そらまめの日記14
ダイヤル式電話機 2017年12月27日
頼まれて親戚の家の電話機の契約を解除した。電話会社が、袋を送るので電話機の
返却して欲しい、とのことだった。古い電話機なので持っていても面白いと思い、
買い取ることもできるか確認すると、750円とのこと。買い取ることにした。
裏に1966年と書いてあり相当古い。戦前の真空管ラジオの上に乗っけてみた。
電話機を初めて見たのは小学校にあがる前だ。木で出来た四角い箱が壁に付いていた。
大きな目の玉のような金属製のベルが印象的だった。いつも見上げている得体の知れ
ないモノだったが今思えば電話機だったのだ。小学校の頃は黒電話になっていた。
右側に付いている手回しレバーで交換手を呼んで、接続してもらうために相手の
電話番号を声で伝えた。
それから数十年の時間が経過したある日、外で肩からショルダーバッグのような箱を
ぶら下げて、くるくる巻いたコードの受話器を持って話している珍しい光景を見た。
今思えばあれが始めて見た携帯電話というものだったのだろう。その後ポケベルが
社員に配られた。外にいても連絡がとれるのでそれは便利だった。始めは数字だけ
だったポケベルに文字が出る工夫がされた。このような製品は進歩が速い。
そのうちケータイが社員に配られた。今は無くなったアンテナだがその頃は二段式
のアンテナを伸ばして使った。メールも使えるようになった。この頃には「スマホ」
が登場していたが使うことなく定年を迎えた。めまぐるしい技術の進歩だ。
今は定年後に買ったスマホ、iPhoneを使っているが便利で重宝している。
パソコン誤動作 2017年12月4日
パソコンの動きがおかしい。画面が乱れる、マウスを受け付けない、いつの間にか
電源が切れている。シャーシーの網目から中をのぞくと放熱用のファンに綿ボコリ
がいっぱいだ。時々はシャーシーの網目をミニほうきで掃除していたが中のファン
がこれほどになっているとは・・・。空気が循環せずにCPUチップが熱をもって
誤動作していたに違いない。早速めん棒と掃除機できれいにした。
ところが同じ現象が再発。ファンの奥を良く見るとまだ綿ボコリの塊が。これは
徹底掃除しかないと思いネジを外す。綿ボコリはきれいになったが、CPUチップ
の熱をヒートシンクに効率的に伝えるためのシリコングリースが心もとない。
新しいヒートシンク用シリコングリースを買ってきて塗った。
これで一件落着と思ったら・・・。
またまた現象が再発。画面が乱れる。画面の乱れのスキマをぬってパソコンの
データを外付けディスクにバックアップした。こんなにデタラメな画面の乱れ
なのにバックアップは成功。どうもCPUなど内部の動作は正常のようだ。
マウスやキーボード、画面がおかしいということはパソコンと外部との入出力
インタフェースの誤動作ではないだろうか。まずは電源を疑う。マザーボード
に電源を供給しているコネクタが接触不良になっていて電圧が下がって不安定に
なっている可能性が高い。こういうときは抜き差しすることで直ることが多い。
電源コネクタらしきものを抜き差しした。
今のところパソコンは正常に動いている。
R&D 2017年11月23日
ニュースで雷が放電したときにガンマ線が発生する核反応が起きているらしい
と報道されていた。「反物質」という言葉も出ていた。大掛かりな実験施設の
中だけで起こる特殊な現象と思っていたが自然界の中でも存在していたらしい。
放電の力恐るべしだ。
放電つながりの話であるがセロテープをはがすときの「ミニ放電」によって
「X線」が発生するというニュースを見たことがある。真空にした容器の中で
セロテープをはがし続けると「X線」が発生して手の骨が写るらしい。実際に
実験しているビデオもあった。
研究開発のことを、R&D (Research and development)という。あらゆる
物理現象は自然界の中に既に存在していて、それらを調査して発見し、応用
したものを開発していくという意味において、「R&D」は良く言い表して
いる言葉と思う。
替刃変えました 2017年11月20日
寒気到来で気温が明け方近くには零度付近まで下がってきている。それでも日中に
晴れていれば気分も良いが曇っていると気が滅入る。曇っている時は建物の壁が
日中温まらないので夜になっても部屋の中の「石釜ピザ効果」が低いようだ。
「氷の世界」の歌詞に「僕のTVは寒さで画期的な色になり・・・」とあるが車の
カーナビのオーディオの液晶が「画期的な色」になってから久しい。選局が出来ない
ので直前の設定の「FM東京」が四六時中流れている。
髭剃りの替刃を買いに行ったが19個と本体?のセットになっていて高い。以前の
小さなセットは陳列されていない。髭剃りは電気シェーバーをメインで使っていて
替刃のカミソリは仕上げの補完に使う程度なので数が多すぎる。他社製品に乗り換え
られないようにとの戦略的な意図が感じられる。電気製品でも日用品でも情報社会で
簡単に別製品に乗り換えられる弱肉強食の世界になったので「ポイント」や「特典」
「セット販売」など各社「取り込み」に懸命だが「替刃よお前もか!」だ。結局
同じメーカーのT型使い捨てカミソリにした。単価は四分の一ほどで安い。でも
そんな上手い話は無いだろう。切れ味が悪いのではと早速試してみた。切れ味は
替刃より悪いのは確かだが値段を考えると許容範囲内だ。これからもフットワーク
を軽くしておくためにベクトルは反「取り込み」だ。
11月に入る 2017年11月5日
カーナビが少しずつこわれてきた。最初はナビの動作が不安定になったがオーディオ
は健在だった。そのうち液晶表示に赤いスジが入るようになりだんだん太くなってきた。
表示が見えなくなると選局もできない。現代のテクノロジーも便利そうで脆いものだ。
そのうち時間表示も見えなくなってしまった。これほどじわじわ悪くなってゆく故障も
珍しい。中の電子回路は正常と思われるが表示が見えないので今や単局専門のラジオと
化している。
このひと月は長雨と台風にあけくれた。畑の水やりのためのポリタンクともしばらく
ご無沙汰している。2回目の台風は我が家の南を通過したので中心が一番近づいた
ときには渦巻きと進行速度の「打ち消し現象」で無風状態だった。翌日は予想どおり
