里津子の窓9

人生で大切なものは”孤独の引き出し”です。家族や友人も知らない一生自分しか開けない
引き出し。それぞれが、整理したり何か彩を加えたり要らないものを捨てたりする。ある人
はその中に絵や歌や詩やゲームやメールや様々なものをしまっておくのは言うまでもありま
せん。何も置かないすっきりした空間で安らぐ人もいるでしょう。そこはとても大きなパワ
ースポット。自分の心の中の引き出しです。

******** 「里津子の窓1」の下段に「写真ギャラリー」を移設しました。********





2015年師走の肝嚢胞のつぶやき  (2015年12月29日)

多発性巨大肝嚢胞の池に小石を投げ込んでしまい度々セルフレポート を続けて来ました。2012年1月に2週間入院して穿刺治療してから10月 頃には特に右横腹の張り感が強くて寝返りが出来ないと言う悩みに 対して痛み止めとしてのカロナールが処方されました。治療後はエコー や血液検査などでこまめに通院していました。治療自体は腺がんの 疑いがあったと思われ出血やつぶれなども有り検査だけで抗生物質の 治療はしないかも知れないと伝えられました。結果的にはごく少量の水 を抜いてミノサイクリンを入れたはずです。しかし嚢胞を刺激してしまい 一時的により大きくなったそうです。つぶれた場所には他の嚢胞が成長 してしまったわけです。右と左一週間づつ二つ治療しました。 2008年にT病院でペット検査した時に嚢胞の一つが血液でグレーに 映っていました。当時は大きいけれど様子見という事になりました。 その時は何も知識不安を持たず美人研修医だなあと感激していました。 現在は3,4個は大きいのが有るはずで小さいのも入れて二桁です。 その後継続的にカロナールを使用してきましたがこれは感染症の発生 を抑えるためと解釈しています。風邪などや発熱時にも飲みました。 3年も使用している事や量が増えてしまった心配を伝えてここ2か月位は 月に4,5回に抑えています。劇的に減らしているわけです。パリエットと ガスモチンはそれぞれ適量使用しています。わき腹の張り感蕁麻疹は以前 に比べて少なくなりました。外出は週1,2回にまとめマスクを欠かしません。 カロナールを敬遠していますが棚の中に50個も残っていてびっくりぽんです。 朝晩30分程度の犬散歩のみですが子犬は元気に走りますので結構 息が切れ有難い運動です。毛が少ないので家の中では厚着する子犬です。 来年の始めに造影剤を使用したCT検査が有り胃カメラも有ります。 前回の検査時右唇の端が数日後に痺れ後頭部の痛みも少し出ましたので 造影剤に対する心配があるのが正直な気持ちです。何が原因なのか不明 ですし検査の優先順位というものはあります。胃カメラはピロリ菌除去後 のがんリスクに対してだと思います。造影剤の心配はお伝えしてあります。 大腸の特大ポリープ除去後はほぼ問題解決だと認識していますが過去に 子宮にも5cm2個の筋腫がありその後消滅したことも確かに在ります。 肝嚢胞などの検索では相当量の情報が有り自分の知識としてストック 出来るのが便利です。通院時に先生になんでも聞けるわけでは無い からです。大病院のお若い先生方を信頼して通院していますが少数の 病で年に数人くらいしか居ないと聞いています。前回先生が自分の親 だったらと言う言葉を使われましたのがてげうれしかったです。 現在は中年太りくらいのお腹で特に脹れているという事は無い状況。 セルフレポートを文学的に装飾したいと企んでいるわけではありません。 どうしたら伝わるかというコケのイチネンなので恥を晒しています。 こんなメズラシイ病でなかったら決して投稿などしていなかったでしょう。 文学や詩を学んでいるわけではありませんので自己流なのです。 正直な所年を越しても新しい治療が出てくるとは思えませんがとに角 投稿は続けさせて頂きます。くろまめ&そらまめさん御手伝いありがとう。

イブの日の不思議な出来事  (2015年12月25日)

きのう電車の中でブルードラゴンを見かけました とてもとても背広姿が似合わないヒトが居るなあと 気になってちょっと離れた席を眺めました 真新しそうなスリーピースを着ている感じですが 遠くて色や模様は解らないのが残念でした ビックリビックリ だってドラゴンスタイルの髪の毛 じゃなくてフツーのサラリーマンみたいに七三カットなんです 移動しながら空席を探して電車の最先端まで来て ヤレヤレと思いリュックサックを置いて 恒例の年末ミステリーを読み始めたのですが メガネなしでは読み進まずパタリと閉じました ボオーッと車内を眺めていたら裃を着たヒトみたいに 緊張して座っていましたが黴菌除けのマスクなしは めったに見られない姿です 絵画のナヤミでノーミソがグチャグチャヨレヨレしている 割合には気が付いてエライと自分をホメました だってこの頃物忘れはするし名前だって アイウエオと唱えて懸命に思い出すくらいなんです 想像の背中に乗って創作に勤しむオバサンとしては 大きな収穫なので雨予報やら寒空の心配も ふっとびました 不思議な体験かも知れないし有りうることかもしれないし どうってこともない移動の擦れ違いや出会い かも知れませんがなんとなく楽しい発見です 来年には笑顔と自信と信頼とホコリに満ちた 新しいドラゴンに出会いたいなあ ドラゴンのお母さんへ あなたの子供は随分と立派に成長していますよ もう何も心配はいりません

晴れた日に期待と感謝  (2015年12月1日)

今りんご嬢の写真の前に活けられている15センチばかりの黄色い小菊 があります。数か月前の爆弾強風でベランダの鉢からもぎ取られて端に 吹っ飛ばされましたが拾われて小さなカップの中で細々と生き延びました。 1センチくらいの花々が咲き根っこを出している枝にはびっくりです。この シブトサが心に響きます。根が出たのは更に土に生かしてみたいです。 ワタシは小池に石を投げ込んだような投稿を続けてから来年の2月で 4年も経ちなりふり構わないコケのイチネンでした。肝嚢胞とカロナール の生活でしたが先月薬を飲んだのは3回だけです。風邪かなと思った時 には市販の風邪薬を飲みます。免疫力が上がったのか解りませんが少し 元気も出てきたような気がします。蕁麻疹が出る回数も減りました。単に 自律神経とかの問題なのかも知れません。カロナールを沢山飲んだので 嚢胞のどこかにあった感染症が消えてなくなったと思いたいです。 小池のサザナミは何処かに届いたのでしょうか。 多発性巨大肝嚢胞に関しては人より大きめのが在るくらいに思って 暮せばいいんですよそれより体重減量でしょうとかこれは病気ですそして 体重と肝臓は関係ありませんなど医師により意見も違います。検索すると 1期から4期くらいまでありそれぞれ治療方法が違う様子です。主治医は 優しいのではっきりと決定的な事を言った人は過去に1人くらいだけです。 敢えてその辺をクリアーにする勇気はありません。あいまいな方が良い場合 もあるものです。というわけで後は成り行き任せという現状です。今の病院 は年月をかけてようやく医師との疎通がスムーズになりましたので安心です。 チャランポランながら努力中の絵画活動は割合と順調です。今年最後の グループ展が21日〜26日まで銀座画廊向日葵であります。国展千葉支部 展への参加で風紋をテーマにした30号と8号です。来年1月25日から 30日までの暁とアーチストスペース銀座画廊6丁目交流展には20号と6号 で参加します。後の方は今から制作です。なかなか上手になりませんが 絵の好きな方がついでに立ち寄って観て下さるとウレシイです。 去年12月27日に我が家にやって来てから2週間で前足右そして6か月後 に左を骨折したそら君は現在普通に散歩できるようになりました。いまだに 部屋の中でも外でも飛び降りないように注意して暮らしています。ワガママ 拒食にはてげ手を焼いている所です。余り食べないで運動量がすごいので ちっとも太らない犬です。散歩していると犬と主は体型がよく似ているのを 見ますから我が家も是非そうなりたいものです。そら君はまだ1歳4ヵ月。 来年は肝嚢胞関係のグッドニュースがお伝え出来ればよいのですが。 先生方が猛勉強されているのは事実ですので期待しています。 くろまめさんとそらまめさんには今年も沢山お世話になりました。感謝。 宮崎のイノシシと神社の里レポートを多勢の人が楽しみにしています。

ミチコちゃん  (2015年11月29日)

彼女は中学生の時隣のクラスだったと思います。山の湖水地方で 育った私達は西と東の岸に分かれて住んでいました。長女で しっかり者で優しい人でした。山の家から街中に引っ越した頃には 友人の居ないワタシの事を随分気にかけて下さった先生方でした。 まあ後々に先生に頼まれて友人になったんだよと告白する人もいて それはそれで又結構ショックな事でもありました。 陸上やバレー等勧誘されましたが今一で男子ばかりいる生物クラブ に入部しないかというお話があり誰か女子を誘っても良いという事で ミチコちゃんが一緒に入りました。クラブは代々全国コンクールで 上位入賞しているので何故に自分が推薦されたのか釈然としません。 研究の発表を大きな屏風のような紙に清書して植物の絵も描き入れる 仕事をする生徒が必要だったと言うわけです。入部試験は葦の葉を 先生の目の前で描くことでした。当時は色んな方法で何とか生徒の 能力を伸ばそうと言う熱血先生がとても多い時代だったのです。 ただそんな仕事をしただけで副部長として上京して文化の日の式典 に参加したり科学博物館でパーティーに出席できたのは自分でも今だに 理解できず長い間湖などの調査に汗水流した男子に申し訳ないのです。 当然そういう批判的な眼差しや意見は感じていたのですがだからと言って どうこうできる年齢では無いのです。自分では何も出来ない流れもあります。 クラブの仕事は結構夜遅くなり下校時にミチコちゃんと一緒だと安心 でした。彼女の家の方向に一緒に歩いて帰るとそれから先は一人で 3倍はある家路でした。途中で引っ越しが有り助かりましたが湖の岸 はクマだな(枝に巣を作る)等も見られ変質者が出ないのが救いの時代 でした。彼女は苦手な家庭科の宿題も放課後にチャチャッと仕上げてくれて 凄く頼りになりました。その後家庭の事情で中卒で遠方のパーマ屋さん に弟子入りしました。一度だけ手紙が来て町はずれの公園でブランコに 乗りながら話しましたが大人っぽい内容の話に付いて行けませんでした。 当時は町はずれで友人と会うだけで風紀の先生が目を向け意思の 疎通などはとても難しくてぼおーっとした性格でごめんねミチコちゃん。 この間ミチコちゃんが突然夢の中に出てきました。ご挨拶に来てくれた と思います。長い間忘れていた彼女の太い三つ編みの髪の毛も想い 出しヒトはそれぞれ孤独の長い道を歩いていくのだなと感慨深いです。 何のお礼も出来ず気も付かないまま遠くまで歩いて来てしまいましたが ほんの些細なことがマリア様や風神雷神の様に力強く頼りになる人生です。 知らない内にお互いが光の様に励まし合っている生き方が理想的です。

ひまわりさんに出会った  (2015年11月21日)

近所の散歩コースの空き地横のフェンス沿いに向日葵を植えたりコスモス を楽しませてくれる女性が居る。今は虫食いだらけの美味しそうな黄緑色の プリーツ状の葉が見事に生えそろって並んでいる。今朝見た時は黄色い 明らかに菜の花が茎を伸ばしていて二つ三つと咲いていた。観賞用の 菜の花を植えていたと知りいつもありがとうございますとご挨拶したら ひまわりさんはいいえお役に立っていますかと笑いながら返答された。 両手で使う大きなハサミで枯れたコスモスの繁みを切り取っている。 絵画目線からすると黒っぽく枯れた草木の中に鮮やかな濃いピンク色や 白い色などが散りばめられていて面白い。ハサミでアンバランスに刈られ たコスモスの垣根のカタチも良いではないか。やたらと元気に歩くように なったそら君にも声をかけてくださったので足取りが軽い私達だった。 山羊風爺顔だが意外と色んな人が可愛いねと言って通りすぎる。 団地撤去などでできた広い荒れ草地などもシルバー隊に刈り取られ 鳩やら野鳥の絶好のお食事場になっていて今ではノビルの生まれたて の黄緑色が群れている。ココロが荒れてすさんでいる人の目にふれないと いけないてげ爽やかな光景だ。苦難な姿とその行く末を見護る透明な 気持ちを持続しないといけない人に見て欲しい。荒れ地に萌える命だ。 たった一人でさみしくても石ころにしがみつく強い草になれば良い。 おばあさんの小さな畑を又眺めてみると小さな葱の苗がありその隣には 大型白菜がギシギシ並び更にその奥には立派な葉の大根らしき畝が 見えた。サツマイモさんはきれいさっぱり収穫されていて鳥よけの網が 巻いて立てかけられていた。畑のまわりもさらにきれいに整えられていて おばあさんの仕事とはとても思えなかった。雨の前のクッキリブルーで スッと下に落ちた白い飛行機雲のシルエットが不思議なアクセントの空だ。

おばあさんの小さくて広い畑  (2015年11月19日)

フェンスの横から赤い小さな実がいっぱいのクコの低木が這い出して いてフェンスの向こう側の中には黒土にへばりつき繁り花も見える 沢山のやせ気味イチゴ苺。雨上がりなので香りまで届きそうな畑です。 その横に青緑色の煙の様にモヤモヤしているのは背高アスパラガス。 そしてさらに向こうにきれいに生えそろっているのはまだ土から出て 来たばかりの人参さん達です。この地域では人参、小松菜、葱など が沢山作られ出荷されています。人参畑は良く見かけ直ぐわかります。 人参の向こうに見えるのはふた畝ばかりのサツマイモでしょう。まだ 深緑色の元気そうな葉が繁っています。先日ノーキョー直売所で 見かけたベニハルカや安寧芋や何とか芋の事を思い出し安寧芋を 3個ばかり購入して冷蔵庫の野菜ケースに放り込んであったと気が 付きました。まだ本格的なサツマイモの収穫には早い時期なのでしょうか。 以前サツマイモの皮をクルクルむいて素揚げしてサラダのトッピングに すると言う映像を観て試そうかと思いますが捨てる部分を料理する 気力がいまいちなのです。人参の葉だけの天ぷらもあるそうです。 みずみずしい人参の葉はてげ美味しそうで香りも満点でありますが。 その左隣には大柄の里いもの葉が並び手前には又イチゴさん達。 日差しを入れる様に計算して植えられているのでしょうか。そして 大き目の低木と言えるクコ。真っ赤な小さな点々がすごく目立ちますが この実は収穫されるのだろうかイヤされないのだろうと考えました。 付近には南天やら実が取られた後らしい小ぶりの柿の木やその根元 の水仙の葉群れ。畑の真ん中には雨水を溜めると思われるドラム缶 半分ほどもあるオレンジ色のプラスティック容器がデンと置かれ小さな 木の椅子やジョーロも見えます。 以前一度だけ息子さんらしい男の人を見かけましたので彼が母親の 為に用意した物でしょう。フェンス付近にはうす黄色やうす紫色に変色 した終わりの菊の花たちが群れていて風情あり気に咲いていました。 怪しまれない程度にサササッと畑の様子を観察しているのはしかし ワタシ位の事だと思って居たら自転車を止めて眺めているおじいさんの 姿が有りましたので句の題材探しに違いありません。腰を二重に折り 曲げたおばあさんが世話しやすくて好きそうなものばかり集められて いるらしい小さくて広い広い畑です。

進歩色々通院スケッチ  (2015年11月14日)

月日が流れると最初の頃の治療が古くなりますが自分に関しては 新しい発見が無く気休めのカロナールも没になりつつあります。 2か月先の通院なので10錠だけ出してもらいました。財布の中の クラビットは生き延びられるのでしょうか。ドクターだって忘れてしまい 主が記憶し続けないと忘れられた存在になるのは病も同じです。 薬は患者が要求して処方されるものでは無くて医師の判断で出される ものですがいつの間にかカロナールの量が増えてしまいびっくりでした。 肝臓に薬は悪く作用する場合があることを良く記憶しておくことです。 薬局の方がいつも親身に相談に乗って下さるのがてげうれしいです。 大腸内視鏡検査の結果はセーフでバンザイです。来年の3月で5年が 経ちますので注意期間を通過してその後は自発的に検査するらしいです。 肝嚢胞の事を沢山相談出来て時間的にもいつもの3倍はかけて下さった のではないかと次の患者の心配をしてしまいました。お話し出来ると言う 事も立派な治療だと思います。大病院でもそうあって欲しいと思います。 3Fのエスカレーターから地下広場を見下ろすと持ち込んだお弁当を食べる 人やコーヒーを飲む人や本を読む人が居てついこの間までの古い病棟 の暗さや待ち場所を選べる自由さやTVを眺めることが出来たことなどを なつかしく思い出しました。帰りに又見下ろしながら降りていくと病気の 講座が開かれていて大きなボードに展開される絵や文章を診ることが出来 手すり越しに眺める医師や患者の様子がとてもオープンで感動しました。 そういえば待合室の番号案内ボードの下に英語の案内文が流れていて おそらく日々進歩の病院なのでしょう。海外でよく見かけたリッチ系アラブ人 の男女の一団も通過していきました。医師の英会話力が試されるのかも 知れません。コーディネーターが付き添うのでしょうか。1月の胃カメラと CTの時には更に進歩している事が有るのでしょう。観察力で生き延びて いますので病院に行くとついアンテナが伸びてしまうのです。 帰りのバス停で偶然話した先輩女性は二人とも信州人で安曇野と飯田の 出身でした。ビックリポンです。11人と8人兄弟で98歳とか92歳とかの 兄弟の話で盛り上がっていましたが昔の人は体を良く動かし粗食で長命 なのだろうと思いました。体重減量が宿題の自分ですので恥じ入りながら 伺って居りました。お気を付けてと声をかけて別れるいつもの不思議なバス停 でした。隣の団地を目指して帰る高齢者が一人で覚束なそうに他人に助け られながら下車していきました。バス停の反対側の住まいまで帰りつけた のだろうかと思いやりました。夕暮れ近くの花園神社付近には華やいだ 色彩の飾り付けが在り異国の人達が前を通過して行くという一枚のスケッチ の構図です。帰宅すると信州リンゴのアップルパイが焼き上がっていました。

信濃の空とみずうみ  (2015年11月6日)

帰路北アルプスの山並みを見あげながら田圃道を車で走って 居ると山頂からまるで矢の様に雲間を射る夕陽が下界まで届き 花魁の簪の様にも見えた。最近人生の仕上げ部分に差し掛かって 居るが家人との生活の中でマリア様的存在だったと主張している ワタシなのであっマリア様の陽射しだと分のわからないことを口走り 辟易された。ヤオヨロズノカミを信じている。モクモクと東の低い山に 張り付いている一塊や黒い炭の線の様に描かれた安曇野の雲は ユニークでグルリと空を見まわしてみると其処此処に昔馴染みの 姿があり途端に詩情が湧いた。アルプスの特に高い山々には雪が 描かれていて後は冬の屏風として寒風の中で立ち尽くすだけだ。 田んぼの一つに五月の稲苗の様に生えそろった緑が見えたが麦 だと思う。家人の運転の上達に伴い車内の雰囲気も心持平和に なった長距離ドライブだ。骨折治療後再骨折が特に危ぶまれる子犬 のそら君はペットショップに預けたが多分餌は食べないだろうと噂した。 一泊した諏訪の湖岸風景は帽子のつばの下から顎内に収まり遠景の 低い山並みと中景の穏やかな湖とひしめく旅館街そして手前に桜樹 の紅い葉群れがアクセントになりどれが欠けても詰まらないねと話す。 湖岸には水がひたひたと満ちていて口が白く体が黒い多分カイツブリ と思われれる鳥や小ぶりのシラサギやこれも小さめのカモたちとカラス も交じり水草をつつきに余念がない。適度な間隔で平和な構図だ。 今回は下諏訪神社を訪れてみた。日向と日陰に1本ずつ御柱が立ち 経年の祭り案内が出ていたのでそろそろ次のが有る様子だった。 おみくじを引いてみたら吉だったが病重しとのお告げだったので神社の 枝に結び付けてきた。ワタシにはブルードラゴンという強い味方が居る。 神社の建物には竜の彫り物が多いことに改めて気が付いた。竜が特に すきだったと言うわけでもないのに不思議なご縁になってしまった。 ココロの中に住んでいるブルードラゴンはてげ親しい身内みたいだ。 諏訪の美術館の一つサンリツでは国宝の陶器不二山やギアマン、ビュフェ、 テレスコビッチの絵などを観て改めてナルホドと腑に落ちるモノがあり 意外な出会いに驚いた。しかし気まぐれで個人的な感想に過ぎない。 シアワセな色彩や自然で何気ない筆使いと日常など身近なものが素晴 らしく描かれていて理想の青い鳥はやはり近所に居るものだと思った。

フワフワ感やシアワセ感  (2015年10月31日)

大腸内視鏡検査の何回目かをしました。大量の水分を飲むコツを忘れ て最後に混ぜる薬が下に沈み苦くて難儀しました。水分の方は前夜に 溶いて容器を冷蔵庫で冷やしておくと飲みやすく朝は喉も乾きお腹も 空いているので2リットルくらいは楽勝です。2時間くらいかけて飲み ましたが相当見極めてからバスや電車に乗らないといけません。 其の点でも日本はあちこちのトイレ環境が素晴らしく海外からの観光客 が感嘆しているのをTVで見ました。10数年前より更に進化しています。 病院では鎮静剤使用の同意書にサインしましたので指先に血圧と 心電図のクリップがはめられると注射の後コトンと眠り落ちていました。 しかし途中でユラユラぐりぐりドンドンうるさいなあと思いぱっと振り返りました。 青いオペ着の先生が見えましたがそれから後の記憶が皆無です。どうして シアワセ感が在ったのかとてもとても不思議で検索してみました。すると フワフワ感(指示には従える)とシアワセ感(安らかに眠れる)の二つの薬 が有ることが判りました。仮眠室で1時間ほど休憩したときに隣の男性の 高いびきが聞こえましたが自分も周りに迷惑かけたかもしれません。 看護師さんが声をかけて下さり起き上がると腕の止血バンドが膨れ上がり 直ぐに止血していなかった様子でしたがすでに止まっていて問題なしでした。 フワフワ感で検査をしたときには熟練の看護師さんがハイ右にハイ左に と指示を出してどうやら腸を折りたたみながら器具を進めるという事らしく 腸自体は痛みを感じないと検索されます。使用されるガスが周辺臓器を 押して痛みを感じるという事なのでしょう。いちいち先生に聞けませんので 自分で調べるしかありません。肝嚢胞が大きいので検査時の方法などを 色々考えて下さっているのだと思いました。シアワセ感はしかし怖いです。 なんだか久しぶりに熟睡できたと言う感じで笑顔で寝ていたと思います。 先日画材屋さんで下書き用の木炭を購入しました。10代の終わりに美大 を目指して芝の予備校に通った際に石膏デッサンに使用したヤナギの木炭 はいまだに古い石膏デッサンの絵と共に残っていますが色んな種類のもの が有ることを知りその説明書などに魅かれました。ヤナギ炭、高熱ヤナギ炭、 クワ炭、ウコギ炭、トチノキ炭、シナノキ炭、ホオノキ(マグノリア)炭、ミズキ炭、 とくれば山の中で颯爽と立ち並んでいた木々の心意気さえ感じられ想像され ワクワクしました。絵の先生に炭の話をするとヤマグチカオルは炭を使用 した絵だと教えてくださいました。このワクワク感が成長していくと良いので すが。その内に全部の炭を購入してみたいものです。信州の山懐で幼少 時代を過ごした経験が昏睡時の一時覚醒の様に脳みそを刺激しました。

 木炭のラフスケッチ (2015年10月28日)

10月末のジョギングロード 青空をV字型に切り取り 銀杏並木に貼りつけてみた まだ薄黄色い色彩を目指して 数羽のハトが散り残った 桜の紅葉から飛び立った シルバーグレイの毛色にプラスされた 赤色の服でバッチリ決めて 風景に納まっている子犬 立ち歩きしている彼をみて 猿回しの猿だと言いながら おじいさんの自転車がゆらゆらと 追い越して行った 母の手を握りしめ幼稚園を目指す子が 可愛いねと言うので又この道を 選びたいと思う 1歳3か月になりようやく怪我を 乗り越えられそうなそら君は リードの先でクルクル回り ふり仰ぎ振り返りうれしいうれしい 高齢者たちは癇癪を起したり 物忘れしたり粗相したり ブツブツつぶやいて立ち止まったり 犬が落し物しないか見張ったり 自分の家の前だけ落ち葉を掃き寄せたり 超スピードの若者の自転車を避けたり 時間を忘れてオシャベリに花を咲かせたり 一人でゆっくりと二人で健康的に ひたすら歩くあるく日課だ いつの間にかこれという理由もなく そんな集団の中に紛れ込み ごく自然に同じ方向を向いて歩く 同じような年代の良く似た服装の仲間たち 夏の向日葵の花は姿を消して葉も萎れ 背丈ばかり目立つコスモスが僅かに咲く すでに根元に蒔かれ青々と伸びた葉は まだ何に成長するのか覚束ない姿だ この道は戒めの場所であり 子犬が生き延びるための 始まったばかりの試練を 想い出さないではいられない 今はもう元気印の子犬のための朝 ラフスケッチはチャコールグレーの 極太木炭がお似合いだ

