そらまめの日記11


    宮崎帰省の5(完)    2014年12月31日

 20日の朝方、家から眺める山肌を霧が流れる。



お土産に干しタケノコとどんこ(干しシイタケ)をもらう。どんこは天白という最高級品だ。



21日。落ち葉を集めていると猟犬を乗せたトラックが上って行く。しばらくすると イノシシを追い立てる猟犬の声が近付いてきた。そのときふいに猟犬が現れた。怖いので 目を合わさないようにしていた。しばらくすると白っぽい二匹目の犬が。こちらは怖い 顔つきだ。しばらく付近をウロウロしていた。少し離れたところにいた「くろまめ」に 「無視しろよ〜!」と叫んだ。しばらくすると猟銃を肩に掛けた怖そうな顔の人が会釈も せずに歩いて下っていった。後で聞くと、犬が声を上げて追いかけているときに大きな声 を出すのはイノシシが逃げるので、地元のルール違反だそうで、猟師が怖い顔をしていた のはそのせいか。犬が居座ったのは新米の犬でイノシシの大きさに怯えて人の傍に居たか ったのではとのことであった。



焚き火は楽しい。その日に出たゴミを燃やす。紙以外に木片があるときはなお楽しい。 昔使っていた五右衛門風呂の釜を使っている。 くろまめの小さい頃は「刃物研ぎ」の行商がやってきて宿を借りたお礼に夜になると 机に幕をぶら下げ浪曲を聞かせてくれたとのこと。村の人々が集まり即席の浪曲寄席に なったという。また薬の行商がやって来て紙風船などくれたりした。宿を貸して夜に なってこっそり覗くと古い薬袋から取り出した粉薬を新しい袋に混ぜていたらしい。



22日。農業生産法人、株式会社 かぐらの里を訪ねる。空でトンビが輪を描いていた。



24日、銀鏡から宮崎市に移動。電波が弱くて雑音だらけだったカーラジオから久しぶりに アナウンサーのクリアな声が聞こえてきた。クリーンセンターに立ち寄って不燃ゴミを処分。 60キロの籾殻付きの米を精米。400円であった。しばらく無線LANの環境が無かった ためブログをアップできないでいたが、まとめてアップした。 25日。宮崎の家で神楽の練習。



27日。やっと富士山の見えるところまで戻ってきた。



東京に近付くと渋滞してきた。横浜町田で下りて、K3、湾岸線を使う。 夜の横浜ベイブリッジ。



到着。走行3305キロ。



車だから何でも運べます。100年以上も長持ちしている「もろぶた」など。



 >>完

    宮崎帰省の4    2014年12月31日

 18日は車で登内(のぼりうち)のほうへ出かけてみた。くろまめ両親も同乗。 この辺りの地形は谷の間に渓流が流れわずかなスペースに小さな田んぼが開かれて いて家が点在している。空き家が結構ある。道を歩いている人は滅多にいないが皆 顔見知りのようだ。

 道路には握りこぶし大の鋭角に尖った石が落ちている。鹿が崖っぷちを歩いて 蹴落とした石らしい。パンクする可能性があるので注意して通る。この辺までくると カーラジオは雑音だらけだ。FM放送はスキャンで選局しても放送をキャッチできな くてひとまわりしてしまう。さらに道を上ると道路が細くなり草が生え始めたので 戻ることにする。ユーターンする場所が見つからず切り替えしを繰り返す。片側は崖、 片側は谷なので油断できない。くろまめが車を降りてバックのギリギリのところで ボンネットを叩く。これを繰り返してやっと反転した。

 翌日は枯れ葉集めだ。2台の車でゴミ袋をいっぱい積めて出発。道路を上る。崖が 崩れないようにコンクリートで固めている場所がいいようだ。落ちた枯れ葉がコンクリート の壁を滑り落ちて溜まっている。効率が良い。熊手でかき集めておき袋に詰める。 くろまめの兄のアドバイスで袋に詰めた枯れ葉は上から踏んづけて体積を三分の一ほどに する。落ち葉の下のほうは既に土に還っているところもあり、これも袋に詰める。 腹が減るとくろまめの作ったおにぎりで一服。





さらに車で進み「五郎が越」へ。隣は美郷町だ。



西南の役の時に西郷隆盛の軍が通った峠だ。



木の伐採だけで植林をしないとがけ崩れの原因になる。赤土で下流の水が赤くなる。



 畑の一画に落ち葉を入れる木枠を作る。風がある程度通るようにして一角を取り外し できるようにした。落ち葉を入れたが、まだまだスペースがある。夕方イノシシの肉を 食べようと七輪に火をおこす。なかなか火が点かなかったが竹炭や松の木の焚付けを 投入し、また近所のTさんがバーナーを持ってきてくれたので、やっと炭に火がついた。 薄暗くなってきたが焼酎を飲みながら火を囲んで肉を食べる野趣あふれるバーベキュー となった。肉は「ヨソモノ」のせいか、やや固かった。銀鏡のイノシシはドングリを たっぷり食べているので油が滴るほどジューシーとのこと。



 >>続く

    宮崎帰省の3    2014年12月30日

 17日は外での作業だ。千葉から運んだ特大長靴が役にたつ。雨水を溜めておく タンクの場所が悪いので移設。いっぱいに溜まっていた水を流し、一段下にある畑に 放り投げる。きれいにセットして上のトイの水が正しく入口の穴に入ることを確認し 作業終了。畑の周りにはイノシシ除けの電柵が張り巡らされているので引っ掛けない ように気をつける。



 通り道に張り出している樫の枝をチェンソーでカット。山桜の苗を移植。イチジクの 苗を移植。朝方、トラツグミが庭で死んでいた。銀鏡の山に渡ってきたがガラス戸に ぶつかって息絶えたらしい。くろまめは持参した電子辞書でトラツグミの生態を確認、 電子辞書から流れる悲しげな鳴き声を皆で聞いた。穴を掘り新聞紙にくるんで埋め土を 被せ上に石を置いた。



 千葉の畑の傍で収穫したギンナンを銀鏡の山に植えようと持ってきた。宮崎でイチョウ はあまり見ない。鹿やイノシシが若いイチョウの芽を好んで食べるらしい。まずは苗木を 育てることとし、電柵の内側にオスとメスに分け数個ずつ植えた。目印に竿を立てた。 これからの生長が楽しみだ。夕暮、雑草が伸びて電柵に引っかかっていないかを確認。 冬なので雑草の伸びが悪く大丈夫だった。



 おひつ、お茶の缶、もろぶた。懐かしいモノが出てきた。全て100年以上も前に 手作りされたものだ。まだまだ使えそうだ。持って帰っても良いとのことなので車に 積み込む。昔使っていたという五分ランプが出てきたのでほこりを払った。ランブの 大きさによって名前がついているようで十分ランプは集会の時などに使ったらしい。 夜はお客様があり鍋を囲みながらイノシシ狩りの武勇伝を聞いた。



 >>続く

    宮崎帰省の2    2014年12月29日

   今年の「宿神三宝荒神」の舞いは世代交代で「くろまめ」の兄が舞う。お面を 担いで銀鏡神社に向かう。



銀鏡神楽は12月12日から16日の間に執り行われ14日は夜を徹して三十三番の 神楽が奉納される。夜中頃になって出かける。真冬の防寒着で上下とも5枚重ねだ。 女どもはホッカイロを体中に貼り付けている。私は要らないといったがどうしてもと 言うので足の裏に入れた。外に出ると満天の星だ。私は焼酎を飲む予感がしたので 義妹の車に同乗させてもらった。舞台の周りでは暖をとるためにドラム缶で木を燃やし ている。笛や太鼓のリズムの中でくろまめの兄が宿神の舞いを奉納する。


 頃合を見て窓口で寄付金を出して座敷に上がる。弁当と焼酎が出て横目で神楽を 見ながら歓談できる。周りはほとんどがくろまめの知り合いだ。親戚、同級生、 兄弟の同級生、映画監督の花堂純次氏もいた。



 舞いはまだまだ続くが一旦家に戻って仮眠することにした。駐車場に戻るとガラス が凍っていた。くろまめが水筒のお湯をかけて解かした。



 >>続く

    宮崎帰省の1    2014年12月28日

 12月12日に銀鏡へ向けへ出発。ニュースで雪の情報がチラチラしていたのでお守り としてチェーンを積み込む。20年ぐらい前に買ったもので取り付け方は一応頭の中で シミュレーションした。荷物は夜逃げを思わせるぐらいいっぱいだ。簡易トイレとiPad も積み込んだ。車の走行メータをリセットする。

 湾岸線からK3を経由して東名高速に入った。カーナビの推奨する都心を経由するコース は以前渋滞に巻き込まれたのがトラウマになっていて選択肢からは外している。途中の サービスエリアの無料Wi-FiがうまくつながったのでiPadよりブログのアップをする。 倉敷の大原美術館に行って見たいと思っていたので隣の岡山市に宿をとることにして 電話で予約。

 翌朝、倉敷に向かう。トロリーバスや路面電車が走る風景が珍しい。大原美術館は倉の街 らしいシックな佇まいだ。有名な絵画、彫刻、工芸、陶芸、東洋美術などが展示されていて まとまりが良い。



 熊本市の宿を予約する。広島あたりにくると雪がチラチラしてくる。晴れると前方に夕焼けだ。 夕焼けを追いかけるのでなかなか日が暮れないように思え気持ちが良い。関門橋を渡る時に写真を 撮りたかったが日はすっかり落ちてミゾレのような雨が降っている。スリップが怖いのであまり スピードは出せない。道路沿いの「コーヒーカップのみの表示」の小さなパーキングエリアには 数十台の貨物自動車が整然と並んでいて運転席は電気が消えていて誰もいない奇妙な光景が気に なった。気をつけてみると同じようなパーキングにジュラルミンの四角い箱が並んでいる光景が 目だった。熊本市に到着。カーナビの案内が悪く見当違いの場所で「目的地付近です」と告げられる。 交番で親切な巡査さんに聞く。宿は繁華街の中らしい。専用駐車場が満杯とのことで契約駐車場を 案内してもらったがこの駐車場がなかなか見つからない。その後二度道を聞いてやっと到達。

 翌日は九州道を南下。人吉インターで下りる。実家より肉を買ってくるように頼まれたのでガソリン スタンドに寄る。愛想の良い従業員が「明日から値段が下がるんですけど」と申し訳無さそうに言う。 ショッピングセンターを聞く。そのとおり車を走らせると「イーオン」があった。東京近辺のイーオン は大きなショッピングモールが多いので平屋のイーオンは珍しかった。



 いよいよ銀鏡に向かう。ずんずん山に入る。途中、西米良の「小河写真工房」に立ち寄り手作りの チーズケーキとコーヒをいただく。くろまめの実家に到着。夜は銀鏡神楽だ。「古穴手(ふらんて)」 のお面様が築260年の実家で休憩し、集合し、銀鏡神社に向かう。今夜は眠れない。  >>続く

    準備OK     2014年12月11日

 留守中にベランダの植木鉢に水をやるツールを買ったがイマイチだ。ペットボトルの 水が一日で抜けてしまう。大きな鉢に集中して並列処理をすることにして小さな鉢は 雨水がちょっとかかる位置に寄せた。雨が降ってくれれば何とかなると思う。

 冷蔵庫は「クリアランス・モード」に入り空っぽになった。冷凍庫の奥に潜んでいた 酒のツマミも久しぶりに日の目を見た。

 荷物は次々に増えて時代劇に出てくる大八車に乗っている夜逃げの荷物のようだ。 畑の長靴、真空調理鍋、調味料、防寒具をどっさり。衣装、着替えの類は普段から さっぱり場所もわからないので全面的に「くろまめ」にお任せモードのため指示を 受ける立場になってしまい力関係のバランスが崩れ気味。あとで電子機器の使い方で バランスの復活ができるか。

荷物を車に運び込み、走行距離のカウンターをゼロにリセットした。


    「something new」    2014年12月10日

人は昨日と違う明日を求めていると思う。ニュースを見る、季節が変わるのを見て 喜ぶ。作物が生長し花が開き実ができるのを見て喜ぶ。夕日の沈む位置が変わって ゆくのを見て感動する。ナツメロはどうだろうか。個人的には「当時のまま」の歌い方 をしてもらいところだが変に「崩す」歌い手がいると歌に没頭できない。歌に変化を 求めているのではなく、当時のままの歌い方の歌手の「経年変化」を楽しんでいるの かも知れない。

今読んでいる本の中で、男は「行きつけ」に行きたい女は「初めて」に行きたい、という 項目があるが、例えばレストランなどで「行きつけ」に行っても20%ぐらいのハプニング がなくては困るし、「初めて」でも50%ぐらいの基本部分が無ければ落ち着かないと 思うので、どちらかと言えばと「対立的」に書くのが面白いが要は%の数値の違いといった ところと思われる。

 作詞・作曲をする人たちが若い頃はユニークで張りのある歌を作っているのに老境に 達すると間伸びして面白くない歌になっている。やはり多くの歌を作っていると似たような メロディーになりがちで、似ないように作ろうとして間伸び・萎縮してしまうのでは ないだろうか。作詞・作曲する方々の個人の「種切れ」というよりも「歌」の世界の ユニークさの「種切れ」かも知れない。歌の全盛期はとっくに過ぎていて、団体で歌 ったり、ローラースケートで滑ったり、演歌の人がイナバウアーをしたり、ユニークさ を出すのに苦労しているようだ。人々は「something new」を求め続ける。

    男と女の違いとは    2014年12月6日

 今朝の外気温は2℃を示していたがアメダスによると氷点下まで下がったようだ。 ニュースでは寒波で各地で積雪のニュースだ。急に心配になり納戸から車のチェーン を探し出した。久しぶりのご対面だ。御守り代わりに車に積んでおくことにした。

