工房 豆&豆 −6

天然石やガラスの美しさに魅せられ、勾玉やとんぼ玉を作っています。
天気の良い日は畑で野菜作りをしています。




 工具を作る(2016年12月28日)

壊れて使えなくなった手動式ハンドドリルを使い工具を作った。ハンドドリルは 真ん中の部分を取り去り頭と尻っぽを接続した。クルミに穴をあけたあとを スリバチ状にすると綺麗で見栄えが良い。大き目のドリルの刃を今回の工具に セットして手でグリグリ回すとスリバチ状になる。微妙な箇所なので手でゆっくり 回すのがちょうど良いようだ。

 クルミに穴あけ(2016年12月20日)

ミニルーターも最近はクルミ専門になってしまいしばらく天然石から遠ざかって しまった。でも天然石もいつも見えるところに置いてあり横目でチラ見している。 クルミは油分が染み出てきているものから順番に加工している。匂いを嗅いでみ るとちょっと油っぽいが黒ずんだテカリ具合はむしろ良い。どういう具合で油が 染み出てくるクルミが出来るのかは良くわからないが、長く水に浸かったりして 水がしみ込んでゆきクルミの実のカバーがダメージを受けたのかもしれない。 クルミを拾うのはたいがい実が実って下に落ちて殻が固くなってからだが、殻が 出来かかっている途中経過を見てみたいものだ。白くて少し柔らかい透明感の あるもののような気がする。来年のまだ季節の早い時期に若い実をたたき落として 中身を見てみたいものだ。

 クルミのタテ割り(2016年12月12日)

集めたクルミの中で表面が油ぎっているものが幾つかある。多分中の実の「隔壁」が 傷んで油分が殻にしみ出してきたものと想像した。本日クルミをタテ割りにしてみた。 想像どおり中が傷んでいた。他のクルミからは健康的な白い「実」が現れた。油分は 殻の内部にたっぷりとしみ込んでいるらしくしみ出してきた。 横に輪切りにすると空洞の模様が面白い。「実」の詰まっている空洞以外にも小さな 小部屋がいくつか存在している。蜂の巣もそうだが最少の材料で最大の強度を得るため の構造なのだろうか。外の寒さから種を守る断熱効果もありそうだし、水に浮いて遠く まで種を運ぶ浮き袋にもなっていると思われる。

 クルミの輪切り(2016年12月7日)

クルミを輪切りにしてみた。人間の体のCTスキャンのように輪切りの位置により 現れる模様の形が変わってくるので面白い。

 オニグルミに穴をあける(2016年12月1日)

ミニルーターのチャックが到着したのでいろいろな太さのドリルが簡単に取り替える ことができるようになった。一度に大きい穴をあけないで、まずは小さい穴をあけて から大きい穴と二段構えにするほうが良いようだ。 普通サイズのクルミは殻に穴をあけやすいが、小さなオニグルミは殻が固い。無理に ドリルを進めると焦げ臭い匂いが漂いそのうち煙が出てくる。適度な油分を含んだ 削りカスに火がつくのではないかと心配になるほどだ。運動エネルギーのパワーは すごい。

 クルミに穴あけ(2016年11月13日)

オニグルミに穴をあけた。クルミの殻は石よりは柔らかいので金属用のドリルを 使用可能だ。ミニルーターにはドリルの太さが適合しないのでハンドドリルでの 穴あけとなった。例によって左手があかないのでクルミの固定に手間取った。 ドリルの先端が殻を通過するとクルミの実が出てくる。クルミの香りがして、その 油分が殻にツヤを出す。中を空洞にしたくドリルの先端で中をかき回す。殻と実が フレーク状になって出てくる。 やはり左手でクルミを固定しないと不便なので通販でミニルーターの部品を注文する。 これがくるといろいろな太さのビットを使うことができるので便利になる。

 御徒町で(2016年10月30日)

昨日は夕方からの錦糸町での「ミーティング」があり出かける。途中、御徒町で 石の店に寄り購入。狭い店だが結構繁盛していた。ハロウィンとあって特設スタジオ が設けられた広場で女子グループの歌と踊りがあり若者とオジサンが混在していた。 その後、秋葉原まで歩いてぶらぶらした。

