野放し菜園日記2


   畑納め (2012年12月29日)

 冬になって食べ物が少なくなってきたのかベランダでも鳥が干してあるものを突きにきている。干しイモ も突かれ、まさかと思っていた干し柿も突かれていた。紐で吊るしている干し柿は空中でホバリングしながら 突いたのだろうか。早速いやがらせの紐を吊るしておいた。
 今年最後の収穫に畑へ。時期外れで蒔いた種はやはり寒さのせいか芽が出ていなかった。霜柱で土の表面が 持ち上げられていて根が落ち着かないと思われる。長ネギを引き抜くと思っていたより白い部分が長く生長して いた。10本抜く。ダイコンは葉の外側が黄色くなってきた。5本ほど抜く。サトイモは10株ほど掘りあげる。 夏の水不足の悪条件を乗り越えて小芋、孫芋が立派に生長していた。ニンニクは「ホワイト6片」と「宮崎ニンニク」 が順調に伸びている。キヌサヤ、スナップエンドウ、ツタンカーメンのエンドウはちょっと生長しすぎかも しれない。横に這いながら春を待っているようだ。ラッキョウも順調だ。
 来年の春はフキノトウも楽しめそうだ。

      




   サトイモ (2012年12月8日)

 早朝の気温が2℃ほどとなり冬モードになってきた。サトイモの地上部はすっかり枯れている。何株か 掘ってみるとイモが想像より大きくなっていた。世間ではこの時期には掘りあげてから再び土に埋めて保存 するとあるが、我が家では手間を省いてそのままにしている。ダイコンはりっぱに生長した。芽の出たジャガイモ を捨てるのがもったいなくて植えていたが寒さで地上部がすっかり枯れていた。全部掘りおこしたがイモは想像して いたものよりはるかに小さかった。それでもせっかくなのでビー玉ほどの大きさのイモを集めた。ホウレンソウが 順調に伸びている。ゴボウ、人参、タマネギの芽が出ていた。バジルがすっかり枯れたので引き抜いたが、まだ香り は残っていた。乾燥バジルといったところか。
 ベランダに並べて干していたサツマイモは大きな発泡スチロールに入れて寒さ対策をしていたが箱の内側が結露 するようだ。昼間はフタを開けて乾燥させていたが夜にフタを閉め忘れたこともあった。資料によると5℃以下に なるとイモが痛むらしい。人間も体の細い部分がしもやけになったりするが我が家のイモも両端の細い部分が冷え たらしく、そこから傷みが始まっていた。干しイモにしたり白干しにしたりしているが保存がなかなか難しい。 昔の人がでんぷんにしたりイモあめに加工していたのが理解できる。
 畑の周辺の広葉樹から落ちてきた枯葉が畑を覆っている。フキの冬越しには良さそうだ。

      




   ゴボウを植える (2012年11月10日)

 前日に購入した茎ブロッコリーの苗、ゴボウの種、人参の種、ニラの種を持って畑へ。先日、畑の近くの おばあさんに畑の境界にはニラを植えると良いよとアドバイスされたのだ。確かに車の通る通路と畑の境界が あやふやになっていた。早速掘り起して種を蒔いた。黒豆を掘りあげてサヤをばらした。若いサヤは枝豆として 食すことに。人参の種も蒔く。ゴボウは生長しても根が短いタイプだがスコップで深堀りし畝も高くした。 ミョウガは今年も収穫できなかった。フキは地下茎を広げているらしく葉の伸びている範囲が広くなってきた。 ベランダはサツマイモでいっぱい。丹波の黒豆はサヤから豆を取り出した。例年のとおり虫食いが多い。まだ 未熟な紫がかった種もあったが日光に30分ほど当てていたら日光写真のように黒くなり始め1時間もすると 全ての豆が真っ黒になった。

    




   サツマイモを収穫 (2012年11月3日)

 畑に到着。よその畑のイモ畑のツルがきれいにカットされている。園児のイモ掘りのための準備らしい。 我が家も「くろまめ」がツルのカットをかってでた。カットしてゆくとイモが露出しているものが多いとの ことで全部掘りあげることに。今年は太ったイモが多い。夏の日照りで栄養が行き届いたのか昨年のイモの ツルをすき込んだ場所なので養分過多になったのか。小さいよりは嬉しい。カロリー・ゼロとかカロリー控えめ という表示の食品を見ると腹立たしくなる年代だ。一旦家に戻りまぜごはんのタッパー、ペットボトルの水、 台車を車に積み畑に戻る。リンゴ箱に4つぐらいのイモをベランダに干す。
 丹波の黒豆が茶色になってきたので掘りあげる。まだ緑のサヤの豆は選別して豆ご飯に。残りは干して豆をとる。 サトイモは夏の日照りで地上部の生長は悪いがイモの大きさはまあまあだ。何度か試し掘りをしている。というか 少しずつ収穫して食べている。昨年は地上部が枯れてしまってから収穫したらイモが大きくなっていたので今年も それを狙っている。ダイコンは急速に太くなっている。前回、間引きできなかったものがひしめき合っている。 同じような大きさでも意を決して抜く。青くびも白くびもある。間引きしたダイコンは一部は煮物にし、残りは 干して漬物になる。
 ラッキョウに紫の花が咲いている。ジャガイモの芽が出揃った。ニンニクの芽が15センチほどに伸びた。 エンドウ豆が10センチほどに伸びた。

      

    




   黒豆の枝豆 (2012年10月16日)