 市役所での期日前投票へ。「入場整理券」がまだ届いていなかったのでその旨を告げ る。「宣誓書」に簡単に記入するが運転免許証などの提示は求められなかった。

 先日、本屋さんで立ち読みをしていて字が読めないことに愕然。目が悪くなった。 少し前まではこの程度の字の大きさは楽々だった。眼鏡を出して読むほどでもないの で入口あたりに積んである字の大きそうな本を手にした。「察しない男説明しない女」 というタイトルだ。目次を見ると、男は「初めての男」になりたい女は「最後の女」に なりたい、男は「行きつけ」に行きたい女は「初めて」に行きたい、男は別ファイル保存 女は上書き保存、男はモノタスク女はマルチタスク、男はボーッとしている女はイライラ している、男は同い年の男が苦手女は自分より若い女が苦手、等々、にやっとするような 興味深い言葉が並んでいる。早速購入した。

    今日の感想    2014年11月30日

新しいカメラを買って広角から望遠までのズーム比には満足しているが、ズーム とマニュアルフォーカスの調整がレバーになっているのが使いにくい。今までの レンズの筒を回すほうが使い易かった。メモリーの容量が大きく撮影できる枚数が かなり多いので画質をNORMALからFINEに格上げした。カメラの内部で画像処理され 味付けされるのは基本的には好まないが、今やテレビでも画像処理をやっている時代 なのでしょうがない。数日前にカメラを使っていたら突然に電池の残量がありません と表示が出て1秒後に電源がオフしてしまった。電池のマークは注意して見ていたつ もりだが動画の撮影で急速に電池が消耗したと思われる。電池の残量注意のマークは 早めに出して欲しいものだ。

 女子フィギュアを見ているとスケート靴まで肌色のタイツで包んでいるようだ。 少しでも足を長く見せたいとのことと思うが、足の下に直接スケートの刃が生えている ようで奇妙だ。ちゃんと靴を露出させている人もいて見ていてスッキリ感がある。

 中島みゆきの歌の歌詞に「なぜ めぐり逢うのかを私たちは なにも知らないいつ めぐ り逢うのかを私たちは いつも知らないどこにいたの 生きてきたの遠い空の下ふたつの 物語 縦の糸はあなた 横の糸は私織りなす布は いつか誰かを暖めうるかもしれない」 というのがある。テレビの番組で中年の夫婦が機織りをしている場面があった。奥さん はシャトルで横糸を通してパンパンとはたき、その隣でご主人が手間のかかる縦糸通し をやっていた。歌詞のなかの「縦の糸はあなた・・・」のくだりが夫婦の共同作業の 意味合いと漠然と考えていたが実は夫婦の微妙な力関係が無意識に現れているのでは ないかと再認識した。

    オリオン座    2014年11月23日

 昨日は飲み会で夕方から新橋まで出かける。電車の広告で11月22日は 「いい夫婦」の日らしい。店の名前は紙に書いて出かけたのであるがイメージ していた看板より立派な看板でフォントも想像とかけ離れていたので店の前を3回 ほど往復したのに気付かなかった。思い込みの激しい自分に苦笑いだ。久しぶり の再会で話が弾み、また自分の口にピッタリの日本酒があり盛り上がった。

 飲み直しをして気が付くと終電がギリギリの時間だった。電車が遅れていて 地震の影響とのアナウンスがあった。本来であれば最終の電車の乗り継ぎに間に 合わないはずだ。ケータイで確認すると乗り継ぎ待ち合わせ時間として300分 ぐらいの数値が出ている。これは間に合わなかったので明日の始発まで待てという ことだ。でも郊外に向かう乗り継ぎの最終便は待っていてくれることが多いので 期待していた。案の定最終電車が待っていてくれた。タクシー代3500円程が 節約できた。

 駅に着く。寒くなってきたので蛍光灯の周りの虫も少ない。久しぶりに空を 見上げると真上にオリオン座があった。左上の赤いベテルギウスは星の老年期に 差し掛かっていて近い将来に大爆発を起こして宇宙の塵になる運命らしい。 しばし宇宙の営みに思いを巡らせながら家に向かった。

    ホヤの日    2014年11月11日

数字が並ぶと特別な日になる。今日は11月11日で十一十一とも書けるので +(プラス)、−(マイナス)とよんで「電池の日」だそうだ。この+−の記事 を新聞で見て真っ先に思い浮かんだのは「ホヤ」だった。ホヤは昔から大好きな 酒のツマミで、海辺の香りを50倍ほどに濃縮した味だ。これを買ってきて捌く ときにはかなり注意していても包丁の切り口からピューッと水が飛び顰蹙を買って いた。しばらく前にネットで調べたらホヤには入水口と出水口がありそれぞれ +と−の印がついているとのこと。+の側から切っていくと水が飛ばないとの ことであった。そういえば赤ちゃんの哺乳瓶の乳首も吸い込みやすいように+ のカットされていたような。自然の仕組みには無駄が無い。水や餌の取り込み口 なので水は出てきにくいとのことらしい。

 1111と並ぶだけで色々な記念日を考え出す。人は「いつもとは違う今日」 が必要なようだ。1週間ごとに休み、一ヶ月ごとに給料を貰い、一年ごとに 親戚と集まり、4年ごとにオリンピックをし、20年ごとに式年遷宮をする。 甲乙・・と十二支を組み合わせて60年で還暦にするとはすごい発明と思う。 惑星直列や2000年問題も遠い昔の話になってしまった。

(ネットより借用)

    ギンナン    2014年11月8日

 畑の傍にイチョウの木があり今頃はギンナンでいっぱいだ。地主さんの許可を もらって毎年持ち帰っている。「くろまめ」は拾うときは用心して手袋をしていたが、 洗うときに油断して素手で触ってしまったため痒みがきて大騒ぎだったがやっと治ま ったようだ。

 先日、畑仲間のおじさんがやはりギンナンを拾っていていろいろウンチクを聞かせて もらった。イチョウの花粉は風に乗って1キロぐらいは飛ぶので雄株と雌株が並んでいなく ても実ができる。街路樹などはギンナンの臭いをいやがり雄株にすることが多いとのこと。 この場合「接ぎ木」で雄株を増やすようだ。一番興味をひかれたのは落ちているギンナン のほとんどは「オス」だとのこと。帰って調べると確かに「メス」は全体の3%ほどしか ないらしい。見分け方は3枚ハギのボールのようになっていてスジが1本多いのが「メス」 とのこと。拾ったギンナンを見てみると確かに3%ぐらいの確率で「メス」があった。まさ か人間の「街路樹」の需要を意識して「オス」が多くなっているのではないだろうが。 生物界では「オス」の価値が低いものが多いなと再認識した。

 先日北風が強く吹いたときにピーピーと風が漏れるような音に気が付いた。どこか 空気が漏れているに違いない。線香に火を点けて煙の流れを見ようと思ったがティッシュ が目に入り細く裂いて使ってみた。3ミリぐらいの幅に裂いたティッシュをかざすと漏れ ていそうな場所でクルクルと回転しながら吸い込まれそうになった。「すきま風センサー」 大成功。シリコン補修材で塞いで一件落着。


    法務局へ    2014年10月31日

 母が亡くなってから、いろいろな手続き、申請をやってきたが10月も終わるので 最後の手続きの不動産相続登記申請に法務局へ行った。各種の戸籍謄本や印鑑証明などは これまでの申請で取り寄せていたので楽だ。登記申請書の課税価格、不動産の表示などは 固定資産税の納税通知書やファイルしてあった所有権登記済証から分割所有の比率で計算 して記入した。

 法務局に到着。番号札を抜いて待つ。呼ばれた窓口に入ると性格の穏やかそうな、いか にも親切に相談にのってくれそうなおじいさんだった。先日1回目に訪問したときは性格の 悪そうな担当者だったので正直ほっとした。おじいさんは書類をめくりながら照合を適確 に進めている。電卓をたたき、割印をし、追加の判を押し、照合し終わった書類のグループ をクリップで留めてゆく。住民票が不足していることを指摘され30分ぐらいの運転で 市役所まで取りに行く。昼食を済ませ再度法務局へ戻る。収入印紙も貼っていよいよ終盤に 差し掛かったときに別の住民票が不足していることが判明。今日中に手続きを終わらせたい ので再度30分の運転で市役所へ。役所は戸籍や住所の「連続性」が最重要課題なので 書類間の確認ポイントも適確だ。無事に受付をしてもらい受付番号をもらった。 窓の外を見るとXXX法律事務所とかYYY司法書士とかの看板が並んでいた。今回は 全部自分でやったので色々な知識が増えたし費用も少なく済んで満足している。

 帰りの車の助手席では、印紙と切手を買っただけの「くろまめ」もひと仕事終わった ような表情で「お腹がすいた」とつぶやいている。

    ディズニーランド    2014年10月29日

 昨日は「くろまめ」の誕生日ということでやってきた娘と孫娘と一緒にディズニー ランドへ出かけた。寒気がやってくるとの予報で防寒対策も万全。駐車場は広くて 係員の誘導に従って駐車。チケットは事前にパソコンで打ち出したものでシニア割引 のため免許証を見せようとゴソゴソしていたら「はい、通過してください」と言われた。 見るからにシニアになってきたと言うことか。

 太陽が照って暖かく平日というのに人がどんどん増えてきた。見るとディズニー映画 から抜け出してきたような衣装の人が多い。グループでシンデレラ、アリス、白雪姫や 魔法使いのような姿をしている。半分以上の人たちがコスプレだ。前回のときはシンデレラ やお姫様が現れて記念撮影などに対応していたが、これだけコスプレの人たちが多いと 「純正」のシンデレラと区別がつかないのではないかと心配する。日本人の性格が変わって しまったかと思っていたが、パンフレットを見るとこのハロウィンの期間だけがコスプレで 入場することを許されていてキャラクターはディズニーに限るとのこと。少しだけ理解 できた。

 東京ディズニーランドがオープンした頃に家族で出かけた。まだ舞浜駅は無く、総武線の駅で 降りて専用バス乗り場まで少し距離があり歩いた。道の両脇には「にわか造り」の店が並んでいた。 あれからかれこれ30数年経った。コスプレの人々を見ていると隔世の感がある。

 パレードを見たりアトラクションを見たりして過ごす。夕方になってくると寒くなってきた。 コスプレで肌を露出していたお姉さんたちはショールを肩に巻いたりして対策をしているようだ。 暗くなってくるとシンデレラ城にプロジェクションマッピングだ。花火もあがる。歩道に シートを敷いて防寒着を着て「場所取り」をする。しばらくしてエレクトリカルパレードが 始まる。時代を反映して「青色LED]が目立つ。

 古いカーナビが当てにならず高速に入ることができなかったため交通標識を見ながらの 帰路であったが順調に走り帰宅した。

    冬支度    2014年10月24日

 朝の室温が20℃を切るようになってきた。外気温を見ると13℃だ。最近買った デジタル温度計が順調に働いている。センサーは外壁にあるエアコン用の「穴」を通過 させ隙間はパテで埋めておいた。ニュースでは初霜とか初氷とか言っている。脳が、 あの夏の暑さは戻らないと実感したようで冬支度モードにスイッチが入った。

 エアコンのフィルターを掃除する。しばらく使っていなかったリモコンを引っ張り出す。 冷房の設定を暖房に切り替える。暖かい空気が出てくるのを確認して試運転終了。窓ガラス に結露防止用のシートを貼る。眺望や太陽光の日差しも考慮して、貼る窓、貼らない窓を 決めるのは微妙だ。カーペットの下に保温用の素材を敷く。床と壁の隙間から冷たい風が 入ってくると「くろまめ」が指摘する。ネットで調べると「コーキング剤」が有効とのこと だ。

 不足の材料を買いに出かける。コーキング剤と追加の結露防止用シート。これらは選択肢 がそれほど無いのですぐに決まる。新しくカーペットを買うのには時間がかかった。サイズ がピッタシのものが無い。色や素材がいろいろあり目移りする。良さそうなものは値段が高い。 車に積んで帰宅。今日の夕食は遅くなりそうだ。

    半導体    2014年10月9日

 台風が我が町の上空を通過したようだ。室内の気圧計が975ヘクトパスカルまで 下がり、針がまた上がり始めてしばらくすると台風一過の青空が広がってきた。関東直撃 とのことでケータイにパオッパオッという音とともに「避難勧告発令情報」が入ったが 隣の市のものだった。電波は越境お構いなしのようだ。雨はけっこう降ったが風は思って いたより吹かなかった。今回は台風一過の「吹き返し」も無く「♪・・・低気圧に乗って 北へ向かうの〜・・・」も無かったようだ。

 青色発光ダイオードがノーベル賞とのこと。半導体が発光しているので従来の電球の ように熱が出ないため、その熱のエネルギー分の電気代が節約できる仕組みだ。以前の 白熱球は言ってみれば「焚き火」みたいなもので熱のついでに光を出していたようなものだ。 真空管の時代から半導体の時代になって何十年も経つ。今では半導体というひとつの言葉 のように扱われているがこの「半」がエレクトロニクスの世界では結構重要だ。電気を 通さない「絶縁体」と電気を良く通す「導体」があるが、半導体はこの中間のほどほど に電気を通す素子のことを言う。電信柱の電線は電気を良く通すほどありがたがられるが、 ラジオ、テレビ、無線、コンピュータの世界では電気の流れが良過ぎると「制御」しにく いらしい。例えるなら水が似ていると思う。水車は水が止まっていては動かないし鉄砲水 みたいに流れが速過ぎても具合が悪い。緩やかな流れのときに初めてコットンコットンと 仕事ができる。速く歩きすぎると「飲み屋」の前を素通りしてしまうのにも似ているかも 知れない。人の考えでも極端な思考に走る人は「仕事」ができなく、「半」が大事なのか なと思っている。

    コスモス    2014年10月1日

 10月に入りキンモクセイの香りが漂っている。道端にはコスモスが咲き乱れている。 我が家もベランダで楽しもうとコスモスの鉢を買ってきたが日照不足のせいか葉っぱが 白く粉をふいたようになって元気がない。重曹を水に溶かしてスプレーすると良いらしい のでやってみたが効果なし。目分量で作った重曹溶液が濃すぎて一段と弱ったような気も する。その後花屋さんで元気なコスモスを見て買おうかと思ったがベランダで療養中の コスモスを思い浮かべ買わないことにした。

