工房 豆&豆 −5

天然石やガラスの美しさに魅せられ、勾玉やとんぼ玉を作っています。
天気の良い日は畑で野菜作りをしています。




 勾玉のクラック (2016年4月19日)

天然石には内部にキズのあるものが多く、勾玉を磨いていると現れる。 表面を少し削って無くなってくれるとありがたいが大概はキズが深い ので途中で諦めるしかない。天然石らしい魅力のひとつと思うように している。

 アメジストで勾玉 (2016年4月16日)

アメジスト(紫水晶)で勾玉を作った。 透明系の石はキズやクモリが目立つとのことであるが、そのとおりだ。 #2000で磨き#3000で磨いても何か曇っていて透明感が無い。さらに細かい 粒子のコンパウンドを買い求め磨いた。石を切り出すときにアクセントと して白い部分も入れた。結果、中の模様や結晶が見えていることもあり これ以上磨いても透明感のある紫は出そうも無いので磨きをやめたが 「石」っぽくて気に入っている。 くろまめは以前作った白の太めちゃんをリメイクした。 古代の勾玉を意識して長めの尻尾になっている。

 削り削られ (2016年4月14日)

勾玉になりそうな手持ちの石を並べてみた。その中からそれぞれピックアップ して勾玉を作った。穴あけは基本的にビットを垂直にするのが正解だが、そのまま 回転させると回転の中心部は動かないため削れないことになる。そのため削り進む 速度が遅くなってしまう。ネットで調べてみるとひと回り細いビットを使い 壁を削るように「歳差運動」させるのがコツとのこと。そのようにしてみたら確か に効率がアップしたようだ。 このような石を削るときはダイヤモンド・ビットやダイヤモンド・ヤスリを使う。 削られた石の削りカスは水にまみれて白いペーストとして現れる。削るときに普通 の鋼鉄製のヤスリで削ってみたら黒いカスが現れた。逆に鉄が削られたようだ。 そらまめは削る量をサボってこじんまりと白い色。 黄色を選んだくろまめは「自然派」らしく土から掘り出したような素朴な肌合いと なった。   

 水晶で勾玉 (2016年4月11日)

初めて水晶で勾玉を作ってみた。いつものように穴あけは一番大変な作業だが 水晶の場合には透明なので途中経過を見ることができる。穴が斜めに進んで いたが軌道修正することができた。 緑色のほうは尻尾が細くなってしまった。石の中に不連続面があるらしく、ヤスリ をかけているうちに薄く剥がれてしまうことがある。いちど細くなってしまった 石は太くすることができない。彫刻のことわざで「目は小さめに鼻は大きめに」 というのがあったがそのとおりだ。

 ダイヤモンド砥石 (2016年4月9日)

最近はホビーショップにゆくと珍しい石がないか探すようになった。今日も 在庫処分で大安売りの石を見つけ購入した。化石も大安売りしていたので幾 つか購入した。 両面ダイヤモンド砥石も購入。表面が超荒研ぎ面で粒度#150、裏面が中仕上げ面 で粒度#600、粒子の粗さが違う。これで効率良く削れそうだ。最近は石を削るの に注力しすぎて家の包丁を研ぐのをすっかりサボっていた。いざ包丁を研ごうと 思ったら固い石を削ったので砥石がデコボコ。石を削る前にまず砥石を平らに削 ることになりそうだ。

 ハシオキ  (2016年4月8日)

ハシオキとして石を使っていたが転がり落ち易かったので溝を掘った。 浅い凹であるが安定した。 中身の不明な石の塊。ジオードと一緒に購入したので中は空洞があり カラフルな結晶ができていることを期待。しかしながら他のジオードと 違い表面が鉱物らしくなく土をまぶしたような感じだ。しかも格安。 割ってみると形状も色も特徴の無い期待はずれの「代物」だった。   

 メノウで勾玉  (2016年4月1日)

先日格安で購入した「ジオード」を削って勾玉を作ろうと思ったがカットが 大変そうなのと石の厚みがピッタシこなかったので手元にあった「メノウ」 を使うことにした。硬度は6.5〜7なのでカーボランダムの砥石では歯が立たない。 幸い100円ショップで買ったダイヤモンド・ヤスリを使うと少しずつではあるが 確実に削れていく。 穴あけが手間取った。ダイヤモンド・ビットの先が滑ってなかなか穴の位置が 定まらない。滑らなくなるまでの窪みをつけるまでに時間がかかった。穴を 一方向から貫通させようとすると最期の一皮を突き抜けるときに石に歪みがかかり 石が欠けてしまうことがある。本当は「青函トンネル方式」で両方から掘り進み 真ん中で御開通というのが良いのだが位置精度が悪いのでできそうも無い。 結局光が透けて見えるぐらいになってからは静かに丁寧に掘り進むことで解決した。

 ソーダライトで  (2016年3月1日)

骨董市で買ったソーダライトを削ってみた。 石の粉を吸わないようにしようと100円ショップで防塵マスクを 買った。石を半分にカットし、その後成形そして磨き。ソーダライトは 硬度が5.5〜6だ。加工時間の目安がつかめた。 勾玉のほかは「くろまめ」作だ。

 ドラゴン勾玉  (2016年2月14日)

くろまめが、これまで作った勾玉も手直しした。 「子持ち勾玉」はドラゴン化してしまった。

 勾玉とビーズ  (2016年2月10日)

くろまめが勾玉を作り、そらまめは端材でビーズを作った。

 勾玉サザエ風  (2016年2月8日)