 気候が涼しくなってきたのでベランダの植物たちも元気を取り戻したようだ。プランターにスイトピーの 種を植えた。種は今年採取したもので表皮が堅いとのことなので昨晩から水につけておいた。多肉植物に黄色い 花が次々に開花している。夜は閉じて昼間はまた綺麗に開く。もう何日も開き続けている。虫が少ない厳しい 気候の中で生きてきたので交配するチャンスが少なかったためと想像される。種が楽しみだ。
 畑へ。今日は種を蒔くのでジョロを積んでタンクに水を補給。採取したツタンカーメンのエンドウのサヤを 割ってみると茶色や緑、大きいもの萎びて小さい種が現れた。交雑したのか未熟な種もありそうだ。幾つか でも芽が出て実ればうれしい。先日植えた芽の出たジャガイモが網の中に残っていたが一番端の畝に植えた。 種芋らしくない小さな芋たちだが出ている芽は立派だ。赤も白もごちゃ混ぜで埋め込んだ。赤ジソの実を採る。 時期が過ぎているので香りはイマイチだ。シソの枝をカットしていたら隠れていたローズマリーが久しぶりに 現れた。カラシ菜の種を植える。黒豆のサヤが膨らんできたので枝豆で食べようと試し採り。ダイコンは順調に 伸びている。間引きをするときに明らかに成長が悪いものは考えなくて良いが、同じくらい元気に並んでいる ものは考えてしまう。「羽翼すでに成り、動かし難し」という言葉が頭に浮かぶ。生長した根は「大根葉の根」 から「小さい大根」に変化していた。

      

    




   ニンニクを植える (2012年10月8日)

 夏が終わったので朝晩は涼しくなった。暑くないので畑に出る時間も遅くなる。今年収穫したニンニクと 芽の出たジャガイモを持って畑に行く。土をならして6列x15段で90個のニンニクを並べ土を被せた。 ジャガイモも今年収穫したもので赤い芽と白い芽のものを植えた。形が小さいので丸ごと植えた。シュンギク は鳥や虫が寄り付かないので順調に伸びている。ダイコンは防鳥用の糸を張ったせいか鳥に啄ばまれていない。 雨が多かったおかげで追加で蒔いたホウレンソウも芽が伸びてきた。小カブもかわいい芽が出ていた。ここにも 糸を張った。サツマイモを試し掘りする。夏野菜の残骸のオクラ、ナス、青ジソ、モロヘイヤ、ニガウリなどを 抜き、苦土石灰と醗酵鶏ふんを入れ畝を整えた。

      

    




    風にも負けず(2012年10月2日)

 台風の風は強かった。南側のガラスが風圧でしなるのを見て荷造り用のテープを斜めに貼った。 さて畑はどうだろうと出かけてみる。堆肥置場の衝立が2枚飛んでいた。早速元に戻す。モロヘイヤ が倒れていたが根は抜けていないので葉はみずみずしい。私が頑張っているうちに早く収穫してと 言われているような気がして一袋収穫する。思っていたより被害は少ない。ラッキョウの芽が伸びていた。 ダイコンは葉っぱが派手なわりには根っこが細いので風でやられていると思っていたが大丈夫であった。 鳥害防止の糸の効果か鳥にも食べられていなかった。シュンギクが小さい芽を伸ばしていた。ニガウリ とキュウリはお終いにして支柱を外した。ネットはツルが絡まっているのでしばらく放置して枯らす ことにした。ホウレンソウを追加で種まき、カブの種を蒔いた。ニンニクを植えるための準備として 堆肥をすき込み耕した。
 ベランダ用の植物として山椒、月桂樹、ペパーミント、パセリを購入。パセリは毎年夏の暑さで 消滅してしまうのだ。

      





   ダイコン発芽 (2012年9月13日)

 朝夕は涼しい風がふくようになったが、朝8時頃になると畑はジリジリ暑くなってくる。不織布を ダイコンの芽が押し上げているのが透けて見える。めくって見るとまだ本葉は出ていない。不織布を かけないでばら撒いたダイコンは本葉が出ている。やはり日光をたっぷり浴びて生長がはやいようだ。 雨が降って元気を取り戻したナスやニガウリがいっぱい実を付けている。キュウリは日照りで弱って しまった。シュンギクの種を蒔く。シュンギクは虫も付かず次々と収穫できるのでありがたい。 ミニトマトの一期生は先日堀り上げてお終いにしたが、本日は残りの二期生も掘り上げた。まだまだ 緑の実も付いてもったいないが皮が割れやすくなかなか難しい。次の野菜のために耕した。モロヘイヤ は雨の後で若い葉っぱをいっぱい伸ばしている。たっぷり収穫。夏も終わりごろになると葉っぱが 固くなり種をつけ始める。この頃になると食感も変わってしまう。丹波の黒豆の花の後に豆のサヤが 出来ていた。かなり毛深い。この毛で虫の寄ってくるのを防いでいるようだ。防御機能が発達している ほど中身はより魅力的ということだろう。

      

    




   ダイコンの種をまく (2012年9月4日)