に「吹き返し」で強い風が吹いた。速度を上げて時速75キロで遠ざかったとのこと
なので秒速で20メートルぐらいで遠ざかったようだ。
タイム酒が美味しく出来たので「増産」しようと思い種を買った。畑のタイムは順調
だがプランターの勢いはイマイチだった。今回は土を赤玉土と腐葉土にして種を蒔い
たら従来の土に蒔いたよりも生長が良かった。抜いてみると根が伸び伸びと生長して
いた。土の違いによる生長の違いを実感した。
ニンニクを植えつけた。ホワイト六片、中国ニンニク二世、アメリカニンニクの三種
を合わせて430個になった。品種の違いによる生長の違いを観察したい。1週間で
芽が出揃った。虫が付かないので安心だ。ワタも寿命が長くてこの時期でも次々と
コットンボールがはじけてワタを収穫できている。先日は花も咲いていた。
近くにNPO法人が保存活動をしている「森」があり、そこでコンサートがあるという
ので出かけた。久しぶりにフィトンチッドの香りをかいだ。干したワラの香りは人の
本能に直接働きかけてリラックスさせる効果があるらしいがフィトンチッドもかなり
の効果がありそうだ。
今日は近くでバードフェスタがあり出かけた。野鳥の保護活動をしているグループが
ブースを出していた。中に「むくろじ」の実で笛を作るコーナーがあり作ってみた。
「むくろじ」の実をいじるのははじめてのこと。教えられるとおりにピンセットで
実の「ふた」を外し中でころころ動く種に付いている「わた」を取り除きストロー
で空気を吹き付けたら何とか鳴ってくれた。帰りにいつもの「田んぼコース」を回り、
のんびり過ごしている野鳥の姿を観察した。
通帳がエラーに 2017年10月2日
先日銀行の通帳をATMに入れたらエラーになった。以前にもあったので銀行の窓口
まで出向いた。銀行の係員が言うにはケータイ電話を一緒にするとエラーになる可能性
があるという。ケータイの中にそんなに強い磁力はないと思いつつ帰ってきたが、その
ときはケースのことを考えなかった。ケースのフタを閉めるときに確かにかなり強い
磁力を感じる。これに違いない。それ以来通帳とケータイはバッグの中の真反対の位置に
入れることにしている。
それにしても最近になって知った面白い話は救急車のピーポーだ。以前は目的地に着くと
急にピーポーの音が急に止まるので近所の野次馬的な人たちが飛び出してきたとのこと。
ピーポーをゆっくりとフェードアウトさせることにより「遠くへ過ぎ去った感」を出す
のだそうだ。これにはなるほどと思った。
警察の救助犬の話もなるほどと思った。救助犬も発見できないことが何度も続くと捜す
モチベーションが下がってしまうとのこと。そのような時には隊員が隠れて見つけられた
フリをするとのこと。犬も喜んでモチベーションが復活するとのこと。人間に近いと
思った。
猿がスマホで自撮りした写真の著作権は猿にあるのかとか、作者が亡くなったあとに
AIで作った続きのマンガの著作権はあるのかとの話題も興味深かった。
気持ちが悪いというか不気味だったのは「無音の盆踊り」のニュースだ。騒音対策と
して踊り手がイヤホンからの音楽を聞きながら踊るというものだ。各々の輪ごとに
違う音楽で踊れるなどとメリットを強調していたが、やはり遠くからでも聞こえる
お囃子が「正しい姿」ではないだろうか。
昔のお菓子 昔の遊び 2017年9月16日
「敬老の日」ということで孫娘の幼稚園の催しに参加した。時々は車で前の道路を
通過しているが幼稚園の中に入るのは初めてだ。机も椅子も廊下の手洗い場も子供
の大きさに合わせて面白いぐらいコンパクトに出来ている。普段の外の生活では
大人サイズに合わせて生活しているのだなあと大変さがわかった。
教室で一緒に遊んだり歌を聞いたり弁当を食べたりした。定期的にトイレタイムが
あり全員がキビキビとトイレに行き手を洗い掛けてある自分のタオルで手を拭いていた。
昼食時には袋の中のランチョンマットを広げジジババには手製のランチョンマットが
配られた。皆キビキビ行動しているように思えた。
オババ二人が可笑しそうに笑い合っていたので聞いてみると「手遊び」のときに園児が
珍しそうに揺れる「二の腕の下のたるみ」を見ていて「それなあに」と聞いてきたらしい。
確かにお母さん世代も幼稚園の担任先生も若いので「たるみ」は無いのだろう。核家族
だから「揺れるたるみ」を見たのは初めてだったのだろう。
体育館に移動して歌や体操を見た。その後に園長先生の司会でオジイチャン・オバアチャン
から昔の話を聞いてみましょうということになり園児が手を挙げて質問した。「幼稚園の
時にどのようなお菓子を食べていましたか」。園長先生が「昔は幼稚園に行っていない人
も大勢いましたので同じ歳の頃にということで・・・」。そのとおり。お菓子だって
シンプルな量り売りというかガラスのふたを持ち上げて・・・、というより5歳ぐらいの頃
はお菓子を食べていたのかな。小学生の頃に食べていたキャラメルは高級お菓子だった。
マイクを近づけられたジジババも答えはしどろもどろだ。次に「何をして遊んでいましたか」
との質問。マイクが自分のところに来た。「お兄さんお姉さんたちとおままごと」と答えたが
女の子っぽかったので「石蹴りも」と答えた。実際にはかなり大きくなってからの遊びだった。
「テレビ番組は何がありましたか」。自分の頭の中では「とんま天狗」、「鉄人28号」、
「お笑い三人組」、「ジェスチャー」など思い浮かべていたが向かい側の席のおばあさん
は「歌番組」が多かったですと答えていた。大体テレビが現れたのはかなり大きくなってからだ。
そもそも園児たちと同じ5歳のころの日常はほとんど記憶が無い。時代の違いを大いに感じた。
園長先生が「では君達はどんなテレビを見ているのかな」というと園児たちが一斉に
「ユーチューブ!」と声をあげた。これにはジジババ達もかなり驚いた様子で一斉に
口をあけていた。
顕性、潜性 2017年9月7日
新聞にメンデルの法則の用語を変えるという記事があった。エンドウ豆の遺伝など
でこれまで優性、劣性という言葉が使われていたが「多様性」という観点から
顕性、潜性という言葉に置き換えるとのこと。上手い字を当てはめたものだと
感心する。色盲も色覚多様性とのこと。アンチ・エイジングという言葉も歳をとる
ことに対する偏見があるから使わないようにしようという団体もあるらしい。
