけの雨が降ると水浸し。排水のための水路を作る「土木工事」に結構な時間を費やした。
今の畑は水はけが良くありがたい。インゲンの種をまいた。今までは一箇所に3粒ずつ蒔いていたが
発芽率が良かったので1粒ずつにした。芽が出ないときはそこに種を追加で植える。一度に揃って
収穫できなくて良いのでいろいろ試せる。むしろ食べきれないので時間差で育ってくれたほうが都合
が良い。不織布でカバーする。
キュウリの支柱がズレ落ちていたので補強する。キュウリ本体の重さとツルの重さが「想定外」だった。
というかあまりに片手間に作っていたのだ。反省。ナスは順調に実を付けている。ミニトマトは支柱に
結びつけていたが枝が生長を続け、またズレ落ちたりしていたので結び直した。安い支柱はイボの出っ張り
が小さいので引っかかりが弱い。枝は複雑に絡み合っていて注意しないと解こうとした時に折れてしまう。
長ネギとサトイモに土寄せ。ミョウガに花が咲いた。今日の収穫はキュウリ、ナス、ミニトマト、
ピーマン、長ネギ、モロヘイヤ、ニガウリ。
終わった〜! (2014年7月25日)
早朝、畑へ。車の中で「ラジオ体操の歌」を聞く。昔のように広場でラジオ体操をしている子供たちの
姿は見かけなくなった。犬の散歩や早足で散歩するリタイア組を良く見かける。買い置きのペットボトルの
水を切らしていたので途中の販売機で水を確保する。この数日の「集中草刈り週間」の結果、相当地面が
現れてきた。ウグイスが鳴いている。ミンミンゼミが低い声から次第に鳴き上げる。生まれて初めて鳴いて
自分の出せる声の大きさに戸惑っているようにも思える。アイヌの楽器のムックリにも似た響きだ。
草刈りの成果で蚊の住みかが減ったのか先日ほど蚊は居ない。隣の畑のMさんが現れた。腰には携帯蚊取り
線香を付け養蜂家のようなアミを被っている。蚊の対策には効果があるとのこと。日が昇ってくるとさすがに
暑い。今日は一段落つける思いで来たのでトマトをかじりながら、水を飲みながら最後の草を刈る。一段落した
くろまめが草の上で休んでいる。10時に近付いてくるとクラクラしてくる。危ないので撤収。ところどころ
取り残しの草が見えるが根は死んでる可能性が高い。数日後に見て生き残っている草をポイントで退治するほう
が効率が良いと思う。芽の出にくい我が家のミョウガにやっと芽が出てきた。
くろまめは先日の蚊の攻撃で腕や足、腰にまで蚊に食われた凸凹があり液体ムヒを付けていたがあまり効果
は無かった。昨日、昔懐かしい「キンカン」を買って塗ってみたら見る見る効果が表れて凸凹が平らになった。
「キンカン」の評価アップ!