 夜来の雷鳴と雨。しばらく日照りが続いていたがこの数日でまとまった雨が降った。あと10日は降らなくても いいと思えるような雨であった。早速、ダイコンの種とラッキョウ、エシャレットを持って畑へ。水溜りは 全く無く土がしっとりと湿っていた。エシャレットはラッキョウと並んで販売されていたので買ってしまった が「レ」と「ロ」の違いでエシャロットとは別物のラッキョウのことらしい。結局2倍のラッキョウを植える ことになった。雨がまたパラパラしてきたが5分ほどであがった。ダイコンは白くび大根、青くび大根、焼畑大根(くろまめの故郷・銀鏡産)の種を蒔いた。30センチ間隔で4−5粒ずつ蒔き、上から不織布を被せた。隣の畝には種をばら撒いてダイコン葉 用とした。日照りで芽が出てこなかったホウレンソウがこの雨で小さな芽を出していた。サトイモもたっぷりと 水分を吸い込んで欲しい。

      





   野良カボチャ (2012年8月18日)

 朝、目覚めると曇りで幾分涼しい。畑行きの時間を予定より遅らせる。途中、公園の水飲み場でタンクに 水を満たす。蛇口から出る水は空気を含むように設計されているようで勢い良く出ている割には溜まり方が 遅い。風呂のシャワーで空気を混ぜ込むことによって少ない水でも勢いで良く流せると宣伝しているが、この 逆である。日照りでキュウリは元気がないがミニトマト、ナス、モロヘイヤは元気だ。金時豆とうずら豆を 抜く。入道雲が比較的近くで立ち昇り遠雷がひっきりなしに響いてくる。畝を耕して入道雲を見上げていると 冷たい風が吹いてくる。極楽とはこういうところであろうか。タンクの水を苗の根元の周りにだけ「効率的」に 撒く。本当は水の好きなサトイモにも撒きたいのだが「若者優先」だ。(そういえば飛行機の酸素マスクは 「大人優先」だった。ゴミ置場から伸びている野良カボチャが大きくなった。5個ほど収穫。あと4個は収穫 できそうだ。種から生長した野良なので苗で植えた「雪化粧」よりはやや緑色が濃い。薄い斑点もある。昨年は 緑色の濃い「エビス」も植えていたので花粉が混ざったかも知れない。味が良いか後退しているか。タンクで 水をあげていたら隣の畑の人が50メートルあるホースを貸してくれた。井戸の水を吸い上げているとのこと。 野菜たち、もちろんサトイモにも思い切り水をあげた。久しぶりの頭上からのまとまった水に驚いたカエルや バッタなどが逃げる。空が一段と暗くなったと思ったら雨が降り出した。いそいで車に乗り込む。雨はほとんど 降らずにあがってしまった。でもたっぷり水をやったのでひと安心。
家に戻る。テレビのニュース速報でも豪雨、甲子園中継でも雷の音、我が家の窓から眺めても入道雲と雷鳴、 でも降らない。
ベランダにカボチャを干した。純粋な「雪化粧」と区別できなくなると味比べが出来ないので目印としてヘタの 切り口に爪楊枝を刺した。

     





   ブロッコリーを植える (2012年8月12日)

 昨日、菊の鉢を買った。一部カットしてベランダの鉢に差し芽、本体は畑に植えた。食用菊ではない。 ブロッコリーと茎ブロッコリーの苗を植える。バジルが以前風にやられてあまり茂っていないので新たに 苗を植える。バジルソースを作り冷凍保存しておく材料になる。カボチャのツルがサツマイモ、サトイモ の領域まで侵犯していたが整理する。ツルを引っ張ると大きなカボチャの先に小さなカボチャが付いていて もったいないので持ち帰る。堆肥置場から伸びた野良カボチャは肥料分が良いらしく大きな実をいっぱい つけている。ミニトマトを3.5キロほど収穫できた。ベランダのバジルやオレガノを入れてトマトソース を作る。
 これからの作業はダイコン、ラッキョウ、エシャロット、ニンニク、菜っ葉類などとなる。

      





   カボチャ初採り (2012年8月2日)

 カボチャは葉が枯れかかっているものもあるし、青々とツルを伸ばし続けている株もある。 露出している3個の首根っこが生長してスジが入ってきたので初収穫した。これだけ雨が降って いないのにカットした部分から水分が滴り落ちる。
 先日種を蒔いたホウレンソウの芽が出ない。チビチビと水をやったので乾燥と熱でやられたのかも 知れない。ラディッシュの芽はきれいに出揃った。小松菜の芽は出揃った後に中心部がまとまって ついばまれたようになっていた。鳥の仕業と思われる。普通の黒豆は全部出揃ってスクスクと伸びて いる。丹波の黒豆は半分ほどは出た芽が枯れていた。
 ベランダのローズマリーが寂しいので畑で茂っているローズマリーの一部を移動することに。 株分けしようとトライしたが木になっていて分けられないが無理やりふたつにして持ち帰った。 両方枯れなければ良いが・・・。プランターに植えて回りには差し芽をしておいた。流れとして 夕飯は「鶏モモのローズマリー風味」となった。
 7月31日にはうずら豆を抜いた。サヤを割ってみると豆にうずら模様が入っていた。
アマガエルが赤ジソに群がっている。青ジソよりも遮光効果が大きいとみて涼んでいるようだ。 雲は遠くに見えるがしばらく雨が降っていない。

      





   黒豆の芽が出る (2012年7月22日)