 エレクトロニクスの発達と大量生産のローコスト化でケータイやカメラが世の中にあふ れているが、災害や事故など予測できない現場の状況を撮るには便利になったと思う。 御嶽山の噴煙が迫ってくる緊迫した様子が撮られていたし、それを現場からネットに投稿 しているとのこと。街中の事件や事故もタクシーが常時撮っているカメラの映像が役に たっているし先日のロシアに落下した隕石もタクシーのカメラで貴重な映像がたくさん 得られたらしい。突発的な事象の記録は、あふれるカメラの偶然性に頼るしかないようだ。 便利な世の中になったが、昔のフィルムの時代にはお金も掛かるのでシャッターを押す のにも決心を要した。焼き増しにも何日もかかり、写真はアルバムに丁寧に貼り付けた。 デジカメの便利さを享受している自分であるが、なぜかちょっと敷居の高かったフィルム 時代が懐かしい。

    この頃    2014年9月27日

 このところすっかり秋らしくなってきた。夕方の陽光も斜めに射し樹上の葉も風が吹くとサワサワ と乾燥した音をたてる。雨が降ってくれるので畑の菜っ葉の育ちが良い。先日はニンニクを植えた。 雑草は何度も表面を引っかいているうちにだんだん減って制御可能な状態になってきた。

 テレビのBSで無料でシネマを見ることが出来るチャンネルがあることを知り最近良く見ている。 昔の名作はまだテンポがゆっくりで、ウィットに富んだ会話や切り替えしを楽しむことができるが、 現代に近いシネマは場面の切り替えが速く登場人物も多くストーリーに付いてゆくのがやっとである。 「くろまめ」は昔から人の顔や服装や言動の記憶には才能があるのでよく理解しているようだ。

 以前は近くのものを見るときだけ眼鏡を掛けていたが近頃はテレビに登場する人物の眼や眉が ダブって見えて人相がわからなくなってきた。眼鏡を掛けている時間が長くなってきて新聞の字は 大きく見えて便利だ。食べ物も3割増しぐらい大きく見える。大きく見えると脳がいっぱい食べて いると思い込むので食べる量が減りダイエットになると聞いたことがある。

 郵便局の通帳の印鑑をセキュリティのために非表示にしたいとの連絡があり窓口に出向く。電話の 会社から料金明細書をインターネットでの電子化にしたく従来の郵送だと料金が掛かるとの連絡があり パソコンで手続きをする。愛用のケータイは「ガラケー」などと呼ばれている。だまって立ち止まって いるとどんどんマイナーになってゆく。

    健やかな時も病める時も    2014年9月20日

 スコットランドの独立をめぐる投票も一段落したようだ。ユニオンジャックの旗のデザインは オーストラリアやニュージーランドの国旗のデザインにも組み込まれているので、もし独立となった らどうなるのかなと思っていた。それにしても最近の世界の各地での紛争を見てみると大概は原油や 天然ガスなど天然資源や観光資源の奪い合いのようだ。麻薬や宝石類なども「正規ルート」ではない 富の収穫と分配などに安くなった武器がからみ、崩れてゆく秩序を感じる。資源の無い国は現状の秩序 を維持するべく「世界の警察」に頼るほかは無いだろう。

 アメリカのある州では金持ちだけが集まって新しい「市」を作り安全で高福祉、効率の良い市役所、 警察などの仕組みを作り豊かに暮しているらしい。残った低所得層の人々はゴミの収集や学校の予算 が少なく生活も困っているとのことである。「富の適正な再分配」は難しいテーマだ。

 それにしても独立するしないがスコットランドの住民投票のみで論議されているのが不思議だ。 北海道に原油が出ましたといって独立運動が起き、北海道の住民だけで決められるものでもないだろう。 「健やかな時も病める時も・・・」「誓います」と言って結婚した二人が子育てをしたり、いろいろな 困難を乗り越えて人生の終末に差し掛かったとき、宝くじが当たりましたといって一方的に離婚届に 自分の印鑑だけをついて離婚できる仕組みにはなっていないはずだ。歴史的な関わり、現状の関わりの ある相手の印鑑も必要なのではないだろうか。

    宇宙博    2014年9月18日

 習志野の友人宅を訪問。カーナビを頼りにしていたが13年ほど前の地図なので道路事情がかなり変わって いて迷った。立派なマンションでビジター用の駐車場あり。アトリエを見せてもらったりお手製の料理をいた だいた。近くの幕張で「宇宙博」をやっているので皆で出かけた。宇宙開発の歴史、実物大の有人宇宙船、 実験棟、宇宙服、探査機などが展示してあった。海上に下りてくるときのパラシュート、浮き輪など実物を 見て大きさを実感。コーン型のエンジンの噴射口も大きい。ネズミの実験モジュールは昔のドカ弁ほどの 大きさの中にネズミのケージや生命維持装置、エレクトロニクスがコンパクトにまとめられていた。

 8Kスーパーハイビジョンシアターの星雲の画像も圧巻だった。星雲のパノラマの中に入り込み、星の 誕生や爆発を映し出していた。100万年に1回しか起きない現象でも100万個の星が観測できれば 1年に1回は見ることができる確率だ。望遠鏡の高性能化により広がるなんとも不思議な世界だ。

「省電力」で「高速」に応答する部品を「小型」に作りこむ先端技術は兵器や宇宙にはどれも欠かせない ものだと実感した。ビジネスの世界では「品質」、「価格」、「納期」が重要な3要素であるが、品質を 下げれば短納期が可能ですよとか、特急料金とかの高価格をもらえば短納期が可能ですよとかのモノ作り の側の論理に対して、高品質、低価格の品物を短納期で要求する買い手が常であった。

      

    トラベラーズチェックの換金    2014年9月9日

 今日は秋のような陽気だ。北の方向からからっとしたゆるい風が流れている。台風ははるか南を通過した。 この台風は日本の近海にきてから台風に発達した。世界的に気候が変化してきているようだ。

 昨日はトラベラーズチェック(T/C)とドル紙幣の換金をした。インターネットで調べると最寄りの 郵便局は外貨の取扱いが「不可」だが少し離れた郵便局は「可」とある。郵便局のカウンターには各種通貨 の換金レートのパネルが出ているので間違いがないようだ。窓口でT/C、カナダ$そしてUS$の3種の 申し込み用紙をもらう。紙幣を数えてT/Cにサインをして提出。

 しばらくすると係員がやってきて「郵便局は特定の発行元のT/Cは取り扱うがお持ちのT/Cは取扱い できない種類です」という。30年ほど前の海外出張の時の発行で、それ以降はクレジットカードを使って いたので200ドルほど寝かせていたものだ。古すぎて何かすんなりいかない予感はしていた。紙幣のみ円 にしてもらいT/Cは返してもらった。近くの銀行の窓口に向かうが支払先の目の前でサインすることに なっているのに既にサインをしてしまっているので更にトラブルの予感がする。

 銀行の窓口のお姉さんはおっとりタイプで物腰もゆったりしているが話しの内容は的確だ。「まずはこの T/Cが受け取れるものか確認しますのでしばらくお待ち下さい」とのことでソファーに戻る。30年ほど 前のデザインなので確認が必要らしい。若い人が見たことも無い二千円札を受け取ったみたいなものか。 見ていると奥の顔の怖そうな先輩であろうお局さん風の人と相談している。そして電話を掛けて確認している 様子だ。しばらくして「T/Cは受け取ることができます」との回答。しかしながら「既にサインがされて いるので本人確認が必要です」とのこと。免許証を提出。T/Cは100ドルが2枚だがお姉さんはその2枚 のサインを人差し指でゆっくりとなぞりながら免許証の姓名と比較している。そして「苗字の最後の・・daは 片方はちゃんとありますが、もう一方は・・dで終わっていてaがありませんね」とのこと。見ると確かに無い。 今までクレジットカードで何度もサインをしているがそんな「細かいこと」は意識したことはなくいつも クチャクチャと丸めて書いていて問題が無かった。芸能人が色紙にサインしているようなつもりでいたから 確かに精度は悪かったと思う。何か面白いことがおこるかもしれないと車から降りて窓口の隣の席に座って いた「くろまめ」からは「サインは重要なものでちゃんと書くもの」と責められる。

 結局、片方のT/Cにaを書き足して、両方の裏の白いところに「目の前サイン」をした。おねえさんは またゆっくりと人差し指でサインをなぞり確認していた。ここで初めて申請用紙に住所、氏名など記入し 提出。お姉さんはそれらを奥に持ってゆき「承認」をとっていたようだ。

 一件落着。ドル紙幣とT/Cで4万円+ちょっと臨時収入となった。「くろまめ」に「付き添い料」として 2万円を渡した。 

    SL広場にて    2014年9月6日

 昨日は久しぶりの飲み会で新橋へ。駅でSUICAをタッチするとエラーに。前回もエラーになった がそのときは急いでいたので切符を買った。今回は時間があったので残金がゼロと思い機械でチャージ しようとすると何と7千円ほどの残金が表示される。再度タッチしてもエラーなので駅員さんに尋ねると 装置にかざして「しばらく使用していなかったのでロックされてます」とのこと。ロックを解除しても らい無事に電車に乗った。

 新橋の「SL広場」で待ち合わせ。早めに着いた。適当な座る場所が無いので喫煙コーナーの外側の レンガに腰を下した。少し煙いが健康的かどうかを別にすればタバコの匂いはむしろ好きなので苦にならない。 ほとんどの人たちは立って待っている。座っているのも格好が悪いのでそれなりの理由を考えた。 「デング熱が流行っているので蚊に刺されないように。タバコの煙も効果がありそうだよ」。

 見ていると客引きの行動が面白い。待っている人が一人のときは近寄ってこないが、ヤァ!と手を挙げて カップルが出来ると目ざとく見つけて早足で寄ってくる。「居酒屋はもう決まっていますか・・・」。 自分の場合も例外なく寄ってきた。「自分で歩いて決めるので・・・」と振りほどいたら「私もバスケを やってました」と後ろから声がかかる。私は背が高いので共通話題を見つけようとしたようだ。バスケ部に と声をかけられはしたが運動神経が鈍くて選手にはさせてもらえなかった私には逆効果なんだよと心の中で 呟いた。

 2階の店で久しぶりの旧交を温め外に出ると風もなく温かだ。通路に出ているテーブルが1つ空いていた ので飲みなおした。気持ちが良かった。

 今日は畑に行って菜っ葉類の種をまいた。チンゲンサイ、小松菜、シュンギク、小カブだ。明日は雨に なりそうで期待している。

    断捨離U    2014年8月30日

 何でもとっておく性格なのでいろいろと出てくる。現像していないカメラのフィルムのカートリッジ。 何かが写っているのだろうけど捨てる前にフィルムを引っ張り出した。英会話のテープ。家族で行った 海外旅行の資料やチケット一式。セールスセミナーの資料。以前利用したガソリンスタンドのカード。 「VOID]の穴の空いた預金通帳の束。リトマス試験紙等々。ほとんどは捨てた。

 夕日の沈む位置を見ていると夏至の日の位置から大分左に戻ってきた。夏至からかれこれ2ヵ月経った。 セミの鳴き声も弱くなったように感じる。畑は雨がよく降るので雑草の天国になっている。完全に撲滅した 後に短期間の雨で育ったせいか同じ種類がはびこっている。アフリカなどで雨の後にバッタが大量発生する ようなものか。

 トノサマバッタの子供と思われる大きなバッタが土の上にいた。そこに黒いハチが飛んできて背中に 止まった。ハチはバッタの半分ほどの大きさだ。何が起きるのかと観察していたらバッタは暴れることも なくじっとしている。既に毒針が打たれていたのか。しばらくするとハチがバッタを掴んだまま飛び上がった。 さすがに重いらしく低空飛行のよろよろという様子でヤブのほうへ消えていった。2分ぐらいしてブーンと いう羽音がしたので見るとハチがまだ掴んだまま飛んでいた。バッタが大きすぎて巣に運び入れることが できなかったらしい。一度掴んだら離したくない。捨てられないのは自分だけではないようだ。

    断捨離    2014年8月25日

 このところ我が家は「断捨離」ブームだ。今日は「くろまめ」より写真のネガフィルムを提示された。 思い出の写真の「原本」ということで捨てることができずに、たまり続けて何十年。焼き増しすることは 全く考えられないし、しかもプリントしたものとの対応が取れていない。本人も持て余し気味なのに 代替わりしたときに処分に困るだろうというのが捨てることにした大きな理由だ。きまれば早い。そのまま 捨てるわけにもいかずカッターを持ってきて2時間ほどフィルムを縦にカットし続けた。

 先日は「開かずの箱」から日記が出てきたが、きょうは亡くなった母のタンスを整理していたら小さい 頃の私の日記が出てきた。一番小さい頃のは小学2年の絵日記だった。パラパラめくって見ると、「近くの 警察署に街頭テレビが出来たので見に行きました」とか「ここなつキャラメルのカードを集めて本をもらいに 行ったが売り切れで、たのしい二年生にしました」とか書いてあった。

ネガフィルムを捨て、名刺を処分し、ネクタイも半分ほど捨てた。自分の過去が消されていくようで、 ちょっと意気消沈。パスポートの傍にトラベラーズチェックとドル紙幣が併せて400ドルほどあったので これは今度現金化するつもりだ。

 数日の「断捨離」でゴミがいっぱい溜まった。私は普段はリサイクルと燃えるゴミの分別が良くわからなくて 小言を言われるのが嫌でなるべくタッチしないようにしているのだが、今回は「くろまめ」がきれいに分別して 袋に入れてあるので捨てる役を引き受けた。台車に大きな衣装ケースを載せ、ゴミ袋を入れて5往復。 「ゴミ捨てデビュー」であった。


    偲ぶ    2014年8月22日

 「くろまめ」の絵の先生が亡くなれて昨日、今日と葬儀に参列した。お清め所でたまたま隣り合わせた 紳士から声を掛けられ、青春時代のいろいろなエピソードを聞くことができた。先生とは函館の高校の 同級生で大学も同じだったそうだ。帰りに「くろまめ」は一期一会だね〜と言っていた。

 先日、自分の「開かずの箱」を久しぶりに開いてみた。それほど秘密でもなく普通の茶箱で鍵はかけていない。 日記を書き記したノートと手帳、それに高校のときに天体望遠鏡を作ってみようと思い途中で断念した 残骸のガラスなどが入っていた。ガラスは磨き砂を使って放物面までは作ったが銀メッキをするところまで はいかなかった。