トルコ風呂、小使いさん、女中さんという言葉もあったなあ。
畑の近くの保育園から「♪あした浜辺を さまよえば昔のことぞ しのばるる・・・」
を歌う可愛い合唱が聞こえてきた。多少文語調のこの歌を園児が歌っていることに
驚いた。もちろん全部の意味を理解しているわけではないと思うが、自分が小学校
に入った頃には「♪・・・ありさんとありさんとこっつんこ・・・」だったが。
太陽の表面で大規模フレアが発生したとのこと。明日あたりから地球で影響が出て
通信が乱れたりオーロラが出たりするらしい。昔アマチュア無線をやっていたとき
には太陽フレアにより電離層に「スポラディックE層」というものができ小さな
出力でもアフリカやアメリカなどと交信ができるということで大騒ぎをしたもの
だが、ガラクタを集めて組み立てた自分の無線機ではかなわなかった。
スズメウリ 2017年8月27日
今年はスズメウリで結構楽しんでいる。ベランダに植えたものは間違えてツルを
根元から切ってしまったが残った1本ががんばって今は横に張ったヒモを這いながら
7メートルほどに伸びた。畑のスズメウリは近くにあるものに絡まりながら貪欲に
横展開している。葉を掻き分けてみると緑に白い縞模様の実ができていた。
ベランダのものには小さなクリーム色の花がいっぱい咲いている。調べてみると
ウリ科なので雄花と雌花に分かれているようだ。カボチャもそうだが雄花が先行
して咲くので最初の頃は実が付かない。スズメウリも中盤になってくると雄花も
雌花も成熟してきたのか実が付き始めた。
調べてみると雄花と雌花は同一の「葉腋」から複数が束のように生じるとのこと。
実際に見てみると確かに同じ場所に咲いている。ベランダには虫も蟻も来ないよう
なので人工授粉をしてみた。花粉が付きやすいように、めん棒の先のワタを少し
ほぐして雄花を擦った。めん棒の先は白いままだったがミクロの花粉が付いている
と信じ次に雌花を擦った。これを幾つか繰り返した。
雄花と雌花が分かれているのに「葉腋」にセットで咲いているというのは、世間で
良く聞く同じ部屋に居ると嫌なのに別れられない夫婦といったところか。
秋の虫 2017年8月20日
夜ともなれば空気がひんやりして足元は寒いほどになってきた。耳をすませば
チロロチロロと秋の虫の声が聞こえる。このところ雨が続き日光をしばらく見て
いない。紫外線の殺菌効果が無いためかプランターの植物の枯れた残骸に白い
菌糸状のものが伸びていた。
畑の「花壇」に生えてきた正体不明の植物は「ヨウシュヤマゴボウ」だった。
近くの藪に生えていたので種が飛んできたのだろう。実は染色に使ったりする
らしいが毒性があるとのことで一旦抜いて堆肥置場に入れたが、種が拡散すると
困るのでまた取り出して藪に捨てた。ベランダのスズメウリ、間違えてツルの
根元を切ってしまったが幸いメインのツルは健在で枯れた部分は少なくて済んだ。
花は小さくてクリーム色だが良く見るとカボチャみたいに雄花と雌花があるようで
雌花の付け根には実になる丸い部分がある。ウリ科の原則に則っているようだ。
葉っぱの陰に直径1センチほどの緑に白い縞の実ができていた。
孫娘が遊びに来た。雨が続いていたので屋内中心で遊んだ。ボーリングが混んで
いたのでカラオケをした。カラオケの装置が進化していて慣れるまでにしばらく
時間がかかった。孫は初めてのカラオケなのにリズムにのり色々な歌をうたった。
私はカラオケでの「歌リスト」を20曲ぐらい小さい紙に縮小印刷して財布に
忍ばせていたのでそれを取り出したが、字が小さすぎて読めなかった。昔は読め
たのに、時の流れを感じた。「イエスタディ」を歌ったときに孫がマイクを持って
一緒に歌ったのには驚いた。いつおぼえたのだろう。美術館、博物館、カラオケ、
エキスポセンターのプラネタリウムなど孫にとっては新しい経験となった。
友人から戦前のものと思われる古い木の自動車や電車のオモチャや電気スタンド、
童話の本、セルロイドの容器などが送られてきた。電気スタンドの差込口は懐か
しい丸型だった。こういうものを見ると一気に昔の頃の映像が現れる。安全器、
二股ソケット、碍子、赤外線コタツなど。白い安全器の中にはヒューズがあって
端子のツメが90度ずれて付いていた。今思えばヒューズを交換しやすいように
そうなっていたのだが当時は理由がわからなかった。赤外線コタツの金属カバー
には短い毛のようなものが生えていて奇妙だった。触っても熱くないようにとの
ことと思うが当時は金属の表面に毛の生えているものは初めてだったと思う。
それまでコタツといえば黒い小さなカマクラのようなものに豆炭などを入れていた。
赤外線コタツは強・中・弱と切り替えもできて赤い光には「文明」を感じたものだ。
もう8月 2017年8月8日
台風がそれて強い風は吹かなかった。かなり離れたこの地域にも雨が降って畑は
潤ったと思う。雨の前日、畑で草を刈ったが乾燥のため土ぼこりがすごく長靴の
黒色が見えなくなってしまった。雑草のうちでも乾燥に弱そうな種類はやっと
生きながらえている様子だった。この雨でひっくり返した雑草が息を吹き返して
いるような気がする。
7月の末に宮崎へ行ってきた。くろまめのお父さんの米寿の祝いも兼ねて親戚の
ファミリーたちとも懇親を深めた。こちらを出発する前日の夜8時ぐらいに突然
の停電。畑から帰ってシャワーも浴びていなくて食事もしていなかった。大きい
ロウソクに火を灯し簡単に食事を済ませた。水道も固定電話も使えなかったが
ケータイが繋がっていたのでありがたかった。3時間半ぐらい経ってやっと復帰。
やりかけていたパソコンのネットが繋がらなかったが、電気が復帰して皆が殺到
して混んでいるせいだと思って宮崎から帰ったら正常になっていると思っていたが
そうではなかった。ルーターの中の設定がおかしくなっていたようでプロバイダの
IDとパスワードを再設定して正常に戻った。
自作の真鍮のアクセサリーの全部が宮崎の女性たちが喜んで貰ってくれた。今回は
一週間の留守だったのでベランダのプランターも畑も水不足になっていなかった。
以前車で帰ったときは2週間ほどの留守なのでプランターに「給水装置」を付け
たりしたが水不足になっていた。
水といえば夏真っ盛りとあって我が家の「天然水」の消費が増えてきた。買物に
行くと、2リットルx12本単位で買う。これを運ぶときには「カート」に感謝