 連日の涼しさだ。雨が降りそうでまとまった雨が降らない。そろそろ雨が欲しい。畑で早速 黒豆に被せた不織布の様子を見る。内側に結露のような水滴が付いていて湿気はありそうだ。 よく見ると中に緑色の物が。水滴を均して透明性をあげ良く見ると黒豆の芽が出ていた。一箇所 に3粒づつ蒔いたが全部出ている。本葉はまだ出ていなくて、ちょうど鳥に狙われやすい時だ。 よく見ると鳥の白い糞が不織布に付いていた。18日に種を蒔いて22日に発芽した。早めに 不織布を被せておいて良かった。
 ホウレンソウ、紅白のラディッシュ、小松菜の種を蒔く。サヤインゲンが生長を続けサヤが固く なってきた。実ると虫が小さな穴を開け中を食べる。インゲン、キュウリ、トマト、ナス、 モロヘイヤ、ピーマンなど食卓に繊維質の食物が並ぶ。  

      





   黒豆に不織布をかける (2012年7月20日)

 涼しい。週末は雨模様とのこと。種を蒔いた黒豆に鳥害防止の網を被せたい。手持ちの網は長さ が5mほど。20mは必要だ。グリーンセンターが9時に開店するのを確認して9時前に出かける。 青色の網にするか、防鳥糸は鳥との知恵比べで面白そうだ。店員さんが「野菜作りは初めてですか」 と聞くので「まあそのようなものです」と応えると「NHKテレビの『野菜の時間』を見ていますか、 あのとおり進めていけば間違いありません」とのこと。不織布をすすめてくれた。結局50mのロール とそれを固定するペグ、不織布を破けないようにする「押さえ」などを購入した。
 畑で早速被せる。鳥に狙われるのは子葉が出てきた豆モヤシ状のときのみで本葉が伸びてくると 食べないとのこと。頭が押さえられると息苦しいと思い少し余裕をもたせて張った。
耕していると直径4センチほどの穴が続いている。何か小動物を追い込んでいるようで申し訳ない 思いだが耕し続ける。そのうち小さな野ネズミが飛び出し慌てて早足に去っていった。竹竿には トノサマバッタがいた。雑草の多い場所は草を引っこ抜くと色々な虫たちが現れる。ミミズもいる。
 長ネギに土寄せをする。キュウリをネットに固定しなおす。モロヘイヤを収穫する。バジルが 穂をつけてきたのでカットする。自生してきたトマトを仲間の場所に移植する。
 涼しいので作業していても全く疲れない。くろまめは雑草取りに没頭していて帰ろうとしない。 ラッキョウを掘りあげる。小粒だが何度かは楽しめそうだ。畝の三分の一はカボチャのツルに覆われて いるのでしばらくは収穫しないことにした。
 午後3時。まだ帰りたがらない、くろまめをせかして帰宅。ラッキョウは甘酢漬け、味噌漬け、 そして味噌を付けてビールのつまみとなった。  

      





   トウモロコシの収穫 (2012年7月14日)

 各地で豪雨のニュースが流れている。強い南の風がおさまって青空が見えてきた。待ちきれずに 畑へ。風の被害は無かったがトウモロコシが鳥に食べられていた。皮を剥くときに嘴で何回も細切れ に裂いたような形跡だ。嘴で丁寧に粒を摘んだらしく途中の食べ残しは無い。食事のマナーは良い ようだ。粒は想像していたよりしっかりと入っていた。黄色がきれいだが昔食べたモチトウモロコシ の紫色も懐かしい。粒が大きくて親指で横に倒すとポコッと取れ、跡がきれいだった。
 カボチャは四方八方にツルを伸ばし制御不能だ。サトイモはツルを絡められ迷惑そうなので、バリバリ 引き剥がした。通過するだけであればサトイモの葉は高いところにあるので「共存」できそうだ。 カボチャはちょっと見ないうちに食べられるほどの大きさに生長していた。座布団としてワラを敷いた。
 ミニトマトのカットした枝を挿しておいた「第二世代」が伸びて赤く熟れてきた。短い支柱を 通り越して行き場所を探しているので本格的に支柱を組んだ。インゲンは15キロ入りの肥料袋が 満杯になるほど採れた。

      





   ジャガイモの収穫 (2012年7月1日)

 天気は西から下り坂のようだ。ジャガイモの地上部が枯れていたので収穫することにする。 「インカのめざめ」は小型だが肌の色が濃くいかにも元気そうだ。「キタアカリ」は上品な色白 で大きいイモ、小さいイモが飛び出す。小さいイモはそれなりに料理法があるのだ。納戸で芽が 出てきたので植えた「その他大勢」は前の年に収穫した「インカのひとみ」と「アンデスレッド」だ。 メークインもすこし混ざっていた。野菜売り場で料理用に買ったものが混ざったと思われる。
 カボチャはどんどん生長してサツマイモの領域まで侵入している。最初は雄花だけであったが 今日見ると丸いミニのカボチャを付けた雌花を6個ほど確認することができた。花を開いて見ると 雄花にも雌花にも虫たちが入り活動していた。本来であれば早朝に人工授粉してやると良いのだが 今年は虫たちの花粉運搬にお任せしたい。
 キュウリの1本が鳥に食べられていた。柔らかい種のまわりがえぐられて皮の部分は残している。 しばらく雨が降らなかったので喉が渇いていたのかもしれない。
 インゲンが柔らかそうにぶら下がっていた。キュウリ、ナス、インゲン、ミニトマトなども収穫。
 数日前に「分けつネギ」を頂いて植えつけた。今までは「一本ネギ」を作っていたが「分けつネギ」 は株分けができるので増やしやすいとのこと。これからが楽しみだ。
 ジャガイモなど収穫物を車に積み込んで走り出したらフロントガラスに雨粒が。良いタイミングだ。

