くろまめのをりをり15(2017年1月から)


       シンプルな暮らしが不自然に感じられなくなりました。
       白髪も馴染んできました。
       面白いことは後からもついて来るので毎日が飽きません。

 


 ミント酒とタイム酒 (2017年9月2日)

先日畑のイチジクをタイム酒で煮たことで、ハーブ酒の個性について ちょっと話してみたくなりました。 イチジクをタイム酒で煮たことで、そこまで言いますか? との声が 聞こえますが、そう思ってしまいました。 タイムは癖が弱い、他の素材の邪魔をしない、縁の下の抗菌作用ヂカラ。 ミントは個性が強い、葉イチマイでも香る毅然とした主張、隠れても見つけ られて話題に上がるスター的存在。 魚介類もなかなか癖や個性がありますが、イカはミント派でタコはタイム派かと。 ほら、イカは食べ終えてもイカの味が去るまで時間がかかりませんか? タコはジュわーっっとするも引き際がさらりとしていませんか? そんなこと思った今日でした。

 ゆっくり分かるように話す。ゆっくり噛んで食べる (2017年8月30日)

手帳と電子辞書をセットにして持ち歩いていた頃がとても懐かしい。 昨日夫婦で映画「関ヶ原」を観た。戦いの前夜をどのように演出して いるのか興味があった。内容は思っていた以上の感想はないが、はっ きりと残念と思えたのは「台詞が早い」早くて聞き取りにくい。天下 をどちらが取るか、その緊張感を早い台詞で表現したのかもしれないが。 双方の台詞がぶつかり合っていた。関ヶ原の戦いについては、諸説あれ ども、おおかたの筋は分かっているいるので想像で台詞を聞いていたが、 やはり残念感は残る。食べるシーンは、速いがあの時代は食事の内容が 限られていたから、かみかみ砕くか、じゃぶじゃぶすするか、ぐらいだ ったろう。頭で作戦を練りながら食べながら推敲するような余裕はない 戦前夜。台詞も食べるも速い速い。 今日は長年放っていた手帳の整理をした。横書きの六欠のホルダーノート だが、目を通すとなかなか真面目に書いているではないか。アイフォンの メモ帳に書き写し始めて目が痛くなってきたので、気に入ったページを抜 き取って差し込んでみた。なかなか良い。全体にこれで良い。 言葉のページの、小津安二郎監督の残した言葉。声に出して読んでみた。 「なんでもないことは流行に従ふ」 「重大なことは道徳に従ふ」 「芸術のことは自分に従ふ」

 「病児服 パッレット・イブ」の誕生 (2017年7月1日)

「NHK NEWS WEB」の6月28日付け「ただ1人の母として」の記事を読みました。 クリックしてみて下さい。皆様に読んで頂きたいです。  「ただ1人の母として」 奥井のぞみさんのブログはこちらです。  「今日は伊吹の日」

 春一番 (2017年2月17日)

関東に春一番が吹いた。 昔♪キャンディーズが歌っていた「♪春一番」の歌詞が口をついて出るのである。 ♪風が吹いて暖かさを運んで来ました〜〜 コートなしで車で出かける。マスクにサングラスに帽子の3点セットでフル装備して。 砂の中を人が泳ぐようにして横断し、船を懸命に漕ぐようにして往来している人、人。 私は車から降りた途端、目深に被っていた帽子を風に吹き飛ばされた。飛ばされた帽子 が安全地に着地したのを確認して近ずくもまたもやコロコロ。 自宅マンションのエントランスで親子連れが私を見て警戒しているのを感じた。父親に 抱かれている女の子が父親の胸に顔をうずめた。 あっ! 頭に手を当てて気付いた。私、とんでもない格好でエレベーター待ちをしてい たのだった。 帽子を黒地の手ぬぐいで抑えていたのだった。昭和のマンガに登場していた「ドロボウ」 のように。 「まァ〜びっくりさせてしまってごめんなさい!」帽子、サングラス、マスクも外して 詫びた。「アーハハハハ アーハハハハ」笑いが楽しくてならない様子の父親だった。 女の子は父親になだめられて顔を私に向けた。 ♪風が吹いて暖かさを運んで来ましたー。なので出かけてみたら面白い日になった。  歌:キャンディーズ 作詞:穂口雄右 作曲:穂口雄右 「春一番」の歌詞を検索して、好きなフレーズを歌ってみた。 雪が溶けて川になって 流れて行きます/つくしの子がはずかしげに 顔を出します/ もうすぐ春ですねえ ちょっと気取ってみませんか/ 日だまりには雀たちが 楽しそうです/雪をはねて猫柳が 顔を出します/もうすぐ春 ですね ちょっと気取ってみませんか/ 振りはなんとなく(笑) 

 そう言えば・・・ (2017年1月8日)

年改まってからの新聞を少しずつ読んできたが、残り2日分はパラパラメクッテお終いに した。しばらく眼を休めてから録画していた番組を二つほど消化した。すぐに眼を休めた くなる。外は雨。 眼を閉じてバイオリンの演奏を聴いているうちに、そう言えば『暮らしの手帖』にバイオ リニストの川畠成道さんの演奏に衝撃を覚えたという記事を読んだような・・・。 私は気に入った記事には付箋をしているので、見つけるのにさほど時間は掛からなかった。 その記事を読んだ時の私は親御さんの思いや演奏を聴いた人の感動に感動したのかも知れない。 世田谷美術館の2月〜4月の展示「花森安治の仕事」を友人が誘ってくれた。春になったら 一緒に行けると思う。

 今年もよろしくお願いいたします (2017年1月1日)


    初空や横顔晒す下戸上戸   くろまめ                       2017年1月1日   くろまめ