帰りの車の中に閉じ込められた蚊が居た。気になり叩こうとすると事故になりかねない。じっと行方を追う。
先日閉じ込められた蚊とすると腹をすかせて一段と攻撃的になっている可能性が高い。もしくは腹がすき過ぎて
血を吸う元気が無くなっている可能性もある。後者を願いつつ暑いけれども窓を開け放った。しつこく飛ばされ
ないようにしていた蚊は、そのうち風圧で外に放り出されたようだ。
ラッキョウを収穫 (2014年7月19日)
相変わらず雑草がはびこっているが最近がんばって雑草退治をやっているので土が大分現れてきた。
土が現れると生き残った根っこから伸びてきた雑草は目立つので退治しやすい。前回倒して枯れ色になって
いる草の間からも生き残った緑の草は目立つので集中攻撃がしやすい。
トウモロコシが鳥に食べられていた。今年は赤い糸でぐるぐる巻きにしなかったので食べ放題だった
ようだ。無事だったトウモロコシを全部収穫。少し離れたところに黒い羽が落ちていたので現場はみて
いないがカラスと思う。
ラッキョウの半分を収穫した。残りの半分は「自動延長」で2年目のサイクルに入る。1年後には小粒の
ラッキョウがいっぱい採れるとのこと。収穫したものの一部はまた種ラッキョウとして来月植え付ける予定。
座って葉の部分をカット。蚊が襲ってくる。夏になって服装は半袖に腕カバーにしていたが、その数センチ
の隙間にも攻撃してくる。手の甲、首、顔、ところ構わずだ。傍にバジルが植わっていたので匂いが嫌いかと
思い塗りたくってみたが変化なし。「耳なし芳一」を思い出し塗り残しがあるのではと思って何度も重ね塗り
をしてみたが効果なし。バジルの匂いは嫌いではないらしい。
さんざん蚊に刺されて労働意欲喪失。立ち上がって「帰りたい気配」を漂わせていると、朝から太陽が
隠れていて涼しく絶好調で草取りを続けている「くろまめ」は私の半袖スタイルをあざ笑う。くろまめは
長袖に腕カバーの完全装備だ。結婚前に山へ行ったときにも、木に登れない、草原に寝転べない、とさんざん
嘲笑されたものだ。
ニンニクを収穫 (2014年6月26日)
ニンニクを収穫。今年は「ニンニクの芽」をカットしなかったので「ミニ・ニンニク」が空中で実を
付けていた。ホワイト六片に続いて九州のニンニクも収穫。隣の畑のNさんと工場のおばあさんにおすそ分け
した。乾燥しやすいように茎を15センチほど残してカット。ひげ根も水分の蒸散に役立つのでそのままに
しておく。
ミニトマトは緑色の実を付けているが赤くなるにはもう少しかかりそうだ。枝が伸びてきたので追加の
支柱を立てて固定した。ナスは周りの雑草を抜いて追肥をした。
イトコのアキコさんと (2014年6月25日)
達子さんの葬儀に参列していただいた福岡のアキコさん(達子さんの姪)。生前、畑に行って
みたいと話していたとの話から「畑を見てみたい」ということになった。くろまめのTシャツとモンペ
に着替えて即実行。数日来の雨で雑草が我がもの顔で繁茂していた。
キュウリ、ナスが数本できていた。インゲンは草に隠れそうだがしっかりと実のサヤをぶら下げていた。
ジャガイモ、ラッキョウ、ニンニクの一角をそれぞれ掘った。家に戻り朝食に収穫物が並んだ。インゲンは
茹でてシンプルにポリポリ。キュウリとナスは塩もみ、ジャガイモはソティしてローズマリー風味、ラッキョウ
は味噌を付けてビールのつまみに。残りはくろまめがラッキョウ漬けにした。
ニンニクのトウ立ち (2014年6月10日)
雨が数日間降り続いた。今日は晴れ。明日からまた下り坂という予報なので畑の様子を見に行く。
途中でキュウリネットを購入。畑は連日の雨で雑草がはびこっていた。エンドウマメの残骸を引き
抜ききれいにする。キュウリは想定していたとおりに掴まるところがなくて地面を這っていた。
数本が地上でダメージを受けていた。急いでネットを張りツルを絡ませた。