 肝嚢胞のつぶやき・初秋編 (2015年10月21日)

来年の1月で4年目を迎える多発性巨大肝嚢胞穿刺治療後のレポート です。初めての経験ばかりですので何かの役に立つかもしれないと思い 渾身の投稿です。最近はカロナールの多用を極力抑えていますが免疫力 が低下しているなというカンのようなものに従い1日1回が続いたり飲まない 日を作ったりしています。朝のパリエットと日に1,2回のガスモチンは欠かし ません。穿刺治療時には胃や腸にも問題が在り血小板数値も9台だった はずです。穿刺してがんの検査用に採取だけするか少しだけ内容物を 取りミノサイクリンを入れるか。後者になりましたが結局刺激してしまい より大きくなったらしいです。肝嚢胞は強者ですので成長したいと思うので しょうか。モヤモヤして写っていたものががんではなくてラッキーでした。 その後クラビットも処方されて使用した事も有りますがここ数年はその 賞味期限が気になる程出番が有りません。救急車も呼んでいません。 経験的には体のあちこちや主に足首辺りに蕁麻疹が続いたり横腹が張り 余りひかなくなると免疫力が落ちているなと感じます。ニンニクやイモ類 やパンなど糖類や揚げ油の使用が多いと張り感が多く出ます。生魚や 青魚は注意して摂取していますが食欲には影響しない肝嚢胞です。 2日ほど続けて朝から晩まで出歩くとドッと体調が悪くなりますがこれは 年齢や運動不足や一般的な事なのか不明です。また2日程ダラダラして 過ごすと比較的普通に戻ります。極力悪い状態にしないように外出は 用事をくっつけて週に1,2回にしてマスクを欠かさないようにしています。 リタイアした家人が強力助っ人として色々手伝ってくれる様になりました。 今通っている大病院ではおそらく単発性の肝嚢胞の治療は進んでいると 思われますが自分のような状態の治療に関しては他の病院とあまり変わら 無いのだと思います。お若い先生方は猛勉強しておられるのでしょうが 今より悪くなりたくないですとはお伝えしてあります。体型的には太目です が4,5年前とそう変わらないはずです。減量より栄養なのです。海外生活 時代にも栄養バランスだけは最優先でしたので家族2人のお弁当も作り ました。輸入で日本の2倍もした日本食品も出来るだけ揃えていました。 又QOLは生きていく上でとても大切なものだと実感しました。大変な病気 と戦い薬も一生沢山飲まないといけない患者さんは数えきれないでしょう が病に関しては経験した事しか解りません。肝嚢胞は黄疸や高熱が出て 始めて大問題になり今すぐにどうかなるものではありません。それでも 身体はどんな部分でも少しでも沢山でも壊れたら機械の様に修理したい と思うのはごく自然な希望です。現在では分のわからない病がとても多く ドクターも頭が痛いと思いますがオニギリ以上の栄養を付けて頑張って 欲しいものです。患者はドクターの体調の心配だってしているのです。

 続・自己足ツボマッサージ (2015年10月15日)

数か月前に左足の小指と薬指からクルブシ辺りまで痺れて感覚が なくなると言う経験をした。同じ頃左足のふくらはぎ外側上部に何か グリグリとした塊が出来た。20年以上前に足のカカトが痛くなり近所 のナントカ院に行ったが毎日通い自分で電気の機械を踵に当ててください と言われたので行かないで時間を掛けて自然に治癒した事を想い出した。 その際にどうして痛くなったと思いますかとナゾガケされて急に体重が増えた からでしょうかと答えた。現在より10キロは少なくてマアマア理想的と言え た頃だ。その理由説明はなんだか忘れてしまったが1年かかるのは信用 できない説明に感じた。とてもお若い先生だったが現在ではどうだろうか。 足のしびれとグリグリを自己足つぼマッサージで治した。右足の踵で左足 を根気よく血行が良くなる感じにマッサージ。ふくらはぎのグリグリは下から 上に強くしないように注意して暇があれば手の平も使った。ジャカルタ時代は マッサージ代が極安(1時間半で千円ちょっと)だったので週1回は通った から手順を割合と覚えている。徒弟制度で教えてもらう店のヒトだと思う。 どうしてそうなったのかと又問われたら今度は体重増で納得しそうだ。 誰でも同じ方法で治るわけでもないだろうがとりあえず解決して良かった。 子犬のそら君の両前足も良くなれよくなれと気持ちを込めてマッサージする。 ギブスを外した直後辺りはどこを触っても唸って嫌がっていたが根気よく フェルト化した毛を揉み解したりあばら骨が浮く背中を撫でたりあちこちを さわる練習の結果ほとんど怒らなくなった。もうじきトリマーさんにパピーカット してもらう時に嫌われないようにと思っていたのでひと安心だ。取敢えずは バリカンで毛を刈り揃えてもらわないとデザインどころではない。 散歩も抱っこしたり土の道で歩かせたりしている。走りたがるのでリーダー ウオークにするとウサギ足の後ろ足だけで立ち歩きをする。長い間歩いて も平気だ。怪我が治った細い足を前でブラブラ振り立ち歩きする姿は人の 目を引き感動されている。がこのハイオンタイプ(腰が高く足が長い)の トイプーが同じように歩いているのを見かけたことが有る。いっそ後ろ足 立ち歩きでご近所で有名な犬になってみようかとバカなことを考えるが 半年で2回骨折ですでに知られてしまった。何しろ体重が増えない小食だが パピー用固形食に鶏ささみやレバー缶を混ぜて1日かけて食べさせる様に 努力中。犬のミルクは良く飲んでいる。お留守番の時は乾燥アキレスケン やささみ巻き骨っこを与えるが普段はオヤツ抜きにしている。体重が3キロ 位まで増えて欲しい。主はオヤツ抜きでせめて5キロ減るのが理想だ。

 枯葉散る季節 (2015年10月10日)

重い四角い荷物を右で背負い左に降ろすと言う単純な行動を繰り 返すだけの夢を見た。腰にぐっと力を入れてヨイショヨイショだけだ。 少し休んで居た時に誰かが隣に来てシーッとクチビルに指をあてた。 全ての気持ちを読まれたのだろうかナミダがどっとあふれ出た。 そして深い疲れや悲しみや膨れたストレスの束がパチンとはじけた。 特にそんな意識を持って眠ったわけでは無い。だがナミダや笑いは人間 にとってとても必要なモノらしい。ノーベル賞を頂いた人の地味な努力の 日々に思いを馳せていたのだろうか。卓越したタマシイに出会ったのか。 それともベッドに足を掛けたそら君がベロベロしただけなのか。普段は 顔をなめてはイケマセンと躾けているので鼻先くらいしか舐めない。 そら君はTVを観て耳障りな裏声で鳴く時がある。どうも家族全員が葬儀 の為に黒装束でそら君を2日もペットショップに(売られていた)預けた のを思い出すらしい。TVの猫ちゃん特集の朝にも同じように鳴いて家族 に叱られた。先日レントゲンの結果最終日となった時に3か月の子ネコ が待合室にいて長々と観察した後だ。里親募集の沢山の猫ちゃんたちの 最期の一匹とのことで里親になろうかという女性がもう3日も抱っこに来て 居るんですよと話していた。16歳の老猫の腎臓透析に通ってきていた人 だと気が付いた。子ネコを撫でながら16年の歳月の重さと戦っている姿だ。 ヒトも動物もお互いに必要としている出会いがあるんですよね。動物も 寿命が有るから精一杯お世話したら満足ですねと自分も納得させながら お話しした。やたら元気に走り回り女性の膝の中で真上を向いて目で 確認し合っていたから今はもう彼女の家の中で大冒険中に違いない。 そら君はとにかくワガママが強くなりこれからは優しく厳しくが目標だ。 ヒトとヒトの出会いも不思議なご縁が在り助けたり助けられたりなのだ。 主はどうやらナグサメラレタリ見守られたりする順番が来たと思う。散歩時 に舞い落ちる紅色の桜の葉をくわえたりうれしくてクルクルと回る癖もでて 居る子犬は振り返りふり仰ぎ疎通が強くて可愛い。りんご嬢の半分以下の 2.3キロなので片手で抱きかかえても疲れない。ほとんど忘れた犬友達が 待っていてくれたり声をかけてくれるのも嬉しい。犬の名前が思い出せない のがまこち辛いが大した問題ではないハズだ。

 バクダン低気圧とハンセイ (2015年10月3日)

先日の投稿を読み返していましたら通院時にムリヤリ血液検査を 要求するイヤなオバサン患者の姿が想像されてまこち説明不足で 在ったとハンセイしました。2011年の3月からですので既に4年半 以上通院しています。先の主治医が修行の旅から戻られて初めての 診察日でもありました。留守中の主治医は半年ごとの血液検査で良い という事でしたが3年は服用しているカロナールの肝機能への心配 もありました。ここ1年は使用回数が多く朝晩は平均的で昼にも飲むと 200×3の量になります。ストレスが多く体調不良も多く薬に頼ってしまい 良いのか悪いのか判断できません。今は極力減らしている所です。 当然お腹の張り感やワケのわからない痛みは出ています。 それで先日の通院時に血液検査に必要な1時間+サンドイッチランチ 1時間と2時間も余裕が有りついお願いした事なのです。こんな投稿も 一つの情報として見られることを考えると正確な所を説明しないと いけません。人により飲食を控えるように言われると思います。前の 主治医は割合と融通が利きました。しかし現在では血液検査と言えど も保険上慎重な診療になるはずですし自分から申し出ると有料らしい ですしとにかく医師の判断が前提です。通院中の大病院は結果が 1時間で出ますが項目の多さにより違うのでしょう。戻られた主治医は 看護師さんを介して内科受付にオーケーを出して下さったのです。 先日は腸の中の細菌だかの検査にも参加しました。病院のPCの窓 を覗くと様々な治験や先端医療が増えていて高度医療が進んでいます。 これも個々の選択でありナチュラルコースの人には関係有りません。 自分の問題としては症例が少ない病院だと思いますが日々お勉強して 進歩する先生方を信じてみたいです。病院情報も5年ほど前は情報が アップデートされていなくて海外から検索し落胆したのがウソみたいです。 バクダン低気圧による被害もほんの少しの場所と時間の差で起こり 明日は我が身です。難しい世の中であり先日外出時には人身事故が 3件も有りました。新しい月に希望を持てる日々が理想的です。 今日も主をじーっと見つめるそら君は感動と尊敬よりも餌を食べさせて くれるカアチャンと考えているのがアリアリで知恵比べが現実なのです。

 うれしいことがふたつ (2015年9月30日)

食卓テーブルの上に朝刊を広げて読んでいると目線の先の床にキチン とオスワリスタイルのそら君が居てこちらをずーっと見つめていた。 ギブスがようやく外れた鶏がらの足と長い間カットされていないボサボサ 足をキチンと揃えて主を見つめ続けていた。まるでシッカリと記憶したいと 言わんばかりに真っ黒な目を離さない。先のりんご嬢が同じ行動をしていた 事を想い出しふと不安に襲われた。しかしようやく1歳と1か月を過ぎて そら君なりにコレがカーチャンだと認識している風であると納得した。 大きくなったねそら君。不覚にも涙が出た。毎日立派なお口を開けて大 きな牙を見ながら水でふやかした餌を押し込んでいる。誤飲に気を付け 慎重な主を後目にプププッと餌を吹き出したりわざと口の横からこぼす。 床に新聞紙を広げて汚れを防止するがライトグレーのシルク毛に絡まり へばりつきオーナー様のムスメに犬のえさ臭いわと嫌がられる。マッタク 犬はイヤダねとぼやきながら虚弱で餌水嫌いな犬に手を焼く毎日だ。 しかし当然ながらオヤツ系には造詣が深くなり油断ならない。そして 今度はチャンと餌を自分で食べる訓練をしないといけない。 半年間に2回の骨折。今回は2か月もギブスが取れずすっかり暗い性格 になったそら君は知らないヒトにやたらと吠えてしまう。仕方が無いので リハビリ社会見学を始めた。久し振りにりんご嬢が乗っていた肩掛け鞄 を出してリードをしっかり手に巻きつけカバンのベルトにも指を回して 飛び降りないように気を付ける。兎後足の犬なのでジャンプ力がすごい。 ワザと登校児童であふれる学校脇の道を逆に歩いた。よけてくれる小学生 もいれば話に夢中でぶつかる子もいて最早大人に道を譲る時代ではない のだろうかと思った。時々鶏がら足をブラブラさせているそら君を見つめて 居る子もいてオオこの子はよく気が付くなとウレシイ。観察力は大切だ。 隣りのグランドで早朝練習している中学男子はグランド際の木の下の ベンチ上にキチン畳まれた等間隔の衣類を置いていた。グランドから 聞こえる大声と一緒に清々しいエネルギーがサアーッと吹き寄せたような 気持ちだった。小一時間の散歩の間に慣れた公園でそら君を降ろして みるとクルクル回りも忘れていない様子で少しの間ピョコタン歩きした。 油断は禁物。今日も少しだけ。家人は怖がりまだ出来ない散歩だ。 生き物はいいねえ。そんなつぶやきが出る久し振りの朝だ。昨日は外出 出来ないワタシの為に遥々宮崎から上京している友人が家まで訪ねて 来てくれた。慣れない電車や道を調べて2,3時間の滞在で又バスに乗り 夕方からの友人たちの集いへと去って行った。友人はいいな。 そら君は今日のレントゲンの様子で来週の通院が最後になるはずだ。

 満月と蚊と血小板数値 (2015年9月28日)

8時ごろ南のベランダの真上にピカピカの満月が在った。去年は銀座店の 団子を今年は近所の支店からムスメが買って帰宅した。この頃体重が劇的 に増えてしまい甘いものを作りたくないので嬉しかった。運動量不足だろうか 暴飲暴食はしていないのでびっくりして注意している。 冷蔵庫の中を調べると大したストックがない。こはだの酢漬けと縮緬雑魚と 胡瓜人参セロリ大根を細切りにしてマコーミックフレンチドレと塩とレモン汁 とブラックペパーとオリーブ油でサラダ。トーフとワカメたっぷり韓風味ミニ フライパンのせ。残りのカボチャ玉ねぎハムマヨサラダ。お昼の残りのカレー 味チャーハン。御月見の夜にしては全く風情のないテーブルだった。反省。 月を見上げてベランダから戻るとプーンと音を立てて蚊が付いて入った。 今年は数える位しか出会って居ない。犬の口に餌を放り込んでいると家人が 壁にとまっている蚊を手でつぶしてしまい血の色が付いた。急いで壁を ぬぐいながらこのチは誰のだろうかという話になった。ヒトでは無いので そら君かも知れない。フロントラインやフィラリア除けの薬が切れているはず なのでちょっと焦ったが抗生物質を飲んでいるから大丈夫だろう。雨も有り 気温も上下しているので意外と活発な蚊達かもしれない。 心配性のワタシだが時には役立つ事も有る。先日の通院の時に一時間 早く到着したので血液検査を入れてほしいと思い内科受付で問い合わせた。 職業柄簡単に融通を聞かせて下さるとは思わないがイレギュラーは受けない という強気が見えてお願いが難儀だった。あの位きつくないと仕事を捌け 無いのだろう。結果的に看護師さんが現れてオーケー。良かったよかった。 最初はヤサシイ受付さんも月日が経つと形相が変わるのを体験している ので大病院の仕事はまこち大変だと感じる。普通の会社は受付を会社の 顔としているが病院はそれどころではないのだろうか。もちろん他の部署 の様子は知らない。病人はとても色んなタイプが居るからプロ精神で 頑張って欲しいものだ。 血小板の数値を気にしているので家に帰り紙をよく見るとここ3年ほどは 11から12位をウロチョロしていたのに10.4Lとあるではないか。自分が ウオッチしていないと誰も気にしてくれない。最低が10から15位と検索 される。秋のセイタカアワダチソウで花粉症が出たことが有るが耳の後ろ や喉の痛みが出て市販の風邪薬を飲んだ。カロナールには極力頼らない 決心だ。今日はそら君の抱っこ散歩で明るい陽射しを浴びたい。

 通院はいつも荒天 (2015年9月26日)

以前Kデパートで購入したお気に入りのプラスティク製手元メガネ の一部が壊れてしまい購入時にお直しもしますよと笑顔で話した店員 さんの事を思い出して立ち寄ってみました。しかし1階の売り場は更に 海外観光客向けに変化していてワールド展開のボディーショップが 在りました。新宿のデパートにふらりと立ち寄る楽しみは消えたかも 知れません。油絵の勉強代と怪我ばかりする犬の治療費で懐寒風の 熟年夫人の自分です。若い時から忙しくてスーパーやデパートで時間 をつぶすのが苦手なのですがインドネシアでは他に行くところが無くて パギ(お早う)と開店一番乗りの常連でした。日本の様にならんでお辞儀 する店員の真ん中を通過するとコソバユサを感じたものです。 マタマタ又雨の通院でした。いつもの歌舞伎町界隈をバス窓から見下ろす と現代の息吹渦巻く雑多看板で海外観光客が目を泳がせて歩いてます。 焼き鳥屋の前に業務用ワゴン車が停まっていて鶏肉合鴨肉特殊肉と 書かれていて特殊肉とはとハテナマーク。バスが直進後右に曲がり ここから広場という不思議な停留所に停まると都心の団地に住む高齢者 の一団がどっと乗り込んで来ます。都心の割にはミドリが多く住みやすそう でお友達が多そうで孤独そうな窓が並んで見えます。少ない洗濯物と手入れ された僅かな植栽を見かけると知らない住人に思いを重ねてしまいます。 大病院でも金曜の午後は待合室が閑散としていて混みすぎても少なすぎ ても変化するココロなのです。専門医制度というものが出来るそうで病院 の医師は専門分野を持ち患者を診るのですが肝臓専門医でも下部消化器 を診るとか説明されても患者からすると全部消化器内科医なのでハテナ マークなのです。総合内科医+専門分野という事でしたら理解出来そう です。いつもの先生にこれは自分の専門ではないですと言われても混乱 しそうですが科内全員で対応してくださるとい解釈で良いのでしょうか。 ナチュラルコースで生きたいと言いながらこういう目線は矛盾しています。 カロナールを長期飲用してきて心配でしたが今後は対処療法で良い という事で一安心です。来月末には腸の内視鏡検査が有り胃カメラも 必要だそうです。両方とも面倒ですが現代では当り前の検査方法です ので納得しています。帰りの各駅停車は乗車時間が長くひたすら爆睡 で何の車内観察も出来ませんでした。降車駅前で警察官がビールを配布 していて飲酒運転即免許停止という紙が貼ってありました。自分は運転 しませんが飲酒する家人の為に貰って帰りました。帰宅するとギブスを 外したばかりのそら君が一人暴れまくっていて居間の中がめちゃくちゃ。 家人は急に友人と飲みに出かけて又骨折の危機の中に居た子犬でした。

 フランボヤン、ジャカランダ、スパトデア (2015年9月21日)

インドネシアで最後に住んだ郊外の平屋の玄関にはフランボヤンの 大木やナンカが実る樹が在り今想い出すと夢のように贅沢な南国植物 に囲まれていました。表の庭にはブーゲンビリア、プルメリア、スパイダー リリー等が植えられていて裏庭にはゴルフクラブを振り回せる芝庭と バナナ、パパイアなどがにぎやかでした。もちろん植栽は管理されていて 常に人が選定などしていましたので出入りが目障りという悩みも有るのです。 大木からは赤蟻が飛び降り噛みつき伸びてきた枝伝いに小動物が屋根 から天井に忍び込み大嫌いなアシダカグモも季節を選んで訪問して来た ものです。何故か急にフランボヤンの花木が夢に現れましたので想い出 のシルエットをナゾッテみました。 フランボヤンはギリシャ語で明瞭な鉤爪というだけあり鉤爪が印象的で 豆果は食用らしいです。道に沢山落ちていましたが食べられるとは知り ませんでした。枝葉などは落ちると玄関先に積みあがるのでお手伝いの 休みの日に掃除をしているとそんな雑用をするのは日本人だけだと感じ たものです。マメ科なので葉はネムの葉の特大版でしたが閉じたりは シナイと思います。原産地はマダガスカルで漢名はホウオウボクです。 又この花木は世界三大花木の一つであり他にはジャカランダ(紫雲木) とスパトデア(火炎木)が有ります。オーストラリアでも会った木達です。 インドネシアの友人の一人は戦後賠償南方留学生で東大生だった方と 結婚して永住していました。亡きご主人は日本の文化の造詣が深くお茶 御花和服等の知識も奥様と共に持ち帰られた様子でした。畳の部屋が 在り日本の香りが閉じ込められていました。ご主人は器用で何でも上手 にこなしジャカランダ(紫雲木)を桜の花の代わりに見立てて生け花を したと言う話でした。キリモドキ属で桐の花に似ていますので桜の代わり にねえという感想を持ったものです。南国では青い花木が珍しかった ので記憶に新しいです。 スパトデアは別名をアフリカンチューリップと言うだけあってオレンジ色の チューリップ型の大きな花は道に落ちていると思わず拾い上げました。 ブラジルに多いそうです。この花と南国の海をテーマにしたデッサンを 持ち帰りましたのでそのうち油絵に仕上げたいものです。世界三大花木 を想い出したので意外なパワーが届けられた様な気がする敬老の日です。

 イヌの骨折と治療 (2015年9月17日)

フロイド オブ サン キュロット(国際公認血統証明書)にはプードル、 オス、シルバー、チチ2013年生まれシルバー,ハハ2009年生まれ ホワイトがそら君のチスジです。先のりんご嬢は15年前にしては高額 (10万位)で売れ残りだったそら君より高く米系のチが混じっているので 証明書も出せないしコンクールにも出られませんと言われたものですが 割合と丈夫でした。立派な証明書が添付されている割には弱いそら君 です。曾祖母父の代までさかのぼる証明書を改めて唖然と眺めています。 一般家庭では10万円台の値段もオタカメであり贅沢の一種です。何しろ 環境を整え餌やオヤツや健康維持や保険代やら人間並みなのです。 増してや飼いたくても飼えない環境に居る人はとても多い現状でしょう。 現在1歳1か月のそら君は生後5か月の売れ残り生活にオサラバして 我が家にやって来てから1か月目とその6か月後に道で腕から飛び降り 次には居間の30センチの高さのソファから飛び降りて前足左右1本 ずつ骨折しました。怪我時の子犬の悲鳴は一生忘れない悲しみと苦痛 です。エライこっちゃと主はアタフタして前後不覚。主は幸いなことに先の ポメラニアンりんご嬢をお世話した経験が役に立っているのです。動物 病院の先生に怪我をしたのはそら君の責任ですと言うような事を言われ 家人とホッと肩の力を抜いた事が印象的に思い出されます。 其々ピン等を使用した手術では無くギブス治療です。骨が細すぎて手術 が成功するか不明との事でもあり費用面でも一桁の違いがあるからです。 ギブス治療が成功していますが完治まで5か月はかかるのです。前の 怪我は今問題ありません。7月の2回目の怪我は今の所来週半ばに レントゲンを撮りギブスを外すか決める所なのです。家庭で見守るのは 実に骨が折れますが犬は個性的に精神力豊かに育ち家族の一員と いう実感を持つ様子です。立派な口と歯が有るのに食べさせてあげないと 食べない小食犬で誤飲に注意しながら朝晩水でふやかした餌を押し込み ます。ギブス内の爛れは先生が携帯写真を見せながら説明してくれます。 鶏ガラに見えます。薬用シャンプーで洗い薬やワセリンを塗り保湿ガーゼ の上にギブスと包帯です。最近はいじらないように小さな靴下を履かせます。 骨が付いても周辺の筋肉がバランスよく成長するまでには何か月も掛かる という事です。気を付けないと近くの骨が折れてしまいます。主は検索も 沢山試み色んな人の経験を知りました。何でも自分で経験しないと解らず 思いがけない事態を上手に乗り越えて行くコツが出て来るものです。 これは犬からの教示というものなのでしょう。来月には走らせすぎないように 気を付けながら舗装されていないジョギングロードの桜並木の下散歩を 楽しみ少しばかり紅葉した秋の空気と香りを味わいたいものです。