だ。普段何気なく使っているカートや台車だが、すごい「仕事」をする割には
文句も言わずに従順に働いてくれる。それを受ける地球の地面も大物だ。微動
だにせずカートや台車などを受けいれている。普通はこれだけの仕事をすれば
ちょっと車輪を押し返してみたりしたくなるものだ。腕の筋肉が衰えてきている
せいかカートや台車のありがたみが身に沁みるこの頃である。
トラ豆むきました 2017年7月20日
100坪菜園で完熟したトラ豆を収穫してベランダに持ってきた。農家であれば
カラカラにサヤを乾燥させて棒で叩き効率良く豆を分離するのが普通であるが
家庭菜園の我が家はそれほどの量もないので手作業で豆を出した。
この作業が実に面白い。サヤは殆どがカラカラに乾燥している。ひとつひとつの
サヤが個性的だ。やはり見た目が素直に生長して形良く良く乾燥しているものは
健康そうな豆が飛び出してくる。部分的に黒ずんでいたり形がいびつなワケアリ
もある。ある確率で色の濃い豆が現れる。昔良く食べた冷麦の色つき麺ぐらいの
確率であろうか。微妙な模様の違いは指紋のようで同じものは無いと思う。
それぞれのご先祖様の歴史を引き継いだトーテムポールのようなものであろうか。
むくのは飽きないが座っている椅子の高さが最適ではないために腰が痛くなった。
先日、宮崎までの新幹線の切符を買いに緑の窓口まで行った。飛行機にはなるべく
乗りたくないので国内旅行は車か電車だ。宮崎までは何度か車で帰ったことが
あるが今回は電車にした。指定券売場のお兄さんが「新幹線は二人掛けのシートしか
ありませんがよろしいでしょうか」と申し訳なさそうに言う。こちらは二人で申し込
んでいて頭の中は「ラッキー!」しかない。質問が不思議だが返事はもちろんOK。
最期の切符の相互確認のときも「二人掛けのシートですが・・・」と申し訳なさそう。
もしかしたら現役社員の出張用と思われたのかも。確かに10時間ぐらいも新幹線と
特急を乗り継ぐので気を利かせて隣同士でないほうが良いと思ったのかも知れない。
現役のときに海外出張で最初の頃はお客様と13時間ぐらい飛行機で隣の席のこと
があった。そのうち旅行代理店も気を利かせて離れた席を取ってくれるようになった。
駅員さんが社員の出張と思って二人席を申し訳なさそうに言ったのかなとも思う。
それとも夫婦でも10時間ぐらいともなれば離れた席を希望するのかなあ。
断捨離 2017年7月11日
ケータイの料金を安くしたいから始まって固定電話やプロバイダの契約を切り替え
メールアドレスを変更した。メールアドレスを変えたことにより派生する手続きに
頭と時間を使った。
普段使っていない脳みその部分が活性化されたのかブログの引越しをしたくなった。
現在契約している「レンタルサーバー」の容量にかなりの余裕があるのと広告が
入らなくなるというのがモチベーションになった。ブログにはエクスポートとインポート
という引越しに便利なツールが備わっているものが多く大まかな文章と画像はすんなり
と移行できた。ブログを始めた頃にいろいろなやり方でアップしていたので画像が大き
すぎてはみ出しているものがあったので手作業で小さくした。またブログにより改行の
定義が違っていたのでこれも手作業で修正した。引越し完了。
パソコンのセキュリティソフトの期限切れが近づいてきた。今まで1年契約でやってきた
のだがどうも3年契約でお得というキャンペーンを提案してくる。近頃は数年にわたる
契約をさせるという商法が主流だ。世の中の変化が激しい昨今、目先のお得感を強調する
やりかたに嫌気が出ていた。会社員時代から慣れ親しんできたセキュリティソフトで
あるが変更することにした。新しいプロバイダが供給しているセキュリティソフトは
2年間無料だ。その後も1ヶ月単位の契約というのが嬉しい。変更した。
家の中に捨てるものはそれほど無いがパソコン回りの入れ替えで「断捨離」した気分だ。
「20170701問題」 2017年7月3日
その昔、「2000年問題」というのがあって日付けの切り替わり時にコンピュータ
に何かが起こるのではないかと大騒ぎしたことがあった。我が家のパソコンも7月1日
を境にいろいろ変わった。
「くろまめ」のiPhoneが2年目をむかえたのでいろいろ調べてみた。安い料金を
さがしていた。「格安SIM」というものを使えば多少のデメリットはあるが
月々の料金は大幅に下がるらしい。受付カウンターではリタイア組らしい男たちが
数名申し込んでいたようだ。それを踏まえて「ド○○ショップ」のカウンターに
座った。我が家の二人のケータイの契約コースを一部合体させると少しは安くなる
ようだ。あまり節約にならないな〜というような顔をしていると家の固定電話と
プロバイダもセットにすると数千円の節約になるとのこと。一生懸命に調べて計算
してくれる姿に契約することにした。普段から「ポイント何倍」とか「セット割り」
とか「キャッシュバック」とかの商法には辟易していたが結局は「セット」にのって
しまっていた。
早速、旧プロバイダを解約することにして電話をする。6月末で解約したい旨を告げると
17年も続けていただいて残念ですが・・・、ポイントが溜まっていますがどうしますか
とのこと。幾つかの選択肢の中からお米を10キロ送ってもらうことにした。新プロバイダ
からの郵便物がすぐに届くと思っていたがなかなか来ない。そのうちお米が届いた。
メールアドレスの無い空白期間ができると困るので、旧プロバイダに解約の一時保留の
電話を入れた。6月ぎりぎりに新プロバイダから郵便が届いたので早速新メールアドレス
の作成と動作確認をした。メールの送受信ができるようになったので旧プロバイダに電話を
して解約してもらったのが7月1日。予定より一日ずれ込んでしまったが料金は日割り計算
とのことなので持ち出しは少なかった。
メールアドレスを変えたあとの作業が大変だった。17年も使っていた旧メールアドレスは
通販やインターネット俳句、レンタルサーバー、セキュリティソフト、電気料金などなど
いろいろな連絡先として登録してあったのでそれを変更した。さらにパソコンの中のアプリ
とiPhoneやiPadの中のアプリも変更。普段あまり使っていない脳みそをフル回転させた。
我が家の「20170701問題」は17年の歴史を一新しトラブルも無く通過する