 穴あけ三昧(2016年10月11日)

一昨日に購入した石に穴をあけた。色と形が良いものであれば勾玉の形にすること にこだわらずにシンプルに穴をあけている。固い石と柔らかい石では捗り具合が まったく違う。固い石の場合はダイヤモンドビットとの消耗戦だ。

 シヴァリンガム(2016年10月10日)

昨日は東京に用事があり出かける。帰りに久しぶりに御徒町を歩く。通りは飲食店 が増えていて中国語のオバサンが中国人の客引きをしていた。今日で店仕舞いと叫び ながらバッグの大安売りをしている店が数件。多分明日も営業をしているのだと思う。 豆の専門店で「ひよこ豆」を買う。店の奥には色々な種類のスパイスが置いてある のでカレーの材料としての「ひよこ豆」と思うが、我が家では種として畑に蒔いて 育ててみようと思っている。 以前から下調べしておいた天然石・原石の店を探す。こういうときにスマホは便利だ。 地図を表示させて路地を入っていったら店があった。想像していたよりも種類が多い。 石のひとつひとつの裏側に小さな値札が貼り付けられていて明朗会計だ。インドの シヴァリンガムという珍しい石があったので買い求めた。

 穴二つでボタン(2016年10月1日)

左手で石を保持できるようになったのでいろいろなことができる。穴を二つ あけてボタン風にしたり石の端のほうに穴をあけたり。 ルーターといえども固い石の時にはなかなか穴が掘り進まない。強く押し付けると 回転数がおちる。右手にほんのり熱が伝わってくるのでしばらく休ませる。人も 機械も一生懸命に仕事をすると熱くなる。 翌日に指の関節が痛くなることはなくなった。

 ミニルーター仲間入り(2016年9月16日)

本日通販で注文していたミニルーターがやってきた。さっそく試してみた。 回転数は可変だが8000回/分が最低なのでそれにあわせる。ビットの軸の 太さはアダプターを替えることによって2種類に対応できる。我が家にある ビットは全部利用できる。 今までの手動式ハンドドリルで困っていたのはドリルを支えるのに左手を使い 回転させるために右手を使うために石を固定する手が無くなってしまうこと。 手で支えなくても安定させるために準備段階で両面を平らに削り支えなくても 安定にする工夫が必要だった。 今度のミニルーターを使うと左手があくので水の中で石を固定することができる。 不定形な石に穴をあけることができるのは加工のバリエーションが相当広がる。 実際にやってみると穴もはやくあき文明の利器は確かに便利だ。でも「食い放題」 の店から出てきた後のような妙な空白感が・・・。

 勾玉を作る(2016年8月29日)

前回の台風は至近距離を北上したので気圧計の針が980hPaあたりまで下がり 久しぶりの「気象少年」になったが今回は迂回しそうで今のところ気圧計に 大きな変化はない。8月も終わりに近づき窓から見える田んぼでは稲刈りが 始まっている。 最近は勾玉作りを景色の良い窓辺ですることにした。容器に水を入れて準備 して下には水の漏れない金属製のトレイを敷いている。金属製のトレイと砥石 の間には「カマボコの板」を挟んで直接触れ合わないようにしている。高さが 丁度良くて背筋が伸びるし又時おり吹いてくる風が涼しくまことに気持ちが良い。 前に位置決めの道具としてポンチを絶賛したが今回はどうも決まらない。ポンチ の先端を見たら早くも丸くなっていた。やはり鉄やアルミと違って石はかなり固い ようだ。

 ポンチ(2016年8月21日)

石を大まかに整形したあとに穴を空ける手順となるが回転するビットの位置を 固定するのに手間がかかっていた。石の表面にヤスリのエッジで小さなキズを 付けるのだが相手が固いのでなかなか溝ができない。滑ったりして時間がかかる。 今回から「ポンチ」を使ってみた。ポンチはその昔に無線機の工作のときにアルミ のシャーシにドリルで穴を空けるときに使っていたが石には使うものではないと 思っていた。ポンチの頭を金槌でポンと軽く叩くと小さな穴が空く。作業がだいぶ 楽になった。小さな穴に先端が細くテーパーになったダイヤモンドビットを当てて しばらく回転させる。ある程度穴が掘れた時点で最終的な3mmのビットに交換 して水の中でハンドドリルを回転させる。