      





   ニンニクの収穫 (2012年6月23日)

 先日の台風の直後にグリーンセンターに行ってみた。前日の強い風で転がっている植木鉢が多数。 転がっていなくても葉や花びらが弱っている鉢がいっぱいだ。お客様には見せられないというように 従業員たちがすごいスピードで痛んだ鉢を回収していた。そういえばこういうお店ではいつも元気 いっぱいの草花たちだ。メンテナンスの人たちの努力を垣間見た気がした。
 「インカのめざめ」の地上部が相当枯れてきたので試しに掘ってみる。元来小型のジャガイモで あるがしっかりと出来ていた。ニンニクも葉が半分ほど枯れてきたので掘りあげる。数週間前と比べると 相当大きくなっていた。シュンギクはトウがたち花が咲いていたがバッサリと短くしてやったら若い柔ら かい葉がどんどん出てきた。スナップエンドウは葉っぱが白くなってきたので掘りあげた。ほとんど サヤを採り尽くしたと思ってもツルの反対側を掴んで持ち上げるとまたまた採り残したサヤが現れるから 面白い。インゲンは台風でやや倒れかかったが、元気に白い花を咲かせ小さい実がぶら下がっている。 「ゴミタメ」に色々な野菜の残骸が堆積しているが、カボチャのツルが元気良く伸びている。ジャガイモ もその中で生長している。引っこ抜いてみたら大きな「アンデスレッド」が5個ほど現れた。

      





   台風の被害 (2012年6月20日)

 台風が過ぎ去った。青空が見え気温は上がったが風はまだある。畑が気になり夕方出かける。ざっと 見るとトウモロコシは倒れているがミニトマトの支柱は何とか踏ん張っている。バジルは倒れている。 サトイモは被害なし。インゲンは倒れ掛かっている。
 見て帰るだけのつもりであったがトウモロコシに待望の雌花のヒゲが付いているではないか。このまま 枯れたら不憫だ。支柱を立て結ぶ。幸い茎は折れにくい構造のようだ。根も複数あり数本切れても大丈夫 なフェイルセーフの構造のようだ。全部垂直に立て直し雌花に雄花の花粉を振りかけておいた。
 トマトは踏ん張ってくれていたので支柱の頭を打ちなおした。葉の先端が風で萎んでいるものもあった がどんどん枝を伸ばしている。支柱に結びつける。真っ赤に熟れているトマトをつまむ。差し穂したトマト のほうも2本ほど枝が折れて再起不能の様子であるが8本ほどはご安泰だった。
 ジャガイモの畝の土が風で飛ばされてイモが数個露出していた。バジルが倒れていたので支柱を立て 保持した。ナス、キュウリ、ニガウリはネットに絡まっていたので多少痛んだが再生可能と思う。カボチャ はツルが伸びていよいよ制御不能な状況になってきた。キヌサヤはシーズンが終わりで枯れてきたので 豆ご飯用に最後の収穫をして抜く。スナップエンドウとツタンカーメンはもうしばらく残しておくことに する。キヌサヤの支柱は回収して今度は第二世代ミニトマトの支柱となる。  

      





   ミニトマト (2012年6月10日)

 昨日からの雨があがる。今日は空の青と雲のねずみ色のコントラストが濃い。ミニトマトのカットした枝を 植えておいたが根付いたようだ。本日、整枝したものも挿し、とりあえず短い支柱を立てた。本流のミニトマト の実は大分大きくなってきた。完熟進行中。このままいけばトマトだらけになり、バジルも茂っているのでパスタ 三昧になりそうだ。カボチャの葉は最初の頃は「ウリハムシ」に食べられていたが食べるのが追いつかないくらい 生長していてツルが伸びてきた。ツルの先を予定している方向に導いた。種を蒔いておいた赤ジソの芽が出てきた。 梅干作りには間に合わないがくろまめが得意としている柴漬けには間に合いそうだ。キュウリ、ナス、カブなど収穫。 隣の畑では友人を呼んでジャガイモとソラマメのミニ収穫祭の様子。私にも「良かったらソラマメをどうぞ」とのこと なので鋏で摘んでビニール袋にありがたく頂戴した。七輪でソラマメが煮えていて、しばらく「ソラマメの美味しい 食べ方談義」に加わった。

      





   本日の畑 (2012年6月3日)



     





   トウモロコシの穂 (2012年6月1日)

 ナスの今年第1号ができていた。キュウリも目立たないところに4本できていた。本体が小さいので イボイボが大きく見える。キュウリもニガウリもネットに絡みつき始めたので一安心。ミニトマト は整枝した。カットした枝は空いている畝に植えた。カボチャはツルが伸び始めた。ジャガイモは花のあと にミニトマトのような緑の実ができていた。これらはマニュアルどおりに全部摘んだ。ジャガイモの畝に 土寄せをする。「ゴミ捨て場」からもジャガイモやカボチャが芽を伸ばしている。栄養が良いので生長が良い。 ウズラ豆の残りと金時豆を植える。豆は若いサヤでも豆にしても食べれるし、豆は保存がきくのでうれしい。 長ネギの苗を今度は通常のやり方で溝を掘り立てかけた。穴あけ方式と生長の違いが比較できる。 トウモロコシに穂が出てきた。予め準備万端にしておき雌花様の出現をお待ちする姿勢、また近くの畑の 雌花様にも奉仕しようとする姿勢は人間にもつうじるところがありそうだ。サトイモの葉は造形がユニーク で畝に並んでいる姿は美しい。他の種類の野菜は芽が出てきたときは雑草とも区別ができないくらい普通で あるが、サトイモは芽を出したときから「気品」があり「周りのあなたたちとは違うのよ!」といった雰囲気 である。バジルが茂ってきたので収穫。本日のランチのパスタに利用する。昨年イチョウの木の下から移植した フキを収穫。くろまめはフキが好きで良く料理するが自分で育てたフキを食べるのは一段と感慨深い様子だ。