ことができた。
雷雲 2017年6月16日
「くろまめ」のiPhoneが2年目をむかえたので次にどうするか。ネットで調べると
契約切れのSIMカードを抜いたiPhoneでもWiFi環境のもとでは結構いろいろなこ
とができそうだ。ネット検索、カメラ、LINEなど通話以外のことはほとんど使
えるようだ。新しいiPhoneを契約して現状のiPhoneはサブとしてキープしようと
思っている。家電量販店で販売員からいろいろ説明を聞いた。自分で今まで調べた
ことと大きな違いは無かった。
帰りの車の窓から大きな入道雲が見えた。そういえば天気予報で数日前から今日の
午後に雷雨になるかもと言っていた。最近の天気予報は当たる。家に着いてしばらく
すると北側から黒い雲がゆっくりと移動してきて空を覆った。ネットでレーダー観測
の雨雲を見ると真っ赤な帯が南下してきている。わくわくしてきた。そのうちに雷が
鳴り出し豪雨となった。自然のドラマは30分ほどで終了し空が明るくなってきた。
先日のことであるが空を眺めていると、いつもは遠くの空を左から右に飛んでいる
飛行機が今日に限って左から手前に飛んできて方向転換をして右に去って行くという
コースをとっていた。およそ2分おきに飛んでいる飛行機が全く同じコースをなぞり
南の方向にある何かを避けるように我が家の方向に飛んできては方向転換をしている。
ピンときてやはりネットでレーダー雨雲を見ると東京湾に真っ赤な強雨域が居座っていた。
あの大きな飛行機が2分おきに忠実に迂回コースを飛んでいる様子が面白くてしばらく
見ていた。
綿・ワタ 2017年5月20日
畑にワタを植えてみたいと思い種を買いに行ったがアメリカでワタの種に遺伝子組換え
が混ざったために大手の種業者が輸入できなくなったとのこと。たまたま農園をやって
いる若夫婦と知り合いになりワタの種を分けてもらえることになった。
ドライブも兼ねて房総のほうに農園を訪ねた。iPoneのカーナビ機能を使う。相変わらず
裏道や住宅街の中などのルートを示されるがシンプルに表示どおりに進む。途中、複雑な
分岐を間違えたらどんどん成田エアポートに近づいてゆき成り行きでターミナルの駐車場
に入るはめになってしまった。駐車券の発券を受け、ぐるぐる回って何階かを降りて出口
で駐車券を入れると時間が直ぐだったせいか料金は掛からなかった。
農園に到着。座敷で「綿繰り機」を使って綿の種の取り出しを初めて体験した。「綿繰り機」
は江戸時代から使われているという年代物で歯車の部分も木製だった。真綿の話題になった。
真綿はカイコの繭から作られるものでコットンとは別物だ。真綿というと自分が幼い頃の
「布団の打ち直し」という言葉が反射的に頭の中に現れる。打ち直した綿が紙に包まれて
家に届くと母が張り切って布団の布地の上に綿を広げその表面を真綿で包んだ。向こうと
こっちに分かれてゆっくりと真綿を広げてゆくのが何か面白かった。最期に布団をくるっと
ひっくり返すようなことをしたら綿が中に納まって面白かった。今の時代、そういうことを
経験したひとは少なくなってしまったのだろう。「綿繰り機」で取り出した和と洋の2種類
の種を頂いた。
「綿繰り機」と同じぐらいの歴史のありそうな大きな門。正面の母屋、両脇の作業小屋に囲ま
れた庭。こういう囲まれた庭のある家に住みたいと思っていた。中国を旅行したときに見た
伝統的な「四合院」という中庭のある造りにもあこがれた。作業小屋の脇の道を抜けると
ニワトリがいてヤギがいた。ニワトリの尻の毛が抜けていて赤むけだったので聞くと、ニワトリ
は結構イジメの世界で突かれたりすると小屋の中で震えていて外に出てこなくなったりする
こともあるとのこと。そう言われてからニワトリの目をみると結構怖い目をしている。卵は
自給できるし鶏ふんは肥料になるので有用だとのことであった。いろいろ新しいことを見聞き
することができて楽しい一日だった。
ワタの種を我が家の畑に植えた。一部はベランダのポットにも植えた。和と洋、どのように
違う綿になるのか楽しみだ。畑でひと休みしていたらオジャマムシの蚊の羽音が耳元でした。
暖かくなってきたらいよいよ蚊も活躍を始めたらしい。家の網戸がボロボロなので現状の網
のメッシュの細かさと必要な長さをメモして網を買いに行った。ところが「押さえのゴム」の
太さにサイズがあるらしい。一種類しかないと思っていた。現状のゴムの切れ端を持って次回
再挑戦ということになった。
帳尻あわせ 2017年4月24日
桜が散り田んぼに水が入り春たけなわになってきた。日もだいぶ伸びてきた。エアコンや
灯油ストーブで室温調整をしているがこの季節になると知らないうちに外気温のほうが
高くなっていたりしてずっこける。今シーズンの灯油は残さないように心がけるものの
気候との相談なので残ってしまったりし最期のタイミング合わせが難しい。
プリンターのインク交換も最期が大変だ。注意マークが出てもインクがまだ使えるのか
印画紙が途中で終わり無駄になるのか・・・。ライスカレーのごはんとルーの最期の
帳尻合わせだけは上手くいっている。
今日は断捨離で整理した不用品を持ってクリーンセンタに行ってきた。以前エレクトーン
を分解したときに大きなスピーカーの部分をとっておいたが捨てることにした。若い頃に
秋葉原までスピーカーを買い求めに行ったことを思えば心残りだが今後スピーカーボックス
を工作することはまず無いと思う。長年使った出張用のスーツケースも取っ手のひとつが
壊れたのでおさらばした。ベビーベッド、電気ストーブなどなど。クリーンセンタは目方
で料金が決まり比較的安い。ウィンドウ・エアコンは電気屋さんに持っていってくれとのこと
でいきつけの量販店へ。これは料金が決まっているとのことで1900円だった。
切りの良い数字 2017年4月21日
先日新聞で「128周年記念○○○」というのを見た。あれっ、128という数字は
切りの良い数字なのだろうか。今までは50周年とか100周年とかが多かった。
現役中にずっとコンピュータとか電子機器の世界にいた自分としては2進法の頭になって
いるので128という数字はとても切りの良い数字だ。32、64、128、256、
512、1024などなど。そのうち銀婚式や金婚式も二進法になってしまうのか。