ミニトマトとナスに実がぶら下がっていた。インゲンに白い袋状の花が咲いていた。ニンニクが
トウ立ちしていた。紫タマネギを掘り上げた。ニラを少々収穫したが、たっぷりと雨を吸い込んだ
雑草のほうが柔らかいぐらいであった。
キュウリ (2014年5月29日)
雑草の生長がすごい。畑の中は土が耕されていて肥料も利いているのではびこれない理由は無い。
サトイモは生長して葉を広げているものはわかり易いが、角のような芽がやっと伸びてきたものは
雑草に紛れている。丁寧に雑草を取り除いてサトイモが周期的に現れると畑らしくなる。
キュウリはまだ20センチぐらいの高さだが、よく見ると黄色い花が咲いていて、その下に小さな
キュウリが出来ている。キュウリが小さいのでイボイボが相対的に大きく見える。ミニトマトも順調
に生長している。支柱を大きいものに入れ替えた。ナスも生長したので支柱にくくり付けているポイント
を上にずらして固定した。
トウモロコシ (2014年5月14日)
夏野菜の第二弾としてピーマン、モロヘイヤ、青ジソ、トウモロコシの苗を植える。
雑草を取る。作物の無い場所はクワでコソゲとるのが中心だが、作物の間に入り込んで
いる雑草は手で抜く作業になる。日ごろの運動不足のせいか今日はちょっと腰にきている。
インゲンとミョウガ (2014年5月13日)
まとまった雨が降ったので畑の土はしっとりしている。雨と陽光が交互に来てくれると
ありがたい。雑草がすごい。栄養のある土があり、雨がたっぷり降って暖かいので遠慮がない。
既に種を成熟させ撒き散らしているものもあり、隣の畑との境界あたりを重点に刈り取る。
インゲンには不織布を被せていたので窮屈にしているのではないかと案じていた。案の定
鳥には啄ばまれないほどに生長していたので外して、隣に第二弾の種を蒔いた。フキの側の雑草
を刈っていたら昨年のミョウガが芽を伸ばしていた。昨年は不作だったが今年はどうだろう。
サトイモが小さな芽を出していた。隣には昨年のこぼれ種からのニガウリも芽を出していた。
トマト、ナス、キュウリ (2014年5月2日)
買ってきた苗を車の中に一日放置しておいたら土が乾いて萎れていた。急いで水を補給。
キュウリはあまり萎れていなかった。ミニトマトは回復が速かった。ナスは少し回復した
程度であった。根や葉の構造の違いなのか。ナスなどは、なかなか回復しない性質だが、
一旦根を張ったらちっとやそっとじゃ倒れませんよとアピールしているようだ。
エンドウが早くもサヤをつけていた。花の名残りを残して脱皮(脱花?)中のサヤも多数あった。
フキが太くなってきたので10本ほど収穫した。
インゲンの種をまく (2014年4月27日)
久しぶりにポリタンクに水を補充して畑へ。ツルナシインゲンの種を蒔く。一度にたくさん出来ても
食べきれないので分割の時間差で蒔くことに。鳥に啄ばまれないように不織布を被せる。
ジャガイモの芽が出揃う。購入した種芋と家で芽の出てしまった芋の両方を植えた。スタートラインでは芽の
伸びに違いがあったが季節の調節作用で同じような大きさの苗になった。面白い。エンドウの紫色の花が
いっぱい咲いていた。カラシ菜のサヤの中の種のふくらみが外からでもわかるようになってきた。
長ネギを移植 (2014年4月20日)
分けつ長ネギが分散して植えられていたので移植して整理した。株分かれして4−5本になって
いるのをべりっと引きはがすと根っこがちょうど良い具合に分かれて気持ちが良い。根っこが多少
切れてもちゃんと再生して生きてゆく構造がすごい。ラッキョウ、ニンニクと並んで安心させて
くれる丈夫な野菜だ。ラッキョウを一株掘って持ち帰る。味噌を付けてビールのツマミに美味。
境界のニラは、これも株分けをして密度を濃くした。フキは食べれるぐらいに太くなった。