 北斗七星の柄の端から二つ目の星「ミザール」にはすぐ傍に伴星の「アルコル」があり、昔は兵士の視力検査 に使われたらしい。。望遠鏡に興味をもちはじめた頃は何でもかんでもボケていても 大きく見えればたいしたものだと思っていたが、近接した星をくっきりと「分離」できるのが高性能と知り、 なるほどと思ったものだ。日本では「アルコル」は「寿命星」などとよばれることもありこの星が見えなくなると 年内に死ぬという言い伝えもあるらしい。老眼が進むほどに歳をとったということと思う。近年では都会の空では 若い人でも肉眼では見ることが難しそうだ。

 別の箱には役所からの通知、納税記録、カード使用記録、送金控え、昔使っていた車の車検の控え など溜まっていたが「くろまめ」の圧力により整理した。今はパソコンから色々な最新情報が出てくる ので辞書も何冊か捨てた。手動のシュレッダーも大活躍。ある一線を超えると捨てるのも結構楽しいものだ。 日記は依然として箱の中に鎮座している。

    クールシェア    2014年8月19日

 まだまだ日中は暑い。安上がりな涼しさを求め、クールシェアと称し、オニギリを持って公園に行く 回数が増えた。本日は「手賀の丘公園」だ。途中、畑に立ち寄る。数日前に肥料の「醗酵鶏ふん」を 買って車に積んでいたのだが、ピッチリと厚いビニール袋で包まれているのに匂いが漂っている。この 匂いは嫌いではなく、むしろ「好き」のほうに近付いているのだが、積んでいるだけでガソリンが余分に 使われていると思い畑の「鶏小屋」に納めた。いっぱい雨が降ったためか「カイワレ大根」のような 雑草の芽がびっしりと出揃っていた。

「手賀の丘公園」に到着。入口付近にログハウス風の建物があり中に入ってみると若い人たちがいっぱい いた。「ユースホステル」という言葉がふっと頭の中に浮かんだ。昔、ユースホステルが流行語になって テレビドラマでもやっていた。図書室もあったが誰も居ない。ロビーらしきところで甘酸っぱい香りを 漂わせながら皆でワイワイおしゃべりをしていた。

 外に出ると木漏れ日の中だ。テーブルに腰を下ろす。まだまだセミが元気だ。涼しい風が吹いてくる。 周りでは数家族がバーベキューをやっている。肉とネギがこげたようなイイ匂いが漂ってくる。漂ってくる 匂いをオカズにして持参したオニギリを食べる。ノンアルコールビールも飲む。安上がりだ。食後、 「くろまめ」は新聞を読む。しばらくしてから奥のほうへ歩いてみる。アスレチックの設備が点在している。 傍にはオニギリの形をした小型テントがあり思いきり風を通しながらお母さん同士が向かい合ってお喋りをしている。 さらに奥に進むと水を溜めた小さなプールがあり小さな子供たちが水着を着て遊んでいる。やはりお母さんたちが テントやシートを敷いて子供達の安全を見守っている。20メートルほど離れたところに同じ大きさの プールがあるが人がほとんど居ない。少し高低差があり上のプールから流れ出した水が下のプールに流れ込んで いるようだ。少しでもきれいな水で遊ばせたいということらしい。

 マップを見ると奥には「少年自然の家」、キャンプ場、展望台があるとのこと。次回はそちらまで歩いて みよう。

    デッドロック    2014年8月9日

 昨日、車に乗っているとフロントガラスにポツポツと雨粒の様子。久しぶりの雨に嬉しくなってワイパーで ひと拭きして新たな雨粒が付くのを感じ喜んだりした。ポツポツで終わってしまった。日照り続きで畑に雨が 欲しいと思っていたが本日やっと一分間ほど雨が降った。土の表面が湿った程度で畑の野菜たちへの恵みには ならなかったようだ。台風で関西方面は豪雨が続いているらしい。気温が急に下がって窓を開けておくと寒い ほどだ。近頃は雨の量も気温の変化も振れ幅が大きくなってきているようだ。

 数日前は風が強かった。北側に小さなベランダがありゴミ置場にしている。タンスの引き出しを3個出して いた。風で煽られたらしく大きな音がした。片開きドアの半透明のガラス越しに引き出しの様子が見える。 悪い予感。案の定ドアが開かない。ご丁寧に3個の引き出しが重なっているようだ。無理やりドアを押すと やっと手首が出せるほどの隙間ができた。竹ざおを持ってきてその隙間から上に乗っている引き出しをずらそう とトライする。無理な姿勢で相当時間がかかり脇のスジが痛くなったが2個は何とか横にずらすことができた。 最後の1個はしっかりと嵌ってしまっている。ドアを完全に閉めるとガラス越しに3センチほどのスペース が見えて動かせそうだがドアを開けて手首を出そうとするとドアに押し付けられてしまうのだ。こういうのを デッドロックというのであろうか。しばらく考えたがドアの蝶つがいのほうに数ミリの隙間が有ることに気づき そこから薄い定規を入れてシコシコ繰り返し移動させ、手首から腕が入るようになり、そして体を斜めにして ベランダに出ることに成功した。あとは工具を持ち込んで引き出しを分解した。分解すると小さくなった。

 先ほどは土の表面が湿った程度と書いたが、パソコンで雲の動きを見ると雨雲が北上していて、あと一時間 ほどで降り始めるかと思っていたらそのとおり降り始めた。雨は制御できないが予測するには便利な世の中に なったものだ。野菜たちの根が待ち望んでいた水を吸い取り始めていると思う。

    横浜へ    2014年8月3日

 母の四十九日法要と納骨で横浜へ。しばらく使っていなかったETCカードを挿入する。カードを入れる 装置の字の向きを考えて差し込んだつもりだが「エラーコードXXX]ですと言っている。大体は字の向きで 方向がわかると思っていたので3回繰り返し4回目にひっくり返して入れてみたら「カードが使えます」と。 一般道、高速道路も渋滞も無く順調。お寺に着くのが早そうなので大黒パーキングで軽食をとる。

 他の参列者たちは我々より早めに到着していた。本堂でお経をあげてもらう。お経の内容はわからないが 二人のお坊さんのお経のハーモニーが絶妙だった。その後少し歩いて納骨。お茶屋さんに戻り涼しい部屋で 会食。車なのでノン・アルコールビールに。外では町内のお神輿がやってきて休んでいた。道路のどん詰まり なので毎年休憩する場所になっているとのこと。お茶屋さんがビールやドリンクのサービスをしていた。暑い 日なので帰るときにはホースで水かけのサービスをしていた。ご主人の話によると最近は「特定の宗教色」 にうるさい人が増えていて、ここのお神輿も神社に奉納したりせずに練り歩くのみとのこと。

 帰りはカーナビに任せていたら出口とは違う入口になり、しばらく慣れない首都高を走ることになった。 途中から慣れ親しんだ湾岸道路(B)に入り一路帰宅。位牌が増えたので仏壇の内側や周囲をアレンジしな おす。小さな位牌になった母と写真がこちらを見ている。


    脱皮    2014年8月1日

明後日に遠出をするので洗車してガソリンを満タンにしておこうと思う。早朝からいつもの洗車場へ。 先客は1台だけ。いつもはコインを使うのは飲み物の自販機だけだが今日はバキュウムにも使った。 くろまめから「内側は私がやるからお任せ!」と分業を宣言されていたので平和に時間が進む。 帰る頃には車が5台ほどになった。洗車場の面白さは厳つい男たちが一生懸命に愛車を洗い磨いている のを見ることだ。一生懸命に打ち込んでいる姿をみていると平和を感じる。

 先日の「房総のむら」での自然のクーラーに味をしめ、弁当とノンアルコール・ビールを買って木陰を さがす。自然のど真ん中で木陰はいっぱいあるがテーブルとイスがセットであるところはそれほど無いものだ。 結局、「五本松公園」にした。林の中は涼しくセミが鳴いている。ミンミンゼミに交じってカナカナの声も聞こえ 哀愁を感じる。半ズボンだったので蚊を心配したがほとんど居なかった。セミの抜け殻の傍に薄いブルーの セミが居た。たった今脱皮して羽を伸ばしている様子であった。周りの木にはセミの抜け殻がいっぱいあって 50センチ四方に3個ぐらいくっついている木も珍しくなかった。カブトムシも現れた。最初に座ったイスの すぐ傍の木に50センチぐらいのヘビがへばりついていた。地上2メートルぐらいの高さで首を持ち上げて いたので自称ナチュラリストの私も落ち着かず場所を替えた。


    「房総のむら」    2014年7月29日

 数日の間、真夏日が続く。今日は少し空気が乾燥していて過ごしやすい。車のドアを開けると熱せられた 空気で肺の内側が焼けそうで危険を感じる。久しぶりにフロントガラスの日除けを広げてみた。効果はある。 特に理由は無いが、ここ数年は使っていなかった。無意識での流行り廃れがあるのだろうか。そういえば 正月に車の前に飾るしめ飾りもいつの間にか無くなってしまった。100円ショップで昔懐かしい「ハエ捕り リボン」が売っていたので面白がって買ってみた。くるくるとまわしながら粘着テープを引き出しぶら下げている。 ハエは捕まらないが「ツマグロヨコバイ」が何匹か捕れている。30年ほど昔、ここに引越してきた時には 窓を開けていると天井にいっぱいの「ツマグロヨコバイ」で驚き、娘の夏休みの自由研究の題材にもしたほど だったが最近はほとんど見なくなった。

 郵便局の窓口でまとまった金額の振込みを依頼したら「振込め詐欺」予防の質問を受けた。お聞きするのも失礼 だとは思うが・・・というような様子であった。振込み相手との関係、振込みの目的などの確認があった。 マニュアルどおりの対応であってボケ老人と思われたのではないと思っている。

 久しぶりに「房総のむら」へ。のんびり出来て良い。昔の農家の畑には珍しい作物が生長している。商売で 作っているのではないので少量多品種だ。雑草はなく良く手入れされている。くろまめは「和綴じ」の体験を して出来上がった小冊子を持ち帰ってきた。グループの訪問客をボランティア?の初老のガイドが江戸時代の 商売の町並みを説明している。歯切れが良い言葉でそばで聞いていても気持ちが良い。ガイドのタマゴっぽい 若い女性がバインダーを小脇に抱えて説明を聞き勉強しているような様子だ。後半は木漏れ日のもとでせみ時雨 を聞きながら休息。冷たいものを飲みながらゆっくりする。太陽があり過ぎても暑いが無いのも寂しい。木漏れ日 は丁度良い。涼しいくらいであった。駐車場の日陰に置いたつもりの車だが帰るときには日向になっていた。

    軽トラを運転    2014年7月15日

パソコンのマウスの調子が悪い。1回の左クリックで複数のパルスが出ているようだ。接点の老化と思われる。 まだ購入してから日が浅いと思うが。まずはパソコンの設定で右ボタンと左ボタンを入れ替えてみる。結果、 右クリックすれば安定した動作になったので左ボタンの接点が悪いようだ。でも長年の習慣で右左の逆転は 芳しくない。結局新しいマウスを購入。

 くろまめがキッチンの模様替えをしたいらしく家具のアウトレットに行ってみた。あまりピッタシのものが ないので板を買って自作しようとの考えになっていたら白のキッチンカウンターの前で動かなくなった。 気に入ったらしい。これは一点ものとのこと。すぐにレジのところまで運んでもらう。食器棚も白のいいものが 見つかり、さらに同じシリーズの細身の食器棚が気に入った。細身がすぐに在庫が入らないとのことで現物を 少し値引きしてもらった。キッチン家具3点。後日配達してくれるとのことだが例の如く今日欲しい。軽トラを 貸してくれるとのこと。積み込んでゴムひもで固定、さすがプロの技。おそるおそる運転。車検時の代車と違い ガソリンは満タンだ。少し走ってサイドミラーの角度がずれているのに気付く。ウィンドウは手動だ。グルグル まわして窓を開け。手でミラーを掴んで正しい角度にした。普段とは違う車の様子に助手席のくろまめは喜んで いる。背の高い家具をエレベータにのせ自宅まで運ぶのは思ったより手間取った。軽トラを返し買い物をして いよいよ家具の組み立てに入る。二つは完成品だが1つは要組み立てだ。問うと店の係員は自分たちは慣れているので 30分ぐらいと言う。実際にやってみると終わったのは9時ぐらい。3時間はかかったようだ。終わってビールを 飲んでいる間に、くろまめは嬉々として食器の整理をしている。

    上陸の反対語は    2014年7月11日

 台風8号はまれに見る強さとのことで台風情報を良く見た。九州の近くで直角に東に方向転換するという 予報には気象庁もぶれることなくしっかりとアナウンスしていた。そのとおりとなった。たいしたものだ。 紀伊半島に上陸したときにはアナウンサーも興奮気味に伝えていたが現地の風速が1.6メートルとあまりにも 平穏だったので何やらトーンダウンした様子であった。そういえば再上陸とか再々上陸しましたという報道は よく聞くが「海へ抜けること」の報道は聞いたことがない。上陸することにニュースバリューがあるのなら 「海へ抜けること」も報道の価値があると思われるが。ところで上陸の反対語は何かなと考えたが良いアイデア が無い。下陸? 聞いたことがない。離陸では飛行機を連想してしまう。台風の場合には上陸してもすぐに 海へ抜けたりするが、一般的には上陸した者はそこに住み着いて生活したり、軍隊であれば上陸して作戦を 実行して占領したりするので、上陸の反対語は出来にくいのかもしれない。言葉が無いのであれば気象庁も 発表しにくいだろう。それにしても日本列島ほどもある大きさの渦の中心部が半島に上陸したかどうかは それほど意味のあるものにも思えないが単にセンセーショナルに報道したいだけなのだろうか。

 台風が弱ってきて赤い暴風圏が無くなり黄色い強風圏だけになったりするが、結構風の強さにバラツキが あるようだ。強風圏にある各都市の実況などを見ていると無風に近いところも多いようだ。何時間も前の 風の強い時の映像や海岸の高波などの映像で意識的に警戒感を高めているようにも思えるが、あまりにも 現実と違ってくると台風の進路は示していても黄色い強風圏のマークは表示しないこともあるようだ。