テストの点数も128点満点などとなるのだろうか。64円硬貨とか1024円のお札など。
カナダに出張したとき初めて2ドル硬貨を見て不思議に思ったが日本でも2千円札があった。
10進法は指の数からできたと聞いたことがある。尺貫法からメートル法になったように
ある日10進法から2進法に切り替わる日がやって来るかもしれない。
最近は正方形の写真が流行っているとのこと。人間の目は横に2個並んでいるのでという
ことで写真は見やすいように横長になっていたと思う。映画のスクリーンもテレビの画面
もそうだ。正方形のほうがネットに投稿しやすいとのことで変わってきたとのことだ。
でもテレビの画面が正方形では様にならない。鬼太郎のお父さんは喜ぶかもしれないが。
プリントするときの用紙はまさか正方形にはならないと思う。あのA4を半分に切ればA5
になり、また半分に切ればA6に、相似形のまま小さくなっていくという便利さは簡単には
変わらないと思う。
セット販売 2017年4月15日
スマホを契約してから2年になろうとしているので本体の分割払いが終了して月々
の支払いが安くなるのではなかろうかと先日○○○ショップを訪ねた。本来であれば
自分でも調べることができるシンプルな質問だったらしく、対応してくれたのは研修
の札を下げた新人だった。結論としては本体代は無くなるがその間のマイナス金額の
何たらサポート費が無くなるのでむしろ月々の支払いはアップするとのこと。
順番を待っている間に寄ってきた係員が通信回線はどこですかとかプロバイダはどこ
ですか場合によっては料金が割安になりますとのこと。計算だけでもしてみましょうか
とかなり積極的であったが「自分のペースでひとつひとつ納得して判断したいので」と
ご退散していただいた。
帰ってからネットで料金表を見るとかなり複雑だ。自分ではこういう業界の用語とかは
割と理解しているつもりであるが何回読み返してもよく比較できない。セット割引、
キャンペーン、ポイント、などなどまるでパズルのようだ。わざと複雑にしてシンプルに
比較できないようにしているに違いない。
最近は電気料金、ガス料金にネット料金までからませたセット販売をよく耳にする。
大概は数年にわたる契約になると思う。現状安くなりそうなセット料金でも飛びつか
ずに、自分の単純な頭でも理解できるよう単品指向でフットワークを軽くしておこう
と再認識した。
初めての・・・ 2017年3月27日
3月も終わりになろうとしているが外は冬の気配だ。気温が低く冷たい雨が降って
いる。先週は孫娘が幼稚園の春休みということでやってきた。何か新しいことを
経験してもらいたい。
まずは天気との相談だ。「房総のむら」の芝生でレジャーシートを広げピクニック。
太鼓が自由に叩けるようになっていて親子連れが舞台に上がる。やっと歩き始めたよう
な小さな子供でも太鼓の音には敏感に反応して見よう見まねでバチで太鼓の枠まで叩い
たりしている。昔ながらの生活を見たり体験するには良い場所だ。「薬研掘」で桂皮を
挽く実演があった。香りが良い。挽く円盤と「にぎり棒」が固定されたものというのは
新しい気づきだった。桜の蕾がピンク色に膨らんでいた。
園内を忍者姿の子供が歩いていたがそれを見た孫が自分も着てみたいと。コスプレ
の店に行くと外国人の団体が着替えている最中だ。中に居た係りのオバサンは忙しそうに
「ちょっとお待ちください」を繰り返すばかりで先に進まない。サムライの姿になった
外国人たちはポーズを取ったり記念撮影をしている。他の家族連れも近づいてきて申込み
したそうだし閉園の時間も迫ってきているのでなかば強引にテーブルの上の申込用紙に
記入を始める。書き終わると係りのオバサンは少し離れたところの事務所で料金を払って
きてくださいとのこと。料金も払ったので一安心。やはり書いたものでお互いに確認しあ
うというのは重要だ。
翌日は雨の予報だったのでボウリング場へ。受付の女の子が早口なのとピンのぶつかる
音、音楽などで何を言っているのか良くわからないが「スマホ」で登録すると割引・・・
ということらしい。このような質問は予想していた。今はどんな商売でも「囲い込み」
に力を入れている。とにかく「ベーシック」を座右の銘とする私はシンプルなコースを
選択。靴とボールさえあればボウリングは出来る。幸い私の大きな足と孫娘の小さな足に
合う靴が用意されていた。予め申し込めば子供のボールがガターにならないように「つい立」
を出すことができる。子供の順番になると「つい立」がせり上がってくる。子供用の
ボールは指の穴の数が多い。それでも幼稚園児はボールを抱えて放るのが精一杯。勢いが
弱いのでボールが戻って来なくなったり途中で止まったりハプニング続出。
久しぶりのボーリングを楽しむことができた。
冬の間はびっくりするぐらい高かった「いちご狩り」の料金もだいぶ安くなってきた。
行ってみた。地上に這っているのではなく胸の位置あたりで栽培されている。大きい
イチゴ、これから赤くなるイチゴ、白い花の中にはイチゴのベビーちゃんが既に鎮座
していて勉強になった。所々に「マルハナ」と印刷されたダンボール製の蜜蜂の箱が
置いてあった。イチゴは出す蜜の量は少ないらしい。腹をすかせたハチは少ない蜜を
集めようと必死で花を訪れるのでイチゴの受粉率は良くなるのだそうだ。閉じられた
ビニールハウスで外界に出られないハチにとっては過酷だ。
大人も子供も始めての「経験」ができて楽しかった。
国立国会図書館 2017年3月6日
HPの引越しは滞りなく終わった。旧HPの各ページは消去はしたものの検索ソフト
の検索結果に「抜け殻」として数日表示されていた。「巡回ロボット」というソフト
ウェアが全世界のHPを「巡回」して「抜け殻」を検知すると自動的に消去してくれ
るらしいが見栄えが悪いのではやく消えて欲しいところだ。調べると優先的に巡回して
早めに消去してもらえる方法があるというので申請してみた。すると期待どおりはやく
消去してくれて、さらに新しいページが少しずつ検索リストに現れるようになった。
検索リストの上位にもっていきたいのは全世界のHPのユーザーの願望なのでその
判断基準の「アルゴリズム」は曖昧さをもたせたり時々変えたりと正確に公表しない
というのが検索ソフトの戦略らしい。
パソコンでの「調べ物」のついでに「国立国会図書館」を調べてみた。以前に大正とか