 猫パーティーやら犬の憂鬱など (2015年9月13日)

飼い主が放棄したシャムネコ15匹は如何ですか。黒い子ネコは要り ませんか。白黒のぶち子ネコもいますよ。他の猫達も写真入りで紹介中 の動物病院の玄関です。近所のいしだ動物病院の先生は猫の里親を 募集しているのでついじーっと眺めてしまいます。先日は夜半に親猫が 道端に産み落としたネズミみたいに小さな赤ちゃん猫を拾って持ち込んで いる婦人を見ました。動物たちには実に色々と教えられている私共夫婦で 犬は争いや悩みの種も食べてくれるので思いがけずに成長させられて いるのに気が付き先の犬同様有難い存在です。 病弱で半年に2回骨折のそら君なので実際の所は猫ちゃんどころでは ない我が家です。猫はいかがですかと帰りがけに先生が声をかけました がソソクサとお断りしました。猫ちゃんも最近はとても長生きですので飼う のに勇気が要ることでしょう。猫ちゃんが飼いたいと言う友人も浮かび ません。すでに捨て猫他3匹とか半野良8匹に餌を与えている友人が 思い出されます。一人は毎日猫との戦いだよとぼやいています。 動物病院の待合室では子ネコバーティーが始まりヨチヨチと歩き回る 子ネコは先生の奥様丹精の越年胡蝶蘭の白い花もよじ登り大騒ぎでした。 先生の中学生のお子さんと友人達男子と子ネコは微笑ましい光景で 今時の殺伐とした世の中の報道を忘れる光景でした。小動物を可愛がる 気持ちはニンゲンの基本です。ニガテな人がいるのは当然の事ですが 動物を飼える環境に住んで居るのは幸せだなあと思いました。 そら君はまだ3週間くらい待たないと散歩も無理で犬も主も憂鬱です。 友犬やヒトも怖がり吠えたりする情緒不安定があり又抱っこ散歩しながら 信頼関係を取り戻すしか無さそうです。何でも一度無くすと取り戻すのに は時間がかかるものです。人間同士の信頼関係などは特に構築が難しく その継続なども課題です。そんな難しい事など知る由もないそら君は 今日は一人で主の部屋の中の犬の寝床で自分の問題と戦っています。

 エビデンスになれば・・・ (2015年9月7日)

今更ながらですがワタシは胃腸の働きが弱い機能性ディスペプシアという ものだと認識しています。ガスモチンという薬がこの機能を改善するらしく アクビ100回とか胸の辺りのモヤモヤ感や胃もたれやべんぴとげりを くり返すと言う症状が殆ど無くなりました。腸のガス生産は増えますがこれ は又別の問題なのか解りません。若いころから胃腸系が弱かったので ナレノハテなのでしょうか。多発性巨大肝嚢胞と感染症が在るために 気になる事ですが普通の人にはどうなのか不明です。飲み初めには お腹を壊すという事も有りましたが今は1日2、3回は飲んでいます。 夏の熱中症気味な症状が残っているのか高年期障害なのかこれも不明 ですが大汗と熱がこもる事やいくらでも眠れると言うコワサの日々です。 家に籠る日が多く生活にメリハリが無いのも良くないのでしょうが無理が タタルので仕方が有りません。自律神経や年相応の障害という事で何の 心配もいらない普通の症状だと笑われるのでしょうか。確かに最近友人達 の中には何の健康診断もしないけれどなんとなく具合が悪いと言うのを 見聞きします。ナチュラルコース選択というわけです。ワタシは少なくとも 犬の面倒を見なければいけないので直ぐにどうかなるワケにはいかず 自分に課した負荷ですがこれはナカナカ効果的な事は間違いありません。 10歳以上離れた兄姉の心配や家族の事をつらつらと考えていたら又 ナントかしないといけないと言う気持ちが強くなりキノコをどっさり買ってきて 工夫しながら料理しています。免疫力が上がると良いですが。アドレナリン を燃やすようにしないとヒトはエンジンがかからないのでしょう。 今日はそら君の足の骨の状態をレントゲンで確かめてギブスを短くして 頂く日です。ギブスの中は暑さで蒸れて大変な事になっているはずです。 毎日朝晩水でふやかした餌を口に押し込んでいますので体重が200グラム 位は増えたと思います。鶏ガラの骨の足の為に常に犬猫用煮干しを小皿 に入れておきますが1日かけて無くなると言う相変わらずの小食です。 シルクのような細毛は抜けないので有難いのですがよれるしフェルト化する のが面倒です。毎日コーミングしたり指で揉みほぐしたりたれ耳の中の産毛 を指で抜いたりカールした毛が目に入らないようにカットしたり世話が多い のです。家人はチョキチョキが好きですので大助かりです。カットがイビツ でも文句は言えませんし爪切りの時はチが出て焦ったそうです。 ベランダのスダチ7個は秋さんまの塩焼きにチョチョック(ぴったり)なので ココロがほくほくしています。キリスト系の友人が7という数字の偉大さを 教えてくれたので余計にうれしいのです。さっ沢山では無く一つずつ問題 をクリアーして生活改善です。今秋は昆虫たちに余り出会いませんが 彼等も知恵を絞り生き延びている事でしょう。

 変化は進歩 (2015年8月31日)

銀座の画廊企画グループ展に昨年から参加しています。もう7回目になり ジャカルタより帰国して4年目としては我ながらビックリ成果です。2012年 に肝嚢胞の穿刺治療をお願いした時ドクターに銀座で個展もやりたいし 何て訴えていた事を想い出します。絵は小さい頃から好きで絵の勉強を したいと上京しましたが人生はなかなか厳しく遠回りが多い道でした。 今頃色んな事が理解できるノー天気な性格ですので若いころは成功 出来ず人生の後半に何とか滑り込みセーフという運命なのでしょう。 同じくノー天気な夫人たちとどうしてかしらね何故なのかしらねと言い合い ながら現在の状況を楽しんでいる幸せもあります。人生の中盤編までは 誰でも命がけで駆け抜けないといけません。 直観や経験や見極め力もあり簡単に人にだまされない眼力も養って 来た婦人たちが語る人生は色彩豊かなタピストリーであり尽きない泉です。 それって本に書けるよと思います。支えてくれる人が居たからレールの上 を走ってこれたんだね感謝だねと納得し合います。数回しか会わないに ジャカルタ時代と同じように遠くに居た人がいきなり近くに歩み寄ってくる 不思議な出会いです。ジャカルタではスーパーの立ち話から友人が 出来ました。熟年夫人は特に友人探しが深刻な優先課題だったのです。 ある男性が個展の案内葉書を配っていました。風合瀬(かそせ)という 文字が在り京都の画廊です。若いころは友人と色んな外国へ旅したと言う 話もしてくれました。風合瀬の意味は風やら水やら藻やら光等が集う川面 だと解釈しました。深いグリーン系の色彩の絵にはさざ波が立ち見る人に 語りかけます。様々な人生の体験もオーバーラップしているのでしょう。 若い頃絵を描き途中で描かなくなりその絵の具セットを貰ったのは中学生 のワタシです。今も病のまま思うように生きられない兄が以前言いました。 パワーのある絵ヒーリング効果のある絵がいいね。でもそんな絵を描く事 は今まで出来ませんでした。絵を描き続けて色んな状況や色彩までも 超越してきたのかも知れません。それで今は強い自由な世界を表現出来る ようになったような気がします。キッカケをくれた兄に感謝しています。 最近窓外の景色にいきなりMCスルーとユニクの派手なロゴ看板が現れ ました。地味な街景色だったのに物凄い色彩が在り今後消えないでしょう。 さあどうですかと挑戦してくる景色です。覆いかぶさり落下するとドシッと 音がする危険なジャカルタの巨大ヤシの葉や樹にも似て油断なりません。 こういう時は自分のココロを丸く柔軟にして色んな変化を楽しむだけです。

 発熱と無気力で無理できず (2015年8月25日)

自分の過去例を顧みて夏の終わりは特に体調変化が出やすいと解り ます。誰でも疲れるしもっと大変な人はいっぱい居ますが自分の事は 他人には解らないので何かの足しになるかと思い書いています。 多発性巨大肝嚢胞という難病のようなものが在るからです。 グータラ生活なのに朝から倦怠感が強くあー疲れたと言う状態は 肝臓系の特徴とあります。ソファの上でゴロゴロしていたら苦しい夢を 見てしまい発熱しているなと思い計りました。この頃昼も夜もいくらでも 眠ることが出来るのもちょっと怖いです。カロナール200を朝晩飲んで 居ますが発熱で昼も追加。ちょっと人より大きい嚢胞が有ると思い暮らせ ばいいんですよとか神経質ですと医師から言われた言葉がしっかり身に 付いていて簡単には病院に足が向かなくなりましたので次の予定の 来月末まで辛抱です。発熱すると右わき腹辺りが痛みはじめます。 それとこの頃蕁麻疹が出やすくかゆくて眠られず夜中にレスタミンコーワ を飲みに起きることが多いのはやはり肝臓から来ると考えています。 熱は37度位で止まっていますが嚢胞感染から来る発熱だと思います。 通院している大病院の治療例に肝嚢胞治療という文字が見えないのが とても残念です。肝嚢胞と言えばT病院他数か所ですがこれも立派な 病気だと思います。早くいろんな治療方法が明確に表示されるような 日が来ることを願います。お若い先生方が多分色々と勉強されておられる とは思います。白斑症も広がり続けていますがこういう状態を総合的に 診断して欲しいです。ただ単純嚢胞の治験治療などは進んでいる様子で 問題は多発性です。通常食欲には影響しない所が有難いです。 ソファからベッドに移動するとそら君も大人しく移動します。普段はギブス を振り回し遊べ遊べとうるさいのにヒトの発熱は判断できる様子です。 ベッドの横の犬の寝床にクルッと収まり即爆睡のフリが上手で可笑しい です。台風とシベリア寒気団の影響で涼しい日ですがヒトは秋風が吹く 頃に改めて病を意識することが多そうです。同病者相哀れむの記です。 声とミカケだけはゲンキなので誰も本当の所は理解してくれないでしょう。 イノチを授かった以上は大切に生きて出来る限りこの世の記憶を増やし ご先祖様に報告しないといけないので明日は気合を入れます。

 シュノーケリング体験の事など (2015年8月20日)

ジャカルタのプロースリブ(小さい群島)でシュノーケリングを経験した 事が有ります。喘息もちの家人も一緒に練習しました。昔は日本の 航空会社のホテルも在りにぎわっていたそうですが10年以上前に 訪れた時には都市ゴミの汚染がそこまで影響していて透明度が悪い という噂でした。しかし泥水が普通の都市の河や港と比較すると雲泥 差の海水の美しさでした。飛行機から見下ろすと心配事が多い河口 辺りの色違いの水です。ゴミ問題の影響がどこの国でも発生しています。 練習は潜水スーツ一式を借りてから指導員が丁寧に教えてくれました。 当時はヨガ歴6年の癖でヨガ呼吸してしまいちょっと危なかったものです。 普通に吸って吐いてでは無く呼吸を溜めるクセが出たのです。このクセ は病院のCT検査の時やエコー検査の時にとても役に立ちました。ハイ 息を止めてと言ったままなかなかイイですよと言わない先生には辟易 します。吸って吐いてが早すぎると呼吸困難になりそうで怖いです。 それはともかく今朝の新聞でシュノーケリング事故がとても多いことを 知り自分の体験を想い出したわけです。 クチビルが青くなり家人に叱られるまで潜ってから桟橋に上がると ナント浅い海を楽しんでいたのかと唖然としたものです。水中メガネの マジックなのでしょうか熱帯魚やウニやナマコ等はごく小さく散りばめ られていて急深の岩場にも見えたのも箱庭程度の穏やかさでありました。 娘はジャカルタの体育館の様な施設でスキューバダイビングの初級を 取得しましたが後にはロボットの様な潜水服とホース付きの海底歩きの 方が好きそうでした。耳の調子が悪い人もダメみたいですので要注意です。 喘息等呼吸器系の悪い人は主治医に聞いてみないといけないでしょう。 今日は室内気温28度湿度50%以上。小雨なのでベランダにバケツで水を 運びデッキブラシでゴシゴシ洗いました。首タオル2枚替えてもまだ汗が 止まら無いのですがこれはとても運動になったはずです。マンションでは 排水溝の詰まり等があると鉢の多い家が疑われますので思い切りキレイ度 をアピールしてみました。確かに管理人の人たちが見上げていたので満足。 そら君の骨はレントゲンで少しモヤモヤと影が映り骨同士がくっつき始め ていますので2週後の来週又レントゲンを撮りギブスを短くするそうです。 新聞紙の真ん中を破り頭を入れて汚れ受けにして朝晩柔らかくした餌を 口に入れて食べさせます。背骨が目立たなくなりました。来月になったら 2日ほどはエサを食べなくても自力飲食を待ちたいと思います。なんと 言っても毎日歯磨きしている立派な歯と大きな口が有る犬なんですから。 この新聞紙の使用方法はグッドアイデアですがヒトの子供には無理でしょう。 主は運動や外出を極力抑えていますので肝嚢胞に変化ナシで有難いです。

 H27年お盆の朝 (2015年8月14日)

オスワリお手フセの言葉と丸ぼーろ4粒で始まる。ご先祖様のお水と お花の水を取り換えそら君の栄養補給に犬のミルクをお皿に入れる。 電気ポットでお湯を沸かす。フイルターをセットしてコーヒー豆を入れる。 6時になったらガーッと回す。ウルサイので遠慮して洗濯機やコーヒー豆 引きの時間を気にする。麦茶を沸かす。ゆで卵をゆでてパンを焼く。 洗濯器を回す。室内の植木鉢の水やりチェック。犬のオシッコシート3か所 チェック。犬の水取り換え。ゴミ袋を玄関に運び誰かがゴミ捨てしてくれる のを期待する。ここは24時間サービスなのでゴミ捨ての苦労が無い。 管理費は高い。ツービートで歩き仕事をしたいがリズムが狂う。ドタドタと ウルサイと家族に叱られる朝。家人が起きて来て床モップを掛けてくれる。 四角い部屋を丸く掃除しても決して文句を言ってはいけない。成長を待つ。 涼しい風がフワーッと流れるのに湿度60%で蒸し暑い。汗が止まらない。 メガネが曇る。ベランダの植木鉢に水を運ぶ。中型ジョーロに沢山水を 入れるのでコボレル。ここ2,3日の土埃がすでにスリッパの裏を黒くして いるので綿スリッパで歩きながら水を拭く。家人たちのドアの前でしつこく 張り付き吠えて叱られた犬がコツコツとギブスを鳴らして走り寄り抱っこ せよと言う。背中のハーネスの輪に手首を入れて落とさないように横抱き して反対の手でジョーロを持つ。ソロソロと慎重に歩いてベランダの鉢たち に水やりをする。暑さと湿度で白く変色したゼラニウムの若葉が目立つ。 若い葉やヒトにも試練の季節だ。秋には色も戻りヒトも強くなるだろう。 首に巻いたタオルが汗で重い。後頭部に熱がこもり熱中症警戒ブザーオン。 リンゴちゃんもっと風を吹かせてと千の風の犬に呼びかける。時々言う事 を聞いてくれる。マイタケみたいに大きくて毛が密集しているそら君の耳の 後に大きな毛玉が出来てフェルト化しているのを発見。ベランダに出て山風 の中でモミモミ揉み揉みほぐす。どうしてもホグレナイ毛を鋏で切る。 今日は風の向きがいろいろ変る。ローム層の土埃で白カーテンが汚れる。 そら君は首を真後ろにそらせてフーッと幸せ溜息をつくところが可愛い。 オーナー様の娘が覗きに来てアラ大変と言う。蚊も蜂も蝶も来ない立秋。 鉢のスダチに7個も実が生りシュクシュクと成長中。オリーブやブルーベリー には実が皆無だ。植物も疲れたのだ。平凡に始まる朝。ご先祖様に感謝。

 脱走犬と耳鳴り (2015年8月10日)

ちょっと近所へ買い物に行っている隙にそら君は居間から洗面所への 引き戸を開けて(前に鼻先を入れて開けているのを見た)更に脱衣所の 引き戸を開けたのでしょうか。それとも居間から家人の和室の襖を10p 位開けて置いたのでそこから侵入したのでしょうか。しかし障害物を置い てガードしていたのです。帰宅すると意外な方向から異常に興奮した犬 の鳴き声が聞こえました。エリザベスカラーを外して外出したのが間違い でした。長ギブスでもトイプーは頭を使い脱走ルートや確認を怠りなく常に 考えていて人の行動を見てデータインプットしています。 ふと見るといつも後ろに居て主の様子を伺っています。先のりんご嬢も 観察する犬でしたが応用は余り出来ませんでした。犬は目と目でお話し が出来るのが素晴らしい動物です。りんご嬢がジャカルタでお留守番する 時には油断しないようにするのよナメられたらアカンとしっかり話してから 出掛けたものです。マズイおやつクッキーさえいつもどこかの棚の下とか イスの陰に隠しておく様子も見ました。彼女は危機管理能力がありました。 お手伝いはピンタール(賢い)と褒めてくれましたがクッキーはチチャックの 餌になったと思いますし蟻やゴキブリやらが争奪戦状態だったはずです。 又足が折れたらどうするの。もう外にボイッと捨てるよ。怒り心頭でゲージ の扉をキチンと閉めて出れないようにしてからガンガン罵声を浴びせたので そら君と家人が唖然ビックリ悄然としていました。数時間はそのまま放って 置くとそら君は深く反省している様子で上目使い悲しげでしたがトイプーの 知恵は恐るべし。サーカス犬やセラピー犬や介護犬等人との仕事も出来 そうですがこんな真剣勝負の果てではとても無理なのでプロの仕事です。 いや出来た賢いヒトでないと訓練指導は成功しないのでしょう。シットとか キープとかグッドなどの英語言葉の方が理解が早いのは何故でしょうか。 外のセミの鳴き声とオーバーラップして耳鳴りが高くなり又血圧が上昇 したなと思いました。この頃体重や体温や血圧は計っていません。外出 をごく少なくして家に籠る生活のお蔭で肝嚢胞にも顕著な変化はナシです。 案外と爺顔クールなそら君が主の精神にカツを入れているのでしょうか。 今日のレントゲンで骨がくっついていますように。9月にはリハビリが 出来ますように。後ろ足だけは無事でありますようにと神頼みです。

 お盆恒例の出来事 (2015年8月8日)

窓を少し開けてエアコン28度かけ流しで部屋のドアは7割がた開放です ので空気は廊下方面へ流れさほど涼しくはない夜です。エアコンで冷え 過ぎず熱中症回避出来る位の環境でしょうか。海寄りの立地なので湿度 50%気まぐれな風が吹き込むと意外としのぎやすい日もあるのです。 そら君はギブスの先端が着地してしまわない様に先端包帯内部に割り 箸を使いエクステンションしていますので廊下の滑り止めマットの上を コツコツと小さな音を響かせて3本足で歩きます。貴重な最初の1週間に 骨が離れて矯正して包帯もまき直しラストチャンスの2週間目なので 安静にしないと細すぎる骨がくっつかずタイヘンな事になります。 骨が細すぎてピンを使用しても成功するかどうか。来週レントゲンです。 とにかく閉じ込められるのが嫌な犬ですので夜寝床を移動して環境を 整えて他の家族や近所の迷惑にならない状況を気にする毎日なのです。 1歳を過ぎて悪い事と知りながらワザとすると言う知恵と戦いますが 先のりんご嬢は辛抱強く大人し目で解り易い性格だったと比較します。 比較してはいけないと知りつつ写真に向かってナントカシテネとお願い している所です。そら君の知恵と本心はマダマダ見極められません。 大きな口と立派な歯が有りながら柔らかくした餌を押し込んでくれるのを 待っていて以前の様に普通に食べるのが嫌なのでこれもガマン会です。 小さなペットボトルに餌を入れて蓋を外しておくと遊んで食べたりしています。 深夜2時頃にお盆恒例の事件が有りました。玄関辺りでザワザワピシピシと 小さな音がしていて犬が低い声でウウーッと唸り続けるのでコラ静かにと 注意してハッキリと目が覚めました。りんご嬢がアヤシイ気配の時に良く していた行動ですのでピンと来ました。起きて水を飲みに行きましたが それから少しの間は同じような音がしていました。もちろん外の雑音で 在る可能性や脳みその疲れや色々あるはずですが何か見えない道が在り 時折こちらの世界に近くなるのだろうかと思います。ヒトの脳みそで理解 出来る事には限界がありますので深くは考ることが出来ません。 これは翌日には起こりませんでしたのでヤレヤレ。慎重に暮らしましょう。 今朝は涼しい風が吹きなかなか目覚めないそら君です。ギブスの前足を 伸ばしてその上に頭を乗せ爆睡しています。それを見ながらこの犬に 助けられるのだなという予感と安心感が湧いています。主はこの暑いのに 又銀座の画廊にサムホール2枚を持ち込みグループ展に参加です。 前回同様アーチストスペースですがオーナーには絵画教室だと思って いますとお伝えしてありますので恥をかき皆さんの絵に混じり成長させて 頂きます。感謝。24日から29日までで昼は12時オープンです。

 赤道地帯の国との交流 (2015年8月5日)

日本の工業団地がインドネシアには30か所以上有ります。その中の 一つMM2100は山腹開拓地でジャカルタ中心部から車で30km位 高速道路をひたすら走ると到着する団地です。家人の会社はそこに 在りました。様々な分野の会社が日本の津々浦々から進出していて 広々とした敷地には立派な建物が沢山並んでいました。家人は10年で ワタシは8年近く滞在した間2,3回訪れたのみでしたが日本風に教育 された優秀なインドネシア人社員の姿が記憶にあります。少ない日本人と 多勢の現地人という構成です。近所には日本食レストランやラーメン屋 もあり今では日本食スーパーの店も出来たそうです。基本的には食堂 (キャンティーン)があり現地の人はそこで食べます。家人も時々は食堂で 食事をしていた様子です。自分の会社の食堂の在り方は研究対象です。 日本人用のアパートや隣接するゴルフ場等誘致に拍車の現状です。 家人の前任者が会社の前の空き地にパパイアの木を植えたそうで 家人が到着した頃実が収穫出来たととてもうれしそうに話していました。 後にはパパイアの木はすぐ大きくなり収穫は珍しくもなくその他の日常の 取組に笑顔を見せる事も皆無になりました。何も知らない時が一番幸せ です。果物などの収穫とは比較にならない試練の実がボトボト頭上から 落ちて来たのです。が夜の繁華街とゴルフやスパは大オマケでしょうか。 家で運転手やお手伝いと暮らすワタシたちは自分の事くらい自分で解決 しないといけないと息巻いていたものです。ノンビリ出来たのか出来なかった のか判然としない滞在でした。老犬は4歳から12歳近くまで暮らしましたので 案外と適応してそのお蔭で長生きでオマケの病も持ったという事でしょう。 30年位前にはインドネシア通貨ルピアの価値は円の百分の一だったと 記憶しています。不思議な国もあるものだと思いました。今でもルピア安 で多分何十分の一位になっているはずです。1000ルピアは十円という感覚 が続いているわけです。500ルピア位のお釣りは飴一つとかナシでした。 高給取りの日本人がそんなお釣りを期待して良いハズもありません。現在 給料は日本人の十分の一位だそうです。滞在した頃500ルピアや1000ルピア の紙幣の汗とホコリと手垢とヨレヨレと臭さに辟易して即運転手がチップと して街中で使う箱に入れておきました。この紙幣を洗濯してアイロン掛けする 強者の人もいた様子です。何しろ日本の精神を見せないといけない奥様 の仕事も在ったのは確かですが500ルピアがコインだったかも忘れました。 滞在していた頃から水や農作物やインフラや貿易など多方面で更に後々の 日本との交流を考えている日本人は実に多いと見聞きしていました。それで 今では大学なども交えた研究成果のウナギです。生育地の水と日本の水 の違いもあり味などがネックだと思いました。ウナギの稚魚の大きなのが スーパーなどに売られていてから揚げやてんぷらの姿で食されていたもの です。地元の人はレレというナマズの方が好きそうでした。屋台に大ナマズ の絵が翻っていましたが食べたことは有りません。食料としてみると大きさ の点で人々の胃袋が許可するのはナマズなのでしょう。この間じゃかるた 新聞を見ていた時現地の人の間にもウナギを食べる習慣が定着するかも 知れないと出ていました。ウナギは国産の白焼き山葵添えを年1回食べる 事が出来たら幸せですがウナギに聞かないと出所は解りません。

 アウグストゥス(8月)の夢 (2015年8月2日)