長ネギを移植したので夏野菜のスペースが空いた。昨年はトウモロコシ、ミニトマト、中玉トマト、
カボチャ、キュウリ、ピーマン、 カラーピーマン、シシトウ、ナス、ショウガ、オクラ、モロヘイヤ、
安納イモを植えている。ニガウリはこぼれ種から発芽したが今年はどうか。外国ではトウモロコシを
支柱として利用しツルアリインゲンを巻き付かせるとのこと。これもやってみたい。
サトイモを植える (2014年4月18日)
週末は雨との天気予報を聞いて昨日はサトイモを植えた。家に保存していた我が家のサトイモは小型
であるが緑の芽を出している。大きいおいしそうな芋から順番に食べていて、気が付いたら種芋用の芋
が無くなっていたのだ。ホームセンターで大きめの種芋があったので購入して、これもあわせて植えた。
「氏より育ち」。どのような生長の違いが出るのか楽しみだ。
畑にはキジが来ていた。私と一定の距離は保って歩いているが臆病な様子ではない。それにしても
メスは地味な色合いだがオスはハデだ。ジャガイモが芽を出していた。えんどう豆を見たら一番目の
紫の花が咲いていた。カラシ菜の花のあとに若い種のサヤが育っていた。
しばらく雨がないので畑の土は乾燥している。畑を始めてから晴れた日はもちろん嬉しいが雨の日
も必要であって悪くはないと思えるようになった。精神衛生上は良いようだ。
えんどう豆の支柱を立てる (2014年4月10日)
そろそろサトイモの植え付け時期だ。昨年我が家の畑から収穫したイモから緑の芽が出ているが
ちょっと形が小さめだ。隣の畑のNさんが種芋を分けてくれるとのことだがこの数日畑に来ていない。
えんどう豆が伸びてきたので支柱を立てることに。気まぐれに3箇所に種を蒔いたので3箇所に支柱を
立てて網を張った。網の方向ではないほうにツルを伸ばしている苗には竹を挿して網のほうへ導いて
やった。ダイコンの後の畝に苦土石灰、醗酵鶏ふんを入れ耕した。ニンニクの間にある雑草を抜く。
気をつけているがニンニクにも多少のダメージがあるらしくプーンと若いニンニクの香りが漂う。
ラッキョウの「調査採取」をして玉のふくらみ具合を確認する。まだ薬指の爪ほどの大きさであるが
味噌をつけてポリポリするとビールの良いオツマミとなる。
数日前には紅菜苔、ターサイを抜き紫タマネギを移植。長ネギを移植。畝を2本作った。からし菜
は種を採ってカラシを作ってみようと思い残している。ニラは葉の幅が広く元気に生長しているので
収穫して持ち帰る。甘くて柔らかだった。
畝をたてる (2014年3月26日)
ジャガイモを植える時期を勘違いしていて、昨日キタアカリの種芋を3キロ購入した。
ホームセンターもジャガイモの販売は峠を越した雰囲気で売場面積も少ない。看板にも
「まだまだ植え時・・・」などと書かれている。大玉なので半分にカットして天日乾燥。
草木灰は使わないで自然に乾燥させたほうがベターらしい。
しばらく収穫のみしていたので、この陽気で雑草がはびこっている。堆肥をまき醗酵鶏ふんを
まいて畝を1本たてる。土がきりっと盛り上がるとアクセントになり畑がしまる。ニンニク、ラッキョウ、
長ネギ族は丈夫で虫も付かず元気に生長を続けている。ありがたい作物だ。ニンニクの周辺は雑草に
覆われている。ホトケノザがピンクのカーペットのようだ。春先には1本のホトケノザを見つけては
詩情に浸っていたものであるがこれだけはびこると単なる雑草の扱いで無造作に引き抜いてゆく。
「量的変化が質的な変化へ・・・」といったところか。イネ科の雑草はニンニクに異常接近していて
根も深い。無理に引き抜こうとするとニンニクの根までダメージを与えそうで共存させようか迷う。
境界線に植えたニラはすっかり枯れていたが緑に変身していた。ゴボウは抜き忘れた部分から新しい