昭和の新聞のコピーをとったことがある。以前から「全ての出版物が所蔵されている」
というのが本当かなと思っていた。実際には全体の出版物の8割ほどの蔵書率らしい。
地方の出版物は7割ほど、マンガなどは2割以下らしい。納本すれば小売価格の5割の
金額が支払われる仕組みを利用して中身の無い高額な本を納本して金額を受け取るという
詐欺もあったとか。また正当な理由が無く納本しないと本の小売価格の5倍の罰金制度も
あるとのことだが中小企業の保護の観点から今まで実行されたことがないそうだ。
調べてみるといろいろ面白い。
ホームページの引越し 2017年2月19日
ネットのプロバイダから郵便物が届いた。開いてみるとカスタマのホームページの
代理公開サービスをあと数ヶ月で終了するとのこと。新しい「逗留先」を探すこと
になった。
終了の後の「オススメ」のサービス会社は便利なテンプレートがいっぱい揃っている
のがウリのようだがバックアップしたテキストや画像をフォーマットに従い地道に
貼り付けていく方式らしい。そういう手間はかけたくないので「レンタルサーバー」
を探す。自分のパソコンの中のファイルをレンタルサーバーの中にワンタッチで転送
すればよいので手間がかからない。今までのHPのアドレスも無くなるのでこれを機会
に「独自ドメイン」をとることにした。「レンタルサーバー」も「独自ドメイン」も
月々の費用はそれぞれ缶ジュース1本ぐらいで容量はいままでの100倍、広告無し
でできるので驚くほど安い。すぐに申し込んだ。
容量が100倍になったので今までしょうがなく幾つかのサービスに分散させていた
ホームページの部分がまた一緒になれる。世界に散らばっていた民族が悲願の祖国
に入植するようなものだろうか。手続きが済んだらホームページの引越しだ。
緑色をありがとう 2017年2月15日
最近ペットボトルをカットしてミニ苗ドームとして使っている。風や寒さを防いで
くれるのでありがたいが、ちょっと待てよ植物の生育に必要な光の波長を遮ってい
ないだろうか、ということで調べてみた。
光合成に必要な光は波長が600-700ナノメートルぐらいの赤色。発芽のときには波長
が450ナノメートル近辺の青色も必要とのこと。LED照明の野菜工場ではこの必要
な波長を考えてコントロールしているらしい。
ペットボトルは400ナノメートルの波長より短い紫外線の領域はカットしてしまうよう
だが幸い植物の生育に必要な赤と青は通過するとのこと。
光合成に必要なクロロフィル(葉緑素)は赤と青の光は必要で吸収するが不要な緑色
ははじき出し、それが人間の目に入って緑色に見えるとのこと。植物は緑色をしてい
るので緑の光が大好きなのかなと思っていたが逆に緑の光は嫌われモノだった。でも
植物が欲張りで赤・青・緑の全部の光が好きで利用していたとしたら人間の目には黒
く映ることになる。これには思っただけで気が滅入る。欲張らずに緑色を反射してく
れて、人の目を休ませてくれてありがとう。
「くろまめ」は絵を描いては、時々植物の緑で目を休ませています。
白黒テレビの頃 2017年2月11日
新しいミニコンポを買って以来、インターネットで音楽を聴くのを楽しみにしている。
海外の放送局が無料でコマーシャル無し、オシャベリ無しで純粋に音楽を流していて
メニューが豊富だ。ワンタッチでバッハ、モーツアルト、ショパン、ビートルズなど、
また楽器別ではソロピアノ、ギターなどなど24時間聴く事ができる。最近は朝布団の
中でうつらうつらしている時にバッハの音楽を流している。まだ脳が目覚めていない
ときにはバロックの「重くない音楽」が合っている。昼間に作業しているときには
さらっと聞き流せるクラシック音楽を流していることが多い。寝る前ぐらいになると
パソコンの前に座り「Youtube」で昭和30年代、40年代に流行した歌などを聴き
多感だった青春時代を懐かしんだりしている。いずれも無料の音楽というところが
自分らしい。
便利な世の中になったがなぜか白黒テレビの時代にタイムスリップしてしまう。
街頭テレビが警察署の広場にできて皆が見上げて放送を見ていた。夕方になると
子供たちは毎日のように「テレビ見せてください」と金持ちの商店の座敷に上が
い込んでいた。店の人も嫌がらず子供たちも礼儀正しかったと思っている。
しばらく経ってから我が家にも白黒テレビがやってきた。マンガで見ていたテレビ
の上に描かれていたウサギの耳のようなアンテナは東京のような電波の強い地域の
ものであって電波の弱い田舎では魚の骨のようなアンテナが必要ということを知った。
アマチュア無線を趣味としていた自分はある程度電波の知識があったので山の上の
中継局のアンテナが垂直に設置されている垂直偏波なので家のアンテナも垂直に
しなければならない等と家族に少ない知識をひけらかしていた。近所のテレビが
映らなくなったというので回路図もわからないのに真空管を抜いたり挿したりした
らたまたま直って感謝されたりした。ラジオを分解した真空管を利用して無線の
送信機を作り電波を出したが電波の質が悪くて近所のテレビに縞模様が入ったので
皆が寝静まった頃に電波を出した。
白黒テレビの前に透明なプラスチックの板をぶら下げて画面を大きく見るものが
出てきた。そのうちにその板に薄く3色の色が付いたものが出てきて擬似カラー
を見たりしていた。多分一番上は青色だったような気がする。大体画面の上のほう
には空が映るので青空を見ているような気分になっていたのだと思う。
そのうちに総天然色のカラーテレビが出てきてチャンネルも押しボタン方式に
進化したが近所の建物の電波の反射で「ゴースト」が現れ色合いも大して良く
なかったと思う。
マンガに出ていた壁掛けテレビは今や現実となり4K、8Kと消費者を刺激する。
画質は「ゴースト」という言葉が死語になるほど鮮明だ。ミニコンポで無料の
インターネットの音楽を聴く便利さから少しタイムスリップしてみた。
ヒゲソリ 2017年1月30日
電気シェーバーが切れなくなってきたので買いに出かける。本体はまだ使えるのだが
切れなくなったのは付属している「ミニ・バリカン」でヒゲを整えるのに重宝して
いた。店で電気シェーバー売場を見ると4枚刃とか5枚刃とかをウリにしているもの
がほとんどで「ミニ・バリカン」付きのものは数種しか無い。こんなに便利な機能