穴あけが終わり削り開始。カーボランダムの砥石に水を流しながらこする。それなりに 削れてくれるが砥石の消耗もはやい。みるみる砥石がへこみ残骸が散らばる。戦国時代 の戦いの人海戦術のあともこのようなものだったのか。「身を削って骨を断つ」や「身を 削って働く」の状況が目の前に広がる。 全体の色や尻尾のあたりの赤が、ちょうどサザエをむいたときのようだ。多少の陥没は 自然の風合いを出すために残すことにした。ツヤも抑えめに磨き上げていない。 くろまめはピンクの勾玉を作った。   

 ダイヤモンド・ビット  (2016年2月7日)

「固い石」の穴あけにトライ。骨董市で買った石で正式な名前はわからない。これまで のヤスリや金属用ドリルは全く役に立たずにキズもつかない。カーボランダムの研磨剤 を銅管や竹串の先に付けて手動ドリルでまわしたがなかなか穴が深くならない。 やはりダイヤモンド・ビットが必要らしい。さっそく購入して使う。カリカリと小さな ダイヤモンド粒子が石を削る感触が手動ドリルを回す手に伝わってくる。ビットは先端に 小さな玉が付いているタイプのものを使ったがしばらくすると玉が磨耗して小さくなって きた。研磨というのは固いものと固いものの消耗戦ではあるがこんなに減りがはやくては 財布が心配になる。自分なりに理由を考えた。削った穴の中にダイヤモンドの削りカス などが溜まり「自分を研磨」してしまったのではないか。これを防ぐには削りカスをどん どん排除するしかない。そういえばネットの皆さんは水の中でドリルを回していた。 本日新しいダイヤモンド・ビットを購入。多少磨耗しても先端が残るように筒状のものに した。水の中に石を沈めてドリルを回した。「削れている証拠」の白い水が穴から立ち昇 ってきた。少しでも進んでいることが目に見えれば張り切る。間もなく貫通。   

 緑の広東緑石  (2016年1月31日)

本日、勾玉用の道具をいくつか買い求めた。まずは直径3ミリの銅管。カーボランダム の研磨剤。カーボランダムの両面荒砥石。篆刻用の石材、緑の広東緑石など。 3ミリの銅管は研磨剤を使って石の穴開け用だ。銅管を手動ドリルに付けて回す。 銅は柔らかいのでそのうちに垂直度がブレて回転するので入口の穴径が若干広がった。 ぶれないように一考を要する。 最近友人から「固い石」をもらった。これらの道具で穴あけ、研磨など対応はできる と思う。 きょうは緑の石で勾玉を作った。2000番、3000番の紙ヤスリで仕上げてきれいに なった。もうひとつのほうの磨きは「くろまめ」の担当で残してある。    *追記:2016年2月1日 右側の色の濃いほうが「くろまめ」作です。 ハンドクリームでツヤを出していました。               ↓ ↓ ↓

 モドキでした(2016年1月26日)

数年前にお土産店で買った「ターコイズらしきもの」をカットしてみた。 色が毒々しいのでニセモノではないかと思っていた。糸ノコでは歯が立たず 粉も出ない。100円ショップで買ったダイヤモンド・ヤスリで削ると粉が 出る。出てくる削り粉が白いのでアヤシイと思ったが粉になると白っぽくなる ものだと思って作業続行。 しばらく続けてやっと真っ二つに。断面は白かった。ニセモノだ。 調べてみると「ハウライト」という鉱物らしい。色に染まりやすいのと縞模様 があるのでしばしばターコイズのニセモノの土台として使われるらしい。 ハウライトはアクセサリーなどにも良く利用されるようだ。 石言葉?は「ネガティブな感情や、不満による怒りをしずめ、冷静さと洞察力 を取り戻してくれるでしょう」とのこと。結構腕の筋肉を使ったが「無駄な労力」 ではなかったと「怒りをしずめる」こととしよう。   

 水に流して(2016年1月25日)

本日は篆刻用の石材で勾玉を作ってみた。石の内部は均一では 無いようで削っていると木の節みたいなシコリみたいな固い部分 にぶち当たった。ヤスリはほとんど効き目なし。その部分では 音までキーキーと固い音だ。チカラワザで削りきった。 ヤスリで削っていて削り粉を水で洗い流しながらやると大幅に 効率アップすることを実感した。確かに削った粉が残っていると 車のタイヤでいえばスリップしたようになり動きが無駄になる。 水を流しながらやったらヤスリの目が石に食い込む感触が持続 した。 紙やすりの細かい目のもので(これも水を付けると良く削れる) 仕上げ磨き。最後は磨き用の布でこするとツヤが出た。

 赤と黒  (2016年1月24日)

昨日は勾玉作りをした。石を金ノコで切り砥石で擦りヤスリで 形を整え紙やすりで磨いた。 黒はくろまめ作、赤はそらまめ作。

 勾玉作ってみました (2016年1月19日)

くろまめの彫りそこなった篆刻用の石で勾玉を 作ってみることにした。 まずは手動式ドリルで穴あけだ。一方的に突き抜けるの ではなくトンネル工事のように両側から掘り進んで真ん中 でハチ合わせる方式が穴がきれいに仕上がるのだそうだ。 とは言っても位置精度が悪いはずなので真ん中でハチ合う わけもなく、うっすらと光が透けて見えるころに反対側から 掘った。ドリルの刃がいっぺんにダメになってしまいそうだ。 次に印材を糸ノコで半分にカット。あとは砥石とヤスリ で勾玉の形にした。流れるような形の良い勾玉にするのは なかなか難しい。 まだまだお試し段階だが加工にどれぐらいの時間がかかるか の目安がわかった。あとは仕上げ磨きだ。次は濃い緑の色の 石材で作ってみたい。