ジャカルタ時代に知り合い親しくお付き合いしたが帰国してからは遠距離 もあり疎遠になっているNさんが夢に現れた。長女でしっかり者の彼女 には随分色々とお世話になった。彼女と友人達で旅立つ準備をしている らしい状況。他の人たちは皆準備が終わり貴女だけがこんなに方付かない でどうするのかと叱られ溜まった衣類やらをノロノロと畳み積み上げている。 いったいどうやったら普通のスーツケースにこの衣類の山が収まるのか と不思議に思っていた。まだ時間が有るのかと問うともうすぐだ早くしないと 間に合わないと更にハッパを掛けられた。どうも飛行機の予定らしい。 ノロノロと一生懸命方付けている夢は方付かないまま終わった。 自分のことより彼女の事が凄く心配になった。デングに2回も罹り腎臓に 嚢胞だかが有ると言って居たことも想い出したからだ。そら君の世話で 疲れているから変な夢を見てしまったのだろうか。爆睡系なのに夜中に 息をしているかどうかどこで寝ているのか(好きな所に移動する)確かめ る。昨日は寝床ごとキャリーに入れて病院に行き鎮静剤を使用したので 糞尿が出てしまったらしく病院で清拭されていたが汚れた寝床がイヤで 廊下に出て一晩中寝ていた。犬は意外とキレイ好きだ。汚れてしまった オシリを教えに来る時もある。鈍感気味な家人でさえ気が付きわが子の 世話はしなかったが子犬の世話は出来るようになった。 病弱なそら君が我が家を選んで来てくれたのだと思うと大切にしたいと 思う。動物病院の玄関には飼い主募集の猫ちゃん写真が沢山貼られて 居る。猫ちゃんも長生きなので飼育には覚悟が要る事だろう。試練は 乗り越えるために在るとは言えヒト以外のものは特に運命に翻弄される。 ヤオヨロズノカミの時代のノーミソ的自分は理解と許しの気持ちを目標 にするしかないので他者のような家人の理解にも勤しむ。熟年世代の 人達は今頃になって初めて運命共同者のお互いを知る部分も多い。 1970年代以降激動の時代を乗り越え乗り漕ぎたどり着くと更に試練だ。 子犬という弱い存在に色々と教わり新たなヒトの境地に巡り合っている。 ましてや他人に対しては許しが一生の目標になるとソノさんが書いている。

 見送る人と見護られる人 (2015年7月30日)

ワタシの出番はここまでですよとメールしましたらアリガトウと言う返信 があり胸に沁みました。昨日は手の近くに点滴用固定管を設置したそう ですが2時間近くもかかったと言う事で彼女の腕や血管の状態が如実 に浮かびました。出来るだけニコニコしていたよという事でした。明るい 患者がいいよなんてメールしたので努力したのでしょうか。後には心臓 辺りに届く管を入れるのだそうですが栄養剤を入れるのでしょう。 点滴で小水が出てお腹の水のふくらみが多少改善された為かお腹の水 は抜いていないそうです。お腹の水とはいえ体に必要なものも色々と 入っているらしいので難しい所です。抜くと全体が痩せます。 自分のお腹は普通だと思いましたが横から見るとヤハリ妊婦に近い のだという事が判明しました。毎日見ていたり見る時に息を吐くと多少 理想的になるのです。水があるんだなと再認識です。痩せたらもっと ハッキリするんじゃないかと怯えています。水は問題です。 姉妹や学校友達やご実家のご両親(4人とも健在)にも伝えたそうです。 娘さんや息子さんや優しいご主人に見護られて先生方や看護師の方に 手足をさすられて気持ちがいいんだよとの事です。後になると送る人も 極少なくなるから何が幸せか解らないねと返信。ギリギリまでがまんして 過ごした彼女を知っているので今後は出来るだけ楽にして欲しいです。 もちろんご主人のお考えがあり最後まで家事などしたいと言う彼女の 希望に沿った生活でした。それで立派なゴールに向かう事が出来ます。 このところの学習で見送る人は心を込めてしかしクールがベターだという 事を実践したいです。ご家族が居る人いない人とそれぞれの運命に 導かれる人生ですので覚悟が大事だと思います。 わがそら君はエサをほとんど食べずおやつのササミ骨巻きなどは飛び 付くほど食べますがそれにちょっと触っただけで噛みつくほど野性味も 出てしまいました。もちろんゲージの扉を閉めてお説教プンプンなので 多少成長した今はションボリ我慢しています。1歳近くはこんな感じの子 が多いと検索されます。今日は足のレントゲンです。前回同様早い回復 を期待しています。2週間はギブス固定でその後はギブスを短くする という方法がそら君には合っています。ギブスの翌日は足先の血行を 調べるために必ず触診(足指の間をつねると痛がる)があります。これを しないと足先が壊死することになり大変な事になります。治ったら走らず お行儀よく適度に散歩したいものです。

 逃れられない現実 (2015年7月28日)

今日在宅訪問の先生に聞いたら後1か月だって。友人との携帯メール はもう2年近く続いていますがこの頃ますます厳しい内容になり励ます 言葉も見つからなくなりました。乳がん手術後化学療法は少しで殆ど ホルモン療法などで10年くらい経ったと思います。常に明るく前向き で体に良い料理教室にも通いラジオ体操にゴルフもして麻雀友達を つくり引っ越す前は画廊巡りも付き合ってくれました。しかし残念ながら がんはあちこちに転移してしまい治療で追いつく事が出来なくなりました。 細身の彼女に代わり痩せてあげたいと思いました。朝ごはんは何を 食べたの?ベビーフードも優れものだよ。ミキサーでガーッして飲む と栄養になるよ。たわいもない会話が数行。でもシッカリしてハッキリと 彼女の反応があるととてもうれしく思いました。面倒がらずちゃんと漢字 を選び文章を組み立てて送信する人です。そこに彼女の人格が出てます。 この所何回も喉詰まりを起こしてつい最近は緊急事態にまでなり内視鏡 で食物のカケラを取り除いてもらったそうなのです。取り除いてもらうまで どんなに苦しかったことでしょうか。彼女の意志で在宅医療という事になり 医療センターの病院相談室で話したところあっという間に医師2名と 看護師2名とケアマネージャーが訪れベッドや点滴台酸素ボンベなどが 運び込まれとメールが来ました。ホスピスはどこでも待機が多そうです。 良くできたご主人が病院や買い物や日常の様々をヘルプしています。 酸素ボンベつけて御勝手出来ないからその時は外さないとね。まだまだ やる気十分の彼女に紙パンツ穿く練習もしときなさいよというクールな ワタシです。ベッド使用が日常的でなかったので熟睡できないらしいです。 ベッド時間が多くなりだんだん弱るのかなという彼女は多分医師もびっくり なほど我慢した状態に違いありません。肺の片方とお腹にも水が溜まり 苦しいらしいです。抜く抜かないと色んな考え方もある様子ですがQOLの 為に抜くことになるのだそうです。少しは楽になるのでしょうか。 余命宣告はそれで決まりという事では無いので彼女も希望はまだ捨てて いません。それでも熟年世代は特に終わりの支度の事など常に考えて 置かないといけないのは自然な流れです。ナチュラルコースで行きましょう と彼女とメールで確認し合いました。今朝は高カロリー缶とコンビニコーヒー 半分飲んだとありました。医師と看護師が来るまでひと眠りだそうです。 貴女は絵という目標があるから強くなれるねという言葉で暑さボケして いた脳ミソに活を入れられた思いです。マダマダだよチャコちゃん。

 知恵比べのささやかな幸せ (2015年7月27日)

氷をなめてみるかいそら君 尋ねてみると物憂そうにチラッと見上げる ここ数日犬のミルクさえスプーンだと飲む 透明のエリザベスカラーのホックをパチパチ留めて ギブスの包帯を食いちぎらない様に警戒する 少なくとも1週間は安静にしないといけない病犬だ 噛み噛みだとバチバチだよと言うと理解する そら君もトイレはウウッと唸り教える ヒト語とイヌ語が上手く通い阿吽の呼吸 デモ何て言ったってストローの骨の前足後ろ足 それがすでに1本折れてくっついて また1本折れてくっつけるなんてオーマイガ 1年に4回位の強者もいるらしいけれど トイプーの骨はもっと太くならないといけない どうしてこんなに弱い足の子が出来たのだろう 主はもう頭がグチャグチャに疲れて これじゃあ老犬のお世話と同じだよと愚痴る でもそら君の枕元の凍ったペットボトルが ビキッバキッとつぶやき返すだけの猛暑 財布と妥協点28度エコクーラーの部屋の中 小さな扇風機もうるさく上下左右している 前より重め長めに工夫されたギブスなので 飛び上れない沢山は歩き回れない 病院の先生もいろいろ考えて治療して下さる だからギブスの上に頭を乗せてクネックタッと 丸まって眠る犬と主の夏はまだまだこれから お湯をかけて柔らかくした餌にレバー臭い カロリー缶を混ぜて立派な歯が並ぶ大きな口を エイッと開き丸めた餌を喉に押し込み鼻をさわると ゴクリと呑み込むけれどこれじゃあ老犬のキトク時と 何も変わらないよムシロ最後まで食い気が強い 先輩犬の方が楽だったとちょっと睨んでみる ケージに戻るそら君は考え考え後ろ向きに寝床に 入り上目使いに主の次の手を読んでいる 脳ミソを絞り主をこき使う手立てを組み立てている犬 主には次の一手が無いけれどトイプーの知恵に負けられない ヤサシイばかりでは無い主にオスワリ・お手おかわり・フセ と命令されて何とかオスワリ・片手でお手・腰を少し傾けフセ をしたそら君はタッタ4粒の丸ぼーろをゲットした 走らない犬・ほえない犬・ちゃんと餌を食べ水を飲む犬に 育てたい主に対して走りたい・吠えたい・餌なんかいらない 水だってちょっぴりしかいらないそら君との融合は ハタシテいつやって来るのだろうか 朝から喧しい蝉の声が響き風がソヨリとも吹かない 7月の終わりの戸外は陽と影の色がくっきり 保冷シートにコトンと頭を落としたそら君は熟睡中で すでに冷たい水になったボトルは冷や汗をかいている

 マタ試練が訪れた (2015年7月21日)

先日夢の中で犬がヘビに飲まれそうになる姿を見たばかりですので アアこれなのかと思います。来月初めに1歳の誕生日を迎えるそら君 ですが半年の間に2回目の前足骨折なのです。今度は反対側の前足で 前回は真横に今回は斜め骨折だと言う診断。30p程の高さのソファ から飛び降りました。前回同様主が銀座画廊グループ展のオープニング と夜のパーティーの日でした。偶然の一致という事です。大当たりは そら君に持って行かれたのでしょうか。近所の動物病院いしだ先生は 休日診療もしていますので今回も又お世話になり感謝。 足長で骨細で体重が2.5キロくらいしかないので飛ぶように走ります。 ウサギや鼠の感じでシューッと走る姿は危険さえ感じさせました。食欲が 余り無いので工夫はしていますがハカバカシクありません。こうなると体重 を増やすと足に負担がかかりそうですから骨を丈夫にするしか無さそう です。マタマタ前回より長い黄色いギブスとエリザベスカラーをつけて 不自由な姿で眠るそら君を見下ろすとまるで悪夢そのものの感じです。 ペットショップで購入した時には3,4キロにはなると聞いていましたが いまだに主の指をチューチュー吸いながら眠るところを見ると母犬から オッパイを十分にもらえなかったに違いないと想像出来ます。虚弱体質 でもあるのでしょう。そんなそら君が一層愛しくなります。家に来られて 良かったねと話しかけちゃんと守ってあげるよと言い聞かせます。 カアチャンはまた節約するから医療費は大丈夫だよと。安い保険に 切り替える前でラッキーでしたが夏休みの犬との旅行はオアズケです。 先のりんご嬢同様犬のお蔭でヒトの感情が甦った管理職病脱出中の家人 は病院への送迎やら以前は却下のオタカメ輸入餌購入も許可。贅沢犬 にはしたくないのですが体を作らないといけません。ペットの餌もピンから キリまで山の様に売られていますがやはりドライフードは先々便利です。 ポメラニアンりんご嬢も足はガラス見たいと言われていましたが前足は 太くてねん挫1回でイスから飛び降りもしていました。食は太かったです。 犬は家内のもめごとやヒトの悪い感情やらワガママを調整して導いてくれる 有難い存在です。今はまだ麻酔の夢の中に居るそら君はお宝犬です。

 曇りで暑く風のある朝 (2015年7月18日)

まだそれくらいの若い犬はいいねえと住まいの玄関で高齢の新聞配達 の男性に声をかけられた。痩せて引き締まり黒く陽に焼けた笑顔で ハードな仕事をこなしている様子が伝わって来た。ええ来月で1歳 なんですよと言いながらバタバタ暴れるそら君を腕で押さえなおした。 18歳で2回目のガン治療があり1回8万円も支払ったそうだ。目も耳も ダメだがいつもついて回り主の隣にいるらしい。犬の為に一生懸命に 働かないといけませんねとお話ししながら先のりんご嬢が最後の1か月 の間万札がひらひら飛んで去った日々を想い出していた。お蔭で主は 美容院が3か月に1度に減り無駄使いも出来なくなり今度はそら君の 保険料だって払わないといけない。もう少し大きくなったら半額位の安い コースに替えたい。人間の保険料も頭痛の種なので家人と額を寄せる。 早朝のエントランスの植え込み周辺にはやぶ蚊が舞い台風後の風は 強いのに30分も歩いた後は汗ダラダラで頭も朦朧としている。早々 にお話を切り上げたかった。この頃汗がなかなか引かず汗でカブレて 難儀している。かゆい時には掻くとますますかゆくなるらしいので注意 している。タイガーバームや塗るレスタミンコーワやキンカンの出番だ。 家人に柿渋石鹸を頼んだら炭入りを購入してきたが意外と良い。 青柿から柿渋を作る手順を検索したが見るだけでも難儀だ。しかし 柿渋を油絵に使っている作品を見てからその渋い色に魅かれている。 何のことは無い白壁に描かれた薄茶色のデッサンと言える絵だが。 大風で近所の向日葵の垣根がどうなったか心配だったが細いロープを 数段張り巡らしていて皆元気で見あげるとすでに黄色い花の姿も在った。 数軒前の家の白とピンクのコスモス。向こうの空き地の雑草達の茅は穂 を揺らせていて赤まんまの濃いピンク色や小さな月見草の黄色い花の色 劣勢の姫ジオンの白い点々と痩せた夕化粧の小花のひと群れは夏の 始まりを告げる様に元気よく清々しかった。 公園の入り口で待っていてくれたミニチュアシュナイザーを大きく迂回 する我がそら君なのでいつものようにスミマセンと挨拶した。おデブの 黒いダックスを自転車の後ろ籠に乗せて同じく太目の主とも犬友達の 挨拶を交わす。藤棚の藤の先端がムチャクチャに伸びてその脇を通過 するのも難儀だ。りんご嬢が好きだった雪柳は明るい黄緑に輝いていた。

 散歩系子犬と汗だくの日々 (2015年7月14日)

いつもの道を進み石塀の角を曲がると2M位にも成長した向日葵の列 が見えてきました。すぐ隣の家の熟年夫婦が道路脇の雑草を抜き土を 整えてサクラソウや園芸店の小鉢花類を移植したり更に広い空地との 境を作りたかったのか向日葵の種を埋め肥料をあげていたのは1か月 くらい前の事です。とうとう大風で倒れるものが出るくらい巨大に成長 した向日葵の姿は圧巻です。空き地の雑草達の見事な目隠しですが 大きさの割には根の張り方が浅く土質が悪いのかなと思いました。 この辺りはかつて巨大工場が多く土質改良してから売られる土地です。 そら君はその先の道路で腕から飛び降り骨折しました。もうとっくに トラウマは乗り越えリーダーウオークでスイスイ通過していきます。 ここでピョンしてお手手が痛い痛いだったね。右の前足をなでてここだね と教えてそら君が忘れないようにしています。ご飯を碌に食べない割には 物凄い運動量でスポーツ系子犬なのです。犬のミルク2回とレバーササミ 缶を餌に混ぜて与えています。グルメ犬にならない様に注意しながら。 造成待ちの雑草空き地にはそれなりに面白い植物が生えていて観察 しながら歩いています。芝ミントが道の方にせり出して繁っていたので 種を収穫しました。我が家の空き鉢に蒔いて発芽させてみたいです。 寄せ鉢生き残り組はレモンバームがのさばり他の物は見えなくなりました。 多分根が隙間なく蔓延り鉢がえを要求しているはずですが放置です。 台風の影響で海風が強く湿度も高く気温も室内30度。ジャカルタは 年間この気温でも湿度が低いので過ごしやすかったなあと想い出します。 例年の犬対策として大型ペットボトル冷凍2本を洗面器に入れてゲージ の横に置いてあげています。エアコンは午後の1時から4時くらいまでに したいものです。主も熱中症になりそうですがエアコンが苦手なのです。 時々凍った氷がバシッと派手に割れる音で爆睡からドキッとして目覚める そら君です。西風がゴオーッとカーテンを揺らして飛び込んで来ています。 先のりんご嬢は公園内ヨロヨロ歩きが精一杯でしたので近所歩きは皆無 でした。今胸のロケットの中で一緒に歩いています。天寿を全うして 千の風になったのできっと今日も一塊の涼風を届けてくれるのでしょう。

 わかりやすい夢と宝くじ (2015年7月10日)

先日夢の中で振り返った時に大きな樹の枝に何重にも巻き付いてぶら 下がり顔をまっすぐにこちらに向けているオオヘビを見た。お腹の辺りが 膨らんでいるので食事の後らしい。それで静かなのだろうか。しかしよく 眺めると首を伸ばして何か小動物の足を飲み込みかけている。家の犬 なのか。とっさにゴルフクラブなどを探してヒッパタコウと考えていたが あいにく何も見当たらない。グリーンのオオヘビに出会ったのは初めてだ。 その後ヘビ退治をしようとどこかの現地人と川を挟んだ廃墟の大きな建物 を眺めていた。退治の心得がある男が出て来てコヘビを使いおびき出そうと 言い向こうの建物に入って行ったがそのまま出てこなかった。それでこの夢 は終了してしまった。何とも説明のつかない唐突な夢だがヘビに対する恐れ は無かった。グリーンのオオヘビは医療関係を表しているらしい。ちゃんと 呑み込まれると病が癒えるらしいので無駄な抵抗をしたのだろうか。 それでも呑み込まれかける小動物の姿を見ているし危険な絵図だった。 白ヘビだったらスゴイのだがトリアエズ夏の宝くじを買ってみた。当たりで 有名な駅近くの窓口の当たりナンバーワンの場所には30分待ちという 異例な短かさの人が並んでいたが時間がないのでその隣の無人の窓口で 5枚だけ購入した。宝くじに当たった事がないので熱心では無い。この間 道を歩いていてタマタマ某有名大師のくじを引きだるまが当たった家人に 来週必ず大当たり窓口に並ぶようにと伝えた。隠れている本心は現れる。 不安と期待と危惧と安心が交互に押し寄せるスリリングな人の世の中だ。

 暖簾の裾風で遊ぶ (2015年7月6日)

インドネシアのパメラン(見本市)で購入した織布は薄い灰色と淡いコーヒー 色で横幅が足りないので2枚重ねて部屋の入口に下げています。アトリエの 入口にはナナス(パイナップル繊維)織のアセタ水色布です。だいぶ聞き 分けの出てきたそら君が自由に出入り出来るようにそうしているのです。 先のりんご嬢はこの布の裾に垂れた糸で遊ぶのがとても好きでした。 同じ場所の糸で今そら君が遊んでいます。何とも不思議な犬たちの様子。 守護天使になったりんごがそら君と遊んであげているのかなとも思います。 以前再生の淵の夢の中で2匹の子犬が右左に駆けていくのを見ましたが 左は短足右は足長ですばしこかったのでそら君は右の子だったと今頃に なって想い出しています。 そら君はりんごと同じく自己主張が激しく先日などオシオキとしてケージに 入れて戸を閉められたのが気に入らなかったと見えて主の部屋のケージ を拒否してブツクサ言いながら(犬語)寝床を外に引っ張り出し主のベッドの 横にピタリとくっ付けて寝ていました。爆睡系の主が朝になり気がついて びっくりしました。顔色を見て大袈裟にホメることをマスターしようとする今日 この頃です。りんごとはすでに色々と話して情報を仕入れているかも知れ ません。家族は自分の順位を守るために知恵を働かせるようになりました。 上野の美術館で肺マック長期治療中の友人の絵を観ました。力強くなり 良い場所に飾られていて安堵しました。闘病中や乗り越え組の友人達が 前向きに制作しているとうれしくなります。私も7月20日から25日まで銀座 の画廊アーチストスペースとクサカベ後援の絵画展に参加します。水で溶 ける油絵具を使うのは初めてですが普通のも使用しました。20号の額縁 は値が張るので木枠の白ペンキを塗り直して使用。絵は額縁で随分印象 が違う物ですのでタメ息です。家人が額縁を制作する気になってくれれば と思います。最近はホームセンターで国内外の様々な板木に出会いいつも 興味深々です。そらまめさんの得意分野かなとも思います。額縁を作って 市で売って欲しいものです。板の性格調べや接着剤あれこれ等は絶対 面白いハズです。 りんご嬢の写真の横に薔薇の様な大輪の深紫のトルコ桔梗を供えました。 白と赤のゼラニウムも一輪ずつお気に入りのブルーの小瓶に入れました。 首をかしげると笑い反対に傾けるとちょっとさみしげな彼女の写真です。

 アストロアーツとの遭遇 (2015年7月1日)

パッと目を開いて見ると一回りも大きくなり普通に見るとスボマリそして 目を細めるとトオノクものは何でしょうか。それは西の空で移動を続ける ユウグレの女王様金星です。夜の8時頃でしょうかふと首を西の窓に 向けて月のない空を見た時ビカッと光るアヤシイ赤いものが停止していて 思わず円盤か飛行機が方向指示待ちしているのかと擬視をしていました。 家人にアヤシイ物があると大騒ぎして伝えましたが返事はクールです。 明るく白い光と検索されますが赤くギラッと光るアヤシイ色に見えます。 左にある木星は白く星らしいのですが金星と木星の位置関係は10日頃 には入れ替わるのだそうです。金星の最大光度という明るさの日は もうすぐでよく見ると昼間でも肉眼で見えたりするという事です。薄切り大根 の様な月の姿は昼間でも見えたりしたと思いますが気を付けて観察しない といけない空のアートです。下旬に向かい左に三日月真ん中に金星で その右に木星と並ぶのが見えるそうな。去年ツキホシマークみたいだな と思いながら見上げた記憶がありますが正にコレでした。 夏の天の河など平面と立体の合体がパッと想像できず又考えると気持ち が悪くなる能力なので困りますが得意な人は宇宙に浮かぶことだって 出来るハズです。宇宙の星と自分の立ち位置をしっかり想像できる能力 があればゴミゴミした地上の問題もスッキリ解決できるかも知れないなあ 等と思いました。エコーとCTの合体立体画像も想像できないから進化は 無理です。そういう意味では医師も宇宙能力みたいなのが有るのでしょう。 星空観察する時は膝の上にそら君を乗せてベランダの虫食いの椅子に 座ります。ホラあれがりんご先輩の星だよ。あれがご先祖様の星だよと 教えてあげますが首を160度クネッと回しながら即熟睡風ウソ寝する ので聞いているとは思えません。千の風になったりんごが優しくホホを 撫でてくれる時も在れば海風が強くてそそくさ観察終了の時もあります。 夜目にも育ちが判るイチジク2個とスダチの沢山の実がリッチです。 月が替わり又すっかり梅雨に戻りましたので動き続ける星たちに会える 事が出来るだろうかと考えますが多分その頃には忘れているのでしょう。

 カボチャみたいな瓜 (2015年6月27日)