 今朝は千葉県に再々上陸との報道であったが現地もここも台風一過のような穏やかな天気だった。久しぶりに くろまめと畑に出かけた。草取りがメインだった。大きくなったキュウリが地面に横たわっていた。インゲンも 採った。ミニトマトが赤く熟していたのでかじって喉を潤した。結構大汗をかいて腰が痛くなったが家に戻らずに いつもの洗車場に行った。自販機でペットボトルの液体を何本も飲み車もきれいになったので疲れがだいぶとれた。 今は自分は首の後ろが日焼けでヒリヒリしている。くろまめは腰にサロンパスのようなものを貼っている。

    続・諸手続き    2014年7月9日

 昨日は電車で年金事務所まで行ってきた。書類が揃ったので電話で確認、先方は郵送でもOKですとのこと であったが久しぶりに電車に乗ってみたくなり出向くことにした。駅の自動改札機でいつものように財布を かざすとエラーになる。財布の中を確認するとスイカが入っていない。他のカードが多いので優先度の低い スイカは外していたらしい。切符を購入。単線の線路の両脇から葛の蔓や葉が迫ってくる。雨の量の多い今の 時期が最盛期のようだが花はまだ咲いていない。畑の一画に太陽電池のパネルが並んでいてミスマッチ感がある。 電車の中では中学生らしきグループがケータイを見たり見せ合ったりふざけたり、軟体動物のような彼らを見て いると日本の将来が心配になってきた。

 駅で降りる。パソコンで確認してきた「マツモトキ○シ」がある。これを背にして線路沿いに歩けば5分ほど で年金事務所に到着するはずだ。この駅は二つの路線が直交している。ところが歩いているとどんどん畑っぽく なって道が細くなってくる。早めに駅に引き返し大きな通りを歩くがまた違うようだ。通りの不動産屋さんに 道を聞く。暑い日だ。戻って踏み切りを渡り左に行けばあるとのことでその通りに歩いたら到着。

 受付でこれこれで来ましたというと今ならすぐに対応できますのでこの用紙に記入して奥でお待ちください とのこと。椅子に座って呼び出し番号のモニターを見ていて次なのだがなかなか変わらない。8個ほど窓口は あるが相談が終わった係員は次々に奥に入って姿が見えなくなる。丁度ひるめし時なので、そういうものなのかな と気長に待つ。そのうち受付に促されたように慌てた様子で係員がやってきた。「大変お待たせしたようで」と 言っていたが自分は「昼休みだったんですか」とは言わなかった。「未支給年金」を振り込む自分の銀行口座 を記入する。用紙には相続人の存在を確認して○×をする項目があったが、あっさりしたもので銀行のように 除籍謄本や改正原戸籍謄本を提出しろとのことではないのはやはり金額の大小によるものなのか。

 駅に戻ってまだ「マツモトキ○シ」の疑問が残っている。ちゃんと調べてそのとおり歩いたはずだ。駅前広場 の工事中の足場の向こうを良く見ると大きな「マツモトキ○シ」の店があった。自分が見ていたのは「マツモトキ○シ」 の処方箋の店だった。教訓。良く見回して目印が二つ以上あったら大きなほうを選ぶべし。

    諸手続き    2014年7月5日

 戸籍謄本や住民票は知っていたが、除籍謄本、改正原戸籍謄本は知らなかった。母の銀行の預金が凍結され それを「解凍」するために出生時まで遡った連続したこれらの書類が必要とのことだ。役所が遠方なので 封筒に「定額小為替」を入れて郵送する。定額小為替という言葉は知っていたが実際に購入してみると思って いたより格調高いものだ。切手みたいなものだと思っていたら手形のようでシリアル番号が入っていて自分用 の控えまである。格調が高い分1枚ごとに手数料がとられる。

 ちょっと前に郵便局の貯金通帳にカードを作ったが、暗証番号をすっかり忘れてしまっていた。いつもは あるところに記録しておくのだが、どこにも痕跡がない。電話してみると通帳と印鑑と身分証明書を持って 窓口に来てくれとのこと。窓口に行くとカードを作ったときの係員がいて、そのときに暗証番号は忘れない ように気をつけて下さいと言われていたので、ちょっと体裁が悪かった。係員がロックの解除は出来ますので 思いつく暗証番号を幾つか入れてみてくださいとのことで、幾つか入れてみたが全部ダメだった。今日、郵送 されてきて、番号を見て、なるほどと思った。

 今日は畑の雑草退治をした。半分の広さの50坪ぐらいの草をなぎ倒した。根っこも掘ってひっくり返した。 隠れていた手無しインゲンが姿を現した。りっばな豆のサヤがいっぱいぶら下がっていた。ベランダのハーブたち もトウ立ちしてきた。最初は伸びたトウをカットしていたがハーブの一生を見届けるのも育てている者の義務の ような気持ちも出てきて観察をしている。植物の生命力はすごい。

    母逝く    2014年6月25日

 6月21日午前11時50分、母が逝った。92歳の大往生だった。その日の朝、連絡して 駆けつけてくれた姉夫妻と見守るなか、静かに苦しむことなく呼吸を止めた。

 12月に退院してから自宅での介護に入っていた。母は昔から「最期は自宅で迎えたい」と言って いたが、その希望はかなえることができた。花見もできたが次第に衰えてゆく体力が回復することは なかった。

 母は長野県で生まれ、戦前に一家で韓国に渡り釜山あたりで教師として青春時代を過ごした。 実家は割りと裕福でお嬢さんとして育ったらしい。結婚して終戦後引揚げてきた。長崎、岩手、青森 と親戚を頼って引越し、苦労して子どもたちを育ててくれた。孫ができてからは横浜で同居を始め その後千葉に引越してきた。大らかな性格で愚痴や不平を言っているのを聞いたことがない。運命や 境遇をありのままに受けいれる性格だったと思う。編み物が得意だったので私の着ているセーターや カーディガンは母の編んだものが多い。ダンスも習っていて、使っていたダンスシューズはお棺の中 に納めた。ちぎり絵は賞をもらったり展示会に出したりしていた。家庭菜園も大好きだった。 義兄がラグビーをやっていたので試合の合い間の観光、家族旅行、同窓生との旅行など海外への旅行 も何度も行っていた。ファーストクラスにも乗ったことがあるとのこと。70歳を過ぎた頃に語学力 を高めようとテレビの英語講座を見ていた。

 葬儀は24日に親族のみの家族葬で執り行った。横浜の菩提寺より住職を招いてお経をあげてもらった。 思いがけずに九州や愛知の親戚たちも駆けつけてくれて久しぶりの対面となった。お経の合い間に母の 好きだった「白いブランコ」のメロディーが流れる。母がギターを抱えてコードを練習していたことを 思い出し涙がでる。

 昨日から我が家で一泊のイトコが畑を見たいとのことなので、久しぶりに畑に行ってみた。しばらく 行っていないので草ぼうぼう。ナス、キュウリ、インゲン、ラッキョウ、ニンニクなどを収穫。 採りたての野菜が朝食に並ぶ。母が畑へ行きたがっていたのを思い出し霊前に野菜を供えた。

    土壌pH計    2014年6月15日

 娘より土壌pH計が届いた。家庭菜園をやっているので畑の土の酸・アルカリ度の目安になり そうだ。早速ベランダの植木鉢に差し込んでみた。pH6で中性から弱酸性の範囲でまあまあだ。 畑には苦土石灰をまいているがこれまでは酸性度は計ったことはない。楽しみが増えた。 電池は使っていないので表示はアナログだが長持ちしそうだ。こういう器具はシンプルなほうが 良い。現在使っているヘアドライヤーは単純な構造で壊れる気配もない。領収書を引っ張り出して 見たら13年前に購入していた。

 前回、「虫ゴム奮闘記」をアップしたが自分の大いなる勘違いであった。実際には昔からある 「虫ゴム」タイプと海外から入ってきた「スーパーバルブ」タイプがあって、虫ゴムの役割に 相当する仕組みは金具の内側の見えない部分にあるのに、外側にあるべき虫ゴムが取れてしまって いると勘違いした自分は、サイズの違う金具に無理やり虫ゴムをはめ込んでいたのであった。 『確信をもって作業すると結果がはやくやってくるものだ』などと赤面ものである。

    虫ゴム    2014年6月4日

 車椅子の空気が抜ける。しばらく前に空気入れを買ってきて時々入れてその場しのぎをしていたが 根本的解決にはなっていなかったので車椅子の空気を入れるところの部品をばらしてみた。案の定、 虫ゴムがぼろぼろになっていた。小さい頃、自転車のタイヤの修理は良くやっていたので、この辺り の構造は割りと詳しい。ところが虫ゴムをはめようとするとなかなかすんなりとはいかない。虫ゴム の大きさの規格は1種類とおもっていたが、もしかして太いの細いの2種類ぐらいあるのか。虫ゴム をもらった人がスポーツ自転車を持っている人だったので細い車輪用の細い虫ゴムがあるのかと思ったり した。インターネットで調べてみると1種類のようではめる時には皆苦労しているようだ。しつこくトライ して上手くいった。一旦上手くいけば、もう一方の車輪のほうの時間はかからなかった。確信をもって 作業すると結果がはやくやってくるものだ。パソコンの電源を切ろうと思ったら、たまたま6月4日の 「ムシ」だったので「虫ゴム奮闘記」をとりいそぎアップした。

    表示マークの意味?    2014年5月30日

 この数日は一気に夏がきたような陽気だ。光が強いのでオゾンが発生しているらしく爽やかな匂い を感じる。ベランダの草木への水遣りの回数が増えた。食品売り場で刺身を買ってビニール袋詰めの氷 を入れても車内の暑さは相当なものだ。今シーズン初めて冷房のスイッチを入れる。

 新しく購入したテレビは外付けでUSBハードディスクを接続すれば録画・再生ができるという。 500GBであれば200時間近くの録画が可能らしい。10年間の「浦島太郎」はさっそく電気屋 さんへ。B社の500GBは8000円で箱にテレビの型名が「接続確認済み」として印刷されている。 テレビのマニュアルに「接続確認済みでもACアダプタを接続しない場合は動作保証できません」と あったので念のため店員に確認すると、やはりACアダプタ付きの装置のほうへ誘導しようとする。 AC電源を用意するのは煩わしいし、USB端子から電源をもらうタイプのほうがコンパクトで使い 安い、パソコンで使っていても誤動作したことは無い。自己責任でやってみますと8000円のものを 購入した。その後は快適に動作している。これまではテレビの隣に置いてある録画用のデッキが録画の 10分前になると電源が入り録画をしていたが、今度はテレビの電源が入っていない状態でも、しっかり と裏方で録画してくれているのでたいしたものだ。それにしても「接続確認済みでも動作保証できません」 のマークを表示する意味は?

 掛け時計の文字盤の中に月・日・曜日・温度・湿度を表示する時計を買いにいった。3000円近くで しかも電波時計とある。ところが店員の説明がどうもネガティブだ。電波は弱くてビルの中には届きにくい らしい。展示している3台ほどの電波時計を指し示し「ほら電波時計でも時刻が狂っているでしょう」という 説明だ。ワーストケースでは手動でも合わす事ができるというので購入。家で早速電池を入れるが電波の強さ を示すパラボラアンテナのマークが電波を感知していない。傾げてもだめ。北側の部屋に行き窓際である角度 にキープするとやっと電波を受信している3本のマークがついた。数分そのままの体勢でいると勝手に針が回り 正しい時刻を表示した。ところがその後はどこの部屋に行ってもどの角度にしても3本のマークはつきっぱなし となった。確かに店頭で電波が入っていないという表示はしたくないのでそのようにプログラムされているとは 思うが、初期設定時点と動作後時点ではアンテナマークの表示の意味合いが違うという、かなりトリッキーな 表示のようだ。

    草木のつぶやき    2014年5月26日

雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
しなやかなからだをもち
与えられた命を
全面的に受けいれて
いつも静かにたたずんでいる
土の中の水分と
光と多少の養分をとり
動けないけれども
自分の命をまっとうし
不平不満を言わずに
動物たちを腹いっぱいにさせ
酸素を与え緑を与える
鳥に食べられ風に運ばれて
芽を出した場所が住みにくくても
不平は言わずに潔く生きる
できるだけ強い子孫を残そうと
遠くから飛んでくる花粉を待つ
日の光の方角がわかれば
少しでもその方向に首をかしげ
つかまるものが見つかれば
ツルを伸ばしてしがみつき
風が吹けば逆らわずに
風をやり過ごし
虫が来れば
蜜を分けてやる
日照りの時は根を深く伸ばし
寒さの夏は早めに種を作り
翌年のために自分は土に戻る
みんなに雑草と呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうものに
わたしはなりたい  

    テレビを買う    2014年5月21日

 朝、テレビで地デジの後BS放送を見ようとしたが映らない。先日テレビの裏の通気用の格子に 綿ぼこりが詰まっていて同じように映らなくなり、ゴミを取り除いて冷やしたら復活したので喜んで いた。やはり完全復活ではなく部品がダメージを受けていたようだ。日記を検索してみると、この テレビは32インチであるが2004年に36万円で購入したとある。当時は1インチ1万円と言われて いた時期なので、だいたい計算は合っている。10年使ったので新しいテレビを購入することにした。

 妻からは42インチぐらいは欲しいと言われていたので、その大きさの展示コーナーでさがす。店員が ご説明しましょうかと近付いてきたので、10年まえには無かった新しい機能を説明してもらう。 外部ディスクを接続すると録画ができたり、USBメモリーを差すと画像や動画が再生できたり、無線LAN でインターネットができたりと、かなりの部分がパソコンに近付いている。映像がメリハリがあり綺麗だった のでT社の42インチにした。10年前であれば42万円ぐらいはした計算になるが、10万円弱で買うことが できた。かなり薄くて軽かったのでダンボール箱を車の後部座席に積み込み持ち帰った。

 画質は今までのテレビに比べると格段に良くなった。畑の写真などは実際の景色より美しい?し、相撲の力士 の肌は皮膚の下の血管や組織の不均一性まで見えるほどだ。無線LANも設定してインターネットも 出来ることを確認したが、反応は遅いので通信速度は遅いと思われる。録画機能は後日確認することにした。