 ハンドドリル(2016年8月9日)

手作業にこだわってハンドドリルを利用している。いろいろ情報を調べてみると 固い石に穴を開けるときは相当スピードをおとさないといけないとある。電動式 でも回転速度をおとして希望のスピードにする機能が必要だ。ならいっそのこと ハンドドリルにすれば好みのスピードにすることができる。 ハンドドリルは長い寿命と思っていたが、おもっていたより早くガタがきた。 安いドリルを買ったせいか取り付け芯の部分にガタがきて歯車が上手くかみ合わない。 潤滑油を付けながらだましだまし使っていたが頻繁に引っかかるので新しいものに した。左は初代。頭の部分が取れてしまった。中央は2代目で同じもの。右は最近 購入したちょっとグレードが高いドリル。歯車が大きいので回転が滑らかだ。一番 良かったのは力を伝える歯車が1個から2個になったので大きな円盤状の歯車に ガタが出にくくなったことだ。快適に使えている。

 ダイヤブリック(2016年8月5日)

今まで使用していたダイヤモンド砥石がいよいよ削れなくなってきた。中央部は 磨耗して石を削るときのシャリシャリ感が無くなってしまった。周辺部を使って 削っていたが新しい砥石を調達することにした。今回はダイヤブリックスという 金剛砂をブロック状に固めた砥石にした。以前購入した金剛砥石は石も削れるが 砥石もどんどん削れてしまい黒い砂が残骸として残った。金剛砂の接着力が弱かった ようだ。今回のダイヤブリックは石は削れるし砥石もほとんど磨耗していない。 厚みもけっこうあるのでしばらくは使えそうだ。値段も安いし大満足だ。

 大洗の海の石(2016年7月29日)

今日は穴をあけることだけに専念した。底面を平らに削っておけば穴あけの ときに安定するが今回は削らなかったため不安定だ。先日見つけて買っておいた 「油ねんど」に埋め込めば安定するのではないかと期待していてやってみたが もっと固くてネッチリしていないと石が動いてしまうことがわかった。残念! 下段の左二つは大洗の海の石、右は銀鏡の川の石、上段は「ひとつかみ500円」 の石。整形したほうが良いと思われる石もあるが「くろまめ」が自然のほうが良い と言うので、まずはひと段落。

 ひとつかみ500円(2016年7月14日)

暑さのせいなのか、手動式のハンドドリルが回転しずらい。よく見ると 手で回転させる円盤状のパーツとダイヤモンド・ビットを取り付ける垂直 のパーツは歯車で結合されているが、かみ合わせが悪いようだ。円盤状の パーツを固定している軸が緩んでいて歯車の山と山がぶつかり合っている。 山と谷がかみ合ってはじめてスムースに働くのにこれでは回らないはずだ。 潤滑剤を吹き付けてだましだまし使う。 ダイヤモンド・ビットで切れなくなり「二軍落ち」したものを顕微鏡のレンズ で覗いてみた。大方は先端のダイヤモンド粒子が磨耗して少なくなっていたが まだ使えそうなものもあったので再利用した。切れなくなった時点でポキッと 折れでもしてくれると諦めがつくのだが・・・。 今回作った石のうち上側の2個は「ひとつかみ500円」で買ってきた石に 穴だけを開けて整形しなかったもの。デコボコしているので穴を開けるときの 固定にひと工夫必要だ。

 停電の日(2016年7月7日)

今日は朝の8時から正午まで停電だった。普段から電気に依存する生活を していることをあらためて感じた。パソコン、テレビは見れない、電話機も つながらないようだ。水も間もなく止まった。トイレの水も流せない。 こういう時には外と繋がっていて情報の窓のケータイはありがたいものだ。 目は必然的に勾玉のほうへ向く。次に磨く予定の石を10個ほど見える場所 に置いてあるのだ。そして削り始める。工具は電気を使わない完全手動なので むしろ嬉しい気分だ。ただちょっと薄暗いのと水が出ないのが難点だ。容器に 汲み置きしておいた水をかけながら削る。 銀鏡の川原で拾った石は多孔質でクラックもいっぱいあるが、あえてツルツル にしようとせずにデコボコを残した。かえって野趣あふれる仕上がりとなった。 オレンジ色の石は石屋さんで買ったもので色々な色の石がモザイク状に入って いて面白い。