住んでいた国のラマダン入りはヒジュラ暦により毎年11日程早まり およそ33年で季節が一巡すると検索されます。ムスリムは同じ季節の ラマダンを人生で2度経験する事も有るわけです。断食は苦難の追体験 をする宗教者の試練です。日暮れ時に街道を車で走る時に見かける屋台 は夜の賑わいが想像される準備中。概ね2種類くらいのカボチャみたいな 黄色にミドリ摸様の瓜と緑色の横長とうがん風瓜がゴロゴロと積み上げ られて居て断食中(早朝から日暮れまで)はお手軽フルーツ色に塗られて いた景色です。街道の大木とその間に売られている果物の構図です。 この瓜たちはラマダンの3か月位前に時期を合わせて種をまかれソレッ と収穫されるらしいですが天候に左右されるのは当然です。不出来の年は クルマ(なつめやしの実)などが優勢になる様子でそれらは中近東辺りから 多く輸入されるらしいです。これは栄養価が高く品物によりお値段も違うと いう事が判り味見もしてみました。瓜は甘みが少なく主に水分補給としての 存在価値だと思います。スイカなどもあちこちの畑に沢山作れれているのを 見ましたし購入もしましたが甘さなどはイマイチで品種改良とかに力を入れ ては居ないと思いましたが実際は知りません。昔田舎で見たスイカです。 夕暮れ時に確かスピーカーからラマダン明けの声が聞こえたと記憶して います。彼らはすぐに固形物(米など)を食べたりすることは有りません。 水を少し飲んだりフルーツポンチ(メロン、パパイア、アロエべラなど)を イチゴ味赤色やメロン味緑色のシロップを足したのを食べたりしている 様子でした。知り合いからサツマイモやバナナ入り汁粉みたいな甘くて おいしいのを頂いたことが在りましたが断食していない身にはカロリー オーバーだと感じました。お手伝いから自宅用のを貰ったりもしました。 暮れてからの屋台は裸電球煌々で人々が沢山集まり笑顔で楽しそうでした。 其々の家庭の懐具合によりレストランに親類が集まったり屋台で過ごしたり それもままならない人々には喜捨があったと思います。ラマダンはそうやって 1か月も続きレバラン(断食明け大祭)という日本の正月と盆が同時に来た 状態になるのです。観光地への飛行機代、ホテル料金などモロモロお正月 特別料金になりますのでハティハティ(注意)です。 ラマダン中は運転手用に車に水やポカリ等の飲み物を常に用意して置き 移動中はどこかに立ち寄りラマダン明け時間を用意してあげないといけない ので気が抜けませんでした。お手伝いは用事が終われば昼で返していた と思います。彼女たちは自宅で飲み物や食べ物を作り用意する仕事が 有るからです。街中のレストランも昼は休んで居る所もあり滞在婦人情報 は貴重でした。そういう時は日本系韓系イタ飯系等が集会場所でした。 ラマダンを試してみようかとは思いましたが実行はしないで終わりました。 期間中にはなるべく目前での飲食を避け止むを得ない時は謝りました。 友人のブログ情報で青梅の実の味噌、砂糖、酢漬け(実から汁が出て しまったら煮詰める)をして居たらどういうわけか突然想い出してしまった インドネシアのラマダンと街道に積まれたカボチャみたいな瓜の事です。 ヤハリ何事につけても人々の笑顔がとても素敵だったのは確かです。

 タッパーの中のクワガタ (2015年6月22日)

ソーブ線各駅停車に乗った時のことです。御茶ノ水駅から乗り込んで来た 小学1.2年生の女の子がシルバーシートにドッと倒れる様に座りました。 キチンと手入れされたセーラー服と帽子とランドセルと手荷物姿です。 小さいのに持ち物が多くて大変だなと思いながら隣の彼女を見下ろして 居ました。手の中に小さな透明タッパーが掲げられいてタッパー容器の 外にも透明ビニールが被せられていました。外は雨です。 タッパーの中の小さなクワガタは突かれたり覗かれたりゆすられたりして 女の子の興味で満たされ集中されていて思わず話しかけたくなる空気が 在りましたが知らないオバサンなので我慢していました。家庭学習用に 配られたのか家に帰ったらスイカのヒトカケラとかキューリとか何か甘い 餌にありつけるのだろうか。校庭のクヌギの根元に居たのだろうか。 御茶ノ水の辺りは緑濃く木の種類も多そうでした。先生はタッパーに入れ その上にビニールも被せて気を付けて帰りなさいねと言ったのでしょう。 小学生はズリズリとイスからおしりを落とし足を投げ出して周りに立ち続け 見下ろす老人たちを意識している様子でした。シルバーシートというものの 活用法を教えられているはずです。爪を噛み鼻の穴に指を突っ込み作戦 が余りに続くので見ないことにしました。疲労やら道徳心やらと戦っている 彼女でしたがそのうちに頭をのけぞらせて眠る親父サラリーマンスタイル で眠りこけていました。ある駅でダッと扉に向かって行った彼女が振り 返った時に赤く充血した目が痛々しかったです。おそらく有名校に通う姿。 イッパシたくましく眠るコツ。下車のタイミングを心得ている凄さ。なんと 現代なのでしょうか。家に帰りついたらニコヤカニ今日の報告をしたり クワガタの世話をするのでしょう。ママ上は疲労した赤い目は見ない のではないかと思いました。大人と子供の世界は線引きされています。 信州の山奥の家の近くにあった大きなクルミの木の根元には夕暮れ時に クワガタやカブトムシが押し合いへし合い集まってきたものです。千の風に なった兄と二人でよく眺めに行きました。夏の夕暮れ時の甘く重いクルミの 樹液のニオイがふわりと風に乗り秘密の色をますます濃くしていました。 昆虫たちは外で伸び伸びと育ち時々しゃがみこんで覗く小さな女の子が 居ると言うくらいにしか思わない自然が主役の世界と時代でした。

 霧雨の日の通院 (2015年6月20日)

2か月振りの通院でした。気温低めで強い霧雨が一日中降り続けていて ほんの少しの間にKデパートのお気に入り本屋はすっかり様変わりして しまいディスプレーに小物販売まであり観光客向けに変身していました。 病院で読む本はミステリーbPなどの文庫本ですのですぐ見つかります。 新しい本屋は本のカバーの色を選んでくださいという事でグリーン選択。 デパートの外ではセラピー大型犬や寄付を募る外国人やらいつもの 光景が在りました。最近は歌舞伎町で投資が進んでいる様子です。 東京近郊などあちこちでパチンコ屋さんが凄く立派に大きくなっていて びっくりです。街道や町中では昔ベタベタ貼られていた宣伝紙が無くなり これも8年近く日本を留守にしていて驚いたことの一つです。 我が消化器内科はすべてお引っ越し終了できれいな3Fの待合室でした。 3年ほどは古い建物の暗いうなぎの寝床状廊下やよりましなトイレを探す 事が多かったですし椅子もより座り心地の良い場所に移動していました。 本が読めるくらいの天井ライトを選んで座り直したりもしていたものです。 しかし慣れは恐ろしいもので辛抱強く適応して居ました。新しい場所の 待合室は両サイドに病院関係者の目が在りヨリ具合の悪いヒトはすぐに 発見される造りです。海外で健診した病院の雰囲気に似ていました。 日本の定番カラーの事務服ではなく明るいグリーンなどの服装だったよう な記憶があります。1Fの総合受付みたいな場所には中華系のナマリが 聞き取れる女性もいましたのでマスマス国際的に展開されるのでしょう。 診察室の立派な引き戸をノックしてから入る人が多いなあと眺めて居ました が呼び出されボードにも番号が出ているのでノックは要らないでしょうと思い しませんでした。いきなり入って行って先生がアタフタする事は無いはず です。左奥には外科の扉も見えオペなのか人の出入りが多く高く細い 女性の声が耳に届きましたが空耳なのでしょうか。購入した本は全く読み 進まず最初の2行を行ったり来たりして糖尿病外来のドアやらその奥の 腎臓関係やらを観察していました。ミステリーどころではないのです。 午後の外来は人気が少なくて余計に色んなヒトウオッチのスイッチオン。 先生に沢山質問して安心しました。母親と息子の年齢ですのでお若い先生 方の成長ぶりと言うのはイヤでも解ります。肝嚢胞問題で通院するケース はマレらしいですがこの病院にシガミツクシカナイと決めていますので必死 なのです。血液検査は2本。H多くLは血小板数値。何とかセーフという所 でしょうか。犬との速足散歩30分は有効だと思いました。次回の3か月後 までには2キロ位痩せてみるかとキアイを入れています。病院と言うのは 古い新しいでは無くそこに居る先生方との信頼関係がすべてだと思い ました。それに良い先生は良い患者が作ると言うコトワザだってあります。 朝のTV占いが最下位でしたのでドキドキハラハラの通院だったのですが 流れに身を任せるのが良いとの事ですのでそんな日々にしたいものです。

 巨大マグロさんの記憶 (2015年6月17日)

新聞でK水族館のマグロの記事を読み新たに80匹投入とありました ので全滅直前の頃に訪れて出会ったマグロさん達の事を想い出しました。 20年以上前と違いその時に眺めた彼等は皆物凄く巨大化していて特に アゴの下の辺りがダンダンギザギザに光り荒れている様なのが多く見られ ガア―ッと直進する超大型の数匹は傍目にもイラついていると判りました。 大型化したからか水槽が狭く見え昔の様に整然とサアーッと回遊する体勢 ではなくなって居てあっちに急発進するのや下にスピードを出すのや俺様 ドケドケタイプやとにかく違いが目立っていました。水槽ごとにグループ分け されていたとは思いますが鈍感力の家人さえ意見に同意していたものです。 だからと言って何か違和感が有る位しか理解出来ずにノー天気な公園感想 などを書いていたワタシです。 もちろんプロフェショナルに計算されている魚たちの住まいですので問題は 無かろうと見過ごして去りました。後日の問題発生は全く予期できません でした。現代は黄色信号を見落としてしまいヒトでも動植物でもエライことに 発展してしまうのに違いありません。巨大化したり膨れ上がったりしていても それが普通に見えてしまう日常とそこに生きる者たちの叫びが聞こえない 廻りの生き物の存在が不気味です。どうしたら良いのか解らないとも言え るのかも知れません。これほど様々な事が進化しているのに根本的な所 の事がおかしいのでしょうか。おかしいのです。直観力が鈍り過ぎです。 あまり進化できないまま去るしかない年代のヒトとしてはトテモ心配です。 ムリな事は無理。デキルことは出来る。根本的な所を忘れないでヒトは 壊れないで欲しいものです。残業しすぎとかパイト代が30年前とそう変化 無しというのはとても変だと思います。人身事故のテロップが連日だと言う 事や異国語の車内ナレーションが流れる日常など併せ見ても進化と反省 とヒズミの声を聞き取れる能力のヒトの存在は必須です。 魚の悲鳴やヒトの痛みや悩み等は感知されて完治して欲しいものです。 サマザマな能力を駆使できる現代の若い人たちの出番です。シンパイの し過ぎですとか神経質ですと言う軽い言葉では解決できません。梅雨の 隙間ですので見えない星達へのちょっと早いお願い事です。

 ヒヤリ、ハットの午後 (2015年6月12日)

我が家に来て初めて主のお腹の山の上で2時間も寝ていたそら君が うっすらと目を開けて又嘘寝しようとしているのがミエミエなのでワガママ はここまでとばかりに立ち上がり午後の散歩に出た。子犬なりに知恵を 絞り家族のトップにのし上がろうと言う意欲が満々なので常に家族会議を 開きそら君は最後のポジションだよと確認し合う。 先のりんご嬢の時には彼女の健康第一の日々であり時間やお天気は 二の次で頑張ったが熟年の我が家ではそら君のお留守番もごく少なく 主のペースを優先せねばと考えている。早朝5時起きはクセになっている ので主は仕方なく夜10時までには寝てしまう。理想的な生活だ。 初めにいつもの提供公園を通過していくとリードがスルリと手元を離れて しまい喜び勇んだそら君がダッシュした。慌ててそらと呼ぶと足を止めて 振り向いたのでリードを踏みに走った。今日は主のお腹の上で昼寝した ので愛情コンタクトがバッチリで素早く解決したがいつも恐れている事 なのでヒヤリとした。それから総合体育場方面の雨後でもそら君の足が 汚れにくいコースを選んだ。道端に羽をすぼめたカラスが1羽ヨタヨタと 歩いていた。怪我でもしているのかなと思い見つめていると頭上30センチ 位上をサアーッと掠めて鳥が去った。アオサギ程では無いがギクッとして 仰ぐと電線に止まった親鳥が次の襲撃を検討している様子なので大急ぎ で犬を歩かせた。子離れの季節のイヌ連れは特に危ない。 その次にいつもと違う路地を選んで散歩していると声帯をつぶされて 掠れた鳥の様に高い声で鳴く犬が塀の中にいた。この付近で時々 何か大型の鳥のような声だと思っていた事を思いだした。ヒドク噛む犬 には電流が流れる首輪があり鳴きやまず近所迷惑だと声帯をつぶすと いう事は聞いたことが有る。つぶれた大声で鳴く犬と言うのは初めてだ。 小さな青スモモがびっしり枝を埋めて塀の上に覆いかぶさり収穫されない 夏みかんを沢山実らせたまま次の花が満開の大木などを見あげる。 雨のシャワーを浴びたばかりの日本美人浴衣姿のアジサイの花が目立つ。 小学校の体育館の中から飛び上り手をたたき広げると言う運動の回数 を数える生徒と先生の声が聞こえ11,12辺りで足並みがドタバタと乱れ 小学生の奮闘ぶりが微笑ましい。虚弱児で1晩前に並んでいた自分が 思い浮かび体育の時間は見学が多かったなと感慨深い。遥か昔の事だ。 我がそら君がエレベーターの中で吠えない様に犬用クッキーをエプロンに 忍ばせていたので取り出して与えると大きすぎますとペッ吐出した。立派な 口とすごく立派な永久歯があるのに噛み方が下手なのだ。小さいのを更に 3つ位に折り与えると大急ぎで丸のみした。いつもと違う散歩時間でプチ 冒険したそら君は帰宅すると又寝に入った。日に3回散歩が理想的だろう。

 子犬の温もりの日々 (2015年6月8日)

大丈夫だよ叱らないからねと語りかけると安心して又目を瞑ったので 同じく安堵する主です。トイプードルシルバーオス犬の子供は躾が大変 とか検索されるのが納得できる今日この頃です。ペットショップの檻の 中で3か月過ごし我が家に来て2週間で前足骨折なのでショップの人 慣れはしていても外社会経験や他のイヌとの交流が不足しています。 結果的に犬と人も運命の糸で結ばれているとしか思えません。 マイペースで群れないし甘えん坊で噛みやすい(甘噛み)という情報は 大当たりです。しかし検索という武器がある主も10か月目突入に従い 躾に磨きがかかります。夜は長リードを付けて居間で寝てるのを主 の部屋のゲージに移動します。お坊ちゃま抱っこですので甘やかし過ぎ だとは思いますが躾も徐々にしないと性格の悪い犬になられても困ります。 怪我生活の為か主との分離障害は出ています。1歳過ぎれば落ち着く だろうとひたすら我慢です。ヒトの男の子もさぞかし大変な子育てだろう と予測されます。寝室ではハウスと命令すると入りますが出ますので ハウス出るハウス出るの繰り返しで主の方が先に寝てしまいます。 しかし日を重ねてだいぶ聞き分けは良くなりつつあります。 以前ソウシキの時に家族全員が黒服になり初めて2泊の宿泊経験を したので今でもTVの黒服にでさえ異常な鳴き声を上げます。 朝早く部屋のシートで排泄ですのでせっかく励行している散夕歩時は歩く だけです。あまり水を飲まない犬の大量の尿はニオイがきついのですが 腎臓系に問題は無いのでしょうか。食事量も少ないので缶詰めの鶏肉 レバーすり身等混ぜてみたり犬のミルクや氷の小片を与えてみています。 ドライブ時に家で食べない餌を手で与えるとバクバク丸のみで食べるので 可笑しいです。散歩時にはリードの先でクルクル回ってみたり大はしゃぎ。 犬がやってくると脇目も振らず直進。近寄ってくるとサッと迂回します。 主は済みませんビビりなんですとひたすら謝ります。 血圧上昇定着で早起きに支障がなくなった主は速足30分。リーダー ウオークもバッチリ。そら君のお蔭でココロが温かくボーッと出来ません。 主の目下の悩みは左の白目血管が切れた事と収まらない耳鳴りです。 この程度の事は通院時にも話題に出来ないのでしょう。左足の外側が 痛むとかひざ下だけに出来る蕁麻疹の事も心配し過ぎでしょうか。 足の痛みは海外で経験したマッサージを想い出しセルフで凌いでいます。

 おばさんネズミ 対 ブルードラゴン(II) (2015年6月1日)

パワー不足のおばさんネズミは想い出しました 狭い檻の中の生活と気持ちが伝わらないムナシさ それでもケナゲニ縦横無尽に走り回っていた ついこの間までの事を そうでした キーキー鳴き喚きながら駆け上がり駆け下り イジワルなブルードラゴンをイライラさせて 毎日のようにフレーフレーと応援までしていたのを ホラ春ですよ ホレ夏が来ましたよ サア秋ですよ マタマタ冬が来たのに タメ息ばかりじゃダメでしょう 地上のササヤカな幸せや庶民のシンドイくり返しの日々 そんな事をアタマデッカチのドラゴンに伝えて ロウバシンのおせっかいを楽しんでいた時 ドラゴンもハハから生まれたことでしょうから マッタク余計なお世話でウルサイおばさんネズミだと 鼻で笑われていたのかも知れません そういう事です お世話する人はチャント居るんです 恐くて優秀なママドラゴンにコントロールされているはず だから応援団や追っかけミーハーみたいなもの 病気の時のノーミソすり替え作戦なんですから まあ一つの逃避の知恵ともいえるでしょう ブルードラゴンなんて見たことは有りません ブルードラゴンはどこに住んでいるのでしょう ブルードラゴンは本当は何なのでしょうか おばさんネズミは自分と戦っていたんですよ なりふり構わないブツブツ独り言と 毎日伝える努力と勇気で 恥を晒す覚悟と晒したアトの開き直り それはちゃんと足跡を残して 怖れずに逃げずに自信を持って進む イノチの覚悟と選択をしたという事です 弱いオビエルネズミ時代はナガカッタし 安心できる場所なんて無かったんです おばさんネズミは賢く強くなりワザも覚えて 何よりブルードラゴンなんてヘッチャラ さあ檻を蹴飛ばして自由な世界へ それにしても足は痛むし熱も出るので スキップはちょっと無理かな 太陽の位置はどこ 風はどちらから吹くの 雨のニオイも嗅ぎ取らないといけないし 餌の隠し場所確認 時々はワープだってヒツヨウ マダマダ考える事は山ほどあります チャンと真実の実を探し出さないといけません 可能な事ワクワクする事を掘り出すために レッツゴーたった1匹で歩き出しましょう

 猫にマツワル想い出 (2015年5月24日)

ボウキレ状態で生まれ袋を鋏で切ってもらいやっとのことで生き延びた 友人の猫の子の近況話を聞いているので犬散歩しながらつい猫の事を 考えていた。近所では猫が歩く姿が実に少ない。地域により違うとは思う が以前海浜公園や海沿いのフラワーパークなどに行くとニャアニャアが ワンサカ集まって来ていたものだ。20年以上前の事なので取り締まりが 厳しくなり今では代わりに捨て猫禁止や捨て犬猫は虐待ですと言う張り紙 が多い。松林のひっそりした一角に小さな焼却炉が在るのを見た時には 家人と無言で肯き合った。昨日車中から見たオレンジ色と黒の素敵な 斑猫は身重であり家の門の前で人待ち顔だった。飼い猫だろうなと思い 見ているとぷいっと門から離れてどこかに行ってしまった。 ジャカルタの郊外の家に住んでいた欧米人定住者が飼っていた猫の ことも想い出した。ネコ天国なので外にはウジャウジャ居る猫なのだが あまり見映えのしないミックス模様の現地猫を大切に飼っていた老フランス 人の女性。南国風インテリア丸見えの窓と家の中と穏やかそうな住込みの メードと運転手の風景が同じ場所をグルグル散歩していた先のりんご嬢と 主にはイヤデモ定点観測場所であった。ある日彼女が家の前の空き地で 猫にリードを付けて遊んでいた。ネコ天国でも居住区から遠方に捨てられ る運命の自然繁殖猫達が居るので注意して暮らしていたと思う。南国の 明るいカラーのオシャレな洋服と婦人と猫。雑草の空き地と雷で倒れた木 とどこの国の誰が住んでいるのか不明の集合住宅の緊張感などが在った。 ネコ天国では屋台のおすそ分けやゴミ捨て場の食糧などで充分生きて いける。スコールの時は軒下などでやり過ごせばよい。食料として狙われる のは遠方の島位だと思うが現実は知らない。バリでは飼い犬まで誘拐され サテの原料にされていると某大手新聞が報道していた。道端の極安サテは そういうものかも知れない。わが故郷信州の冬もゴミ捨て場には漬物の シッポくらいしか捨てられていないので生き延びられないと昔何かで読んだ 記憶がある。とても納得したものだ。何杯も飲むお茶習慣なので茶ガラも 多かろう。猫はともかくヒトの長寿県にランクされているので温泉習慣など 人との接点の多さも考えられる。猫もヒトも孤独では厳しすぎる生き方だ。 現在の飼い猫は長寿になり知り合いの猫は20歳を超えたと言う。 我がそら君は去勢手術してからすっかり落ち着いた。舌が極薄なので普通 のイヌが使うつりさげ型水飲み器から飲むのが難儀と判明した。鉢に入れて 上げると飲める。主の判断と責任で強く守られている幸せ犬と言える。 貧血だ高血圧だと弱り気味の主は寄り添う生き物の為に強くなりたい。

 耐性、眠っている菌 (2015年5月12日)

薬は長く飲むと耐性が出るものらしいです。カロナールさんも眠くならなく なりパリエットさんの事は解りませんがここ2か月くらいの間にガスモチン さんも1日3回飲んでもお腹を壊さなくなりました。むしろ薬のリズムにハマり 込んでいる消化器なのです。ナマアクビ100回や咳喘息みたいな症状が 落ち着き快調ばかりではない腸の働きも比較的安定しています。ガスの類 が貯留しないせいなのかわかりませんが肝嚢胞周辺がひどく痛むという事 も余り無いのです。消化器内科の先生が色々と考えて処方して下さるのだ とは思いますが薬に対して患者はスナオでは無いのが普通です。 数日前の早朝に急に下を向いた際にひどいめまいで倒れそうになり壁に 手を付いて事なきを得ました。2番目の兄が誤飲か血圧か倒れて何かに ぶつかったかしたのが重因で亡くなった事を一瞬想い出してこんな風だった と教えていたような気持ちがしました。めまいや吐き気は2日ほどで落ち着き ましたが散歩時に倒れた友人の話のことも考えて急に頭を下げる姿勢には 注意するようになりました。なんとしてもこれ以上悪くならないぞという強い 決意だけは持っているのですが良く見れば色んな黄色信号が点滅している 日常生活なのです。外出時には通院先の診察カード所持が必須でしょう。 別の友人はやはり道で倒れて最初はテンカンかと思われて治療されたそう ですがその後他の病院であるウイルスが原因と判り肝臓や心臓の治療を 受けてもう3か月も入院しています。ステロイドやペースメーカーの名前も 出ていましたがこのウイルスを持っている人は90%以上居ると検索され 免疫力低下時などに悪さをして僅かの人が重篤になるとあります。ヘルペス は昔体調が悪い時にクチビルの端に出たものです。母も同じだった事も 想い出しました。検索しても難しすぎてこれは医師にお任せするしか無いと 読み飛ばしました。眠っている菌は決して目覚めないで欲しいものです。 子犬のそら君は一見どこも悪くなさそうな主に対して大人しくしているので 本当のところを察知する能力があると思いました。激走する散歩も今朝は 主の顔を振り向き振り向きして控え目で帰宅してからは気疲れか出てドッと 眠りこけています。

 発熱時に比較するもの (2015年5月4日)

初めての多発性巨大肝嚢胞穿刺治療後3年少々を過ぎて何回目かの 発熱ピンチが来た。穿刺治療したから発熱すると言うものでは無くて その後何らかの理由で菌が嚢胞に入ってしまい発熱を繰り返すと言う 事らしい。その予防として処方されたカロナール200などを常用している。 春先は誰でも体調を崩すものだが37.9度の発熱対処にアタフタした。 夕方から足首辺りにじんましんが出てレスタミンコーワ2錠を飲んでおいた。 最近は風邪気味だと朝昼晩カロナール200を飲んだり通常は朝晩とか 一日1回とか色々と調節している。以前通院時喉風邪かと思ったら37.6度 の発熱で感染が疑われてクラビットを1週間位飲んだことが有るが今回も 喉風邪は引いていた。しかし夜半11時過ぎに発熱検温で37.9度なので カロナール200を2錠飲み水分をたくさん採った。大汗をかき着替えもして 朝方には36.7度まで下がりセーフ。熱にうなされながら救急車はイヤダ と考えていたものだ。カロナールを飲まなかったので熱が出たのだろうか。 発熱してから薬を飲んだのが効果的だったのか。熱は何度まで出たか不明。 風邪症状は喉くらいで鼻水も咳も出ない。食欲だけはいつも変わらない。 前足骨折以後長いリードを付けて同じ部屋にあるケージで眠るそら君は 夜中に何回も起きたり熱を測ったりする主を気使いじっと我慢の子だった。 トイプードルは結構神経質であり物音ですぐ目を開けるが犬はヒトの熱や 息で体調が判るらしい。先のりんご嬢も掛け布団の胸の辺りにドンと乗り 枕元で1日中丸まって見守ってくれたものだ。別部屋で何も気が付かない 家人のコトは今後お友達だと思う事に決めた。悪気はないので無い物ネダリ しても仕方が無い。気使われないので一人で何とか頑張れると言う事だ。 カロナール200を長年飲むと耐性が出るのではないかと思うが他に大した 薬をのんでいないせいかいまだにお助け薬でいてくれて有難い。ササクレが 脹れたりカブレが出る時は肝嚢胞発熱のパターンになると思う。犬を飼う に当たり口を舐めさせないとか手指の消毒等には気を付けている。犬は 割合と理解力があり比較して頼れる存在だ。犬に使われて朝晩散歩など のお世話に気が抜けないのでナマケモノに取ってはお友達以上だ。