 故障したと思われたテレビを試しに電源を入れてみると、地デジもBSもすっきりと映っている。 見なければ良かった。捨てられなくなった。

    ガラス瓶    2014年5月19日

 古いミシンを入手した。30年ほど前に購入したものらしい。取説の表紙の写真の女の人の化粧と 衣装が時代を感じさせる。まずは電源を入れてペダルを踏むと動いた。まずはひと段落。ページを めくると図があり注油ポイントが22箇所ある。長期間使用しなかった場合の注意書として、ベンジン を注油箇所に差し、慣らし運転をして古い油を取り去ってからミシン油を差す、とある。

 ベンジンはストックがあったがミシン油は無かったので本日購入。一種類しかなくプラスチックの 容器だった。頭の中にあったイメージは昔家のミシンの引き出しにあったガラス瓶のミシン油だったので、 少々残念に思った。でも容器が柔らかいので油を差すには便利そうだ。

 そういえば一時「ビールは瓶」にこだわって、わざわざ近くの酒屋に行ってケースで買ってきていた。結構 重くて台車で運んでいた。さすがに今は缶ビールにしているが日本酒や焼酎は必ずガラス瓶だ。先日はオリーブ オイルもガラス瓶にした。昔の目薬はガラスの容器に入っていたため、目薬を垂らすためにわざわざゴムのボッチ が付いていた。その点で今のプラスチック容器は便利だ。

 妻のくろまめは小さなかわいいガラス瓶を集めるのが好きだ。あと外国のお菓子の空き缶なども集めている。 宝石や貴金属ではないのでありがたい。

    車検    2014年5月16日

 車検のため50分ほど車を走らせる。遠いけれど、車を購入した店に律儀に車検をお願いしている。 代車は「軽」では頭がつかえるので普通車をお願いしていたが、大きなワンボックスカーを用意して おいてくれた。帰る途中親戚の家に立ち寄り貰った古いミシンを積み込んだ。大きな車で良かった。 後ろに立てて置くことができた。お決まりだが代車の燃料計は「E」の近くを指していて、そのうちに 燃料警告ランプが点灯し始めた。1000円分だけ給油した。買い物に立ち寄ったが車の形も型名も頭 に焼き付けずに駐車したので帰るときにさがすはめになった。急に空が暗くなり雨がぱらついてきた。 後ろに積んだミシンの木の台を目安にやっと見つけた。雨が激しくなりワイパーを動かすが、仕組みが 微妙に違っていてなかなか期待どおりに動かない。期待していないリアのワイパーも動き始めたが実害 がないのでそのままにしておく。

 昔カナダに出張したときに良くレンタカーを借りた。眠いし右側走行だし、日本からのお客様を 後ろに乗せて、ナイアガラの観光のあと夜の道を走ったり、冬の高速道路で砂混じりのシャーベットを ワイパーでかき分けながら走ったり、今思うと結構危険だった。

 1000円分しか給油しなかったので相変わらず「E」の近くを指している車は、雨の中を走り続けて いるが近くで稲妻が光った。横目で見るとカーラジオらしき装置が見えるが、もちろんそれをいじっている 余裕はない。緊張しながら家の近くまでくると空が急に晴れてきた。

    拡大鏡    2014年5月12日

 昨日、振込みのためATMコーナーへ。振込み口座番号、金額などをプリントアウトして万全の 準備と思っていたが、数字が小さすぎて見えない。バッグから眼鏡ケースを取り出したが中身が入って いなかった。周りに人が居ないので、家に電話をしてパソコンを確認してもらい一件落着。これからは ルーペをバッグに常時携帯することにした。

 ハワイに直径30メートルの大型望遠鏡を作る計画があるそうだ。これほど大きい鏡になると自分の 重力や温度の変化で歪みが生じるため歪みの出にくい材質を使ったり機械的に頑丈につくったりしたらしい が、今は対角1.44メートルの六角形の鏡を492枚貼り合せて作る「分割鏡方式」らしい。492枚の 鏡の後ろにはそれぞれ微調整用の駆動装置があり、望遠鏡の向きが変わったり温度変化があっても最高の 星の姿がとらえられるように個々の鏡が微調整できる仕組みだ。129億年以前の宇宙誕生の頃の星や銀河 が見れるようになるというから科学技術の進歩はすごい。重厚長大から分散処理への流れは変わらないようだ。

    テレビ故障?    2014年5月7日

 テレビの平均買い替え年数が8年とのニュースを見ていた時、たまたまであるが地デジのすべてのチャンネル が映らなくなってしまった。BSを見たら正常に映っている。さては外のアンテナの接触不良かと思ったが テレビと並列に接続されているビデオデッキから来る映像は地デジの信号も正常だ。同軸ケーブルを入れ替え てみたが現象は変わらずだ。いよいよテレビの故障っぽい。テレビのメニュで受信電波の強さを表示する 棒グラフを見てみると地デジもBSも充分な強さの電波がテレビに入力されていることがわかる。自分で 出来ることはここまでで後はブラックボックスで手の付けようが無い。いよいよ買い替えか。と思ったところ でテレビの裏側をのぞくと空気の通過する格子に綿ぼこりが詰まっていた。まさかとは思いつつ、爪楊枝と 静電効果のハケで掃除をしたら、あっというまに映像が復活した。

 電子回路は想像以上に熱に弱そうだ。特にデジタル方式は正常状態と異常状態がハッキリと分かれてしまう。 昔のアナログであれば画面が薄くなるとかノイズが増えてくるとかの予兆があるのだが、デジタルは我慢に 我慢を重ねて、そのうちパッタリとだめになる。

 本日、プリンタのインクのシアンを交換した。以前から画面に残量少なしの画像が出てイエローカードが 出ていた。印刷の途中でレッドカードが出ないことを祈りつつ、しばらく使い続けていた。インクをケチって 印画紙をだめにするか、究極の選択だ。親切にアナログ棒グラフでインクの残量が表示されるため交換時期を 迷ってしまう。いっそデジタル式に一気にレッドカードを出してもらったほうが精神衛生上は良いのかも知れない。

    「巻き戻し」は遠くなりにけり    2014年5月5日

 最近の若者は「巻き戻し」という言葉がわからないらしい。最近の映像や音楽はディスクやカードなど ICメモリーに記録するようになっていて最後の「テープ」はVHSだというから無理も無い。我が家でも 棚の奥に昔に録画したVHSテープがいっぱい見え隠れしている。重要そうなものはデジタル変換してDVD に焼いているが、あれほど当時興奮しながら撮った多くの映像は自然消滅してゆく運命にあるようだ。

 ただDVDにしてもデジタル化したので半永久的な寿命と思っていたら、そうでも無いらしい。市販されて いる映画などのソフトはDVDに物理的な小さな「穴」を掘っているので数十年の寿命はありそうだが、自分の パソコンで焼いたDVDは「穴」は掘られておらず、描画された面にレーザーを当て反射率の違いでデジタル情報 を得る方式のようなので寿命は数年という説もあるほどだ。あの苦労してDVD化した映像が数年とは・・・。

 小さい頃はオープンリールのテープデッキは高嶺の花だった。どのメーカーのものが音質が良いか議論したり した。秋葉原に行くとテープデッキに大きなスピーカーボックスが並んで展示してあった。カセットテープが 出てきたときは音質が良いはずが無いなどと鼻で笑っていたが、いつの間にか世の中にはびこっていた。ウォークマン が発表されて、MDも出たが寿命は短かった。VHSテープも去っていった。

 アナログからデジタルになりDVDで半永久的と安心しかけていたが、そうでもないらしい。半永久的な メディアに記録したとしても100年後に、それを再生できる再生機が存在しているのかという問題もある。 古い遺跡から出てくる紙に書いた文字のほうが、よっぽど寿命が長そうだ。

    5月    2014年5月1日

 風薫る5月が始まったと書きたかったところだが今日は昨日来の雨があがったが曇りで風が少々強い。 昨日購入した夏野菜の苗が待機しているが、ポカポカとした太陽の光と穏やかな風のもとで植えたいので 保留にしている。バジルは畑とベランダ両方に植えるのでベランダのプランターに植えつけた。

 ところでMS社のIE(インターネット・エクスプローラー)がハッカーに攻撃される可能性があるとの ニュースがあったので我が家もすぐに対応した。一時的に他社の閲覧ソフトにしているがやはり使い慣れた ソフトが良い。早く対策をして欲しいものだ。

 iPadは画像が精細で美しい。私は指が太いので細かいタッチはミスることがある。昔勤めていた会社で世 間に出始めた頃のタッチパネルを扱っていた。今のようにモニターと一体になっているのではなくモニター の前面に引っ掛ける外付けタイプであった。タッチの部分は8x8=64の全面を64分割する程度のもの で、ひとつのマスに指が2本ぐらい入るくらいの粗いものだった。現在の精度と比べると隔世の感がある。 くろまめは指使いにも慣れてきたようだ、新聞は大阪と西(福岡)、全国地域面も読んで楽しんでいる。

    富裕層と貧困層    2014年4月26日

 最近興味をもった話題が二つ。

 アメリカでは富裕層が集まって新しい市を作り、市役所業務の外注、警察業務、福祉設備などの 組織をコストをかけないように作り、安全で豊かな暮らしをしているとのこと。富裕層に出て行かれた 貧困層の残った町では、税収が減り福祉予算が減りゴミの収集の回数も減り町が機能しなくなっている とのことだ。富裕層の人々が払っている税金ほどの恩恵を受けておらず、貧困層に回って行くだけという のと安全な生活というが理由とのこと。日本でも健康保険組合を業種別に作ったり労働組合を職種別に したり「みんないっしょ」はいやという形にはなっているが、新しい町まで作ってしまうアメリカはすごい。 現代の社会が崩れてゆく、現代版の「荘園」のようだ。世界情勢をみても資源のある国、経済力のある国が 幅を利かせている。経済制裁を加えようとしても逆制裁されそうながんじがらめ状態だ。親分の力が弱く なれば子分たちが争うのは世界情勢も同じのようだ。

 電波望遠鏡で宇宙からやってくる雑音に埋もれた微弱な規則性のある信号を捕らえたい。しかしながら 不規則な雑音に埋もれてしまい検出しにくい。でも科学の力で検出できるという。科学者の例えは、パーティ をやっている部屋はいろいろな音がランダムに発生していて騒がしいが、微弱でもドアをコツコツと叩く音が 周期的であれば検出できるという。例えがわかり易い。時間方向に積算してゆけば周期性のある信号は重なり 合わすことができて大きな信号にすることができるが、このときランダムノイズは平均化されるため弱い信号 になるという原理と思う。一種のカクテル・パーティ効果か。

 人の世界も科学の世界も興味深い。  

    変わってゆくもの    2014年4月13日

 テレビの番組で昔の新幹線をやっていた。食堂車が出てきた。懐かしい。指定券がとれずに通路に 立つはめになったときに食堂車でハムをツマミにビールを飲んで腰の疲れをとった。国鉄側もそれを 見越して値段の設定が高かった。おまけにやけに冷房が強くて腰を落ち着かせないためのイヤガラセ と思っていた。連結通路のところには水のサーバーがあって紙でできた簡易コップを膨らませて飲む のであるが鼻がぶつからないようにカーブしているところが印象的だった。緑色の公衆電話もあった。 たしか始めの頃はコインを入れるタイプでお金のカウントが見る見る減っていった。そのうちに テレホンカードになった。今や電話は個人個人のバッグの中に入っているのだから時代は変わった。

 電話といえば携帯電話のハシリの頃に駅で肩からショルダーバッグのような装置を下げている人を 見た。装置からはくるくるとカールしたコードが出ていてダイヤル式電話の頃の大きな受話器に向かって 話していた。その後ケータイはどんどん小型になりアンテナは内蔵になり液晶が大きくなりボタンが なくなった。そのコンパクトさ便利さはありがたいがこどものオモチャとして考えると味気ない。 昔の子供は受話器を耳にあてダイヤルを回して遊んだものだが、先日孫のオモチャを見たらかろうじて 押しボタンは付いていた。最先端の電話のオモチャは押しボタンもないノッペラボウの箱なのだろうか。 カラオケの映像を作るときにはケータイ電話は使わないようにしていると聞いたことがある。ケータイの 変化が速過ぎてフィルムに時代を感じてしまうかららしい。ケータイさえ出なければ男女間の微妙な 駆け引きは何年たっても変わりなく使えるということらしい。

 iPadのカバーの選定は結局アップル純正のスマートケースというものにした。裏表が包まれてカバーを 開けるとすぐに使えるように画面が現れる。くろまめはスマートケースをさらにひとまわり大きいノート PCのカバーで包んでにんまりしている。

    iPadの設定    2014年4月6日

 天気予報どおり肌寒い朝になった。くろまめのノートPCがWindowsXPでOSのサポートが終了する とのこと。おまけにバッテリーが完全にイカレテしまっていて常にAC電源に接続していないと動かない 状況だった。動作も遅くなりディスクを初期化したものの、そろそろ新しいモノが欲しくなっていた。 ということで本日ケーズデンキへ。

 ネットが見れて、メールができて、持ち運びに便利なものということで、iPadを思い浮かべながら お店へ。感じのよい的確な受け答えの店員さんが気に入り即決。説明書やCDは付属していないとの ことだが帰ってきて箱を開けてみるとACアダプタ(本体接続USBケーブル)以外は確かに何にも 入っていなかった。A4の簡単なセットアップ手順書ぐらいは普通は入っているものだった。いまど きの製品はネットを見ながら、使いながら、覚えていくものらしい。

 初期設定はそれほど複雑なものではないが、無線LANのWi-Fi設定で入力を求められている26桁の 「暗号化キー」が確認できなくて少し時間を食ってしまった。以前、無線LANの装置を設定したときに 「おまかせ便利ソフト」を使ったため「暗号化キー」は意識していなかった。もう1台のパソコンで検索 すると同じトラブルの人が多いらしく、これこれのソフトウェアの手順で確認できると回答している。 ソフトのバージョンが古くてSSIDは出るが「暗号化キー」は見ることが出来ない。新しいバージョン のソフトをダウンロードしても上手くいかない。最終的に検索窓にIPアドレスを直接記述したらいろいろ な情報が出てきた。「暗号化キー」もバッチリ出てきた。ネットの便利さを再認識した。