 アナログ的な作業(2016年7月5日)

このところ新しく買った無線LANプリンタの機能が一部動かないため パソコンの前に座っていることが多かった。ダウンロードするソフトウェア はブラックボックス的なところが多くいささか脳髄に疲れがきていたようだ。 今朝の「ベランダの戸が開かない事件」が我が脳みそに刺激を与えてくれた。 北側の小さなベランダへの唯一の出入り口のドアが風で倒れてきた2枚木の枠 で完全にふさがれてしまった。ドアを押すと1センチほどの隙間は開く。 歯医者さんの使う小さな鏡で様子をうかがうと木枠の反対側はコンクリートに ぴったりくっ付いていて向こう側にずらす余裕は無い。唯一の解決策は隙間から 木枠を上にずらしていく方法だ。何とか細い棒を突っ込んで上方向にずらした。 ずれるに従いだんだん戸の隙間も広がり手首が入り、ついに開いた。隙間が 全く無かったら完全なデッドロックで外からハシゴで登るしかなかった。 多分普段使わない脳の部分が活性化したと思う。さらに石を磨くアナログ作業で パソコン疲れの脳が一気に揉みほぐされた。

 銀鏡の石(2016年6月27日)

銀鏡の川原で拾った石を勾玉にしてみました。

 カーネリアンを磨く(2016年6月25日)

前回との間に博多、宮崎へ行ってきた。博多では集まったイトコ達に持参した 勾玉を配り好評であった。 本日は前回時間切れで中途半端になっていたカーネリアンを磨いた。始めは表面 がゴツゴツしているため目立たなかったクラックが現れてきた。

 カーネリアンとロードクロサイト(2016年6月1日)

ロードクロサイトはピンク色の中に複雑な模様が隠れていた。硬度は4で 比較的に柔らかい石だ。 カーネリアンはクォーツの仲間で石英結晶の集まりなので硬度が7と硬い。 削っている途中で本日の時間切れとなった。

 石の穴あけ(2016年5月30日)

勾玉を作るときの手順としては、まず粗削りをして勾玉らしい形にする。 この時点で穴を空け始める面と反対側の面は平面にしておく。次にビット の開始点にビットがずれないようにヤスリの先端で小さなキズを付ける。 ハンドドリルに先端の丸いダイヤモンドビットを取り付ける。「キズ」が 簡単に付かなく浅いのでビットが回転すると先端がずれてゆく。最初は先端 が針のように細いビットが良いと思って使っていたがズレやすく丸い形が良い と分かった。しかも一方向に回転を続けるとズレやすいので最初のうちは ハンドルを右回し左回しを細かく繰り返すようにしてみた。そうするとビット の先端がずれようとすると反対方向に戻る。ビットは目を回して穴を空け始める。 1ミリほどの深さが削れると先端は安定するので、今度は円筒形のビットに 付け替える。 石を水の中に浸けて、あとは気長にハンドドリルを回転させる。最初の粗削りの ときに平面にしておいたので石の底が安定している。円筒形のビットが回転しても コマの中心軸が回転しないように、回転の中心部は理論的には削れない。削れない 部分が障害となって掘り進めないはずだが実際には先端が微妙にずれながら回転 しているので大丈夫のようだ。 粗削りのときは水を流しながらするのでキッチンのシンクで作業しているが、夕食 どきになると妻の「くろまめ」の切った人参のヘタなどが傍に落ちてくることがある。 興醒めなので止めて欲しいところである。

 赤メノウとソーダライト(2016年5月26日)

赤メノウといってもクレヨンの赤色とは違うが石の世界では赤の部類に入る ようだ。カルサイトは比較的柔らかい石で割れやすいと聞いていた。案の定 穴を空けるときにダイヤモンドビットのストレスが加わると欠けた。勾玉の 形にはなりそうにもないので遊んでみた。ソーダライトは自分のイメージした 形に近づけることができた。

 モルガナイトとアクアマリン(2016年5月24日)