      





   ジャガイモの花 (2012年5月24日)

 サトイモの芽が出揃った。早くも葉の底に水玉をころがしている。サツマイモは根付いたらしく新芽が 伸びてご安泰。レタスとキャベツを収穫。ジャガイモに薄紫の花が付いた。試し掘りをしてみるとピンポン玉 ほどの芋が出来ていた。小カブはたっぷりの雨で急に大きくなった。葉っぱも塩もみにするので捨てるところ がない。中国菜心は菜の花のような種ができた。全部抜いて醗酵鶏ふんと苦土石灰を入れ耕した。トウモロコシ (未来種)は40センチぐらいの大きさになった。たたずまい、茎の太さとも逞しい。脇芽が出てきているが 「花粉供給用」として残しておくやり方もあるらしいので放置している。
 近くの保育園から子供たちの元気な声と保母さんたちの声が聞こえてくる。そのうちテラスに現れ子供 たちに「一生懸命にお野菜を作っています。おいしいお野菜が出来るといいですね〜」などと説明している。 振り向いて手を振り「交流」した。くろまめは「元気か〜い!」と声をかけ園児たちも応えていた。
 ミニトマトは黄色い花が咲き緑の実が出来ている。ナスは紫色の花を咲かせている。支柱に生長した枝を 結び付けるのであるが、どの部分にヒモをかけるかに気をつかう。先日、風が強くなったのでベランダの スイトピーに支柱を立て結んだのだが、結びどころが悪かったらしくヒモの部分から折れてしまった。
 キュウリとニガウリは横方向に伸びていたので上のネットの方向に誘引した。エンドウ豆は今が最盛期の ようだ。キヌサヤがいっぱいぶら下がっている。

      





   サトイモの芽が出る (2012年5月12日)

 サトイモの芽がパラパラと出始めた。ミニトマトが元気に伸びている。風対策のヒモを一段高くして 結びなおす。早く支柱を立てなければ。まだ背丈は小さいが早くも実を付けている。エンドウ豆がサヤを 大きくしていた。一回目の収穫。サツマイモの苗が枯れかかっていたが雨も十分降ったことだし根が伸び つつあるところと思う。長ネギの苗を移植。うずら豆(長うずら)と赤じその種を蒔く。隣の畑の人から 筍を2本もらう。今シーズンの最後の筍らしい。

      





   サツマイモを植える (2012年5月7日)

 昨日は前線の通過により各地で雷や竜巻の天候であった。サツマイモのベニアズマの苗を50本買って 畑へ。苗たちは風の影響はなく元気だった。調べてみるとサツマイモは連作障害はなく、むしろ良いとあった のでツルを埋めた畝に50本植えた。長ネギの苗が伸びてきた。従来の方法では長い溝を掘ってワラを敷き 立てかけて苗を並べ、生長に従い少しずつ土をかけてゆくというのが主流であった。ネットで調べたら30センチ の深さの穴を開け、苗の根を短くカットして穴に差し込んでおくだけというのが紹介されていた。試しに何本か をやってみた。どうなるか楽しみだ。トウモロコシの隣に「ツルナシインゲン」の種を蒔いた。昨年のコスモス のこぼれ種から何本も苗が伸びてきた。通路や畝にも出てきているので掘りあげて一箇所にまとめた。

      





   カボチャを植える (2012年5月5日)

 やっと雨があがった。昨日はカボチャ(雪化粧)とモロヘイヤと青シソの苗を買った。雨のあがる のを待っていた人々が堰を切ったようにグリーンセンターに殺到していた。本日はこれらの苗を植えた。 何日も降り続いたのに畑には全く水溜りがなく土がしっとりしていた。中国菜心は早くも花芽がトウ立ち して食べれそうだ。1週間前に植えた苗たちは順調に生長している。トウモロコシも伸びた。トウモロコシ は最初大きくなると思い株間を広げてゆったりと植えたが、あまり離すと隣からの受粉率が悪くなるとあった ので翌日狭めて植えなおした。カボチャはサツマイモのツルを埋めた畝の一部を特に耕し堆肥を入れて植え つけた。昨年はカボチャ1本がネキリムシにかじられ枯れたので周りに糠(ぬか)を撒いた。糠は栄養が高い のでネキリムシがこれを食べて下痢をして衰弱死するとあった。ことしはしばらく様子をみることにする。 移植してしばらく沈黙していたミョウガが芽を出した。エンドウ豆の花の根元に小さなキヌサヤが出来ていた。 次回はサツマイモを植える予定。

      





   夏野菜を植える (2012年4月28日)