 野生種や老人力のツヨサ (2015年5月2日)

近所の公園でオレンジ色の小さなケシの花が沢山群れて咲いて居るのに 気が付いた。花々は可愛いと言えるしニギヤカで在るが増えるに従い ちょっと多すぎるんじゃないかと思うようになった。あちらでもこちらでも見る。 ブタクサだったら引っこ抜かれてしまうだろう。こんな小さな植物が蔓延 するとどうなるのだろう。ヒメジオンがむしろ懐かしい位少ないのだ。この花 が故郷の広大な野原で思う存分繁殖する姿が想像される。それを見咎める ヒトなどいないはずだ。同じように日本の植物が海外でうるさがられている のだろうか。植物の選択と繁殖は何も今に始まった事ではないが驚いた。 花が咲かなかったスダチに小さな白い蕾が見える。枝をバッサリ切った ブルーベリーにも僅かなスズランみたいな白い花が在る。去年まで大きく 繁っていた柊は冬の間に葉が枯れてしまったのでほとんど切り戻してみた。 オリーブの枝には今年も沢山の蕾が見える。月桂樹がどんどん伸びている が花が咲くのだろうか。時々料理の鍋に役立つ。あまり肥料を上げないが この間顆粒状のを全部の鉢にまいたらゼラ二ウムの花が劇的に増えた。 目下の心配事はブーゲンビリアに芽が出ない事だが根は張っているので 常夏の国で一気に葉が付く時があったと想い出す。ベランダの植物たちの ことは気長に待とう。 公募展国展の会場で会員の講評会に参加してみた。車いすや杖の高齢者 も居たが全員2,3時間も立ちっぱなしで会場を移動して講評を真剣に聞く。 終わりに近くなると疲れて床に座り込む友人。小型の椅子を持って来れば 良かったねと話す。ここにこのカタチを入れるのに勇気が要ったんですと 尋ねるとこれでいいんですよこの調子で頑張りましょうと言われ来年に 向けてファイトが湧く。生涯学習が盛んな国に生まれその恩恵に与り幸せだ。 それにしても段ボールに落書きとか思い切り遊んでいる絵とか展示されている 作品が何を語るのか時代性等を考えてみるだけでもゲージュツ的な空間だ。 共感やハテナマークや理解不能という感覚を楽しむ。昔好きだった先生方 の作品が見られなくなり残念だが馴染になった先生の笑顔を見るとウレシイ。 老いても鋭敏になる感覚や手技の作家の方が丈夫で長生きされます様に。 疲れ果ててロビーで頂く一杯のコーヒーは美味しく贅沢に広がるガラス窓 とテラスのテーブルの上に描かれているのは5月の若葉の枝とスカイブルー。 後2,3票で入選できた友人は最後に写真だけで講評していただいたが 今年の反省来年に向けての目標などをノートにびっしりと書きこんでいた。 会場でマスク人にならなかったので喉風邪を引いた。いつもの事で2日ほど ダラダラしてカロナール200におすがりすると割合と元に戻るのが有難い。

 藤の花と絵画展 (2015年4月25日)

2,3日公園散歩を休んでいましたが昨日藤棚の上から元気の良い花尾が ぴょんと飛び出しているのに気が付きました。紫の花色が始まりの季節を 感じさせます。白い藤の棚はまだ固い棒状の枝が絡み付いているだけです。 5月がやって来るなと感慨深いです。3回目の国展に入選したのでココロが スキップしています。 そら君の食欲も出始めて去勢手術の青い細い糸も殆ど自分で切りなくなる と言う驚き。天日で消毒してみました。術後1週間の抜糸予定なのですがどう いう事になるのでしょう。ケンさん並みにキツイ目線が家人のソレとシンクロ してしまいハラハラしていたものですがオペ後は多少丸くなり行動も制御され ホルモンの働きというものの凄さを目の当たりにしました。先のりんご嬢は逆 の状況が生まれたわけですが女子は強くて良いのだと大目に見てました。 ジュンデラ=窓(陽)という方が入選していました。第89回国展は29日〜 5月11日(月)まで休館日なく開かれ7日(木)は入場無料です。六本木 国立新美術館では最近外国人の姿も多くみられる様子です。ロンボク島の コテージの中から簾越しに観た外景色ですが同じ体験をしていなくても なるべく理解出来るように描きなさいと講評して下さった先生のアドヴァイス も参考にして挑戦してみました。なかなか上手になりません。

 ささやかな幸せへの誘引 (2015年4月23日)

そら君の去勢手術が有り近所のいしだ先生にお世話になっています。 前足の骨折に引き続き土日休日も頼れる安心さでうれしいです。開業して 3年目ですがいつも丁寧に説明してくださり爪の切り方のコツまで教わり 感謝。興味薄な事には反応せず受け流しがベテランの職業病家人と2人 神妙に聞きます。先のりんご嬢の時には最後の1か月位だけ週に何回も通い いつも2人でしたがリタイア恩恵でそら君はしょっぱなからの幸せ者です。 オペの説明や同意書のサインと時間をかけて下さるのが有難くヒトの病院で これ程の時間はかけられないのだろうと安心感を計りに掛けていました。 上から目線では無く付き添いや動物の身に寄り添うと言う決意が見えます。 まだ高度な機器をそろええる所まで行かないらしく専門度により他所への 紹介になるとの事です。この辺は動物病院がとても多い地域です。 そら君は内弁慶なのでペットホテルやトリマーさんや病院内での大人しさを ホメられるのですが主はハテナマーク。1泊して翌昼に迎えに行き同時に 抜いた乳歯1本とタマちゃんを見せられました。2日程エリザベスカラーを 付けてみました。すぐに変化が出るとは思えないのですがエサや水の取り方 や室内行動は落ち着いたのかと思います。何か吠える時にはどうしたのと 語りかけてむやみに叱らない様に注意しています。先のりんご嬢は1歳半の 時に避妊手術して1週間腰が抜けましたが2匹目ともなると余裕が出ます。 散歩時に気が付くのですが主と犬の体型は良く似ています。オペして太目の 犬になり主体型にならない様にと気持ちを引き締めている所です。 主はカロナールを飲んでも37.2度の熱が出てしまい2日程朝昼晩と試し たりしてみました。先の通院時に先生が近所の救急医療センター(救急専門) に行っても良いと言われたので選択肢が増えました。感染症が出るとどうも 100%の確率で再発すると検索されナルホドと納得しました。病院で説明 されたのかも知れませんが記憶理解度の低さの問題なのでしょうか。 そら君と違い家人もアテにしていないのでというより理解されていないので 自分でシッカリしないといけない逆境に強い精神一筋なのです。犬との散歩 コースにごく近所の大き目な消防署の前を通過して存在アピールしています。 アッあのおばちゃんだと気が付いてくださると良いのですが。いつも朝礼で 一斉に救急車や消防車の音を出す点検みたいなのをやっています。 ここ数年間はそらまめさん曰くの誘引マジックにハマり若木につい絡み 付いてしまったアケビのツルオバサンになっているのかも知れないなと思い ます。しかしたかがアケビのツルされどアケビ。その執念深い力と生命力 と地味な味わいと時々は人目に触れるチャンスを持つ多彩さ。紫の花は 小さいけれどそもそも紫色の深い意味合いが乙です。早晩枯れて脱落して 行く運命でしょう。例え実がなくても一生懸命な所が素敵じゃないでしょうか。 若木は更に天を仰いで運命のままに成長すればいいだけの話です。

 あらしの予報と通院 (2015年4月18日)

雷雹雨の予報の日で憂鬱な通院だった。春先のお天気なので何の不思議 もないはずなのだろうがいつも割合と悪天候が多い。折り畳み傘や飲み物 少々マスク本等をカバンに突っ込んで電車の事故予想もして早めに出発。 気温が上がり暖かくなりますと言っても信用しない。寒がりなので車内冷房 にも対応して薄手のコートも忘れない。ふわふわ飛ぶだけで射しそうもない 蚊もすでに出始めて居る気の緩む季節だが熟年は経験で身を守る。 新宿の西口は前にも増して観光客が多くなり歩くのも難儀だ。デパートの 演出も値段も派手になりなんとなく気楽に立ち寄れた以前が懐かしい。 海外で住んだ街のデパートなどは完全に外国人などをターゲットにしていた風 であった事を想い出し我が国もそれなりに慣れていくのだろうなと思った。社会 勉強の為にも度々訪れないといけないかも知れない。屋上からゴリラが覗く 新しいビルの話をバスの中の夫婦がしていたのであわててその方角を観た。 路地から通りまで若い観光客が楽しそうに群れ歩いている。一般的にアブナイ ので余り通過もしない界隈の変遷をチラッと想い出した。70年代はこの辺りを 歩くことはなく西武線から東口目指して一直線行動だった。古いビルが壊され ている。ブルンバーのビル辺りで新しい文化の風が生まれたのだろうか。 我が内科はまだお引越し前で相変わらず薄暗くヒッソリとした廊下の奥に在り 安心したりガッカリしたりした。この辺りだけ時代が止まって古い空気が閉じ込 められている感じがする。タイカの作品か古い絵が飾られていていつもふーむ と眺めてしまう。ゴトゴトと書類を運んでいた天上のリフトも固められていて少し ずつ機能が止められている場所だ。番号案内の掲示板だけが場違いに新しく 古いシフトボードやポスターやお引越ししますと言う小さな紙や進まない番号を しげしげと眺めて時間をつぶした。先生方の移動などが有るので患者は常に ウオッチしていないといけない。ワッツニュー?が貼りだされていると良いのに。 英語の案内板だって必要だと思う。国際的な病院という明快さが欲しい。 血圧の事やら質問事項をしっかり用意して行ったのだがそのメモを目ざとく 留意された先生が何ですかと尋ねたのでスラスラと話が展開した。120−80 位と以前より高いが下げ止まっているので問題ないらしい。国立病院は後2年 位すると専門医制度になると知ったのでその辺の質問もしてみた。より専門性 が必要とされる場合には科内の専門医の先生を紹介してくださるとの事だ。 患者が探してあちこち回ることは無いと知り安心。先生方はさらなるお勉強が 山積みなのだろうなと要らない心配もした。自分の病気の事が一番大切なので この病気と言えばあそこの病院という現状も変ですよねとお伝えした。ここの 病院で解決して欲しいのだ。薬の心配やらもドクターや薬局の人に訴えて そこそこ納得した。先生のカンショクも良く強い年齢に変化して行くジブンだ。 嵐は来なかったが冷たい東風に舞う桜の花びらは既に決して元の場所には 戻れずただ側溝や空き地に埋没するのみのはかなさだ。家の玄関に入ると そら君がウオオーッと声が裏返った変な鳴き方をして家人にこっぴどく叱ら れた。うれしいのかびっくりするのかパニクるのか。冷静に特別扱いはしない 様に模範的に犬と接する努力中だが彼はお構いなしに飛びつき跳ね甘えた。

 お疲れから若葉の春へ (2015年4月11日)

カロナールが後3錠になってしまい焦りましたが風邪熱は37度を超えなくて ラッキー。2日ほど臥せっていると家人は面倒だイヤダと言いながらも子犬の そら君を散歩に連れ出してくれて大助かりです。オスワリ、マテ、フセ、お手と 覚えたての命令を連発するのでそら君は大慌てです。ごく普通の菌が肝嚢胞 に感染すると超厄介なので困ります。38.5度で救急車なんですから。普通の 人にはなかなか理解できない事だと思います。妊婦の様にお腹が膨らむ事は 有りませんし胴回り太目程度で止まっている状態ですがこういう薬を飲むだけ でも肝臓は余計に働かなくてはならないのがアワレです。病院も遠すぎると 薬を貰いに行く元気もなく近所の薬局とオンラインになって居れば良いのにと 考えてしまいます。地域との連携やらが調整されている病院状況らしいです。 同じく海外生活の長かった友人と日本人は生涯学習が好きだね外国の人は 旅行や運動やもっと行動的な事を優先だよねと話しました。横浜の廊廊楽では 昭和の初めに13歳で上京して17歳でアメリカワシントンに渡航して絵を描き 帰国してからも描いていてその遺作を娘さん夫婦が展示していました。ごく 普通の日本的な題材がダイナミックに明るく表現されていてサスガ海外の目 で見ているなと感心しました。いろんな表現方法があり見るたびに開眼の 生涯学習者のジブンです。まだまだ画法が定着していない焦りがあります。 ようやく5号くらいの小品を銀座アーチストスペースメンバーシップ展に宅配 終えました。プロの世界でも絵が売れず生活が大変そうですが熟年で少し 発表出来たり公募展に挑戦したりできる幸せは大きいです。銀座の小さな 画廊で昼12時オープンと遅いのですが来週ついでに覗いて欲しいものです。 国展という大きな門も在り3度目もよじ登り乗り越えたいと息巻いています。 同じく挑戦者の友人の猫は130号の大作の裏で出産。友人は始末をしない 母猫の代わりに自分で鋏でへその緒を切り胎盤なども始末したそうですが 動揺華々しく3匹のうちの生き残りの1匹もボウキレ状態なのだとか。根性の 座った先輩にエール。私は猫を飼えない家に拾ってきた子に元に戻しなさい と言った事があるので彼女とは違う意味で動揺してしまいます。捨て猫犬を 拾い飼うヒトには敬服します。その昔交通事故にあった迷い犬を動物病院 から引き取ってくださった方も居ました。その犬は助けた事だけは確かです。 黒い毛色の悲しげな目でした。春近くの松の梢の明るさも想い出します。

 アヤシイ電話とブルブルの朝 (2015年4月8日)

新手のオレオレサギのような電話だった。市役所ですが最近連続してこの 地域にサギが発生しておりますがお宅は大丈夫ですか。たとえば今お聞かせ するこんな電話がありましたらとテープを聞かせようとした。穏やかな東北訛り のおばちゃんの声なのでつい切らないで聞いてしまったが家に子供は居ません のでとやっとのことで終了。騙される老人の声に聞こえたのだろうか。声だけ は若いと自負しているのだ。そしてこの手の電話を受けるのは初めてだ。 男子が居る友人はとてもシッカリした人だが危うくハマりそうになったそうだ。 シッカリした人ほどアブナイらしい。家人が慌てて隣室から出てきてオイ新手の サギかも知れないぞと言ったので後で市役所で調べた方が良いと言う話に なった。この地域では迷子の老人の特徴等が拡声器で流されたりするが 手間暇お金がかかる電話をする程財政力があるとは思えない。先の震災後 の工事などで精いっぱいだと思う。新手のサギはさらに増えるはずなので ハティハティ(注意)だ。インドネシアにもきっとあるに違いないと思う。 男子が重宝されるお国柄だからだ。海外から電話してくる手もあるそうだ。 血圧が通常は60と90くらいの低血圧だったのに80と140くらいに上がり 定着してしまった。家庭用の機器だし正確性に欠けるとは思うがもう2か月 近くなるので少し心配だ。カロナールも切れてしまい依存しているので来週末 までコレマタ不安。膝の上でブルブル震えているそら君は相変らず食が細くて 日に1回やっとという事も有る。水もあまり飲まない。元気だけはすごくある。 あばら骨が浮いた背中で主を引っ張り歩く。散歩が異常に好きでエレベーター で降りる時からキュンキュンフンフンと鳴いて喜びワンと吠えたくなる。地面に 降ろすと又キャンキャンキューキュー鳴いて嬉しがり飛び跳ねる。若くない主 は少し辟易する。又飛び降りるのではないかという危惧もある。感情がとても 豊かな子である。部屋の中でリードを使用すると途端に借りたネコ状態になる。 丁度思春期反抗期と検索されるので食の細さは深刻に考えていない。これが そら君の個性だと思う。2日も食べなかったら問題だ。月末には去勢手術が 待っているのでまだまだそら君の心配事は終わらない。停留こうがん問題は どうやら解決したのにオペで犬にはスマナイと思う。乳歯が1本残っているそう でそれも麻酔ついでに抜くことになると聞いている。抗生物質で更に食欲が なくなるかもしれないのでその辺の事は知恵を働かせたい。 外が雪になりあまりにブルブルするそら君の為に22度設定のエアコンをオン。 窓を開けてホラ雪だから散歩に行けないよと教える。厚手の毛糸のカーディガン の懐に入れて甘やかす。犬の電話サギがあればきっと引っかかってしまう。 一重が散り始め八重が満開の桜並木が寒さに立ちすくむ。咲き始めた右近桜 や花モモは氷雨が終わり薄日が射さないかと空の端を見あげているはずだが ワタシは気分を変えて南国のガムラン音楽を聴きながら血圧を下げたいと思う。

 ローズマリーの青い花 (2015年4月4日)

4年間も待ってようやく二鉢の一つに2,3輪の青い小さな花を発見しました。 香りを楽しんだり時折テーブル上の緑の小枝になる程度のローズマリーです。 家人はこの香りで喘息の発作が起きそうな時があるので料理には極タマにしか 登場しません。香りで落ち着くワタシとアレルギーのある人の距離は遠いと 感じます。この間千倉方面にドライブした時には街路の低い垣根状に連なり 満開の花を咲かせていたローズマリーは暖かい房総半島ならではの光景。 良く見ると近所の庭先でも大きく育ったこの植物に出会い今更ながらです。 ハーブ類の花は楚々として明るい色が多く爽やかなエネルギー満点。 四季なり大イチゴは完全に先祖がえりしてしまいカビ病にもなりたった一株が 元気に小さなイチゴを数個実らせています。珍しいものは我が家のお宝ムスメ に捧げることにしていますので今年一番の収穫だよと差し出すとえっ家に イチゴなんか在ったのと言いながら小さい実をパクリと食べていました。 同じくしつこいカビ病で難儀していたミニ薔薇は刈り込みを盛んにした成果か 新しい葉にはまだカビの白い粉が付いていません。雑に育つ鉢たちです。 そら君は最低限の食事しかしない子ですのでおやつもキャベツ,小松菜、犬 丸ぼーろ、留守番時のササミ巻き骨っこだけで今後もベランダの収穫物を口 にする事はないと思います。先のりんご嬢は必ず食べ物を分け合って居ま したがやはり内臓系の病気になり易かったのでしょう。最後に点滴をした位で 治療は僅かの子でしたが長生きで良かったです。小さい頃から吐きやすく後 には喘息も出ましたし主と同じ肝嚢胞も持っていましたし腎臓も悪かったです。 そら君は5か月で怪我スタートしたので近所のイヌに出会うと尻込みしてしまい ますがニンゲンは好きです。リードで首が締まか背中から抜けるほど主を 引っ張るのでこの頃力をアテにしがちな主です。首と肩周辺の筋肉が急に 付いて来て前足の骨折はギブスだけで良く治り毛も生えそろって居ます。 幼稚園辺りを歩くと園庭の中から小さな声が喧しくアッ私が見つけた犬だよ 犬ちゃーんと追いかけてくるので最初は手を振っていましたがこの頃は道を 変えました。すでに幼稚園児の中にも強弱関係が発生しているのを目の当たり にし当然とは言えウンザリしてしまったからです。デイサービスのお年寄りは 窓から覗いて元気だねーという顔で見ていました。甘噛みや飛びつきの癖が 直れば癒し犬になれるかなと考えたりします。根気よく躾をするしかなさそうす。 主の肝嚢胞対策は朝晩のカロナール、朝のパリエット、日に1,2回のガスモチン (3回だと完全にお腹が壊れる)でヒドク脹れることなく暮しています。胃腸の機能 を整えてガスなどが充満しないという事は周辺臓器を圧迫しないための解決 方法なのでしょう。カロナールを飲んでも眠くならなくなったのはあるいは耐性が 出来たのかとも考えます。巨大化した肝嚢胞が転倒破裂することが有りましたが どうも他の嚢胞がより大きくなった様子です。ヒトにより経過は違いますので 注意が必要ですが治療で良くなる人と刺激してしまい更に大きくなるケースと 在ると思います。病気と思われていなかったり難病指定されていなかったり 保険請求も出来ない場合があったりでとにかく治療まで進む人が少ないので シッカリ納得できる説明に出会えない現状です。1度治療をお願いして失敗して 居るので2回目もお願いしますとはナカナカ言えないのが残念です。エタノール で完璧に治療できると言う保障が無ければ更に悪い結果になってしまいます。 ミノサイクリンが効く人はいる様子です。その実状はどこで知ることが出来る のか毎日悩んで暮らしている少数派の存在はどうなるのか自他共に心配です。 ローズマリーの青い花は多分何処にでもあるのでしょうがワタシには青い鳥 なのです。何か良いことが待って居るに違いなさそうな予感がする春。

 太郎&花子桜の下で (2015年3月28日)

去年りんご嬢と散歩した時に勝手に命名した桜並木の中でも立派な木の 名前です。新しい年のスタートから色んなエクササイズがドンドン投げかけ られてボケ防止的とは言え気が抜けない落ち着かない日々ですが枝先が ほんのりとピンクに霞みさあもうじき咲きますよという合図を観てココロが 弾みます。乾いたほこりっぽい地面は犬の目に悪いという事が解りました。 りんご嬢はこの道を1度も歩けないまま公園内ヨロヨロ歩きで終わりました。 5か月でやって来てようやく8か月に突入したそら君は2週間足らずで前足 骨折。3週間ほどはギブス生活。1週間はリハビリと超厳しい子犬生活を過ご しおまけに主のシツケもあり鳴いたり暴れたり忙しい事でした。初トリミング、 初お試し預け、初ペットホテル2泊と続き今では1犬力で走れない主を引っ張って くれます。振り返り振り返り主を確認してつまずくと心配そうなところがりんご嬢 と似ていてついわざと試してみたりする悪い主です。そういえばそら君は飛び 上り何かにぶつかり自分の舌を犬歯で傷つけ口周りチだらけ事件もありました。 その時にえさに混ぜた抗生物質の為か餌拒否問題が出てしまいましたが キャベツや小松菜のみじん切りをチンして混ぜると良いことが判明。胃腸関係 の問題なのでしょう。りんご嬢も青芝を羊の様にムシャムシャと食べていました。 全体的に発育不全(停留こうがんもあり)で体重が増えないお悩み犬です。 現代は犬の掛け合わせが進み色んな健康問題が発生していると聞きます。 子犬なのに重病発生という子も散歩友達から聞きました。そら君は元気だけは もの凄くありますので他の事はすべて成り行き任せで我慢する事にしています。 主はその2か月くらい前から体調すこぶる悪くあまりに同情号泣すると連れて 行かれかねないというような経験がありました。身内のソーギが終わり後に そういう事が解る人に教わり成る程と納得してこの2か月位を顧みると家人曰く 性格が変わっていたそうです。それで住む世界はキチンと整理してほどほどに 解する必要を学びました。一応ご先祖さまからの忠告は来ていましたがだから と言ってどういう風に物事が起こるのかは推測出来ないのです。経験上からして 地下世界で遊ぶ夢は危険だという事です。頃は正にお彼岸の交流期間でした。 りんご嬢にはジャカルタ生活の頃にベッドの上で1時間もグルグルと主の周り を回り唸って助けられる経験がありますので犬は何らかの霊力を持っている と感じます。りんご嬢のお怒りはやっと収まった様子でそら君の小さなサッカー ボールが不明になり壊れたりんご嬢の長年のお気に入りボールが出てきました。 詳しく知らない家人がホラ在ったよと探し出してきましたが良く見るとりんご嬢の ボールなのでびっくりしました。ヤハリ怒っていたのかなと思いましたが 犬は命令を聞き分けますので新しく主を守る子犬の仕事を良く説明しました。 主はブルードラゴンを助けたのだろうかと考えています。良いドラゴンか悪い ドラゴンかは不明ですので良いドラゴンであって欲しい。そして出来れば今度は 守って欲しいなと考えたりしますがこれも住む世界が入り乱れている事なので どう展開するかは疑問です。全くの絵空事で終わるかもしれません。何の力も 持たないヒトはこういう場所に応援の声を投稿する事くらいしかできません。 お彼岸の頃のヒトの棲み分けはどういうことになっているのか理解できません が悪いことばかりでは無く温かいヤサシイ交流の方が多いはずです。