モルガナイトとアクアマリンで勾玉を作った。ツヤが出るほど磨きこんでは いないが光沢の無い石も自然っぽくて趣がある。

 赤メノウとレッドジャスパー(2016年5月18日)

赤メノウとレッドジャスパーを削った。石をダイヤモンドヤスリで削ると白い 削りカスが出るものが多いがレッドジャスパーは石の色の赤レンガ色の削りカス が出た。石に穴を空けるときは小さな容器に水を入れてその中でハンドドリルに 取り付けたダイヤモンドビットを回転させて削る。削りカスが水の中に漂い 削れていることが実感できる。レッドジャスパーの時は赤い色が水の中に漂い 過ぎて削れる様子が見えなくなってしまうので時々水を替えた。 ヤスリも使っているうちに磨耗してきてダイヤモンドのチップが無くなってしまう ようだ。こうなると白い削りカスがネズミ色のカスに変化する。石を削るのでは なく石に鉄が削られているものと思われる。こうなるとさすがに新しいヤスリに 交換しようという決心がつく。相変わらずの貧乏性だ。

 青色のメノウ (2016年5月14日)

青色のメノウを削った。途中からクラックが現れたが分離するところまでキズは 広がらないようだ。自然のものだから内部にクラックがあったり空洞があったり、 タイガーアイなどは層によって固さが違ったり、なかなか面白い。 先日、ア○ゾンでびっくりするほど安いダイヤモンド・ビットを見つけて注文 してそのコスパには満足していた。もう一品は別送で輸送中との表示。このへん のシステムはしっかり出来ていて安心できるなと思っていたが思いも寄らぬ展開 になった。パソコン上で発送済みからお届け予定日までの間の棒グラフがだんだん 伸びて今日明日にも到着しそうな様子。予定日が過ぎても棒グラフは僅かな隙間 をキープしたまま動かず何日か経過。輸送のトラッキング番号を入れても該当なし とのこと。モノが届かないと支払いは発生しないと思っていたが、ア○ゾンの規約 を見ると「代行」のときは注文確定もしくは出荷時に支払いが生じるとのこと。 心配になって問い合わせることにした。「代行」のときは直接サプライヤーと連絡 を取る必要があるとのこと。問い合わせると「申し訳ありません。在庫がありません。 返金しますか」とのこと。在庫がないのに出荷したことにして連絡もないとは・・・。 お隣の国はどのような商売をしているのか。すぐに「返金手続き」をしてもらった。

 ソーダライト (2016年5月9日)

ソーダライトとレッド・タイガーアイの勾玉を作った。穴あけに時間がかかるなと 思って転がっていた顕微鏡の対物レンズで見てみたらダイヤモンド・ビットの先端 が磨耗していた。貧乏性なので少しでも削れるうちは捨てることができないという クセがある。新しいビットを使うとかなり効率アップした。実際に石を削るのは 円筒形の一部の「底」の部分だけであって、ほとんどの面積の「壁」の部分は真新しい ダイヤモンドの粒子がそのまま残っている。でも役に立たないので捨てることになる。 もったいないことだ。 ハンドドリルの回転が滑らかでなくなってきた。回転を続けるうちにメカの歯車が 磨耗してきたようだ。逆回転させるとなぜかスムースだ。ダイヤモンド・ビットには 方向性が無いので助かる。「クレ556」を付けるとしばらくはスムースだ。 真空管ラジオの工作の頃から使っている。そろそろ買い替えかと思っていると本日 届いたア○ゾンの案内メールでハンドドリルが紹介されていた。以前電動式のルーター を何度も調べながら購入していないのにダイヤモンド・ビットは買っている。お金が 無いのだろうとア○ゾンのシステムが自動的に廉価版を案内してきたのだろうか。 便利なようで余計なお世話だ。

 タイガーアイ (2016年5月7日)

タイガーアイ(虎目石)を磨いた。ちょうど両面が黒になっていて虎模様 がサンドイッチされている。黒い面を磨いていったらサンドイッチされている 虎模様が透けて見えるようになってきた。背中からみるとちょうど蜜蜂のお腹 の模様となっている。 ラピスラズリは長さの割りに厚みがあって不恰好だったので半分に分割した。 ラピスラズリは青の絵の具の材料にもなっていたらしい。磨いていると青の 絵の具のような削りカスが出てくる。半分に分割したため薄くなり勾玉という よりは勾板に近いが、これも軽くて良さそうだ。