 朝方は曇っていたが午後からは予報どおりの初夏の日差し。ハクモクレンは光を逃さないぞという 感じの花びらであったが今が盛りのハナミズキは花びらの間を通過する光が美しい。田んぼには 耕運機が入り水を引き込んでいる。
 夏野菜の苗を買った。キュウリ、ニガウリ、バジル、ナス、ミニトマト、オクラ、パプリカ、 ピーマン、トウモロコシ。次回分としてはモロヘイヤ、サツマイモ、カボチャ、シソ等を予定している。 風で倒れないように支柱を立て8の字に結んだ。ジャガイモ、中国菜心、ラッキョウ、長ネギなど 生長がはやくなった。

     





   サトイモを植える (2012年4月21日)

 明日から数日は雨模様らしい。サトイモの種芋から芽が伸びてきたので植えることにした。 サトイモは葉が大きくなるので50センチ間隔でイモを置いてゆく。一日中日当たりの良いほうから 夕方日陰になる方向に順番に元気なイモから置いてゆく。元気なイモをより元気に育てるかそれとも 平均化するように配置するか、それが問題だ、などと考えつつ1畝のつもりでいたが結局昨年の倍の 2畝の植え付けとなった。土を被せて一安心。
 菜の花、紅菜苔、ターサイの黄色い花からは同じような甘い香りが漂う。昆虫にも人間にも好ましい 匂いであることが不思議だ。最後の収穫をしようと探ってみるとほとんどが徒長している茎であるが、 先日鳥に食べられたところから若いおいしそうな脇芽が伸びていた。こういうのを「雨降って地固まる」、 「怪我の功名」、「ひょうたんからこま」などと言うのであろうか。もっとぴったりの表現がありそうだ。 野菜の生きのびていくためのしぶとさ、工夫に感心する。先日何かの番組でやっていたが何百年も生きる 長寿の木は環境の良い栄養分のある土地で育つのではなく、風雪の厳しい痩せた土地で枯れる寸前のような 状態で生き延びるのだそうだ。環境が良いとどんどん枝葉を伸ばし、これらを養ってゆくのに大量の栄養が 必要となり環境が変わるとジ・エンドとなるらしい。干からびて冬眠状態のような木の状態が結構生き延び るのに都合が良いらしい。
 畑のツタンカーメンのエンドウも干からびていたが何本かは復活した。過酷な状態でしばらくいたせいか 早くも花を付けている。菜の花、紅菜苔、ターサイを完全に抜いて夏野菜のために耕した。

      





   サトイモの種芋 (2012年4月18日)

 桜の花も一段落。ベランダのカモミール、パセリ、ローズマリー、ミント、タイムはそれぞれの生活を おくっている。昨年は水はけの悪い土に植えて失敗したが今年は水はけの良い土に植えた。葉が針状に なっていたり小さいハーブは元々乾燥した土地に順応しているので乾燥気味が良いようだ。
 畑のエンドウは元気がなかったので心配していたが元気に立ち上がっていた。茎、葉、蔓の細胞の隅々まで 水分がゆきわたっているようだ。ジャガイモの芽が出揃った。フキの茎が葉の下20センチほどになった。 黄色い花が咲き乱れているので近づいてみると菜の花や紅菜苔だけではなくターサイも伸びて同じような 黄色い花をつけていた。花がまだ咲ききっていないワラビの頭のような茎は柔らかく手で折ると「ポキッ」と 感触が良い。茹でてシンプルにポン酢でたべると旨い。宮崎の種のダイコンはやはりトウがたっていて白や薄紫 の花が周りの黄色い花と競うように咲いていた。
 家のダンボールで保管していたサトイモの種芋から芽が伸びてきた。今月末に畑に植える予定。

      





   カブの芽が出た (2012年3月29日)

 一気に春本番の陽気だ。種まきから9日目にして小カブ(写真・左)と中国菜心の芽が出てきた。ラッキョウ (写真・右)が伸びてきた。土寄せをしていると雨で流されていたのか畝から外れたところで育っていたラッキョ がいくつかあった。畝の中に移植して戻した。根の上の白いコブが膨らみ始めていた。頭の中にビールが現れ唾を 飲み込んだ。
先日張った「鳥へのイヤガラセ」の後は食べられていないようだ。ビニール紐の効果があったのか、柔らかくて おいしいところは食べつくしたので寄ってこないのか検証のしようが無い。ダメオシでビニール紐を風でヒラヒラする ように何本も結びつけた。ツタンカーメンのエンドウは元気がないが株の間に蒔いたスナップエンドウの蔓が 伸びてきた。さらに種を蒔いた。
 畑の周りの梅は満開でよい香りが漂ってくる。桜の蕾もかなり膨らんできた。家の小窓を開け放って畑へ 出たが帰ってきて湿度計を見たら30%を示していた。うれしい春だ。

      





   鳥の離乳食? (2012年3月25日)

 前回は紅菜苔が鳥に食べられていたが今日行ってみるとターサイやエンドウまで食べられていた。美味しい 部分を知っているらしく柔らかい葉の先の部分をきれいに切り取っている。とは言え現場を見ているわけでは ない。雑草もきれいに抜いているしまだ春先で回りに緑が少ないので目に付きやすかったのだろう。鮭や鱈が 一度にいっぱいの卵を産む気持ちが良くわかった。鳥も子育て中で離乳食にでも使われたのだろうと思えば 気も休まる。とりあえずの対策としてビニール紐で囲って「いやがらせ」をすることにした。本当は「テグス」 のような透明な紐のほうが効果はあるらしい。紐が見えていれば頭の良い鳥はかいくぐって突っつくと思うが 見えないとまずは引っかかって驚き、また引っかかると思い近づきたがらないのであろう。見えないところで 何かされているのではないかと思うのは気持ちが悪いのである。JRの「SUICA」なども駅の乗り降りで 個人の行動傾向がつかまれているかも知れない。コンビニのポイントカードもある人がシャンプーを買って、 何週間か後に詰め替え用を買ったとかメーカーを替えたとかわかるらしいので気持ちが悪い。
 フキの小さな本葉が7個ほど現れてきた。サツマイモの蔓が露出していて朽ちにくそうなので土を盛った。 長ネギを株分けした。1本が4−5倍になる。畑の傍らの梅が見ごろになっていた。