 アルミの弁当箱とリンゴジャム (2015年3月23日)

桜の前の3月に兄が千の風になった 遠くの方角を眺めている事が多く 意思のソツ―が少ない人だった チチに似て少しエキゾチックな風貌で ジーンズとボロシャツが好きで ハイライトで黒焼けした指先で古いタイプの タイプライターをたたいている姿がサマになっていた そして肺の中まで真っ黒けの病になり 体中に飛び火して深刻さを増していたのに 誰が何と言ってもタバコを離すことは無かった 厳しい運命に翻弄されていた人だった ココロがもう少し強ければ もう少し意志のチカラも欲しかった 親族に別れを惜しまれて晴天の日に 若い僧侶の長めの読経に包まれ旅立った 街の中に再建された大澤寺とその僧侶は マッチしていて造りも今風であり 馴染みやすく不思議な明るさが灯っていた 人の栄枯盛衰波乱万丈から目を背けることを 決して許されない修行で成り立つ神社仏閣だ 良かったねようやく楽になれたねと言いながら 顔をなで白い髪の毛もなでていると 膝まで垂れていく鼻水だったが 目を瞑ると兄とワタシだけの世界になった 病弱な妹であった頃の事だ 夏の終わりの夕暮れの杉木立を登って来て 小学校の家庭実習で作ったリンゴジャムを アルミの弁当箱に詰めたのをホラっと差し出した 若葉の麦畑の端で見つけた小鳥のナキガラを ふたりで丁寧に葬った想い出もある シズカニシテイロヨと言い真剣に湖で釣りをする姿 男の子の山野遊びをほんの少しだけ教えてくれた 畑の草むしりはサボって居なくなっていた 母の真似をして名前を呼び捨てて終ぞ 兄さんと呼びかけなかった生意気な妹で 兄さんゴメンネと詫びる ココロの中で大声で叫んでいた 千の風になって広い空を思い切り暴れまくれ 無念だった今生をスッパリと忘れて 強くたくましい精神の星になれと 帰路に立ち寄った諏訪大社は 千年の欅や4本の御柱や杉木立の 静かな陽光で持続継続の力に満ちていたが 兄の風はまだ吹いていなかった

 ドライバー1本でビサ(OK) (2015年3月17日)

そらまめさんの真空管ラジオの画像を観ていたらジャカルタ滞在時の電気製品 何でもドライバー1本で直しますおじさんの事を想い出しました。じゃかるた新聞 の下欄には様々な現地情報やら地元新聞抜粋とんでも面白記事など盛り沢山 でしたがそれは以前地元邦人向け雑誌にも載っていたので試してみました。 日本の自宅を売却して大型家具や冬物などはトランクルームに預けその他の ガラクタ家財一切を船に積んで持っていきました。ラジカセ、扇風機、PC、等 すべて変圧器(ユアサ等の)につないで使用していました。本帰国する友人の 一人がごく古いタイプの黒い重石の様な変圧器を車に乗せて待ち合わせ場所 に現れてアナタニアゲマスと言ったのでギョッとしたものです。変圧器は邦人 にとってとても貴重な宝物だったのです。しかし数年経つと優秀な日本製品も 動かなくなりそのおじさんの出番になったのです。日本製品を沢山生産して いる国ですので街中でメーカー品を購入する事は容易いのでした。 おじさんは日本人の家庭を回っている様子で控えめな態度でやあーっ奥さん とドアの外で靴を脱いではだしで(暑いのではだしが多い)白タイルの床を ほんの少し入り用意しておいた壊れたスタンドタイプ扇風機やラジカセ等を 見て座り込みました。水は購入して飲む国ですのでまずペットボトル入りの水 をサービスしてから眺めていました。ネジを外してきれいに渦巻き状に並べて 行くのは以前携帯電話をカッターナイフで分解して直していた若い女性を彷彿 とさせました。しかし結果はどれも治りませんでした。多少使えたCDプレーヤー さえ音が出なくなり憮然としました。自分にくれないかと言いましたが多分渡さ 無かったと記憶しています。リサイクル度が素晴らしい国なので道端で何でも 売れるのです。確か運転手が後に持ち帰ったはずです。おじさんの出張料金 は安かったと記憶していますが穏やかで優しい抑揚の話し方が浮かびます。 数台あったバッテリーは現地の庶民にとっても魅力的なモノらしく思いました。 荷物を台所まで運んだ運転手がアレッと言う感じで放り出してあるのを見ていた のを覚えています。結構高く売れるのかも知れません。モチロン彼らにあげて 来ました。日本製品の信頼度が深く浸透している様子は街の中の其処此処で 看板を見ると判り有難くうれしかったものです。地方銀行の看板もありました。 そういう状況が今後の日本で見られる事は有るのだろうかとも考えます。 くろまめさんやそらまめさんはインドネシア風だなあとしみじみ思います。 滞在中に一度ご案内して見たかった。正露丸を持ち予防注射さえ済ませて おけば大丈夫でしたが友人達は一人も訪問してくれなかったです。不思議な 玉手箱風な国は一度は見てみる価値があります。だってこんなに長い間投稿 可能な想い出をプレゼントしてもらったのですから。テリマカシ(ありがとう)。

 素直な夢 (2015年3月15日)

廊下の突き当たりにドンと置かれたベッド。扉は無くて前の景色としてドアが 両脇に並んで見える。廊下辺りに人気は無い。どういうわけかワタシはこの頃 夢の常連になっているおばちゃん(自分の年齢は不明)と2人でベッドに寝ている。 何故狭いシングルベッドなのだろうか。ベッドが足りないのだろうか。ちょっと 寝返ると転がり落ちそうになる。彼女はものすごく寝癖が悪くて何回も布団を 掛け直してあげる。自分の方にかける布団がほとんどない。 これは4年前の3月11日に入院中地震に出会い手術が延期になり夜中に見舞い に来た娘が帰宅困難者になったので病院にお願いして一つシングルベッドに 寝た想い出が成せる夢なのだろうか。幸い個室だったので出来たことなのだろう。 娘は寝相が悪いがベッドには柵があり転げ落ちないのが有難かった。最初に お願いした看護師さんは基本的にご家族は帰宅していただきますと言う冷たさ だったが(規則があるから)再度懇願したら何処から許可が出たのだ。隣りの 部屋の老人は早く手術して家に帰してくれと廊下で1,2時間も大騒ぎしていた。 窓から見下ろす街景色は暗く車なんか通っていない。沿岸ではガスタンクが 炎を揚げて燃えていた。帰宅困難者は当然必ず何処かに避難が必要だ。 病院などではそういう事を専門に考える人が居ないとてんてこ舞いである。 多分今ではシステムが整備され混乱は起こらない様になっていると信じたい。 都市のリーダー的模範的な存在になって欲しいと言っても無理な事なのだろうか。 夢の中では壁に薄い白和紙が折りたたまれてツリー状になったものが貼り つけられていて紙にはイロハ文字が散りばめられていた。何かのオマジナイ なのか。若い医師が廊下の向こうからまっすぐに歩いてきた。心配そうな白い 顔の表情。失礼と言いワタシのくるぶし辺りに短い注射針を射した。そこで夢は 終わり。又誰かが何処かから救ってくれたのか。おばちゃんは亡母なのだろうか。 2,3日前には三色パン(白黒鶯餡など)を購入した夢を見た。閑散とした商店街 の中を捜し歩いてようやく見つけた店でこの三色パンをくださいと言ったら いきなりムクムク巨大に膨らみびっくりした。手の上の袋入りのパンは普通の 大きさに戻っていた。そのパンを一緒に食べる家族に電話をかけようとするが 番号が解らない。どうしようかと途方に暮れたまま夢が終わった。大きく膨らむ と言ったら肝嚢胞が思い浮かぶ現状だが予想外の大きさに膨らんでいたパン。 年に数回しか見ない夢であるが熱でも出たのだろうか。この頃体温は計らない。 遠い場所の大病院には余程の変化がない限り出向く気持にはならないのだ。 電話で相談したくても自分の判断で来てくださいと言われればそれまでだ。 そういえばジャカルタで具合が悪い時に地下でおばちゃんたちとベッドの上で 遊ぶ夢と言うのを見たことが有る。ご先祖様の警告としては余り良くない方に 入るのだろう。地下は地上に通じていなかった。鶴亀鶴亀。

 メリルの笑顔の朝 (2015年3月12日)

血圧測定を何回も続けて試しすぎて太腕に加圧紫斑がいっぱい出来て しまいびっくりした。歯茎力も落ちているので血小板数値が下がっている のかと訝る。数値は境界辺りで移動が無いので来月の通院までは様子見だ。 うっかり者で加圧が200(通常)に設定し忘れ130以上のときは160の加圧に しないといけないので締めすぎていたのだ。試してみた左にも少し紫斑がある。 上着の上からでも締め付けが強すぎてギャーと言いたくなる加圧であった のにガマンして何回も試すのはほとんどボケ状態と言える。 先の老犬嬢の時には4,5時に起こされて渋々朝散歩していたがそら君は 同じような時間に排泄要求でゲージの中でゴソゴソ歩きをした時に手伝い 又寝てしまうので5時くらいまでは休める。しかし本格的に吠えて起こすと 渋々躾タイムに移る。丸ぼーろみたいな犬おやつでオスワリ、マテ,フセ、 を繰り返す。甘噛み防止に軍手をはめて噛ませダメダメダメと繰り返す。 しかしそう簡単には行かないので又血圧が上がる。家人たちは犬のせい で血圧が上がると言うが一時的ではないのでそうとは思えないのである。 りんご嬢と違い食欲系では無いトイプーが羨ましい食欲系の主だ。 この頃肝嚢胞が張って痛むという事はほとんどないが胃の表面辺りは 段々に横線状の模様が膨らんできていてエイリアンかという不気味さだ。 これは肥満とは違うような気がする。疲れてダルイのは怠け者だけとも 言えない。パリエット1錠+ガスモチン1錠+カロナール1、2錠という毎日だ。 検索すると最近この病気に対する医師の関心がだいぶ高まっていると 言うカンショクがある。お助け星が現れるのはどちらの方角なのだろうか。 ふと目を向けたTVにメリルが出演していた。同年輩女優の笑顔や演技力や 行動力や包容力や温かい母性が大好きなので途端にココロが満たされた。 有難い事に少し元気が出てきてそら君と20分公園内小走り散歩に出た。 走る走る。ギブス生活で毛が極端に少ない方の足も元気そのものだ。 先日飛び上りぶつかり自分の犬歯で舌の裏を切り出血したがもう心配ない。 老犬嬢の時の様に辺りを観察したり感動する余裕が無い。息が上がる。

 血圧測定の事など (2015年3月8日)

ここの所1,2週間も高血圧が続いています。高低の基準が変わったので 様子見をしているのですが家庭血圧器で朝晩素早く測定するのが困難な 状態なので悩みます。なぜならば暴れる子犬を叱り抑える朝晩のスタート だからです。来宅2週間足らずで骨折治療生活が始まり先週からようやく 普通の子犬の生活なので甘やかし抱っこが多すぎ目下矯正中。テキも優勢 に付けたいので知恵を絞り作戦を繰り出すのでウカウカしていられません。 早朝の一悶着の後に計ると163−110とかの数字が出てしまいます。 普段余り血圧を計らずに来てしまいましたが前の住まいで体重と血圧を測定 してPCにつなぐと病院にデータが行くシステムになっていたので機器だけは 所持していたのです。そういうシステムは個人情報の点で疑問に思いました ので実行しませんでしたが後々同じ考えの人が多かったらしくそのアイデアは 没になりました。それで測定なのですが2回目に深呼吸を繰り返して計ると 143−88、3回目にそれなりに計ると140−85、最終的に143−88位と 言うのが4,5日続いています。夜は疲れたヒトが子犬をゲージに押し込み クレートで蓋をする状態にして素早く電気を消すので計れません。この頃は 体重計や体温計を意識しない生活になっているので血圧計に苦慮。しかし チャントと計ればもう少しは下の数字に間違いないと確信しています。 それにしても最近の大病院では血圧を測るのが実に少ないと思います。 海外の病院ではまず聴診器と血圧測定が基本でしたし昔の日本の病院でも そう言う手順でしたが今では血液検査と問診だけになり進化したのでしょうか。 病気別に見れば血圧検査なども必要なのではと単純に疑問を感じます。 医師と看護師や検査室との分業が進んでいるので当たり前なのでしょうか。 耳鳴りが始まったのは1月末CT検査造影剤使用後からでした。がこの検査 は何回もしていますので紙に書かれたリスクを読みサインするのに躊躇は無く というより出来ません。後頭部の軽い痺れやモヤモヤ感や右口角の少しの 違和感がありました。申告するほどの事なのか解りません。後日の問題点 はいちいち遠方の病院まで出向き伝えるほどの事とは思えないのです。 血圧低下は検索されますが血圧上昇はどうなのか不明です。耳鳴りは以前も 在った事を思いだしもともとは低血圧であることもついでに思いだしノー天気 な自分に呆れます。耳鳴りが続くので高血圧かなと考え測定した訳です。 血圧低下には運動。子犬との散歩は高齢犬との散歩に似ていて向い合せで ヨロヨロ。しかしここ2,3日はリードを引っ張るようになり今度はシツケに忙しく なりました。どうも活発すぎる傾向があり又骨折したらイカンと焦ります。 亡き父も高血圧で薬を飲んでいた事を想い出しました。耳鳴りだけでも止んで 欲しいものです。世間の人並みに心配事は多く老後に向かう年齢なので お便所の10ワットの暗さで思い悩む家人を叱咤激励するのも忙しいのです。 肺癌のリスクを理解していながら止められないというヒトのシツケは如何に。 血圧上昇の原因はいくらでもあり下げる秘訣も見つかるはずです。なんと 言ってもプラス思考は得意なので闘病中のチャコちゃんと負けないココロが 大切なんだよねと確認し合っている毎日です。今日はご飯を食べただろうか。 インドネシアのお手伝いたちは挨拶代わりにスダマカン?(ご飯食べた?)と 言い合っていた事を想い出しました。ご飯が食べられたかどうか(病気では 無く)お互いに生活を心配していたと思います。ご飯を食べられる生活の国 で暮らす幸せと安心感を噛みしめ感謝しないといけません。

 ローソクの番人 (2015年3月1日)

溶けていくローソク 風にゆらめくほのお 立ちのぼるアオイケムリ ここはローソクの世界 黒壁が立ちはだかり暗闇が支配する 彼方のかなたまで続くのはローソクの灯 ボッと大きな音を立てて燃え上がったり ゴオーッと怒ったように大きくなったり スッと倒れて小さな闇をつくり沈む 崩れても倒れてもしぶとく燃え続けるのもある ローソクの番人はただ見守るだけだ 闇の中のひとつひとつの灯りをみつめ あっ生まれたね あっ消えてしまった 今日も燃えているね 力強い明るさだ その瞳に映るのはホノオ炎ほのお ほのおの命とローソクの一生 トツゼンやってくる横風や小さな竜巻 番人は本当に気がかりだ ココロがよじれてナミダだって出る いったいどうしたら風をよける事が出来るのか 足元で新しいローソクが灯りだしたので また一つシンパイが始まった 明日も明後日も生まれる新たなシンパイ 灯りの数に負けないココロの痛み 一つ消えて一つ燃え上がり バアーッと消えて刷毛で黒色に塗られる 深いヤミはウゴメキ形を変えていく 誰にバトンを渡されたのか 次のバトンを受け取るのはダレなのか 悩みぬいた心のまま立ち尽くす ただローソクの灯りを見守るだけという仕事だ 己のココロを見つめるローソクの番人 決して悲しみに鈍感になってはいけない それで見守られているローソクのシアワセがある

 赤土と泥色の河とバナナ畑 (2015年2月23日)

何度目かの引っ越しでジャカルタの郊外に住んだ時に書類を眺めた家人が 住所表記が違うと揉めた。不動産屋はジャカルタ県だと言い書類を確認する とタンゲラン県だったからだ。東京と周辺県等の違いだ。タンゲラン県は山に 向かうカンプン(村落)辺りを開拓していて日本人向けの工業団地やアパートも 多くありゴルフ場も点在している。開発は虫食い状であり日本の郊外にも似て いる。高速道路わきのススキやアワダチソウや葛のツルを見ると植物は日本 とよく似ていると思ったものだ。違うのはバナナの木や庶民用に建てられた 長屋状(上では無く横に延びる)新築住宅だ。お手伝いや運転手でも節約に 節約を重ね共働きすると購入出来るらしい。そこから都心にバイク相乗りで通う 生活になるのだ。しかし上京組にはナカナカ難しそうだ。上京したばかりの 人が住む寮みたいな所や賃貸の家はもっと条件が悪そうだった。賃金格差も あり日本の住宅とは全く違う庶民用なのだ。川の氾濫で家の中まで水が来る。 それで家人が揉めた理由は郊外にしては家賃が高いというクレームだった。 ジャカルタで郊外の集合住宅地の1戸建てに住めたのは会社払いだからだ。 10年前でも月20万以上と言うのは高くて今では更に高騰しているとの事だ。 モロモロの金額を1年分支払うので家人の裁量決定に磨きがかかっていた。 モチロン探し当ててここがいいと判定するワタシの目線も鋭く上達していた。 そしてローカルテレビ番組を見ると一層理解出来た。製作費節約らしくその 辺の住宅やカンプンでロケしたものが流されていたからだ。あるTV局では おしんを流していた。水戸黄門のビデオ等の海賊版(すごく多い)が好きだと 運転手が言っていた。庶民は中古DVD等購入してこの海賊版を楽しむので 割高な映画館などには行かないと思う。諸外国からの激安品やコピー品が 蔓延していてチョイスしながらちゃっかり暮す様子だったが日本品は別格扱い して頂いている。街中の店でCDを購入した時にコピーだなと思った事がある。 タンゲラン県の住まいの裏道を抜けて別ルートでスカルノハッタ空港へ向かう 時には高級開発地域を見た。外国人向けやサラリーマン向けの理想的な広さ と美しさの集合住宅。高いヤシの木と塀に囲まれ覗き見える青いプールや花。 欧米風のデパートや日本名のコンビニやドーナツ屋や外国銀行やレストラン。 屋台の姿は見えない。新しい高速道路も出来ていて最新風な街造りだった。 新築の建物を見ると投資の欲が出る友人はもちろんここもターゲットにした。 芝居の書き割りの様にある場所でパタッと街が終わり田んぼや畑や沼が続く 辺りに出ると空港はもうすぐだった。なんだかホッとしたものだ。又屋台やらが どっと繰り出していて年がら年中の事とは言えそれがごく普通の景色だった。 ローム層の赤土は街や河を汚しあか抜けない風景を作る。40年以上前に 嫁いだ友人は泥色の河にガッカリしたと言って居た。現在街中は高層ビルや 地下鉄工事や地下トンネル等の工事で益々渋滞がひどくなっているらしい事 がじゃかるた新聞の見出しを読むだけで解る。自社取材の記事のみ全文を 読めるらしい。イスラムの国であってもそれぞれ個性が違う。インドネシアという 国をもっと理解して見て欲しいなと思う。赤道直下の遠い国だけれど日本とは 切っても切れないご縁の所だ。彼らは日本人にやさしく憧れて居る人も多い。 諸外国の投資が渦巻いている国だが日本の技術や指導には定評がある。 8年近くも住んだがもう訪れることは無いと思う。が想い出は湧いて出る所を 考えるとヤハリ普通では無い魅力に満ちた島々なのだとアラタメテ思う。

 イヌと歩けばトモダチに当たる (2015年2月19日)

ビビりなんですと言う赤毛系のトイプードルパール君とお母さんに会いました。 お口の周りがヨダレだらけのシュナイザー君は太目で重たそうなのに抱っこ されてそら君のドッグバッグを覗きこんでくれました。ソウタ君だったと思い ますがよそのイヌの名前はなかなか覚えられません。去年の今頃は雪又雪 マタマタ雪の日々でしたが今年は強風又強風マタマタ更に強風がありました。 公園には木瓜や水仙の花。ソウタ君のお母さんは水仙の花束をビニール袋 に入れて持っていましたが野生の花が無い所だからイケナイヨネと思いました。 そら君はギブスがようやく外れました。ちょっとピョコタン歩きですが3週間位 で前足骨折が治り毛を剃った超細足で暴れまくっています。ギブス生活と同時 にリハビリしていたような子なので幸い治りが早くて助かりましたが散歩は 固まってしまい歩けないのです。当然ながら外は好きなのでバッグの中に入り 出掛けますがバッグの中でも暴れるので若くない主にとっては気合が要ります。 ネット付きの前から顔を出していたのですがチャックが動き飛び出しそうになり 大慌てしました。春には魅力的なメスのにおいが多くなると思いますので3月 には手術をしてもらいこれ以上暴れない犬にしたいものです。マンション暮らし でも2匹まで飼っても良いと言う条件は飼い主が伸び伸びと暮らせる有難い ものです。許可のない建物からバッグで遠くまで運び恐る恐る散歩させていた 人を見た事も有ります。昔張り紙攻撃をされて引っ越した噂も聞きましたが 堂々と3匹も拾った犬たちを飼っていた強者母さんに会った事も有ります。 主は新しい胃薬が何故合わないのかと考えてみました。若いころから過敏性 大腸炎や十二指腸潰瘍がありましたし近年には特大ポリープ除去までの苦しい 腸生活やピロリ菌除去もありノー天気な性格とは言え今更ながら結構色々と 在ったなあと感慨深いです。多分主治医に大丈夫と言われ続けていたらそのまま 信じていたはずですが今ではハテナマークが沢山浮かんでしまいもとには戻り ません。胃腸の機能を助けて肝嚢胞への負担を少なくすると言う考えなので しょうが作用が強すぎました。食べ過ぎ胸焼けに1錠でも腸の状態が大変な事 になります。ストレスで嚢胞が又張り気味にさえなりました。多分胃から来る咳 も極軽いものですがしつこく出ます。何か他に良い考えがあるのでしょうか。 無い知恵絞りのこんなレポートが多発性巨大肝嚢胞の今後の治療方針にプラス されればというコケのイチネンで書き続けています。ヤサシイ先生方が少しずつ この分野に興味を持ち解決して下さる事を信じています。普通の大きさで問題 が無い人は気にしないで下さい。アリノママで決して大袈裟に書いてはいません。 コラーと追いかけて怒鳴ったりホメたりしてストレスを発散させてくれる犬との 生活はエナック(素晴らしい)。犬が寝ていてくれる間は本当に幸せです。 家人は車を接触させてしまい我が家は犬と車の治療費で大ピンチ。試練の年 のスタートですが負けないココロで乗り越えましょう。ボケていられません。

 暴れる子犬と試練の日々 (2015年2月14日)

子犬のそら君は先月12日に前足骨折してからようやく1ヵ月少々経ちました がもう2、3か月は過ぎた感じです。10日にギブスの先端の足先が見える様に 包帯を巻きなおして治りの良さを加速させています。1週間毎位にレントゲン を取り骨の付き具合を観るのですが気の毒がった先生が代金をオマケして くれたりするのが有難いです。ペットショップで高い方の保険加入を勧められ 入っておいて正解でした。1,2か月後に安い方にかけ替えようと考えていた のです。トイプーがこれほど活発(個性による)だとは知らずウカツでした。 来宅2週間でケガ生活スタートで完治2か月なのです。家人がアンタの おこずかいを減らすと宣言しました。今家人が管理するのはワタシだけです。 15年程前には犬保険は無かったと記憶していますが最近は選ぶ程の数。 老犬嬢は最後の頃の通院は1万円札に羽が生えた状態だったものです。 本日よりギブスを短くしてリハビリ再加速になるらしいですがリハビリは最初 から出来すぎていて骨が少し曲がってくっついたりしてしまったくらいでした。 矯正して着々と治っているわけですがピョンピョンするわ走るわで疲れて パタッと突っ伏し眠るまではエネルギー全開です。暇を見つけてはギブスの ホータイ外しやかみちぎりで先日はとうとう中の強化プラスティックの様な副木 が出てきてしまい唖然。ガムテープ巻きつけ作戦にプラスして破れストッキング 巻きつけ作戦。又新聞紙を足型に丸めガムテープを貼り噛み始めた足の 横にサッと置くと間違えて噛み噛みすると言う事も発見。ストッキングという のは犬が好きなものの一つで丸めてボール状にするとすぐ拾って来ます。 千の風になったりんご嬢は気が強くてマイペースでしたので今度こそケージ で大人しく暮らす犬にするぞと思って居たらこの始末です。ケージは戸を開放 して居間で放し飼いです。夜は主の部屋の床に毛布を丸めて寝ています。 タダ物事の覚えが早くトイレの失敗が少なくマテやお座りも大分出来るように なりましたので大まかの所で許すことにしました。留守番時のみ牛革巻き干し ササミというおやつを与えていますので今はそれが楽しみの子犬なのです。 おやつを与えると餌を残すので小食な犬種なのだと再認識しています。 主はバカ力で絵筆を握りペンティングナイフも荒く使用したりするのでピキン と音が鳴るばね指状態になり補強テープを巻きつけていますので親子で テープ生活になってしまいました。肝嚢胞通院で処方された胃薬ガスチモン は胃の機能を向上させる薬だと思いますがワタシには強すぎて日に3回も のむと激しいゲリ状態になってしまいますので食べすぎ時や胸焼け時に頓服 としたいです。効能書きにタマにそういう場合があるとありましたが見事に 特例になってしまいました。朝パリエット1錠と頓服のカロナールと胃薬で 2,3か月は様子見です。先生方が色々と考えて治療して下さるので以前より は張って痛むことも少なくなったような気がしますし高熱などは出ていません。 この頃体重計にも乗らないし体温計もサッパリ使わなくなっています。 激しく鍛えてくれる子犬の日々の試練に感謝。