なのにおかしいなと思い店の係員に聞くと、それならばと別のタナに案内された。
そこには付属品と思っていた「ミニ・バリカン」が独立して進化して「ヒゲトリマー」
という名前でいっぱい置いてあった。バリカンと櫛が一緒になっていてカットする長さ
が調節できる。昔からあったのかも知れないが普段は新聞のチラシ広告を見ないので
「浦島太郎」になっていたようだ。シェーバー本体はまだ使えるので「ヒゲトリマー」
を購入した。
今日は朝からあたたかい。先ほど急に南の風が強くなったが低気圧が通過したらしく
北風に変わった。通常は低気圧が通過するときは雲がでて雨が降って風向きが変わる
ことが多いのだが今日は晴天の中で風向きが変わって妙だった。春の光が感じられる。
沈丁花の蕾が膨らんできたので鉢を日なたに移動した。ハーブのタイムの「需要」が
増したので「圧条法」(取り木)にしてみた。長い枝を一旦土の中を経由して地上に
出す方法だ。そのうち根が出てきて独立させることが出来る。挿し木だとカットして
退路を断ってしまうため失敗することもあるが「圧条法」だと水分・栄養は供給した
まま発根の自主性を待つ「フェイルセーフ」なので安心だ。
大寒 2017年1月20日
今日は大寒。一年で一番寒い日と言われている。朝から雪がちらほら。ガラス窓の
結露を拭いてもまたしばらくすると結露状態になってしまう。天然の「除湿棒」に
なっているようだ。密閉空間で水分をとってくれるので確かに室内の湿度計の値は
低めに推移している。晴れていれば真冬でも日中は太陽光で暖房は要らないが今日
はフル稼働だ。
畑の野菜が年末年始に鳥に食べられていたので「角型苗ドーム」というものを購入した。
苗の上に被せておけば鳥に食べられないし防寒対策にもなる。ペットボトルを半分に
切って利用している人もいるらしい。ペットボトルの飲み口は空気穴として利用でき
るので好都合だ。
センサー 2017年1月11日
iPhoneの機能に「コンパス機能」があるのは最近わかったことだが、いじっていると
「水準器」の機能もあることがわかった。傾いた床などに置くとどちらの方向に何度
傾斜しているが詳しく測定できる。中古住宅を買うときには役に立ちそうだ。以前
パジェロに乗っていたときに坂道を登る時に傾斜がわかるメーターが付いていて感心
したものであるが同じ機能が代用できている。
さらにいじっていると「気圧計」もあった。ヘクトパスカル(hPa)表示が詳しく
表示される。もちろん気圧計の値を変換して「高度計」の値も表示している。山に
行く時以外にも階段を上り下りする数メートルの差もきちんと表示してくれるという。
本当にそうなのか足元と頭の上の差を見ると確かにきちんと表示している。空気の
重さというものがこれほどまでに精密に計測できるとは思ってもいなかった。応用
として運動で階段の上り下りをすれば消費カロリーが算出できたりするらしい。
最近、「くろまめ」の通院の送迎で駐車場で時間をつぶすことも多いが、前に並ぶ
車を見ていて気が付いた。軽自動車の全面のナンバープレートが中心になく運転席側
に少しずれているのだ。後ろ側のプレートは真ん中にある。全部の軽自動車がそうな
ので修理工の気まぐれではなさそうだ。高速道路で速度違反をしたときにカメラで
自動的に撮影されているらしいが、そのときに運転手の顔とナンバープレートが写真
に入りやすいように寄せ集めているのか。でも普通車は真ん中だ。動物園もシニア割引
がきくような年齢になってからやっと「ナンバープレートの謎」に気が付いた。普段は
漠然とモノを見ている性格らしい。さっそくiPhoneで調べるとあっという間に回答が
出てきた。エンジンルームの冷却したい部品が助手席側にあるので風が効率よく当たる
ようにずらしているのだとのこと。何でも出る検索機能は便利なものだ。
2017年スタート 2017年1月7日
元旦はめずらしく初日の出を見ようということになり出かけた。いつも夕日は毎日の
ように見ているが初日の出を見た最後はいつだったか思い出せないほどだ。出かける
といっても車で10分ほど走った田んぼの中のいつもの場所だ。空が薄明るくなって
から出かけたが車のフロントガラスは氷が付いていて溶かすのに少々時間がかかった。
エンジンを始動してもエンジンオイルの粘着度が増しているようで音が違う。暮れに
エアコンのファンの修理を完了しておいて良かった。間もなく車内に暖気が広がる。
初日が昇ってくる。やはり気持ちの良いものだ。今まで太陽の上下というものを考えた
こともなかったが前日の日の入りで最期まで見えていた部分を「頭」とすると日の出は
「アゴ」から出てくるのだなと思った。
その後。地元の神社に初詣をした。
2日にふと空を見上げると月の傍に明るい星が光っていた。さっそくiPhoneの星空アプリ
で調べると月の傍にあるのは金星だ。ただ全体的に方角が狂っている。調べるとiPhoneの
中には方角を感じる「コンパス機能」があるが何らかの原因で狂うこともあるとのこと。
対処法としてはiPhoneを手に持って腕を伸ばし8の字を描くように振ると地磁気を感知
して自動的にキャリブレーション(校正)されるとのこと。そのとおりにしてみたら星の
位置が正しくなった。星にポインターを近づけると名前が出るし、星の名前を入れると
その星まで矢印でガイドしてくれる。無料で使わせてもらうにはありがたい機能だ。
3日には親戚と会席コース。車なのでノンアル・ビールだったが近頃のノンアル・ビール
は味が良くなっていると思った。孫が来て泊まった。工作をしたりオセロをしたり、
ビー玉をしたりゲームセンターでゲームをしたりして遊んだ。言葉の数が増えているのに
驚いたし大人に対する丁寧な言葉遣いも意識しているようだった。イチゴ狩りを経験させ
たくて行ってみた。この時期は大人1700円、小人1500円、30分食べ放題、ビデオ
など付き添いの人も料金が発生しますとのこと。なかなか強気の値段設定だ。午後の部開始
まで時間がかかりますとのこと、これ幸いと今回はやめることにしてイチゴを買って帰った。
夏には料金が半額になるらしい。
7日、孫も帰って通常の生活のリズムに戻った。七草粥の代わりに大根粥に少しの
菜っ葉の入った粥を食べた。友人から届いたスイトピーの柔らかい色が春らしい。