その後は順調で、ネットの閲覧、メールの送受信、カメラで撮った画像や動画のメール添付などやってみた。 速さ、軽さなど満足している。いろいろな機能がありそうなのでしばらくは楽しめそうだ。くろまめには 「誕生祝いの先渡し」と言いたいところだが、まだ半年も先なので受けいれてもらえそうもないが。
外では季節はずれのカミナリがゴロゴロ鳴っている。

    春がやってきた    2014年3月25日

 彼岸も過ぎ本格的な春が来たようだ。20℃を超えて春というよりは初夏に近いような気がする。 東京では桜の開花宣言とのこと。各地から桜便りが聞かれるようになった。室内に避難していた植木鉢 たちをベランダに移動させては夕方に運び込む。結構良い運動になる。

 ジャガイモの植え時を勘違いして遅くなったが近くのホームセンターに行ってみた。開店一番に行ったが 肥料などをカートに載せたシニアのオジサン達が早くも門から出てきていた。皆張り切っている表情が良い。 良い季節になった。種芋は売れ残ったようなアンデスレッドがあったがキタアカリはなかった。午後に 別のホームセンターに行ってみた。今度はキタアカリはあったがアンデスレッドはなかった。今年は キタアカリのみにすることにして大粒の種芋を3キロを購入。ついでにセージとタイムの苗も購入した。 種芋は半分にカットして切り口を自然乾燥だ。草木灰とかは付けないほうがベターとのことである。

 4月からの消費税のアップで駆け込み商法の看板が立ち並ぶ。郵便料金の値上げの前に官製ハガキを いっぱい買いましたという人もいるようだ。何か勘違いしているに違いない。家に電化製品の一覧の パンフレットが舞い込んだ。写真と基本的な仕様が書かれているが価格はすべて「オープン価格」と なっている。この程度の性能ではこの程度の価格なのかという品定めの楽しみがない。目安となる価格 でも書いておいて欲しいものだ。 

    地震から3年目    2014年3月11日

 その日は大崎のオフィスの20階に居たが、ユッサユッサという加速度を感じる大きな揺れにビルが 崩れるかと思った。エレベータは止まり窓から見える千葉の工業地帯のガスタンクが炎上していて、 それを報じるインターネットのニュースをリアルタイムで見ていた。翌日昼頃に山手線が動き出したので 家に向かったが上野駅の外まではみ出る大行列で歩くことに。その後は色々な体験をしてやっと家にたどり 着くことに。その後はガソリンや食料の不足で、話の種は尽きない。その3月末で定年を迎えた。 世間は定年退職パーティーをやってもらえるような雰囲気では無かったが、うれしい事に何とかやってもら えた。

 3年目とあってテレビでは「決して忘れてはならない」、「復興が進んでいない事に愕然」、 「当時産まれた赤ちゃんが・・・」、「歌を歌ってできる限りの・・・」など感情に訴える構成に なっているが何か切り込んでいない感じがする。計画がしっかりと決まっていて、予算がついていて、 資材が調達できていて、作業員が確保されていれば「復興」が進まないはずはない。高台に集団移転 させたいが海岸に住みたい人もいる。堤防の高さを倍にしたいが景観をそこねるので従来の高さで 良いという人がいる。用地買収にもすんなり同意しない人がいる。自己責任で好きなところに住んで もらったほうが良いのではなかろうか。街は自然発生的に出来ていくものと思う。

 「被災地とこころはひとつ・・・」など歌まで歌ってキャンペーンしているが現実はどうだろう。 ガレキの搬入焼却を拒否し、放射能の値が低くても被災地の農産物、水産物は買わない風評被害が おきている。天災で始まったが「人災」だ。被災地の農産物を買って協力することこそ「こころはひとつ」 ではないのかと家の中で「演説」していた。夕方買い物に行ってシイタケが並んでいた。片方は被災地の もので値段も少し安かった。何と、私は迷ったあげくに被災地以外のシイタケを手にしていたのであった。 シイタケのヒダヒダを見たあとの食べ物に対する本能的なものか。今ではカサの色が良かったからと自分 の選択を理由付けをしようとしている。「くろまめ」には言行不一致と笑われている。

    PCのリカバリーその後    2014年3月2日

 雨の一日。車で走っていても景色が沈んでいて気が滅入る。先日28日は天気が良かった。 周りが田んぼの中の見通しの良い道を走っていたら対向車がヘッドライトを点滅させている。 交通取締りの合図をしてくれているに違いないと思って注意して走る。案の定、一旦停止の 交差点の近くに白バイが隠れていた。以前この近くの道路で一旦停止違反で捕まったことが ある。対向車に感謝。

 ノートPCのリカバリーが終わり速度が速くなって復活した。2枚のリカバリーディスクを 挿入して立ち上げ、無線LANのディスクを入れて設定する。この時点でインターネットが見れる ようになる。まずはgoogleをお気に入りに登録。ウィルスバスターをホームページよりダウンロード してシリアル番号を入力。「保護されています」のメッセージで一段落、ひと安心。 まだしばらくは使えそうだ。マニュアルが無くても主として使っているデスクトップPCで 調べると何でも出てくるので助かる。便利な世の中になったものだ。

    ノートPCのリカバリー    2014年2月28日

 一気に春の陽気だ。車の外気温度計は20℃を示している。空気は春霞で遠くが白っぽい。 灯油売場はシーズンが去ったような光景で半分ぐらいの数のオジサン達がヒマそうだ。灯油券 を買って給油のほうへ近付くとオジサン達が片手を挙げて「どうぞ〜」と客を引く。このオジサン達 は何もしていないことに耐えられない世代なのだ。

 現在ベランダにあるスープセロリは生長が需要に追いつかないので3株を新たに購入した。 鍋の蓋が壊れたので2個購入したが帰ってから合わせてみるとしっくりこない。ちゃんとサイズ を計っていったつもりだが、鍋のふちが2段階みたいになっていてどこを計ればよいか判らない。 まあ何とか用は足せそうだ。梅が咲いていたので立ち寄り妻(くろまめ)の写真を撮ったりする。

 家のノートPCの速度が遅くなって実用にならない。ディスクのクリーンアップやデフラグを やってみても改善しないので完全に初期化することにした。リカバリーディスクをセットして立ち上げ 今隣の机でファイルのコピーをしているようだ。1時間ほどかかりそうだ。結果は後日。 くろまめは傍らで自分のカメラの機能をマニュアルを見ながら再確認している。

    春の気配    2014年2月26日

 春の陽気になりましたとか雪解けで雪崩に気をつけて下さいとかニュースが春を告げている。 我が家の気圧計も南岸低気圧のときは998hpaまで針が下がったが今は1024hpaまで戻っている。 針の触れ幅が結構大きいので面白い。それにしても3週間ほど前に修理した外気温を見るデジタル 温度計であるが表示から「7」を引くことで決着していたのだが、どうもニュースや窓から見える 春の陽気と合わない。これはおかしいと思い詳しい地元のアメダスと比べると、何と表示は正常に なおっていた。いろいろケーブルを揺さぶってみたが安定している。原因がわからないので 今はやりの「再発防止策」は見つからないが、計算しなくて済むようになった。

 ソチ冬季オリンピックが閉幕した。どの競技も時代とともに技が複雑化しているようだ。昔の フィルムを見るとスケートでもスキーでも割りとシンプルに見える。今は回転したり捻ったり 複雑だ。大きなマトリョーシカにタッチするとポイントアップするなど、アイデアに感心した。 スキージャンプやフィギュアの団体戦は個人のポイントの単純な足し算という以上の意味があるの だろうか。確かに1人のミスがチームの足を引っ張るという悲劇性の演出はあると思うが、あくまで 個人競技ではないかとの思いがした。フィギュアは滑るように演技ができるのだから特に女子は 美しさの極みではないだろうか。あの衣装に付け加わっている肌色の布の部分は「無いもの」と 思い込んで鑑賞した。

    無限でも有限    2014年2月22日

 パラドックス(逆説)を検索してみたら色々な興味のある説がいっぱいあった。頭の体操に 良いと思って読んでみた。世の中の賢い人々が考えても難解な話が現在残っているのであるから 凡人である自分には体操どころか難解なものが多かった。

 その中で「アキレスと亀」は有名なパラドックスでご存知のかたも多いと思う。足の速い アキレスが亀と競争しても追い越せないという逆説だ。アキレスが前を走る亀を追いかけて亀に 追いついても、その時点で亀はさらに先に進んでいる。また追いついても亀は少しではあるがさらに 先に進んでいる。これを繰り返せばアキレスは亀に限りなく近付くけれども永久に追い越せない という説だ。この説明を読む限りにおいては論理に誤りがないように思えてしまう。現実には追い 越せるのだが・・・。

 無限に足し算を繰り返しても、その結果が無限大にはならないこともあるらしい。
S = 1 + 1/2 + 1/4 + 1/8 + 1/16 + 1/32 ・・・

面積を求めるのに1とそれの半分そのまた半分を次々に足してゆくことを無限に繰り返すと とても大きな数になりそうだが、そうでもないらしい。数式ではピンとこないが図で見ると わかりやすい。白い部分の面積を「1」とし、その半分、さらにその半分を無限に足していっても 「2」には近付くが「2」以上にならないことが直感的にわかる。



アキレスも亀を追い越すのに「無限の時間」はかからないのか。

    ユニークな考え    2014年2月17日

 作曲家も長年やっているとメロディーがマンネリ化してきて新しい外部からの刺激が必要らしい。 画家でも小説家でもクリエーターと呼ばれている人たちは同じようにマンネリ問題があるのだろう。 そういう自分もネクタイ選びの時は同じ系統のものになってしまい、人からプレゼントされることが 柄のマンネリ打破になっていた。食料品売場でも使い慣れた同じ銘柄のものをカゴに入れてしまい新しい ものに冒険しない。年末などに届く食品が、新しい味覚の再発見になったりする。飲み屋でも次々に 新しい店を開拓する人種と、馴染みの店に通いつめる人種がいるらしい。何事も本人自らが自分の 行動や考えを変えてゆくのは限界があるようだ。ヨーロッパとアジアの文化がぶつかってユニークな 文化が発展したというのもお互いに想像もできなかった文化が刺激しあったのだろう。

 コンピュータで色々な結果を出そうとしたときにも、やはりプログラムを作った人の考えにより 結果が導かれるので画期的なアイデアが出てこないことがある。ランダム信号発生器などで人の 意識外の信号を注入したりするが、厳密に言うとランダム発生器にも、ある規則性があるので 規則性が出てしまう。宇宙から来る粒子とかノイズなど人の関知できない信号を応用すると ランダム性は出てくるとのことである。

 以前、研究所に製品を売り込みに行ったことがあるが、研究の担当者が上司に注意されていた。 世の中にある製品のアイデアを見てしまうと研究者の考えがそれに左右されてしまい画期的な アイデアが出なくなるというのが理由らしい。宇宙船に積み込むコンピュータは壊れたときの ためのバックアップとして複数積み込むが、その中で動くソフトウェアは完全に隔離された 建物の中で、それぞれが開発されるらしい。互いに交流があるとソフトウェアのバグ(欠陥)が 重なってしまう危険性があり、宇宙で大変なことになる可能性があるらしい。

 芸術でも科学でもユニーク性を創り出すのは大変そうだ。

    気圧計     2014年2月14日

 娘からのプレゼントが届いた。気圧計だ。百葉箱で気象観測をしていた小学生の頃から欲し かったものだ。アネロイド型で奥に心臓部である波型の容器が見える。電池を使わない超アナログ なのが気に入っている。

 袋を開けると指針は1026hpaを示している。早速気象庁のデータでこの地区の気圧を調べると 1026hpaだ。特にキャリブレーション(微調整)の必要はなさそうだ。天気図を見ると雪を降ら している低気圧が関東に近付いているので現在1016hpaと気圧は下がりつつある。明日は998hpa ぐらいになりそうだ。

    雪の翌日     2014年2月9日

 昨日の未明から降りだした雪が一日降り続き今朝はあがっていた。見下ろすところに駐車場が あるが、まず現れたのが業務用のトラックにチェーンを巻こうとするオジサンだ。トラックを前後に 動かしながら作業をしているがなかなか終わらない。次に若夫婦がスコップを持って現れる。夫が 雪を掻き落としている間に奥さんは雪を転がしながら雪だるまを作り始めた。1メートルほどの 直径になった頃夫が近付いてきて一緒に転がし始めた。もう少し大きくなったところで雪玉は二つ に割れてしまった。どうするのかなと見ているとあっさりと車の雪下ろしに戻っていった。それほど 雪だるまに思い入れはないようだ。右のほうに目をやると小型のパワーショベルを持ち出して雪を 除いている人がいる。さらに右奥に目をやると農家の庭先で母と娘だろうか、スコップを使って雪を 放り投げている。何やら楽しそうに雪だるまか雪像をつくろうとしているようだが、ちょうど木の陰 になっていて見えない。

 日が高くなってあたたかくなってくるとどんどん人が出てくる。大概は夫婦でスコップやちり取り を持っている。最初は奥さん方は3メートルぐらい離れて見ているだけだが様子がわかってくると フロントガラスに残った1割ほどの雪を掻き落としたりして参加している。ブリューゲルの「冬景色」 の絵のようになってきた。人々が作業をしている景色は良いものだ。

 片道1車線の道路はワダチが中心部に1台分しかできていなくて往復の車がそれを利用していた。 途中で鉢合わせになった車が道を譲り脇に寄ったが、スリップしてしばらく元に戻れないでいた。 雪の景色ばかり見ていたら暗闇を見ても網膜の興奮がさめない状態になった。人間ドックの網膜 検査で強い光を当てられて以来のことだ。人の車の観察ばかりして我が愛車はどうなっているのか と気が付き別の窓から見下ろすと駐車場の管理人が小型パワーショベルできれいに雪かきをして くれていた。