 安い! (2016年5月2日)

ア○ゾンでびっくりするほど安いダイヤモンド・ビットを見つけて注文した。 到着に2週間ぐらいかかるとあったが急ぐものでもない。先日2週間たって 中国郵政の袋で到着した。もう一品は別送になる旨のレターが入っていて注文 していないコネクタも入っていた。ア○ゾンの輸送履歴を見ると、もう一品は 輸送中との表示。このへんのシステムはしっかり出来ていて安心できる。日本 の店で買うと1本分の値段で30本入っているのだから桁違い安い。本日早速 試しに使ってみた。ダイヤモンドの粉が付いていない、まがい物かもと心配し ていたが、カリカリと小気味良く削れむしろ日本のモノより良いぐらいだ。 本日は黒に白い斑点の入っている「オブシディアン・スノーフレーク」を磨い てみた。

 青色の勾玉 (2016年4月28日)

青い色と縞のバランスが気に入っている。穴あけはだいぶコツがつかめてきた。 石を削り大まかに粗削りして穴の回りがまだ平らな状態であれば安定するので 一人でも穴あけができる。削り込んで曲面になってからだと不安定で「くろまめ」 に押さえていてもらう必要があった。

 勾玉のクラック (2016年4月19日)

天然石には内部にキズのあるものが多く、勾玉を磨いていると現れる。 表面を少し削って無くなってくれるとありがたいが大概はキズが深い ので途中で諦めるしかない。天然石らしい魅力のひとつと思うように している。

 アメジストで勾玉 (2016年4月16日)

アメジスト(紫水晶)で勾玉を作った。 透明系の石はキズやクモリが目立つとのことであるが、そのとおりだ。 #2000で磨き#3000で磨いても何か曇っていて透明感が無い。さらに細かい 粒子のコンパウンドを買い求め磨いた。石を切り出すときにアクセントと して白い部分も入れた。結果、中の模様や結晶が見えていることもあり これ以上磨いても透明感のある紫は出そうも無いので磨きをやめたが 「石」っぽくて気に入っている。 くろまめは以前作った白の太めちゃんをリメイクした。 古代の勾玉を意識して長めの尻尾になっている。

 削り削られ (2016年4月14日)

勾玉になりそうな手持ちの石を並べてみた。その中からそれぞれピックアップ して勾玉を作った。穴あけは基本的にビットを垂直にするのが正解だが、そのまま 回転させると回転の中心部は動かないため削れないことになる。そのため削り進む 速度が遅くなってしまう。ネットで調べてみるとひと回り細いビットを使い 壁を削るように「歳差運動」させるのがコツとのこと。そのようにしてみたら確か に効率がアップしたようだ。 このような石を削るときはダイヤモンド・ビットやダイヤモンド・ヤスリを使う。 削られた石の削りカスは水にまみれて白いペーストとして現れる。削るときに普通 の鋼鉄製のヤスリで削ってみたら黒いカスが現れた。逆に鉄が削られたようだ。 そらまめは削る量をサボってこじんまりと白い色。 黄色を選んだくろまめは「自然派」らしく土から掘り出したような素朴な肌合いと なった。   

 水晶で勾玉 (2016年4月11日)

初めて水晶で勾玉を作ってみた。いつものように穴あけは一番大変な作業だが 水晶の場合には透明なので途中経過を見ることができる。穴が斜めに進んで いたが軌道修正することができた。 緑色のほうは尻尾が細くなってしまった。石の中に不連続面があるらしく、ヤスリ をかけているうちに薄く剥がれてしまうことがある。いちど細くなってしまった 石は太くすることができない。彫刻のことわざで「目は小さめに鼻は大きめに」 というのがあったがそのとおりだ。

 ダイヤモンド砥石 (2016年4月9日)

