あつ子@カナダ14

日本を離れた歳月が、生まれ育った日本での歳月を超えた時、カナダに生きる自分を、
生きてきた自分と一緒に見つめて見るいい機会に恵まれたと思っています。
人の人生は、決して単調でない事などを含めながら、日頃の自分を異国の地で色んな方面から
分析をしてみたいと思っています。これからも、ささやかでも感じる心を持ちながら、
自分の言葉で自分らしさでこれからも綴っていきたいと思います。



 懐かしい味  (2017年12月25日)   

椎茸がトロントでもできると聞いて驚きました。結構北の方ですが、友人が買いに 行ってくれました。 一箱(1.36kg)で20ドル。さっそく、焼いてポン酢でいただきました。 うま〜い・・。懐かしい味でした。

 戦後移住者50周年記念誌  (2017年10月27日)   

15ヶ月も掛かった戦後移住者50周年記念誌「トロント新移住者50年の歩み」 が完成した。長い道のりだった。寝ても覚めてもというのはこういうことをいうの だろうか。 1962年に戦後初めてのカナダ政府によるカナダ移民法施行規則改正が行われた が、私達は、トロントに海外移住事業団カナダ事務所開設および人種差別撤廃の為 のポイントシステムを導入したカナダ移民法施行規則改正を基本に1967年から 50周年とした。 祝辞は、Prime Minister Of CanadaのJustin Trudeau氏をはじめ日本、カナダ、 ブラジル方面からもいただいた。寄稿文も60名を超える。そして、1967年 から年代を三つに分けて座談会を行い掲載した。私は1976年から1999年 に移住された女性だけの座談会を担当したが、女性の視点からの異国での生活は 様々な苦労が話題になった。中でも言葉の問題、子育てのギャップなどパートナー には知りえることのできないことなど様々な話が飛び出し、今だから話せるような こともたくさんあった。3時間ほどの座談会をテープお越しするのは大変だったが、 それは、ここまで生きてきた証でもあると思いながら長時間を掛けて文字にした。 また、最後のページに掲載した資料作成は苦心したゆえになかなか興味あるできばえ になった。中でも、『トロント新移住者と社会の主なできごと』を1967年以降 から現在まで作成したが、「新移住者社会/日系社会/カナダ/日本/世界」に分けて その年のできごとを掲載した。これは苦労しただけにとても充実している。例えば、 私がトロントに着いた年の1976年は、「新移住者社会では新移住者協会が発足、 日系社会では総領事とJICA所長が新しく就任、カナダではモントリオール夏季五輪 の開催・CNタワー完成、日本では日本の人口1億1280万人・田中角栄逮捕、 世界ではインスブルック冬季五輪」といった具合である。 人はそれぞれに得意な分野がありそこを活かした記念誌だと思っている。そして、 私達には、戦後移住者を含む全日系人の歴史を次世代に伝えていく使命がある。 この記念誌はまさにその使命を果すべく戦後移住者50年の集大成なのだ。 そして、50周年記念パーティーも盛況のうちに終わった。今、肩からスーッと 重い何かが抜けて行ったような日々を送っている。

 Canadian Asian Fashion Week  (2017年5月15日)   

先日は「Canadian Asian Fashion Week」のボランティアに参加しました。着物の 美の文化を紹介しようということで昼夜二回の日でした。モデルさんたちの着付け や舞台での歩き方などを指導するボランテイアでしたが、急遽、夜の部でモデルが 足りないから、ということで借り出され私も初めての経験をしました。他の国の 舞台では長身の美しいモデルさんがそのお国の衣装を身に付けてみごとでしたが、 日本の美を紹介するその豪華さも負けませんでした。若い人達には振袖を着てい ただきましたが素人とは思えない素晴らしい舞台になりました。   

 時代を映すドラマ  (2017年5月4日)   

「朝の連続テレビ小説「ひよっこ」から見る人生」・・・いつの日だったろう。 カナダで生きている人生が日本で生きた人生を越えたのはと振り返る。「ひよっこ」 を観ながらふとそう思った。毎日、展開するドラマを観ながら、その時々に流行った 歌が挿入されるのも嬉しい。歌はその時代を映す。 今年、戦後移住者は移住50年を迎える。その一環として9月の発行を目指して トロント新移住者50周年記念誌の準備も着々と進んでいる。10月には祝賀会 も行われるが、その時に、50年の間に口ずさんだ歌のCDを作成して流そうという 案も出ている。日系一世、二世の方々がその生きてこられた苦難の日々に日本の歌 があったことも聞いている。私達も同じだったのだと思う。トロントに来てすぐに、 ラジオから流れてきた「上を向いて歩こう」に驚かされ郷愁に駆られたのを思い出す。 そして「ひよっこ」で時に流す涙は、その時代を生きてきた証だと思ったりする。 これからの展開が楽しみだ。

 春よ来い  (2017年2月27日)   

雪の少ない冬です。2月も暖かい日が続きました。なんだか得をしたような思い がします。そして2月が終わります。 日系文化会館に春が来ました。今年もお雛様を飾りました。玄関の正面に座って 会館へお越しの皆様をお出迎えです。春祭りもきっと賑わう事でしょう。 昨年は気温の変動で会館に植えた桜も葉桜で終わりました。今年はどうかなあ・・・ と会館へ行くたびに待ち遠しい日々です。そして、春が来たらバスを貸しきって ナイアガラに花見に行く企画を立てています。ワイナリーなども訪ねることもで きます。小さな1日の旅が楽しみです。

 お正月会  (2017年1月30日)   

1月に入ってから雪も降らず、温度もプラスの日が続いた。そのような中、 今年も恒例の「お正月会」が終わった。220人のボランティアがそれぞれ 受け持った担当を機敏に動きスムーズに事が運ぶ。入場者は約1200人。 私は、舞台を担当して、沖縄の三線や唄、琴、舞踊、着物ショーなどを企画した。 中でも舞台に花を添えた着物ショーはぶっつけ本番でありながらも、色とりどり の着物姿で日本の和装の文化を伝える事ができたように思う。モデルの方々は それぞれに思い出の着物で登場していただいた。普段、着物を着る機会が少ない、 ということでこの着物ショーを企画した。 このように、日本を離れた異国で日本の美を伝え続けていきたいと思う。 クリック→ 2017年 お正月会 着物ショー 〜於 トロント日系文化会館〜

 新年のご挨拶  (2017年1月1日)   

新年明けましておめでとうございます 2017年もどうぞよろしくお願い致します。