      





   堆肥置場 (2012年3月20日)

 春がやってきた。本日のメインの仕事は堆肥置場の手直しだ。今までは4面が閉じられた形だったが 使いにくいので大きくして片面が開放の形にした。古い置場の残骸を新しい置場に移すことが天地返し することになり良かった。上層部は枝や蔓が干からびて固い状態。中層部はほどよく朽ちてはいるが 去年のカボチャの蔓らしき固まり、シソの匂いのする固まりがまだある。ミミズや多足類の虫が飛び出し 状態は良い。下層部はほぼ土になっていた。この土は新しい畝に混ぜ込んだ。新しい置場は使い勝手が 良く評判が良い。残骸を捨てる場所が確保されているということは安心できる重要なことだ。
 中国菜心と小カブの種を蒔く。菜の花、ターサイ、ブロッコリー、大根葉を収穫。紅菜苔は柔らかくて おいしい先っぽが残らず鳥に食べられたようだ。

    

    



   ジャガイモを植えた (2012年3月16日)

 本日ジャガイモを植えた。キタアカリを5キロ、インカのめざめを1キロ、昨年の秋に収穫 して芽の出ているアンデスレッドなどを2畝に植えた。アンデスレッドは半分萎びて小さく なっているが元気な芽がいっぱい出ていてむしろ生命力を感じる。芽が出てくるのが楽しみだ。 ターサイはどんどん大きくなり葉が厚くなってきた。4月に入ったらサトイモを植えつける予定。

      





   フキノトウ (2012年3月7日)

 気温15℃。春らしい空気だ。久しぶりに畑へ。まずはフキの場所へ。フキノトウが緑になっていた。 ラッキョウの根が露出しているものが多かったので足で押し込んで土を被せた。春の陽気で雑草も伸び 始めた。「くろまめ」はさっそく雑草とりに没頭。雨の後なので根っこまで気持ちよく抜ける。ん、待てよ。 これはホトケノザではないか。先日田んぼの畦で春の息吹として写真を撮ったものだ。畑の中でこれだけ はびこっていると何のためらいも無く抜き続けていた。紫タマネギが伸びてきたので移植した。小さい ラッキョウ状のものが既に紫になっていた。ツタンカーメンのエンドウが寒かったせいか元気がない。 せっかく支柱を立てたので株の間にスナップエンドウの種を蒔いておいた。紅菜苔が伸びてきた。 写真は紅菜苔と卆寿の母。菜の花は今晩のおかずに。ターサイ、ニンニクも順調に伸びている。長ネギ の苗は個性が出てきて太さにバラツキが出てきた。「昔からの野菜(かつお菜?)」とカラシ菜は最期 の株を抜いた。帰りに畑の地主さん宅に寄って借用を継続したい旨を伝えた。

      





  耕した (2012年1月31日)

 雨はたっぷり降った。連日の朝方の寒さで手洗い用のポリバケツの水が凍っていた。一生を終えた 植物の葉、茎、根、種が氷の中に固定されていて美しい。壁飾りにしてもよさそうな作品だ。昨年の サツマイモの収穫時から放っておいたツルを土に埋め込むことにした。下側の土に触れている部分は 分解が進み干しイモぐらいの柔らかさになっていたが上側の太陽にあたっている部分は固く干からびて ビーフジャーキー状であった。細かく刻めば良いのだが今回は手間を省いて土をかぶせるだけにした。 まだ土から飛び出している部分がいっぱいあるが後日、第二段階で埋め込むことにした。

      





  えんどう豆 (2012年1月18日)

 ひと月ほど雨が降っていない。朝方ポリタンクに水を詰めて畑に向かおうといつもの公園に立ち寄る。 水栓を押したが凍結していて水が出なかった。蛇口からは小さなつららがぶら下がっていた。水飲み用 の上向きの蛇口からは歯磨きチューブから押し出された歯磨きペーストのような直径2mmほどのつららが 上に飛び出していた。9日に立てたえんどう豆の支柱に網を張ろうとしたがちょうど良い大きさの網が ない。高さも低めだったので近くの竹林より竹を切り出し支柱を作り直した。ターサイ、紅菜苔、えんどう豆、 菜の花が伸びている。エンニク、紫タマネギ、白タマネギ、ラッキョウも伸びている。ホウレンソウは 順調に生長した。寒さで甘みが増している。数株ずつ収穫して御浸しにしてポン酢で食べると旨い。 長ネギは9日に一部掘ってみた。下仁田ネギっぽい太くて短い。塩を振ってネギ焼きにした。色々な品種 が混ざってしまったようで赤ネギの場所を掘ってみたら白ネギが現れた。隣の畑のIさんが現れ氷点下に なる真冬には水はまかないほうが良いとつぶやく。霜柱になり根が傷むとのこと。今朝方水が凍結していて 良かった。今週末の雨を期待することとしよう。