最近はホビーショップにゆくと珍しい石がないか探すようになった。今日も 在庫処分で大安売りの石を見つけ購入した。化石も大安売りしていたので幾 つか購入した。 両面ダイヤモンド砥石も購入。表面が超荒研ぎ面で粒度#150、裏面が中仕上げ面 で粒度#600、粒子の粗さが違う。これで効率良く削れそうだ。最近は石を削るの に注力しすぎて家の包丁を研ぐのをすっかりサボっていた。いざ包丁を研ごうと 思ったら固い石を削ったので砥石がデコボコ。石を削る前にまず砥石を平らに削 ることになりそうだ。

 ハシオキ  (2016年4月8日)

ハシオキとして石を使っていたが転がり落ち易かったので溝を掘った。 浅い凹であるが安定した。 中身の不明な石の塊。ジオードと一緒に購入したので中は空洞があり カラフルな結晶ができていることを期待。しかしながら他のジオードと 違い表面が鉱物らしくなく土をまぶしたような感じだ。しかも格安。 割ってみると形状も色も特徴の無い期待はずれの「代物」だった。   

 メノウで勾玉  (2016年4月1日)

先日格安で購入した「ジオード」を削って勾玉を作ろうと思ったがカットが 大変そうなのと石の厚みがピッタシこなかったので手元にあった「メノウ」 を使うことにした。硬度は6.5〜7なのでカーボランダムの砥石では歯が立たない。 幸い100円ショップで買ったダイヤモンド・ヤスリを使うと少しずつではあるが 確実に削れていく。 穴あけが手間取った。ダイヤモンド・ビットの先が滑ってなかなか穴の位置が 定まらない。滑らなくなるまでの窪みをつけるまでに時間がかかった。穴を 一方向から貫通させようとすると最期の一皮を突き抜けるときに石に歪みがかかり 石が欠けてしまうことがある。本当は「青函トンネル方式」で両方から掘り進み 真ん中で御開通というのが良いのだが位置精度が悪いのでできそうも無い。 結局光が透けて見えるぐらいになってからは静かに丁寧に掘り進むことで解決した。

 ソーダライトで  (2016年3月1日)

骨董市で買ったソーダライトを削ってみた。 石の粉を吸わないようにしようと100円ショップで防塵マスクを 買った。石を半分にカットし、その後成形そして磨き。ソーダライトは 硬度が5.5〜6だ。加工時間の目安がつかめた。 勾玉のほかは「くろまめ」作だ。

 ドラゴン勾玉  (2016年2月14日)

くろまめが、これまで作った勾玉も手直しした。 「子持ち勾玉」はドラゴン化してしまった。

 勾玉とビーズ  (2016年2月10日)

くろまめが勾玉を作り、そらまめは端材でビーズを作った。

 勾玉サザエ風  (2016年2月8日)

穴あけが終わり削り開始。カーボランダムの砥石に水を流しながらこする。それなりに 削れてくれるが砥石の消耗もはやい。みるみる砥石がへこみ残骸が散らばる。戦国時代 の戦いの人海戦術のあともこのようなものだったのか。「身を削って骨を断つ」や「身を 削って働く」の状況が目の前に広がる。 全体の色や尻尾のあたりの赤が、ちょうどサザエをむいたときのようだ。多少の陥没は 自然の風合いを出すために残すことにした。ツヤも抑えめに磨き上げていない。 くろまめはピンクの勾玉を作った。   

 ダイヤモンド・ビット  (2016年2月7日)

「固い石」の穴あけにトライ。骨董市で買った石で正式な名前はわからない。これまで のヤスリや金属用ドリルは全く役に立たずにキズもつかない。カーボランダムの研磨剤 を銅管や竹串の先に付けて手動ドリルでまわしたがなかなか穴が深くならない。 やはりダイヤモンド・ビットが必要らしい。さっそく購入して使う。カリカリと小さな ダイヤモンド粒子が石を削る感触が手動ドリルを回す手に伝わってくる。ビットは先端に 小さな玉が付いているタイプのものを使ったがしばらくすると玉が磨耗して小さくなって きた。研磨というのは固いものと固いものの消耗戦ではあるがこんなに減りがはやくては 財布が心配になる。自分なりに理由を考えた。削った穴の中にダイヤモンドの削りカス などが溜まり「自分を研磨」してしまったのではないか。これを防ぐには削りカスをどん どん排除するしかない。そういえばネットの皆さんは水の中でドリルを回していた。 本日新しいダイヤモンド・ビットを購入。多少磨耗しても先端が残るように筒状のものに した。水の中に石を沈めてドリルを回した。「削れている証拠」の白い水が穴から立ち昇 ってきた。少しでも進んでいることが目に見えれば張り切る。間もなく貫通。   