    温度計その後     2014年2月7日

 外気温を見るための温度計が接触不良で、買い替えも考えたが直しにトライしてみることにした。 まずは外から引き込んでいるセンサーのケーブルの接触不良の部分をピンポイントする必要がある。 3メートルの長さなのでケーブルを部分的にグチュグチュ折りながら表示が乱れるポイントを確認 する。しかしながらこの手のデジタル温度計は計測値を時間をかけて平均化して表示しているので 接触不良が発生しても5〜6秒かけて徐々に値が変化するのでなかなか見つけにくい。しかも 3メートルのケーブルは固定されていないので、どこもかしこも少しは動くのでピンポイントは 至難の業だ。不良箇所を特定するためにケーブルの動かすところと固定するところを完全に分離する のは必須だ。洗濯ばさみを持ち出した。注目するポイントの両脇を洗濯ばさみで固定して振動が 伝わらないようにして表示を見ながら折ってみる。この動作を洗濯ばさみをずらしながら繰り返し ついに怪しいポイントを見つけ出すことが出来た。ちょっと何かに挟まれたような跡があるので間違い なさそうだ。悪い部分をカットして被覆をむきハンダ付けした。

 ハンダ付けのあとをテープで巻いてケーブルを動かしながら表示を見ると安定している。しめしめ 予定どおりだ。ケーブル全体を動かしてみても安定している。安定してはいるが世間が寒い寒いと 言っている割には値が少し高めだ。テレビのリモコンで「データ放送」ボタンを押すと地元の現在の 気温が表示される。それと比べると我が家の温度計はちょうど7℃高く表示されている。念押しの ダブルチェックとして夜寒くなって「データ放送」でマイナス2℃を示しているときに我が家の 表示を見るとプラス5℃と、予想どおり7℃の差だ。7℃の差は別に原因があると思うが安定して いることはいいことだ。使える。

 新しく買い求めてもそれほど高価なものでもないが長年使ってきた温度計なので愛着がある。 しばらくは7℃を差し引いて使うことにしよう。多少の脳トレでボケ防止になるだろうか。

    還、初期化     2014年2月5日

 昨日は夕方から雪が降って雪景色となった。ベランダの植物たちもじっと寒さに耐えている ようだ。ガラスの結露を見ると今晩も外は寒そうだ。センサーを外に置いて室内で外気温を見れる 温度計をぶら下げているが最近は接触不良らしく値が安定しない。プラス5℃を表示しているが パソコンで地域の現在気温を見るとマイナス3℃まで下がっているようだ。使い物にならない。

 最近のニュースで細胞の初期化(イニシャライズ)が流れていた。細胞を初期状態に戻して、 それをいろいろな臓器に分化させて医療に応用できるとのこと。我が家の畑も冬が来て初期化状態だ。 野菜たちも種になり春に芽を伸ばす。これも一種の初期化ということだろう。どんどん大きくなり続ける、 どんどん複雑になり続けるということを自然は選択していないようだ。植物は種を作り、虫たちも卵を産み、 新しい季節に「出直す」。人も正月やお盆に親族が集まりキズナを確かめ合い「出直す」。宇宙でも 星たちは長い時間をかけて収縮してゆき大爆発をおこしてチリが宇宙に広がり、また引力で集まり、収縮して 大爆発を起こすサイクルを繰り返しているらしい。私もこれから眠りに入り脳や体の「プチ初期化」をする ことになる。1週間や1年など暦を作ったのも生活を適当な周期で初期化(リセット)したい人間の智恵なの かも知れない。パソコンも動作がおかしくなって手がつけられなくなったら一旦初期化するのが良い。

 テレビの番組を見ていたら外国で油絵の修復を水彩絵の具でしていた。担当者が油絵の具で修復したら 未来の修復担当者が、どこまで原画でどこが修復した場所か判らなくなってしまう。水彩絵の具であれば 水でちょっと拭けば直ぐとれて原画が判ると説明していた。なるほどと感心した。博物館で見る修復された 土器も修復された部分は真っ白な石膏?で目立たせているが同じ考えなのだろう。

 我が家のカレーは長年同じルーを使っているのであるが本日は久しぶりに違うルーのカレーだった。 ピリピリが強すぎて評判は良くなかった。また「ハウスジャワカレー中辛」に初期化される。

    サブリミナル効果     2014年2月3日

 「刑事コロンボ」でサブリミナル効果のトリックを使っていた。動画の中に瞬間的に短時間 別の画像を挟み込むと本人は意識しないが潜在的な意識に記憶されるというものだ。かなり前に 映像にハンバーガーの画像を一瞬割り込ませたことにより、皆がなぜかハンバーガーが食べたくなり 売り上げが伸びたということで世間を騒がせたニュースがあった。選挙などに使われたら大変という ことなどで、そのような方式は禁止された。

 当時、会社に勤めていた私はショウルームに装置を見に来たお客様へ映像を見せたときに、 面白半分に、装置を買いたくなるような文言を1コマ割り込ませたのだ。結果として成約しなか ったので効果は確認できなかった(笑)。サブリミナル効果には時間的に一瞬という方法もあるが 隠し絵的に本人が気づかないけど、しばらく目に入っているという方法もあるようだ。

 先日バナナを買いにいった。朝のジュースに使うのでバナナとリンゴとヨーグルトは大量に買って おくのである。バナナは大きな房が当然割安だろうと思い多少キズが付いていても買っていたので あるが、ある日良く損得を「吟味」してみたら何と分割しているほうがお徳だった。同じ金額で 「分割」のほうは合計20本だが「房」のほうを数えてみたら16本だった。しかも回転が良い らしく「分割」の品質のほうが良い。「房は割安」の先入観を反省。これは「サブリミナル効果」 とは関係ないが。

    接着剤     2014年1月26日

 テレビの対談で友人関係を長く保つ秘訣はと聞かれた有名人が「あまり個人のプライベート に深入りしないこと」と言っていた。これを聞いてポストイットを連想した。瞬間接着剤 で接着したものは無理やり剥がすとそれまでだが、弱い接着力のポストイットといったものは 何度でも接着できる。

 その昔は図工の時間のヤマト糊、香料が独特だった。ご飯粒も活躍した。少し大きくなると 自転車のパンクの修理でゴム糊があった。シンナーのような揮発性の匂い。たっぷり塗るのでは なく薄く塗るほうが良いというのも子供心に新鮮だった。ポストイットが出てきた時は新鮮だった。 年賀ハガキを入れているセロハン封筒の口が何度開け閉めしても粘着しているのは今でも不思議だ。 接着剤売場には色々な種類が置かれている。世の中に新しい素材が出来れば新しい接着剤も必要に なるのだろう。私も発泡スチロールとコンクリートを接着する特殊な接着剤を利用していて重宝し ている。他の接着剤を使うと発泡スチロールが溶けてしまうとのこと。

 調べてみるとモノとモノを接着するためには両方の面を数ナノ・メートルほどに近づけるだけで 分子と分子の間に物理の力が働き接着剤が無くても接着できるとのこと。でも数ナノ・メートルと いうのはミクロの距離なので現実的には無理。顕微鏡的には鏡のような面もザラザラしているのだ。 そこに液体の接着剤を流し込むと、仲立ちをして、それぞれの面とナノ・メートルまで近付き力が 働くことにより接着できるとのこと。

固体と固体との間の仲立ちをする液体はインタフェースとしての役割が大きいようだ。エンジンの 潤滑油もそうだが、フライパンで野菜炒めをするときに入れる食用油も、煮物の時に入れるダシ汁 も鍋面の熱源を材料の表面に熱を満遍なく効果的に伝えるインタフェースになるのだろう。

    おでんと福袋     2014年1月13日

 車の警告灯が点灯したので車のN社に出かける。昨日点灯に気がついたのであるが 半年前に同じ現象があり、それほどの緊急度はなく様子見だったために今日にした。 到着すると展示ロビーに懐かしい匂いが立ち込めている。見るとロビーの一角のテーブル の上でおでんが煮えている。社員の半分ぐらいは半纏を羽織っている。おでんの横には 福袋が並んでいる。良く観察すると「初売り」などという文字が見える。そういえば 車を玄関脇に停めたとき営業マンらしき人が急いで寄ってきた。ドアを開いて「警告灯・・・」 と話すとちょっと声のトーンが下がったようだった。脇のテーブルに案内されお飲み物はと 言うのでホットコーヒーにした。営業マンがおでんの鍋をかき回している。おでんは期待して いないがヒマなのでいろいろ観察する。そのうちお皿におでんを乗っけて車の展示コーナーの ほうへ持っていった。車が成約したに違いない。ファミリーが帰りかけると後から営業マンが クジの箱を持って追いかけてきた。手に福袋は持っていないので成約はしなかったようだが せっかく来てくれたのだからくじ引きでもということらしい。

 私の目の前のテーブルに座っているオバサンも検査・修理待ちらしい。お得意さんらしく 担当営業マンが座るとしゃべり始めた。コーヒーを飲むふりをしながら聞き耳を立てていると 自分の息子のこと、袋田の滝に行って車がトラブルにあったことなど。初売りでお客さんの 対応をしなければならない営業マンは半ば腰が浮いている。立ち上がるタイミングが掴めない ほどオバサンは次から次に話を展開している。ジャラジャラした装飾品をいっぱい付けていて それに合う服を着ている。バッグはワニ革らしい。顔は美しくないが全体としてのバランスは ぴったりだ。整備士が検査報告にやってくると営業マンは解放されて初売りのほうへ戻っていった。 今度は整備士と話始めた。どうもエアコンの調子が悪く最初に冷たい風が出てきて困るというよう な問題らしい。整備士がサーモスタットの部品が云々と話す。その部品はすぐ手に入るのですか。 社内には無いが部品屋さんにあると思う。2月の車検のときに対応してもらいたいので、そのとき 無いと困るので今在庫確認の電話をして欲しい。在庫はあって大丈夫と思うが100%保証はでき ない。予約はできないかしら。等々。最後は今度の都知事選や原発必要論まで話が発展していた。

 一時間以上も話していたと思う。まあ長々と話しましてとオバサンは席を立った。修理案件と 思うのに手には福袋を2つもぶら下げていた。どんな車に乗っているのかと見ていたら想像どうり の高そうな車だった。こちらの車は様子見ということで無料。今の車は他所で購入し、前回は リコールで無料修理。当然であるがコーヒーのみだった。

    マイナスの発見     2014年1月10日

 朝方デジタル温度計を見ると外の温度表示にマイナスのヨコ棒が出ている。マイナスが 出ることは滅多に無いのだ。最近接触不良らしく表示が乱れていたがニュースなどで見ると 本当のマイナスらしい。

 人間が感覚的にわかりやすい基点をゼロとしてプラスとマイナス方向に数が増えて行くのは 温度表示としてはわかりやすい。対数表示も人間の身の回りの関心度、重要度を考えるとすごい 発明と思う。自分の部屋の中の1メートルとアフリカの土地の1メートルは自分にとっての重要度 は違うので対数表記は感覚的にもピッタリな感じがする。

 「ゼロの発見」は大発明ということで度々聞く言葉であるが「マイナスの発見」も大発明だ。 広場に木が3本生えていれば三、2本であれば二、1本であれば一。何も生えていないことを 表現する必要があるときには象形文字的に広場の○(ゼロ)で表すアイデアは何となく想像は できる。しかしながら目に見えないマイナスの概念を考え出すのはすごい。マイナスのりんごを 持つことは出来ないという表現もあるようだ。
 調べてみると大昔のインドや中国で借金を表すのに数字を赤で書いたのがマイナスの概念の最初 らしい。赤をヨコ棒のマイナスに置き換えればインクも一色で済む。今でも赤字というが、負債を 記録するためだったというのが面白い。

 ちなみに電気のプラスとマイナスを考えたのは雷が電気であることを発見したのはベンジャミン・ フランクリンらしい。同じ値のプラスとマイナスを合体させるとゼロになるという点では同じだ。 余談であるがキッチンの砂時計の3分計の砂が詰まった。おかげで蕎麦を茹で過ぎたのだ。 垂直にしていたのに、ガラスで閉じられた空間なのに、100円ショップのせいか。その後は 正しく動いているようだが気になってクビレのあたりにチラチラ目が行く。

    1月1日     2014年1月1日

 新しい年が始まる。水辺に住むオオバンや白鳥には昨日と同じ今日が来ただけだろう。 人間には暦があるので何か特別な意味を見出そうとする。2000年問題のときは大変だった。 特にコンピュータの中の時計に異変が起きて都市機能や飛行機に異変が起きるのではと大騒動 だった。会社では対策本部まで作られた。時間は無限に続くのであるがコンピュータは機械なの で有限の表現しかできない。電卓でも2桁しか表現できないとすると201年と01年は 同じと認識するので何かが起きそうな気がする。

 年賀状の印刷でプリンタを使っていると、どんどんインクが減ってゆくのが見えるがなぜか マゼンタの色だけが満タンの表示のままだ。以前インクのカートリッジを替えてもゼロ表示で、 これは接触不良なので何度か差し替えて正常になった。マゼンタが減らないのは最初は図案に 赤が少ないからかなと思っていたがそうでも無さそうだ。残量が満タンのままビクとも動かない。 最初は儲かったと思っていたが、こうなると心配だ。いつインク切れになるかも知れない。 最近会社などでも「見える化」といっていろいろな事柄を数値化して相互にモニターできるように という傾向があるが、確かに見えないことには物事が進まない。

 年中行事の「紅白歌合戦」を見たが、何か人が多すぎてうんざりした。***48がいくつも 出演するだけで48倍だ。1人では間がもたないような歌手が多いためバックで踊るダンサーが 目立ち、これでも12倍ぐらいか。ドラマの出演者が走り回り、また人、人、人。これで儲かるのは 弁当の仕出し屋、衣装屋さん、簡易トイレ屋さんではないだろうか。別番組のちょっと昔の歌手たち の個性ある歌と行間を満たす雰囲気には堪能するものがあった。こんな48倍の出演者が走り回る なかで点数の「合戦」をする意味があるのだろうか。歌の情緒で競えない現実では点数の合戦に 聴衆の興味を誘導するしか間が持たないのかも知れない。NHKの受信料は払っているので感想を 言わせてもらいました。