葉っぱが広がっていた。フキノトウは並んでトウ立ちしていた。ターサイもトウ立ちして黄色い花を
咲かせている。若い花芽はポキポキ折れて柔らかそうなので収穫。農家の人もこの「トウ立ち菜」を
楽しみに待つらしい。ホウレンソウ、ダイコンを収穫。
春本番 (2014年3月17日)
光の春だ。昨日は陽気に誘われて近場をドライブ。今井の桜はまだまだという様子だが
芽が膨らんできた。帰りに畑に立ち寄る。紅菜苔の黄色い花が満開だ。となりのカラシ菜は
種を付ける準備を始めている。ターサイもトウ立ちを始め上に伸びてきた。えんどう豆が
春の活動を開始していた。雑草に囲まれていたおかげで寒さをやり過ごすことができたのかも
知れない。感謝しつつ抜く。ホウレンソウも大きく育っていた。
夕食でたっぷりの紅菜苔とスティックブロッコリーをポン酢で食した。たっぷりほおばると
味も一段と良く感じる。
紅菜苔の春 (2014年2月24日)
久しぶりに畑へ行く。雪も積もったし、どうなっているのかなと思いつつ車を近づけると
紅菜苔の黄色い花がいっぱい咲いていた。花が咲く前の首の太い蕾が食べるには上質だ。
太い首がポキッと折れると気持ちが良い。まだまだ収穫できそうだ。スティックブロッコリー
は葉っぱのほとんどが鳥に啄ばまれてしまっているが「スティック」がいっぱいできていた。
葉っぱを食べつくされた危機感がかえって良かったか。勝手な想像をしている。ダイコンは
丸々と太っている。葉っぱは一旦寒さで枯れたが新しい葉っぱが伸びつつある。5本収穫。
ターサイは自ら冬季仕様になり、土にへばり付き丸く葉を広げている。これも6個ほど収穫。
ラッキョウとニンニクは寒さを感じてますます元気だ。
枯葉の下にフキノトウが10個ほど顔を出していた。「鶏小屋」のポリバケツに水が溜まっていた。
屋根に積もった雪が溶けてトイに流れたらしい。バケツの水で手を洗って作業終了。
「鶏小屋」にブロック (2014年1月27日)
朝夕は寒いが風の無い日中はあたたかい。隣の畑のNさんがいつも焚き火をしていて、煙の
匂いが嬉しい。自然の中で野良仕事をしているという雰囲気がいっぱいだ。梅に鶯、畑に焚き火か。
鶏小屋の中古を貰って道具置場にしているが、今日はその下にブロックを敷いた。土に触れずに
風通しが良いので木が腐りにくいはずだ。小さな屋根にはトイがあり、その下にポリバケツを
置いた。雨が降れば手を洗うぐらいの水が溜まりそうだ。
地上部がすっかり枯れていたがゴボウを掘りあげた。人参も掘りあげた。鶏ふんが無かったので
とりあえず堆肥と苦土石灰をまいた。堆肥の中にいたミミズが突然の青空であせっていた。
ラッキョウとニンニクは冬を乗り切り元気に生長を続けている。境界のニラは枯れ色で、まだ
若い芽の伸びてくる気配はない。
畑はじめ (2014年1月12日)
今年はじめての畑だ。ダイコンを25本ほど抜く。紅菜苔が黄色い花を咲かせていて殺風景な
冬の畑の景色には貴重だ。花芽の茎も太くて食べごろになってきた。からし菜が茂っているので
収穫する。先っぽの柔らかい部分を漬物にすると美味だ。しばらく畑に来ていなかったので、たく
さんのブロッコリーが収穫を待っていた。長ネギを収穫。脇に種を蒔いておいたら大きくなって
きたので一部を移植する。隣の畑のMさんが来て、えんどう豆の苗の傍らに寒さ除け、霜除けの
ササを挿していた。我が家のえんどう豆も伸びてきたが寒さ除けは次回にすることにした。
ターサイは間引きをサボったのでひしめき合っている。隣どうしが込み入っているところから
順番に収穫している。昨年から気の早いターサイが1本あって、どんどん上に伸びて黄色い花を
咲かせている。紅菜苔もターサイも本体の形は全く別物なのに同じような花が咲き、祖先の素性
が明らかになり面白いところだ。
帰り際にフキを植えていたあたりの落ち葉を払ってみたらフキノトウが顔を出していた。