 肝嚢胞あれこれ (2015年2月9日)

1週間ほど前のCT検査の結果を聞きに行きました。雪予報の日で キャンセルの患者が多かったらしく到着と同時に順番が表示されて びっくりしました。大病院では予約時間がずれるのが普通です。CTの 輪切り映像では嚢胞の数が余り数えられないので他人の物を観ている 感覚があります。多分気を使ってくださった先生が嚢胞の一つが小さく なっていますよと教えてくれました。何故なのかは不明なのだそうです。 この調子で小さくなりませんかと問うとそういう事は無いらしいので残念。 右わきの方の大きな嚢胞が3個位ウニャウニャとくっついているカタチ は不安でした。こんなにくっつくと膜が破けるんじゃありませんかと問うと そういう事は在りませんとの事でした。なんとなく心配の的を外されたな と思いました。先生も色々質問されても困るんだろうなとも思います。 急に大きくなることは有りませんと検索されますがいろんな条件が重なる と大きくなります。私がその例です。外国に長い間暮し体調不良なので 栄養剤やドリンクやウコンをたくさん飲み(健康な人は問題ない)鳥フル が怖くて日本の風邪薬も1箱飲んでも治らず新しい風邪を引いたりして また風邪薬という生活をしていたものです。現地の人が飲む抗生物質 が強い風邪薬を飲むとピタリと治りましたがお腹が壊れました。6年位 続けたヨガはあまり良くなかったと思います。よじったり突っ伏したりの 運動で痛みや青アザが出たものです。もちろん自転車に乗って転んだり したら大変でしょう。引っ越しの大きな荷物運びやスーツケースの移動等 想い出してみると注意すべきことは意外と多い日常生活でした。ですから 同じ悩みを持つ方は適度にセーブしないといけません。 頓服飲用のカロナールと胃薬2種類で様子見をしています。この頃右の わき腹や胃の辺りの脹れ感や痛みが少ないので何故なのかなと思います。 胃や腸の働き具合が周辺臓器に影響するのでしょうか。心配するなと 言われても自分の事ですので無頓着では居られません。又安心して いるとトツゼンむくむくと張り感がでてくる経験は多いのです。 病院前のバス停は修理中でしたのでビル風を考慮した新しい停留所が 出来るといいですねとバス待ちおばちゃん同志で話しました。具合の悪い 人でも座れなかったり風に吹き飛ばされそうになるのは本当に辛いです。 雪予報でガラガラの待合室の話も出て大病院は混んでいる位が安心です よねなどと噂話。どういうわけかこのバス停ではいつもいろんな話に花が 咲くのです。2,3か月後にお会いしても覚えていない関係ですが。きっと 遠距離から来て診察などが終わりココロに余裕が出たり又新しい心配が 溜まりつい誰かと話してスッキリしたい心境がさせるのでしょう。

 千の風からの伝言 (2015年2月7日)

きのう千の風になった犬が耳元で囁きました 花と雪の里に修行に出ていたブルードラゴンが また 古巣に戻ってきますよと 暗い湖の畔をトボトボと歩き回り 鋭い爪も眼力の威力も弱り 光を求め空を仰いで吐息ばかり 弱いチカラや強いココロや 思い通りにならない嵐の襲来の中で 深く果てしない知識の底を覗き見るくり返し ヒッソリと負けない気持ちを磨き続けるだけの日々 きっとそうだったのに違いありません 月日が過ぎてブルードラゴンは本当に強くなり 鎧のココロを身につけることが出来たという 伝言を信じてみましょう それでこそ応援のし甲斐があると言うものです 病巣は何処にありどうやって解決するのか そんな事は誰にでも考えられるものではありません 千の風になった犬は無限の優しさの中で 青い空の様な透明な清さで漂っているので 本当の事だけを伝えに来たのに違いありません 希望と安堵で微笑むことが出来る日も在るのです 信じて眺めていましょうか ドラゴンの成長と未来へ延びる道を だってブルードラゴンに出会ってしまったから わざわざ古巣に戻ってくるんです 決して住みやすいとは言えない所に 確かに遠い先の事は解りませんが いつの日かファミリーのドラゴンが ニギヤカニ飛ぶ姿だってみられるはずです 今目の前にある真実を見つめましょう きっとそれが一番普通の気持ちです 千の風が残したのは伝言だけ

 何故フクロウが居たのか (2015年2月6日)

ジャカルタ新聞の記事の中にフクロウの写真を見つけた時におおーっあの フクロウだと思い一気に記憶が甦った。街の中心部から郊外の自宅を目指す 時に金網で囲まれた軒下の庭にそのフクロウ達が居た。猿をペットにして いた知り合いの事や事務所のマネージャー等居た事を想い出した。知り合い は郊外の又郊外でバナナの林を開拓して造られた何とかタウンに住んでいて 猿は大きな網の小屋に住んでいたが時々は家の中に放したりしているそう でそういう時にはイタズラが激しくて手を焼くとこぼしていた。リードを付けて散歩 する時ベンチを見つけて主の分を空けて座り早く座ってと言う風なのが面白い と笑っていた。猿と散歩していても不思議ではない国もある。確かリタちゃんだ。 ネコはもちろん天国だがウサギ(食用だけではなく)や小鳥の他にもフクロウ をペットにしているのだと思って見ていた。でもちょっと検索した所この方達は 鼠駆除という重要な仕事をしているのだと判った。油ヤシのプランテーションや 普通の農家の畑やバナナ畑でも使われていたのだろう。この仕事は猫の分野 とばかり考えていたのだが彼らのエサが鼠等小動物であることを考えたら 不思議でもなんでもない。しかし養魚所などでは決して使えない方なのだ。 鼠は大小さまざま到る所で目撃したが現在はどうなっているのか不明だ。 パームヤシのプランテーションは限りなく続くところも(マレーシアなど)観た。 計画的に見事に植えられていたがゴムのプランテーション同様に見飽きる 景色ではあった。パーム油(油やしの果肉から絞る)の匂いがたち込める街中。 重い香りと揚げ物の店や屋台。石鹸や洗剤や車のオイルへの適用。エジプトの ピラミッドからも油脂の痕跡が出たとの記事もある。価格の問題や森林破壊や サマザマな難しい問題も在ろう。日頃便利な暮らしの中でその製品の由来など 時折しか考えない生活を送っている。ココナツ(果肉から作る)のブームなども 押し寄せては去る波のようなものなのだろう。昔パンナコッタにハマった友人が 居た。独特のプルプルこりこり感が病み付きになり商品が店から消えたものだ。 大型の白いフクロウが貴重な仕事をする国は遥かに遠い遠い所に在りもう 訪ねる事もないだろうが不思議と魅力に満ちていたので今も引き寄せられる。

 心配されるウレシサなど (2015年1月31日)

ゴホンと咳をしたら子犬が不思議そうに見上げました。ずーっと見上げたまま 心配そうにしている様子です。ぽろっとナミダが出てしまいました。千の風に なってしまった老犬も咳をするとびっくりしてアタフタと飛んできました。体調の 悪い家族の横に手を舐めたりして座り続けたものです。そろそろ6か月の ノーミソであれれカアチャンどうしたのかなと首をかしげている姿は愛しいです。 左肩たすき掛け(これは良いアイディア)右腕筒型黄色ギブス先端紙筒延長。 それで黄色い筒を引きずり振り回しながら飛び上り走り悪さもしています。 どうも完全安静状態よりは多少の動きがある方が骨の成長はよさそうです。 歯が生え変わる時期なので甘噛みがひどくて苦慮していますが少々の事では メゲナイ方なので本気でしかります。母犬ごっこは足腰鍛えるのに最適ですが 貧血気味なのか年のせいなのか思うほどスムーズに体が動かないのです。 丁度1年ほど前に良く走る犬と黄色い花粉の塊が足についてしまいなかなか 取れないと言う夢を見ましたがどうも今の状況とマッチしているので不思議です。 今年はまだそんな夢を見ていないので楽しみにしている所です。 主はCTを撮りに行きました。もう何度目なのか覚えていないのですが今回も 白衣の女性研修医の人が現れて血管が見えにくいさしにくいと言いながら 探しているので返答する気持ちが失せてしまいました。患者を不安にさせる 言葉は聞きたくないものです。技師の人が来た時は正直ほっとしてしまいました。 最近は特に造影剤のリスクなどが知識として深まりましたので余計にオビエテ しまうのです。技師の人もサッヤッテくださいよと言う感じなので自分が医者 だったら大変な事だとは思いましたが患者しか出来ない人生です。 3月には完全新装オープンになる病院ですが内科はまだ古い場所にあります。 ご案内の女性が居たりして行く度に何かしら変化を目にしますので患者に取って より良い環境になっている様子が楽しみです。病院通いが続くので片道2時間 近くでも気合を入れて行きたいものです。しかしカロナールを長く飲んでいると 依存的になりこの1週間は途切れてしまうと思うと心配です。たかがカロナール されどカロナール。この点は自分だけの問題です。他の病気の方や沢山薬を 飲まないといけない人との比較は出来ません。何かのお役に立つ事を願い こうしてレポートしているだけです。カロナール様に不満はありません。 海風が強くて100S他2枚の油絵を業者と車に運び込む時に吹っ飛ばされそうに なりました。上野の森美術館の公募展は結果が早く1週間後には又戻る運命 かもしれませんが行動することに意義があるはずです。入選するといいなあ。 老犬の写真の横に黄色いフリージアの花を活けました。香りは笑み色の春です。

 イエティ並みの迫力で (2015年1月25日)

子犬のそら君のヤンチャブリにすっかり手を焼いている。片足ギブス固定して 1週間おきにレントゲンを撮っているが前回余りの飛び跳ね生活が災いして 骨が少し曲がってくっつき始めているとの事。又半日預けてくっつき方を矯正 して(今回は麻酔なし)テープをまき直しその後日先端まで筒状テープ補強。 1週間でモヤモヤとくっついている映像にびっくりした。我が家に来てまだ1か月 しか経っていないのにモウ数か月は暮している様なアタフタドタバタ新年だ。 絶対安静と言われても犬種によっては不可能なのだ。この月齢で長期入院 は又別の意味の発育障害が出るものらしい。昔と違い治療方法は多い。 ケージの中に入れると暴れるし居間の中でも飛び跳ねるしお留守番トライした 所重い木のドアストッパーを咥えて部屋の真ん中まで運びクッションも齧られ 初めてのおやつ(牛革巻き乾燥ササミ)は半分しか食べて無かった。どうも プーは食べ物には余り関心が無い様に見えるがもちろんその後完食した。 オスワリやマテはケージの中でさせているしトイレもほとんど失敗しなくなった。 夜は主のベッドの下で毛布にくるまり寝ている。知恵はとてもある犬だ。 主は友達だと思われていた。齧る(いくら叱っても)跳ねる遊ぶ吠える攻撃と 膝の上バンザイ熟睡甘えに手を焼いてとうとうイエティ並みの怖さと勇気で 子犬の上に覆いかぶさり怒る母犬を演じてみた所ピタリと効果大抜群。 優しすぎるとナメラレるし強すぎると攻撃されるし人の世界と同じで犬の躾 は大変だ。先のりんご嬢は犬ご法度の国で気丈に過ごした同志とも言えるので 比較はできないがチカラで支配する事も必要なのだと妙に納得したものだ。 すっかりおとなしくなり遊ぼうとも寄ってこなくなりちょっとサミシイがこれが 正しい主従関係なのだろうか。ココロを鬼にすると言う実践だったがこの調子 でお留守番も我が家流で心配なく過ごさせたい。今度のレントゲン結果が 良い事を願っているが安静とは程遠い生活だったのでココロが重い。 草原を駆け回り大きな体格だった頃は猟犬としての本能が強かった犬たち。 それでももっと大きな怖い存在がありその記憶が受け継がれているとしたら ちょっと可哀想だ。優しい母犬としての存在で守ってあげよう。昔の人がイエティ のような動物を想像してコワイモノを警戒して村落をまもる必要があったのも ヒトはブキを持たないと弱い存在だからだ。ヒトの豊富な知恵を駆使すれば ブキ等なくても解決できることは多いはずだ。今日は一回り小さく見えている 子犬に教わる事が多い。乳歯がポロポロ取れもう立派な歯も多く時々は狼 並みの口になる。目線が鋭いので家人はすでに敵対心を持っている様子だ。 主の腕の中でぬくぬく眠る子犬の姿に又甘くホドケソウなココロを戒めている。

 感動 (2015年1月20日)

あっテーブルの下に荷物が落ちていますよ 急いで拾ってあげた 混み合った会場の狭いテーブルの上から 床にある物を拾おうとした落とし主は 派手な音でビールの缶を横倒して床をぬらした 貴女でしょうビール缶を倒したのはと睨まれた 違いますそれは貴女が自分でしたんですよ 私の横に居た男性が大声でハッキリと言った 慣れない人ゴミと場所なので何もできない私 アタフタと床を拭いたり布きれを取りに行く人を見る ここにもエンリョというものが出る 黙って眺めていた 唖然として その少し前にも落下している物を拾ってあげた 海の向こうの国でこういう事をするとまず自分が アヤシマレルノデしなかった 肩掛け鞄でも肘で押さえて盗難に備えて歩く国はある ユビワやネックレスさえ引き抜き引きちぎられる 下手をするとユビごと持って行かれる 先輩の彼女や彼らは落としたり飲んだり 騒いだり話が弾んでいる 楽しそうだ 其処に見えるのは自由と安心感だ 違いますそれは貴女が自分で倒したんですよ この言葉は有難くハッキリとして響いた 公正なジャッジだが今の日本では少ない行為だと思う 先輩を立てたり誤解を面倒がったり勇気が無かったり それがごく普通の人々のシアワセな日常だからだ だってアカの他人の為に言ってあげるなんて みんな自分の人生を楽しむのに精一杯なのに その間違いはあなた自身がした事ですよ だからこのフレーズは耳に残り心地よくリフレインする きっぱりとした言葉と優しさと笑顔で 相手が自然に納得できる人格と存在感で 私も言えるだろうか 間違いですよと 皮のブーツを履いて厳ついともいえる体格の 男性は素早く絵を描き音楽家ともコラボすると言う いろんな国に出かけているとも聞いた 知っているのはそれだけだ 銀座の小さな画廊で今時メズラシイ感動に出会った

 肝嚢胞や大切なプレゼントの事 (2015年1月19日)

昨年末からだいぶ忙しく過ごしているが肝嚢胞が張って痛むと言う事が すごく少ない。巷ではインフルエンザ流行で街中でもひどい風邪ひきの 人が多く場合によってはマスク無しで対面しないといけないがまだ悪い 風邪を引いて居ない。常用カロナールと重ならない様に市販風邪薬も 飲んだりする程度だ。優先順位があるのでカロナールには依存している。 この頃蕁麻疹や白斑症のかゆみが殆ど出ないのでレスタミンコーワの 出番がない。カロナールで眠くなることもない。しかし過去例からすると これからが心配の肝臓だ。室温20度タイマーは6時間で切れる我が家 なのでこの辺の事が多少は体調訓練として幸しているのだろうか。 ホラ鬼鼠(家人の事)が来るよ。吠えたら叱られるよ。お口をギュッと するのが躾なんだよ。新聞紙丸め床叩き作戦もケージで大人しくさせる 作戦も夜泣き防止作戦もそら君の勝ちである。大体理想的な子犬飼育 何て言う検索をしてしまったのが間違いなのだろう。先のりんご嬢の時も 夜泣き時はエサを少し上げて歌を歌って居た。ずーっと今のままでいる はずもないのに最初が肝心とばかり厳しくしてしまった。人様に迷惑を かけない犬になれば良い。検索は他人の例で自分の参考にするしかない。 鬼鼠が夜うるさいと言うのでそら君は又ワタシのベッドの横下でギブスの 右腕枕にスヤスヤ寝ている。アトリエもあっという間にトイレ部屋になった。 ご先祖さまからの大切なプレゼントであるそら君と犬鞄の中社会見学散歩 をさせながら運動不足のまま月日が流れていたらマズイ事になっていたなと 改めて思った。膝横がちょっと痛かったり腰がちょっと不調でもいつの間にか 治るが2キロ少々のイヌ鞄をしっかり肩にかけながら3キロぐらいまでが良い かも知れないと今後の心配が出る。新年からの骨折騒動も通院も犬散歩も 有難いエクササイズと言える。そら君の前足の骨が上手くくっつきます様に。 最初に困難があると後々の事は気楽に解決出来るよ。青い空のそら君。

 強くなるしかない! (2015年1月15日)

たすき掛けギブスをカジカジしてしかられています。 夜泣きをしたら新聞紙丸め床たたき作戦で脅かされました。 パパは特に大甘やかし大叱りでいやんなっちゃう。 この家で暮らすには知恵を磨き賢くなるしかない!

 折れたりパーティーだったり (2015年1月13日)

幼犬の寒中社会見学抱っこ散歩時の事だ。そら君が暴れて腕から飛び降り 横倒しになりただ事ではない鳴き方をした。横かけ鞄を省き小さすぎるリード 着用に困難し長マフラーなど巻いてしまい通常行動3つ欠如になりエラー発生。 先のりんご嬢もソファから飛び降りてねん挫したことは有るがそら君は 右前脚がブラブラしていて痛くて着地が出来ない様子だ。検索すると色んな 情報があり助かったがペーパーの芯を半分に切り副え木代わりにしてみようと 試みたら痛かったらしく家人がかみつかれた。仕方がないので休日診療して いるE動物病院に駆けつけた。タラレバでひるむワタシをさらに攻撃する家人。 15年前と違い反射神経が鈍り同時に色々出来ないので失敗が増えそうだ。 前足のレントゲンをパソコン画面で眺めながら開業したばかりで出来ない事は 出来ないとハッキリ言い説明も丁寧な先生の話を聞いた。今回は家人も真剣 だ。前足脛の5ミリの骨二本に横線が見える。関節部分でなくて良かった。 治療方法は手術か副え木。値段が一桁変わる。すぐ保険に入っておいて正解。 そら君は麻酔をして治療するので夕方まで預けることになった。手術などは 病院に不足品があり出来ない時は他の病院を紹介してくれるらしい。 骨折手術は成功するとは限らないとの事で幼犬の成長力に賭けてみたい。 この方は最初から足の長さとヨワサがすごく気になっていたが大当たりになった。 銀座アーチストスペースで新春画廊企画展のパーティーなどが有るので踵を 返して駅を目指した。あきやま,わたなべ氏の新春放談を聞きに来る客もいて 画廊の中は人であふれた。一番前の床に座り冷えるので先日激安バーゲンで ゲットした毛糸の帽子をおしりに敷いた。1時間のリアルな画壇裏話が面白い。 自分の絵はアラも見え恥ずかしい。絵は人の目に触れてこそなので仕方が無い。 手料理差し入れが多く里いもを煮てからから揚げにしたものやお漬物などが 沢山並ぶが人が多すぎてアルコールも飲まないワタシは初対面の人と絵の 話に花が咲く。もっと哲学しなさい、描きたいものが在れば一日で仕上げられる ハズです、絵の具を作ってくださった人に感謝しなさいなどという言葉は新鮮。 帰宅すると昨年介護士の資格を取った家人がそら君を毛布にくるみずーっと 抱っこしていたと言う。しかし過保護になりすぎると言う私と口げんかになる。 翌朝には黄色いテープたすき掛けのそら君がケンケン足で歩き回りはらはら。 あっという間に元気を取り戻し餌も食べ黄色いテープ剥がしにかかるので困る。 新春ドラマがスタートしてしまった我が家だ。ワンコの通院も始まった。

 予防注射の日 (2015年1月10日)

NNKの生真面目そうな男性アナウンサーに似ていると家人が言う幼犬 そら君の狂犬病予防注射の日でした。先のりんご嬢がお世話になった 歩いても行ける近所のD動物病院です。Pホテルも有るので何かの折に 頼りになります。風が強くて気温が低い一日で体感温度はゼロ度なので 車に乗りそら君はショールで包んで抱っこです。来た時から足が長くて スリムな子だわと思って居たらどうも体重が少なく成長期の栄養は大切 だから餌の回数を増やした方が良いとのアドバイスです。朝晩2回幼犬 用スターター(高カロリー)を与えていますが寝る前にも少し上げることに しました。お湯をかけてあげるので老犬嬢の時と同じです。 膝の上で大の字になり眠る姿や超甘えん坊な所は月数の割には成長が 遅いからかも知れません。ユックリ大人になってほしいなあと思いました。 去勢手術も急がないで春になってからの方が良いと伺いました。 中学生くらいの男の子にご飯制限してひもじい思いをさせたら可哀想で しょうという例え話は解り易くておかしかったものです。でも老犬嬢の様に 太目で食欲系にはしないぞと言う決意はあります。おやつだってキャベツ 位にしようと真剣に家人と話し合っています。 犬のお世話は苦手な運動の不足を補ってくれるので有難いことです。 熟年世代で企業戦士だった家人は子育ての記憶が希薄ですがそら君に は割合と熱心でオスワリやマテを強気に命令しています。外出時には 老犬嬢のロケットを身に着け家ではそら君パワーとお助けが増えて その上おみくじも中吉なのでココロが温む新春です。気持ちはパープル。

 癒し犬とのお正月 (2015年1月5日)

新しい年の始まりです。投稿マラソンを3年近くも続けてしまいとうとう種切れ 状態になってしまいました。それもそのはず最近の行動パターンは単純で 冒険心に欠けています。千の風になってしまった老犬嬢との散歩は近所の 定点観察で目線が上中下左右位のものでしたので良く続けられたものだと 自分に感心しています。残るは自分観察くらいでしょうか。 そら君はこの2日で5か月を迎えました。血統書にはミニでは無くトイと書かれ ていますが5,6キロにはなると聞いています。可愛いトイとは違い口が前に 突き出ていて歯がすごく立派で甘噛み要注意。この癖をなくすために首の 後を掴んで吊るして叱るという母犬状態になりました。15年前と違いネットで 何でも調べられるので安堵しています。ペットショップで最初に出会った時から アイコンタクトが強く出来る子です。いつもこちらを観察している目に出会います。 留守番時にデロンヒーター弱では寒かろうと思い毛布を掛けて大きな洗濯 バサミで固定しておいた所半日がかりで毛布をケージの中に引っ張り込み 口からチを流して洗濯バサミを取り外そうとしていました。子犬とは思えない 行動にびっくりしてケージの天井を固いビニール板で覆い掛物は止めました。 昼間は出入り自由にしておいた所だいぶ行動が落ち着いてきました。 この頃は又犬の習慣に合わせて早朝5時起き。寒風の中社会見学散歩。 状況としては老犬が歩かない時と同じようなものですがそら君は成長して 走る犬になることが楽しみなのです。それで風のない海辺の陽だまりで訓練。 降ろしても歩こうとしないので名前を呼びリードを離しました。すぐに疲れて 横かけ鞄の上で眠ってしまいます。顔がどちらかというと猿風でもあり可愛い という感じより小さな哲学者に見えますが将来はどんな顔になるのかと家人 と話しています。あんたは物好きだねどうしてこういう顔を選ぶのかと問う のでどうしてなのかなと考えてみました。理由なんかないのです。 そらとかソレとかリンゴとか呼び間違えている可笑しな家人とワタシです。 抱っこされたまま眠る時フーッと幸せ溜息をつくのが何とも愛しくて写真の りんごに話します。そら君はりんごの再来なんだねと。これは確かな事です。 くろまめさんとそらまめさんがマメマメシク畑仕事に精を出して美味しい野菜 を楽しまれます様に。毛虫や鳥に負けないように知恵をシボッテください。