 緑の広東緑石  (2016年1月31日)

本日、勾玉用の道具をいくつか買い求めた。まずは直径3ミリの銅管。カーボランダム の研磨剤。カーボランダムの両面荒砥石。篆刻用の石材、緑の広東緑石など。 3ミリの銅管は研磨剤を使って石の穴開け用だ。銅管を手動ドリルに付けて回す。 銅は柔らかいのでそのうちに垂直度がブレて回転するので入口の穴径が若干広がった。 ぶれないように一考を要する。 最近友人から「固い石」をもらった。これらの道具で穴あけ、研磨など対応はできる と思う。 きょうは緑の石で勾玉を作った。2000番、3000番の紙ヤスリで仕上げてきれいに なった。もうひとつのほうの磨きは「くろまめ」の担当で残してある。    *追記:2016年2月1日 右側の色の濃いほうが「くろまめ」作です。 ハンドクリームでツヤを出していました。               ↓ ↓ ↓

 モドキでした(2016年1月26日)

数年前にお土産店で買った「ターコイズらしきもの」をカットしてみた。 色が毒々しいのでニセモノではないかと思っていた。糸ノコでは歯が立たず 粉も出ない。100円ショップで買ったダイヤモンド・ヤスリで削ると粉が 出る。出てくる削り粉が白いのでアヤシイと思ったが粉になると白っぽくなる ものだと思って作業続行。 しばらく続けてやっと真っ二つに。断面は白かった。ニセモノだ。 調べてみると「ハウライト」という鉱物らしい。色に染まりやすいのと縞模様 があるのでしばしばターコイズのニセモノの土台として使われるらしい。 ハウライトはアクセサリーなどにも良く利用されるようだ。 石言葉?は「ネガティブな感情や、不満による怒りをしずめ、冷静さと洞察力 を取り戻してくれるでしょう」とのこと。結構腕の筋肉を使ったが「無駄な労力」 ではなかったと「怒りをしずめる」こととしよう。   

 水に流して(2016年1月25日)

本日は篆刻用の石材で勾玉を作ってみた。石の内部は均一では 無いようで削っていると木の節みたいなシコリみたいな固い部分 にぶち当たった。ヤスリはほとんど効き目なし。その部分では 音までキーキーと固い音だ。チカラワザで削りきった。 ヤスリで削っていて削り粉を水で洗い流しながらやると大幅に 効率アップすることを実感した。確かに削った粉が残っていると 車のタイヤでいえばスリップしたようになり動きが無駄になる。 水を流しながらやったらヤスリの目が石に食い込む感触が持続 した。 紙やすりの細かい目のもので(これも水を付けると良く削れる) 仕上げ磨き。最後は磨き用の布でこするとツヤが出た。

 赤と黒  (2016年1月24日)

昨日は勾玉作りをした。石を金ノコで切り砥石で擦りヤスリで 形を整え紙やすりで磨いた。 黒はくろまめ作、赤はそらまめ作。

 勾玉作ってみました (2016年1月19日)

くろまめの彫りそこなった篆刻用の石で勾玉を 作ってみることにした。 まずは手動式ドリルで穴あけだ。一方的に突き抜けるの ではなくトンネル工事のように両側から掘り進んで真ん中 でハチ合わせる方式が穴がきれいに仕上がるのだそうだ。 とは言っても位置精度が悪いはずなので真ん中でハチ合う わけもなく、うっすらと光が透けて見えるころに反対側から 掘った。ドリルの刃がいっぺんにダメになってしまいそうだ。 次に印材を糸ノコで半分にカット。あとは砥石とヤスリ で勾玉の形にした。流れるような形の良い勾玉にするのは なかなか難しい。 まだまだお試し段階だが加工にどれぐらいの時間がかかるか の目安がわかった。あとは仕上げ磨きだ。次は濃い緑の色の 石材で作ってみたい。